JP3110008B2 - ヒータ加熱式加湿器 - Google Patents

ヒータ加熱式加湿器

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JP3110008B2
JP3110008B2 JP09275328A JP27532897A JP3110008B2 JP 3110008 B2 JP3110008 B2 JP 3110008B2 JP 09275328 A JP09275328 A JP 09275328A JP 27532897 A JP27532897 A JP 27532897A JP 3110008 B2 JP3110008 B2 JP 3110008B2
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昌弘 猿田
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株式会社朝日コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の加湿を行
うヒータ加熱式加湿器に関し、詳しくは蒸発皿に取り込
む水中にヒータを設けるヒータ加熱式加湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】冬季における暖房した室内の湿度を上げ
るために利用されている従来のヒータ加熱式加湿器とし
ては、例えば図2に示すような装置が使用されている。
この加湿器は本体101に水槽102を内蔵し、その側
方に蒸発皿103を設けていた。蒸発皿103の底部は
水槽102の底部とパイプ104で連結され水が供給さ
れている。蒸発皿103の底面外側には加熱用のヒータ
105が密着して設けられており、又蒸発皿103には
その温度を検知してヒータ105を制御するサーモスタ
ット106が設けられている。
【0003】蒸発皿103の上方には水蒸気を案内する
加湿筒107が設けられ、ファン108から送り込まれ
る外気と混合して約100℃の水蒸気を約70℃まで下
げて外部に吹出す吐出口109が設けられている。又給
水タンク110は本体101の載置台111上に着脱自
在に収納され、給水栓112より水槽102を介して供
給される水が蒸発皿103の中ほどで水位が一定に保た
れるように調整されている。
【0004】給水タンク110の水がなくなり水槽10
2及び蒸発皿103が渇水状態になると蒸発皿103の
温度が急激に上昇し、この上昇した温度をサーモスタッ
ト106が検知してヒータ105への通電を停止してい
た。
【0005】図2に示す加湿器のヒータ105は、いわ
ゆる蒸発皿下部埋込型と称される構成で、アルミニウム
鋳造品の蒸発皿103の下部外周にリング状にシーズヒ
ータを埋め込むものであった。
【0006】ヒータの設置タイプにはこの他、蒸発皿外
周巻付バンド型、蒸発皿内側取付フラット型、あるいは
水中設置型等があり、例えば蒸発皿外周巻付バンド型は
図3に示すように蒸発皿203の外側に薄手のマイカヒ
ータ205を金属板にて巻き付ける形式であった。又蒸
発皿内側取付フラット型は、図4のように蒸発皿303
の底面を盛り上げて凸部303aを形成し、沸騰させる
水の深さを浅くすると共にヒータ305を凸部303a
の内壁に沿って巻くことによって熱ロス防止を図るもの
であった。又、水中設置型は、図5に示すようにヒータ
ユニット405を蒸発皿403に供給される水の中に浸
す構成であった。ヒータユニット405は蒸発室407
下端のオープン底のすぐ上に設置されており、水面上方
にサーモスタット406を備えていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のヒータ
加熱式加湿器は、熱効率の点等で欠点を有していた。即
ち、蒸発皿下部埋込型や蒸発皿外周巻付バンド型及び蒸
発皿内側取付フラット型はヒータの熱が蒸発皿を介して
水に伝わる構成であるため、外部に逃げてしまう熱の量
が多かった。例えば、蒸発皿下部埋込型は400ml/1hの
加湿量の時で約330〜340W/hの電力消費量を要してい
た。又、蒸発皿外周巻付バンド型は熱源と水の距離は近
いものの、これもヒータの外側に熱が逃げやすく400ml
/1hの加湿量で約350〜360W/hの電力消費量が必要
であった。又、蒸発皿内側取付フラット型は熱効率の点
で改善されているが、この場合でもヒータ中心方向下側
に熱が逃げるため400ml/1hの加湿量の時で約330〜340
W/hの電力消費量となっていた。
【0008】一方水中設置型においては、水への受熱は
ほぼ100%となるため高熱効率であるが、ヒータユニ
ット405を上側から保持する構成のため、ヒータ端子
やサーモスタット406を蒸発室407の高温から遮断
するための部材が別途必要であった。更にヒーターユニ
ット405の重量を支える部材強度も要求され、コスト
アップにつながると共にスペース的にも水タンクの容量
を減らす要因になっていた。又、蒸発皿403の清掃時
にはヒーターユニット405自体を取り外す必要があり
メンテナンスに手間がかかる構造であった。又製品の上
部に重心がくるためバランスがよくない欠点も有してい
た。
【0009】この発明は上記課題を解決し、ヒータの熱
損失を抑え消費される電力量を低減すると共に、蒸発皿
周辺の構成が簡易で、メンテナンスの点でも優れ、バラ
ンスも安定したヒータ加熱式加湿器を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明のヒータ加熱式加湿器は、分離可能な水タ
ンクから供給される水を取り込む蒸発皿と、蒸発皿に取
り込まれた水を加熱沸騰させるヒータと、温度を検知し
てヒータを制御するサーモスタットと、蒸発皿上部に位
置する加湿筒と、加湿筒に空気を送り込み沸騰した水蒸
気を外部へ放出するファンモータを備えるヒータ加熱式
加湿器において、前記ヒータは、蒸発皿底面に載置して
支持台下面にヒータ端子部とサーモスタットを設けるア
ルミニウム鋳込みヒータであり、前記蒸発皿は、ヒータ
端子部とサーモスタットのリード線を挿通する開口部を
穿設し、この開口部を貫通してヒータ端子部及びサーモ
スタットを収納するカバーを設け、開口部を覆蓋する支
持台と蒸発皿底面及びカバーを水密に連結するための防
水連結材を備えることを特徴とするものである。
【0011】アルミニウム鋳込みヒータは円板状の支持
台と環状のヒータ部を連結する形状で蒸発皿の底面から
突出する。防水連結材は、支持台と蒸発皿底面の間及び
蒸発皿底面の裏面に介在するゴムパッキンと、蒸発皿を
挿通して支持台に螺合するビスを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明する。図1はヒータ加熱式加湿器の蒸
発皿部の断面図である。耐熱性樹脂からなる蒸発皿1
は、底面1aに開口部1bを穿設し、この上面にヒータ
ユニット2を載置する。ヒータユニット2はシーズヒー
タ2aを鋳込むアルミニウム鋳造部品で、円板状の支持
台2bと環状のヒータ部2cを連結する。支持台2bの
下面にはヒータ端子部3とサーモスタット4を設け、こ
れらのリード線3a,4aを外部に引き出すため樹脂製
のカバー5を開口部1bに嵌着する。
【0013】このカバー5はヒータ端子部3及びサーモ
スタット4を漏水から護るための部材であり、支持台2
bと蒸発皿1の底面1aの間にはゴムパッキン6を介在
させ蒸発皿1を挿通するビス7を支持台2bに螺合して
締結する。又蒸発皿1の裏面にもゴムパッキン6を介在
させ板金8にて押え共締めする。なおビス7は耐熱樹脂
円筒で覆われたものを用いる。
【0014】図示しない給水タンクより水槽を介して供
給される水は蒸発皿1の中ほどで水位が一定に保たれる
ように調整されており、給水タンクの水がなくなり水槽
及び蒸発皿1が渇水状態になるとヒータユニット2の温
度が急激に上昇し、この上昇した温度をサーモスタット
4が検知してシーズヒータ2aへの通電を停止する。
【0015】このようにヒータ端子部3とサーモスタッ
ト4のリード線3a,4aを蒸発皿1の下側から引き出
す構造とすることで、蒸発皿1の上方に設置する加湿筒
9の軽量化が可能になり、従って蒸発皿1の清掃時の着
脱も容易になる。又、蒸発皿1には水垢取フィルタ10
を入れることもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のヒータ
加熱式加湿器は、蒸発皿底面に載置して支持台下面にヒ
ータ端子部とサーモスタットを設けるアルミニウム鋳込
みヒータを備えるので、蒸発皿周辺の構成が簡易にな
り、上部構造体の軽量化も図れる。従って製作費の低減
に寄与すると共にメンテナンスも容易になり、又重心が
下方にくるため安定性の点でも優れている。又ヒータが
水中設置型であるため高熱効率で、消費される電力量の
低減も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒータ加熱式加湿器の蒸発皿部の断面図であ
る。
【図2】蒸発皿下部埋込型のヒータ加熱式加湿器の断面
図である。
【図3】蒸発皿外周巻付バンド型の蒸発皿部の断面図で
ある。
【図4】蒸発皿内側取付フラット型の蒸発皿部の断面図
である。
【図5】従来の水中設置型のヒータ加熱式加湿器の断面
図である。
【符号の説明】
1 蒸発皿 1a 底面 1b 開口部 2 ヒータユニット 2a シーズヒータ 2b 支持台 3 ヒータ端子部 4 サーモスタット 5 カバー 6 ゴムパッキン 7 ビス 9 加湿筒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離可能な水タンクから供給される水を
    取り込む蒸発皿と、蒸発皿に取り込まれた水を加熱沸騰
    させるヒータと、温度を検知してヒータを制御するサー
    モスタットと、蒸発皿上部に位置する加湿筒と、加湿筒
    に空気を送り込み沸騰した水蒸気を外部へ放出するファ
    ンモータを備えるヒータ加熱式加湿器において、前記ヒ
    ータは、蒸発皿底面に載置して支持台下面にヒータ端子
    部とサーモスタットを設けるアルミニウム鋳込みヒータ
    であり、前記蒸発皿は、ヒータ端子部とサーモスタット
    のリード線を挿通する開口部を穿設し、この開口部を貫
    通してヒータ端子部及びサーモスタットを収納するカバ
    ーを設け、開口部を覆蓋する支持台と蒸発皿底面及びカ
    バーを水密に連結するための防水連結材を備えることを
    特徴とするヒータ加熱式加湿器。
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