JP3110383B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP3110383B2
JP3110383B2 JP10163435A JP16343598A JP3110383B2 JP 3110383 B2 JP3110383 B2 JP 3110383B2 JP 10163435 A JP10163435 A JP 10163435A JP 16343598 A JP16343598 A JP 16343598A JP 3110383 B2 JP3110383 B2 JP 3110383B2
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秀行 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル変調された
無線信号の送信に好適な無線装置に関し、特に局部発振
周波数信号の発生に位相同期発振器(以下、PLL発振
器ともいう)を用いる無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の無線装置では、デジタル
変調あるいはアナログ変調された中間周波数信号と上記
局部発振周波数信号とを掛け算器で乗算して(アップコ
ンバートして)上側帯波を高周波数信号として取り出
し、この高周波数信号をALC(自動レベル制御回路ま
たは自動利得制御回路を意味する)回路内蔵の利得可変
の増幅器で一定レベルに自動利得制御して送信信号を生
成し、この送信信号をアンテナから通信相手局に送信す
る例が多い。
【0003】ここで、上記局部発振周波数信号の生成に
は、上記送信信号の周波数安定度を良くするために、P
LL発振器を用いることが多い。しかし、上記PLL発
振器は、電源の断続等によって位相同期がはずれ、位相
同期がはずれると,規定の周波数からはずれた上記局部
発振周波数信号を発生してしまうことがあるという現象
がある。すると、上記送信信号の周波数も規定周波数と
異なる周波数となってしまい、隣接するチャンネルへに
干渉を与える等の悪影響を与える結果を生じることにな
る。
【0004】従って、従来のこの種の無線装置では、上
記PLL発振器がPLL同期引き込み過程等,同期はず
れ状態ではAPCアラーム信号を出力し、このAPCア
ラーム信号により上記増幅器の出力をミュート(電源オ
フ等により、出力停止の状態にすること)していた。し
かし、この技術では、PLL同期引き込み完了後のAP
Cアラーム信号が解除された瞬間には、上記増幅器の利
得制御信号が上記増幅器を最大利得にする状態になって
いるところから、上記増幅器が一時的に規定レベルより
高いレベルの送信信号を出力してしまい、隣接するチャ
ンネルに干渉等の悪影響を与えるという問題があった。
【0005】また、特開平9−135178号公報(発
明の名称:送信出力制御方式)にも、送信出力の不安定
や隣接チャンネルへの干渉を防ぐために、PLL発振器
の同期はずれ状態や電源立ち上げ時に出力増幅器の出力
をオフする技術が開示されている。なお、この送信出力
制御方式では出力増幅器が利得固定であるので、前者の
無線装置より、送信出力の不安定や隣接チャンネルへの
干渉を防ぐ技術は単純である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、従来
の無線装置は、上記APCアラーム信号により上記増幅
器の出力をミュートしたあとの,PLL同期引き込み
(位相同期引き込み,又は単に同期引き込みともいう)
完了後に、APCアラーム信号が解除された瞬間には、
上記増幅器(又はALC回路)が一時的に規定レベルよ
り高いレベルの送信信号を出力してしまい、隣接するチ
ャンネルに干渉等の悪影響を与えるという問題があっ
た。
【0007】従って本発明の目的は、位相同期発振器か
ら局部発信周波数信号を得ると共に高周波数信号を利得
可変の増幅器によって自動利得増幅して所定レベルの送
信信号を生じるALC回路を備える無線装置において、
従来技術による欠点を解消し、上記ALC回路のミュー
トを上記APCアラーム信号の解除で終了させた時、上
記増幅器又はALC回路が一時的に規定レベルより高い
レベル,あるいは規定より広いスペクトラムの送信信号
を出力してしまい,隣接するチャンネルに干渉等の悪影
響を与えるという問題をなくすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による無線装置
は、変調された中間周波数信号と位相同期発振器からの
局部発信周波数信号とを乗算して高周波数信号を生じる
掛け算器と、前記高周波数信号を利得可変の増幅器によ
って自動利得増幅して所定レベルの送信信号を生じるA
LC回路とを備える無線装置において、前記位相同期発
振器の同期はずれ状態においては,前記ALC回路をミ
ュート状態にするミュート手段と、前記位相同期発振器
が同期はずれ状態から同期引き込み状態になると,所定
時間だけ前記ALC回路に所定レベルの送信信号を生じ
させる送信信号レベル固定手段と、前記位相同期発振器
からの前記局部発信周波数信号の一部を前記掛け算器用
の信号と分離して通過させる帯域通過ろ波器と、前記帯
域通過ろ波器を通過した信号のレベルを検出し,この検
出レベルが所定値以上であると同期引き込み状態信号を
生成すると共に前記所定値以下であると同期はずれ状態
信号を生成するレベル検出器と、前記同期引き込み状態
信号及び前記同期はずれ状態信号を前記所定時間だけ遅
延させる遅延回路とを備え、前記同期引き込み状態信号
を受けない場合には,前記ALC回路を前記ミュート状
態にし、前記遅延回路を通過した前記同期はずれ状態信
号を受けると,前記送信信号レベル固定手段を動作させ
て前記ALC回路に前記所定レベルの送信信号を生じさ
せ、前記遅延回路を通過した前記同期引き込み状態信号
を受けると,前記送信信号のレベルを検出して前記増幅
器の利得制御信号用に用いることを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】該無線装置は、前記ALC回路が、前記増
幅器と、前記増幅器の利得制御信号用に前記送信信号の
レベルを検出する検波回路と、前記遅延回路と、前記A
LC回路に前記所定レベルの送信信号を生じさせる値の
制御信号を生じる出力レベル設定回路と、前記出力レベ
ル設定回路からの利得制御信号と前記検波回路からの利
得制御信号との何れかを前記遅延回路の出力信号によっ
て前前記増幅器の利得制御信号に選択する切替器とを備
える構成をとることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は本発明による無線装置の実施の形態
の一つを示すブロック図である。また、図2は本発明に
係わる信号の時系列的変化を示す図である。
【0015】図1において、ALC回路13内の時定数
回路12,切替器11及び出力レベル設定回路10を省
き、検波回路9からのALC制御電圧(上記利得制御信
号と同じ)L1を利得可変の増幅器8の利得制御端子に
直結すると、従来の技術の項で述べた無線装置と同じに
なる。
【0016】以下、図2(a)及び(b)も参照して、
従来技術による無線装置についてさらに説明する。電源
の断続等の理由によって、時刻T0にはPLL発振器7
が同期はずれ状態にあり、PLL発振器7内の位相比較
器5がこれを検出して論理“L”のAPCアラームC1
を送出している。このAPCアラームC1は、増幅器8
の電源を断にする等の手段によって増幅器8をミュート
状態にしている。
【0017】時刻T1に至ってPLL発振器7の同期が
回復して同期引き込み状態(同期状態)になると、位相
比較器5がこれを検出して論理“H”のAPCアラーム
C1を送出している。この信号C1はAPCアラームの
解除信号である。論理“H”のAPCアラームC1を受
けると、上記ミュート状態は解除され、上記ALC回路
は自動利得制御状態にはいる。しかし、ミュート状態で
は増幅器8が送信出力(S3)を出さないので、送信信
号(S3)のレベルを検出する検波回路9がALC制御
電圧(増幅器8の利得制御信号)L1を最大にして待っ
ている。従って、時刻T1から,この場合,一定の時間
が経過する時刻T2まで、増幅器8は規定値より過大な
送信信号(S3)を出力することになる。この過大な送
信信号(S3)が隣接するチャンネルに干渉等の悪影響
を与えるのは先に述べたとおりである。時刻T2以降は
上記ALC回路は通常のループ時定数を経て正常な動作
に戻り、送信信号(S3)は規定値(規定レベル)を出
力するようになる。
【0018】次に、本来の図1及び図2を参照して図1
の実施の形態について説明する。
【0019】図1の無線装置は、多値直交変調信号等の
デジタル信号によって変調された中間周波数信号S1と
位相同期発振器(PLL発振器)7からの局部発信周波
数信号S4とをアナログミキサ等を用いる掛け算器1で
乗算して(アップコンバートして)その上側帯波を取り
出し、規定周波数の高周波数信号S2を生じる。なお、
中間周波数信号S1はIF IN端子から入力される。
高周波数信号S2はALC回路13内の増幅器8によっ
て自動利得増幅されて所定レベルの送信信号S3にな
る。このALC回路13が正常な自動利得増幅動作をし
ている場合は、検波回路9が送信信号S3のレベルを検
出してALC制御電圧L1を生成し、このALC制御電
圧L1は切替器10を介して増幅器8の利得制御端子に
供給される。ALC制御電圧L1は増幅器8の段間等に
設けられた可変減衰器等を制御して増幅器8の利得を制
御する。増幅器8によって所定の規定送信レベルに制御
された送信信号S3は、アンテナ(TX OUT)14
から通信相手の対向局に送信される。
【0020】次に、正常時のPLL発振器7では、基準
発振器4がこの無線装置の局部発振周波数信号の基準周
波数となる基準信号を発生する。また、電圧制御発振器
(VCOともいう)2は低域通過ろ波器(LPF)6が
出力する電圧に対応する周波数の局部発振周波数信号S
4を生じる。局部発振周波数信号S4の一部は分周器3
によって上記基準周波数と同じ周波数に分周される。分
周器3からの出力信号と上記基準信号とは位相比較器5
によって位相比較される。そして、位相比較器5は分周
器3からの出力信号と上記基準信号との位相差を所定値
内にするような電圧をLPF6に出力し、LPF6はそ
の低周波数成分で電圧制御発振器2の発生する局部発振
周波数信号S4の周波数を制御する。上述したような負
帰還制御によってPLL発振器7は、位相同期発振し、
安定した周波数の局部発振周波数信号S4を発生させる
ことができ、従って、掛け算器1からの高周波数信号S
2,及びALC回路13からの送信信号S3に安定化さ
れた規定周波数の信号を得ることが出来る。
【0021】ここで、位相比較器5は、分周器3の出力
信号と基準発振器4からの基準信号との位相同期判別を
つねに行っており、例えば、この無線装置の電源オンな
どによって、PLL発振器7が同期はずれ状態にあると
き,あるいは同期引き込み過程にある場合にはAPCア
ラームC1を生じる。なお、前述のとおり、論理“L”
のAPCアラームC1が同期はずれ状態,あるいは同期
引き込み過程にある場合を示し、論理“H”のAPCア
ラームC1が同期状態,あるいは同期引き込み状態にあ
る場合(APCアラーム無しの信号ともいえる)を示し
ている。
【0022】例えば時刻T0において、位相比較器5が
論理“L”のAPCアラームC1を生じていると、この
APCアラームC1はALC回路13,つまり増幅器8
等をミュート状態にしている(図2(b)及び(e)参
照)。増幅器8のミュート状態は、電源をオフにした
り,主信号の回路接続をスイッチ・オフにすることなど
で実現できる。同期引き込み過程にある場合に生じる論
理“L”のAPCアラームC1は、PLL同期はずれ状
態および同期引き込み過程で生ずる規定周波数と異なる
周波数の送信信号S3の送出を防ぎ、従って、隣接チャ
ンネル干渉を減少させることができる。
【0023】また、時定数回路12はAPCアラームC
1を所定時間(T3−T1)期間だけ遅延させてAPC
アラームC2とする遅延回路である。なお、この時定数
回路12は、アナログ回路では遅延線路やCR時定数回
路等で実現でき、デジタル回路ではカウンタやフリップ
フロップ回路等で実現できる。時定数回路12の出力C
2はスイッチ11の切替を制御する。即ち、時定数回路
12が論理“L”のAPCアラームC2をスイッチ11
に供給すると、スイッチ11は出力レベル設定回路10
からの出力レベル制御電圧L2を増幅器8の利得制御端
子に接続し、論理“H”のAPCアラームC2をスイッ
チ11に供給すると、スイッチ11は検波回路9からの
ALC制御電圧L1を増幅器8の利得制御端子に接続す
る。
【0024】時刻T0からT3まで、時定数回路12
は、論理“L”のAPCアラームC1を出力するので、
増幅器8の利得制御端子は出力レベル制御電圧L2を受
けている。しかし、時刻T0からT1までは、増幅器8
が受けた論理“L”のAPCアラームC1によりミュー
ト状態にされているので、増幅器8が受けた出力レベル
制御電圧L2が活性化するのは、時刻T1からT3まで
である。この間、増幅器8は出力レベル制御電圧L2に
よって決定される利得で動作し、送信信号S3は正常動
作時と同じ電力値で固定出力される(図2(e)参
照)。
【0025】即ち、時刻T1において、PLL発振器7
が同期はずれ状態から同期引き込み状態になると,つま
りPLL同期引き込みが完了すると、位相比較器5の発
生するAPCアラームC1は論理“L”から論理“H”
に変化する(図2(b)参照)。すると、APCアラー
ムC1による増幅器8のミュート状態が解除され、増幅
器8は規定周波数の送信信号S3を出力できる。しかし
時刻T1においては、論理“H”のAPCアラームC2
は切替器11の制御端子にまだ届いていないので、増幅
器8は出力レベル制御電圧L2によって正常動作時と同
じ利得で制御され、従来例のように、増幅器8から過大
なあるいは規定より変調サイドローブ(スペクトル)が
広がった送信信号S3を送出することがない。
【0026】時刻T1から上記所定時間,つまり時定数
回路12による遅延時間が過ぎる時刻T3になると、増
幅器8は正常電力値の送信信号S3を送出している。逆
に、時定数回路12の遅延時間は、増幅器8がミュート
状態から正常電力値の送信信号S3を送出できるまでの
時間を設定しておく(図2(a)〜(e)参照)。上述
の理由により、時刻T3になると検波回路9も正常動作
に復帰し、時刻T3において論理“H”に転換したAP
CアラームC2は切替器11を制御して検波回路9から
のALC制御電圧L1を増幅器8の利得制御端子に接続
する。この結果、本実施の形態の無線装置は、APCア
ラーム発生状態から正常動作に復帰することになる。
【0027】図3は本発明による無線装置の実施の形態
の別の一つを示すブロック図である。
【0028】この無線装置の図1に示した実施の形態と
異なる部分は、位相同期発振器7からの局部発振周波数
信号S4の一部を掛け算器1用の信号と分離して通過さ
せる帯域通過ろ波器(BPF)14と、BPF14を通
過した信号のレベルを検出し,この検出レベルが所定値
以上であると論理“H”の同期引き込み信号C3を生成
するレベル検出器15とを備えるところである。逆に,
位相比較器5からAPCアラームC1を生じさせる必要
はない。この無線装置の特徴は、PLL発振器7のPL
L同期引き込み状態及び同期はずれ状態(同期引き込み
過程も含む)の検出又は判別を、PLL発振器7が出力
する局部発振周波数信号S4から得るところにある。
【0029】局部発振周波数信号S4は、掛け算器1が
必要とする電力に悪影響を及ばさない程度にBPF14
に信号分岐される。BPF14は、規定の局部発振周波
数を中心周波数とするごく挟帯域のバンドパスフィルタ
である。PLL発振器7の同期はずれ状態や同期引き込
み過程では、PLL発振器7の発振信号(局部発振周波
数信号S4)は、BPF14の通過帯域をはずれ、BP
F14からは殆ど信号S5が出力されない。従って、B
PF14の出力端子に接続されたレベル検出器15も上
記発振信号を検出できず、その出力信号(同期引き込み
検出信号)C3は論理“L”のAPCアラームC1と同
じである(同じレベルにされる)。なお、レベル検出器
15は、正規の局部発振周波数信号S4の周波数付近に
十分な検波感度を持っている。
【0030】一方、PLL発振器7の同期引き込み状態
では、PLL発振器7は規定周波数の局部発振周波数信
号S4を出力するので、BPF14からは大きな信号S
5が出力され、BPF14の出力端子に接続されたレベ
ル検出器15も信号S5を検出する。レベル検出器15
は、検出した信号S5が予め定めた値以上,つまりPL
L発振器7が同期引き込み状態の時に得られる信号レベ
ルと認められる値である場合には論理“H”の信号(同
期引き込み検出信号)C3を生じる。
【0031】上述の信号C3は、PLL発振器7が同期
はずれ状態では論理“L”の信号であり、同期引き込み
状態では論理“H”の信号であるので、この信号C3は
図1におけるAPCアラームC1と同じ作用をするのは
明らかである。従って、図3の実施の形態による無線装
置も、図1の実施の形態と同様に、PLL発振器7の同
期はずれ,同期引き込み過程及び同期引き込み状態の各
各の状態において、増幅器8から過大な,あるいは規定
よりスペクトルが広がった,あるいは周波数がはずれた
送信信号S3を送出することがない。
【0032】なお、図1及び図2の無線装置は、受信回
路をさらに設けて上記対向局から受信信号を受けること
ができる無線送受信装置が構成できるのは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、変調され
た中間周波数信号と位相同期発振器(PLL発振器)か
らの局部発信周波数信号とを乗算して高周波数信号を生
じる掛け算器と、前記高周波数信号を利得可変の増幅器
によって自動利得増幅して所定レベルの送信信号を生じ
るALC回路とを備える無線装置において、前記位相同
期発振器の同期はずれ状態においては,前記ALC回路
をミュート状態にするミュート手段と、前記位相同期発
振器が同期はずれ状態から同期引き込み状態になると,
所定時間だけ前記ALC回路に所定レベルの送信信号を
生じさせる送信信号レベル固定手段とを備えるので、上
記PLL発振器の同期はずれや電源断続等により生ずる
PLL同期引き込み過程においても、送信信号に規定周
波数と異なる周波数を出力せず、また、PLL同期引き
込み完了後も上記所定時間だけ規定送信レベルと同等の
レベルを出力するので、送信信号歪みによって生ずる変
調波サイドローブレベルの増大を防ぎ、隣接するチャン
ネルへの干渉の影響を無くし、高品質な回線を提供する
ことが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線装置の実施の形態の一つを示
すブロック図である。
【図2】本発明に係わる信号の時系列的変化を示す図で
ある。
【図3】本発明による無線装置の実施の形態の別の一つ
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 掛け算器 2 電圧制御発振器(VCO) 3 分周器 4 基準発振器 5 位相比較器 6 低域通過ろ波器(LPF) 7 位相同期(PLL)発振器 8 増幅器 9 検波回路 10 出力レベル設定回路 11 切替器 12 時定数回路 13 ALC回路 14 帯域通過ろ波器(BPF) 15 レベル検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/02 - 1/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調された中間周波数信号と位相同期発
    振器からの局部発信周波数信号とを乗算して高周波数信
    号を生じる掛け算器と、前記高周波数信号を利得可変の
    増幅器によって自動利得増幅して所定レベルの送信信号
    を生じるALC回路とを備える無線装置において、 前記位相同期発振器の同期はずれ状態においては,前記
    ALC回路をミュート状態にするミュート手段と、前記
    位相同期発振器が同期はずれ状態から同期引き込み状態
    になると,所定時間だけ前記ALC回路に所定レベルの
    送信信号を生じさせる送信信号レベル固定手段と、前記
    位相同期発振器からの前記局部発信周波数信号の一部を
    前記掛け算器用の信号と分離して通過させる帯域通過ろ
    波器と、前記帯域通過ろ波器を通過した信号のレベルを
    検出し,この検出レベルが所定値以上であると同期引き
    込み状態信号を生成すると共に前記所定値以下であると
    同期はずれ状態信号を生成するレベル検出器と、前記同
    期引き込み状態信号及び前記同期はずれ状態信号を前記
    所定時間だけ遅延させる遅延回路とを備え、 前記同期引き込み状態信号を受けない場合には,前記A
    LC回路を前記ミュート状態にし、 前記遅延回路を通過した前記同期はずれ状態信号を受け
    ると,前記送信信号レベル固定手段を動作させて前記A
    LC回路に所定レベルの送信信号を生じさせ、 前記遅延回路を通過した前記同期引き込み状態信号を受
    けると,前記送信信号のレベルを検出して前記増幅器の
    利得制御信号用に用いる ことを特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記ALC回路が、前記増幅器と、前記
    増幅器の利得制御信号用に前記送信信号のレベルを検出
    する検波回路と、前記遅延回路と、前記ALC回路に前
    記所定レベルの送信信号を生じさせる値の制御信号を生
    じる出力レベル設定回路と、前記出力レベル設定回路か
    らの利得制御信号と前記検波回路からの利得制御信号と
    の何れかを前記遅延回路の出力信号によって前記増幅器
    の利得制御信号に選択する切替器とを備えることを特徴
    とする請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路が、遅延線路であることを
    特徴とする請求項2記載の無線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0379060U (ja) * 1989-12-04 1991-08-12

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