JP3109747B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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Description
特に、時間により画像輝度が変化する血流の流速分布
像,心臓の拍動により偏位を生じる循環器系の画像等に
おいて、任意の画像範囲内で生体内からの超音波画像の
輝度の発生頻度や分布の評価パラメータとそれら経時的
変化を表示可能とした超音波診断装置に関するものであ
る。
生頻度をグラフ化,表示し診断に利用する試みが、 超音波医学(1986) 第13巻 第6号 P.
19−27 超音波医学(1988) 第15巻 第2号 P.
42−46 超音波医学(1988) 第15巻 第2号 P.
47−53 等の論文に記載されている。これらの論文では、乳腺,
甲状腺,肝臓,腎臓等を対象に関心領域を設定後、その
範囲内で輝度の発生頻度を求め正規化した後、グラフ化
し表示し、次いで、このヒストグラムから、分布の形
状,平均階調値,標準偏差値,最頻値等のパラメータを
求め、これらの要素と疾病との関係について論じてい
る。また、近年、超音波画像同志で差分演算を行って、
臓器の移動状態を表示する技術の開発が進められてい
る。(特開昭62−18054号公報参照)
静止した断層像の1画像中に関心領域を設定し、その範
囲内で輝度の発生頻度を求めるものであり、複数の画像
にわたって輝度の発生頻度を求め表示するものではなか
った。また、上記特開昭62−189054号公報に記
載されているものは、断層画像データ同志で1回差分を
行い画像表示するもので、差分画像を1画像表示するの
みであり、差分画像信号の輝度の発生頻度を測定,表示
するということについては配慮がされていなかった。
って被検体内断層像,血流の流速分布像の輝度の発生頻
度を求めグラフ化し表示することを可能とした超音波診
断装置を提供することである。
の3変数の内から複数の変数を選びグラフ化し表示する
機能を有し、これらのグラフと超音波画像とを表示する
手段を備えた超音波診断装置を提供することである。
最頻値,最大値,最小値,平均値,半値幅,最小値−最
大値幅,標準偏差等の度数分布形状を評価するパラメー
タを各時相で求め数値もしくはグラフ化して表示するこ
とを所望の期間につき可能な超音波診断装置を提供する
ことである。
2階差分画像において指定された画像範囲内で輝度の発
生頻度を求め、最頻値,最大値,最小値,平均値,半値
幅,最小値−最大値幅,標準偏差等の度数分布形状を評
価するパラメータを数値もしくはグラフ化して表示可能
な超音波診断装置を提供することである。
の目的を達成するために、本発明は、超音波を生体内に
送波し、生体内からの反射波を受波信号として受波する
探触子と、該受波した受波信号を処理する手段と、該処
理した受波信号から断層像へ変換する手段と、該変換し
た断層像を異なる時系列毎に記憶する手段と、該記憶し
た前記断層像を読み出して時系列毎に表示する手段とを
備えた超音波診断装置において、該時系列毎に表示した
断層像上に任意の画像範囲を指定する手段と、該指定し
た画像範囲内での画素値の度数分布を含み、画素値、時
間の3変数の中から任意に選択する手段と、該選択した
変数を時系列毎に演算する手段と、該演算した結果を時
系列毎にグラフ化する手段とを備え、前記グラフ化手段
の出力を前記表示手段に表示することを特徴とするもの
である。
は、前記グラフ化手段は該指定した画像範囲内での画素
値の度数分布の最頻値、最大値、最小値、平均値、半値
幅、最小値−最大値幅、標準偏差等の度数分布の形状を
評価するパラメータのうちの任意に選択されたパラメー
タを時系列毎にグラフ化し、前記表示手段は前記グラフ
化手段の出力を表示することを特徴とするものである。
は、超音波を生体内に送波し、生体内からの反射波を受
波信号として受波する探触子と、該受波した受波信号を
処理する手段と、該処理した受波信号から断層像へ変換
する手段と、該変換した断層像を異なる時系列毎に記憶
する手段と、該記憶した前記断層像を読み出して断層像
間の差分画像を時系列毎に得る手段と、該得た差分画像
を時系列毎に表示する手段とを備えた超音波診断装置に
おいて、前記差分画像を時系列毎に得る手段は前記生体
内から検出される1心拍以上の期間の差分画像もしくは
2階差分画像を得るものであって、該時系列毎に表示し
た差分画像もしくは2階差分画像上に任意の画像範囲を
指定する手段と、該指定した画像範囲内での画素値の度
数分布を時系列毎に演算する手段と、該演算した結果を
時系列毎にグラフ化する手段とを備え、前記グラフ化手
段の出力を前記表示手段に表示することを特徴とするも
のである。
画像範囲を指定する手段は、例えば、トラックボールと
画面上に表示されたマーカにより使用者が所望の領域を
指定する。次いで、この領域情報を受け取ったコントロ
ーラは、画像メモリからその範囲内の画像データを演算
用メモリに読み込むようにメモリ制御手段をコントロー
ルする。さらに、コントローラは、これらの画像データ
を基に、輝度の度数をカウントアップしていく。これに
より、輝度とその度数が求められる。次に、輝度と度数
をもとに所望のキャラクタを選択しグラフィックメモリ
に書き込んでいく。そして、グラフィックメモリデータ
と断層画像データもしくは血流の流速分布像を加算し一
時記憶した後、画像メモリに書き直す。これを繰り返す
ことにより各時相でのにより、画像の任意範囲の輝度度
数分布が1心拍以上の期間において求められるため、長
時間に渡り輝度度数分布が変化する様子を定量的に把握
できる。
は、各時相の断層像で輝度の発生頻度を求め、次いで、
所望の輝度,頻度,時間の3変数内から複数の変数を選
びグラフ化し表示する。これにより、肝血管腫や血管内
血流像のように時間と共に輝度分布の変化を生じる部位
において時間,輝度,頻度の関係を定量的に把握するこ
とができる。
時相の断層像で度数分布形状の評価用各種パラメータを
求めグラフ化しグラフィックメモリに書き込んでいく。
そしてそのグラフィックメモリデータをパラメータに用
いた断層像もしくは血流の流速分布像を記憶しているメ
モリに書き込んでいく。次いで、パラメータが書き加え
られた画像を表示する。これにより、所望の期間中、時
間と共に輝度の度数分布の変化を生じる部位において分
布形状の変化を定量的に把握することができる。
分画像で指定された画像範囲内での輝度の度数分布形状
を評価するパラメータを求め、次いで、所望のパラメー
タをグラフ化し表示する。これにより、ある領域内の運
動部位の偏位とその変化を定量的に把握することができ
る。
説明する。
を示す。図において、1は探触子で、生体内に超音波を
送波,受波するもの、2は切換器で、探触子内の超音波
発生素子へ送る送波信号と電気信号に変換された生体内
からの反射波との通過を切り換えるもの、3は送波信号
発生器で、所望の周波数,波数の超音波を発生させるた
めの送波信号を出力するもの、4は受波信号処理器で、
各受波信号の増幅,整相,加算,圧縮,検波等を行うも
の、5はディジタルスキャンコンバータ(以下、DSC
と記す。)でA/D変換器を内蔵し、アナログ信号であ
った受波信号をディジタル信号に変換し、次いで、複数
のラインメモリで超音波走査線毎に受波信号を一時記憶
し送受信の繰り返し毎に、記憶したラインのデータを画
像メモリへ出力し、画像メモリ内で超音波走査線毎のデ
ータで2次元画像である断層像を作成するものである。
ドプラ偏位を検出し血流像を検出する公知の回路を包含
している。6は画像メモリで、複数の超音波断層像を記
憶可能な記憶容量を持ち、DSC5より出力される画像
データを順次読み込むもの、7は複数のラインメモリ
で、送られてくる表示画像データを順次書き込み、TV
走査線毎に、TV同期信号に同期して読み出すもの、8
はD/A変換器で、表示画像データをTV用アナログ信
号に変換するもの、9は表示器で、例えば、TVモニタ
上に画像を表示するもの、10は外部画像記憶装置で、
例えば、ディジタルVTRである。この外部画像記憶装
置10は書き込み,読み出し速度が許せば光や磁気で記
憶するディスクやテープ等でも良い。11は公知の画像
停止回路でスイッチ等から成る。12はコントローラ
で、各回路の制御及び画像輝度の度数計算と、その結果
からキャラクタ選択のための制御を行う。
ラインメモリ,グラフィックメモリのリード,ライトア
ドレスを発生するもの、14は、RW(リード,ライ
ト)制御回路で、どのメモリにアクセスするかを選択
し、かつ、書き込み状態か,読み出し状態かを制御する
ものである。20は切換器で、DSC5と画像メモリ2
7と外部画像記憶装置10のうち信号線路を一つ選択
し、画像メモリ6と接続するもの、21は切換器で、画
像メモリ6からの出力をラインメモリ7へ出力するか加
算器26へ出力するかを選択するもの、22は領域指定
回路で、例えばトラックボール等から成る。23は演算
用メモリで、コントローラ12内で行なう輝度の発生頻
度計算に必要な画像データ,計算結果を記憶するもの、
24はキャラクタ発生回路で、グラフ化するために必要
な数字,図形をROMに記憶しており、コントローラ1
2からの指示に従いキャラクタのデータを出力するも
の、25はグラフィックメモリで、TV画面に相当する
記憶容量を持ち、グラフィックデータを記憶し、必要に
応じ書き換えが可能なもの、26は加算器で、画像メモ
リ6とグラフィックメモリ25のデータを加算するも
の、27は画像メモリで、画像メモリ6とグラフィック
メモリ25の2種類のメモリデータを加算した結果を一
時保存するものである。
信号発生器3は、生体内の指定された部位に超音波ビー
ムを収束させるよう複数の振動素子に時間差を設けて送
波信号を発生させる。次に、切換器2は、コントローラ
12から送られてくる送波状態か、受波状態かの判別信
号に従い信号路を切り換える。送波状態であれば、送波
信号は、探触子1に送られる。探触子1では、振動素子
により電気信号である送波信号を超音波に変換し、生体
に超音波を送波する。超音波は、生体内の音響インピー
ダンスの異なる境界で反射され、探触子1により受波さ
れる。探触子1では、送波の時とは逆に超音波を電気信
号に変換し、受波信号は、切換器2が受波用信号路に切
り換えられた状態で受波信号処理器4に送られる。受波
信号処理器4では、増幅,整相,加算,圧縮,検波等が
行われ、複数の振動素子の受波信号が一つの受波信号に
まとめられる。次いで、受波信号はDSC5へ送られ、
A/D変換器によりアナログ信号からディジタル信号に
変換され、第1のラインメモリに書き込まれる。以上の
動作により第1の超音波走査線の画像データが構成され
る。
走査線の画像データが第1のラインメモリから読み出さ
れ内蔵された画像メモリに書き込まれる。この間、前述
したと同様な送波,受波が走査方向を変えて行われ、第
2の超音波走査線の画像データが構成第2のラインメモ
リに書き込まれる。この時、切換器20は、コントロー
ラ12により、DSC5の信号路を選択している。第3
の超音波走査線に対し、送波、受波が行われる間に、D
SC5内では第2のラインメモリからデータが読み出さ
れDSC5内の画像メモリに書き込まれ、同時に第3の
超音波走査線の画像データは、第1のラインメモリに書
き込まれる。以上の動作を順次繰返し、DSC5の画像
メモリ内に第1の超音波断層像が構成される。第1の超
音波断層像が構成されると、次に、コントローラ12は
超音波走査線方向を初期化し、前述した手順で順次送
波,受波を繰り返して第2の超音波断層像を構成する。
この間、RW制御回路14は、前述した各メモリの選択
及びそのメモリが読み出し状態か,書き込み状態かを制
御する。また、アドレス発生回路13は、RW制御回路
14の制御状態に合わせて各メモリの読み出しまたは書
き込みアドレスを発生する。
換器20が、コントローラ12によりDSC5の信号路
を選択しているため、次々に画像メモリ6に記憶され
る。次いで、コントローラ12の指示により、画像メモ
リ6より第1の超音波断層像から順次断層像が読み出さ
れるよう、アドレス発生回路13,RW制御回路14が
動作する。切換器21では、画像メモリ6からの断層像
データがラインメモリ7に送られるようにコントローラ
12の指示により信号路を切り換えている。このため、
断層像データは、ラインメモリ7に書き込まれTV走査
線単位でTV同期信号に同期して読み出される。そし
て、D/A変換器8でTV用アナログ信号に変換された
後、表示器9のTVモニタ上に表示される。また、断層
像の観察時間が長時間におよぶ場合は、切換器20を制
御して外部画像記憶装置10を用いれば良い。外部画像
記憶装置10は、例えば、ディジタルVTRであり、ラ
インメモリ7よりTV同期して転送される画像データを
次々と書き込んでいく。本発明では、外部記憶装置10
に記憶された画像データは輝度の発生頻度を求めるとき
再び画像メモリ6に転送される。輝度の発生頻度計算方
法については後述する。
は、受波信号処理器4の出力を、特定周波数の正弦波と
掛け算した後サンプルホールド,A/D変換し速度演算
等を行う公知の手法を用いる。この方法により求められ
た血流の流速分布像は、DSC5に内蔵された画像メモ
リに記憶され前述と同様な表示手法で表示される。次
に、画像内の指定された範囲で輝度の発生頻度を求めグ
ラフ化して表示する手段について説明するが、それは次
に示す領域指定手段,コントローラ12内に設けた度数
計算手段,グラフ化するための手段の3つの手段から成
る。まず、領域指定手段について説明する。図1中の領
域指定回路22は、例えば、トラックボールやジョイス
ティクなどで構成される。使用者は、表示器9の画面上
でリアルタイムに描出される画像もしくは外部記憶装置
10に記憶されていたデータの再生画像を観察し、必要
な画面の時、スイッチ等で構成される画像停止回路11
を用いて画像を停止する。(以下、この停止画像を基準
画像と呼ぶ。)次に、この停止画面上には公知のマーカ
発生回路によりマーカを表示し、このマーカを領域指定
回路22のトラックボール等を用いて画面上を移動させ
必要範囲を囲む。マーカの位置情報は、トラックボール
等の機械系の変位がエンコーダにより電気信号に変換さ
れ、コントローラ12に送られる。
行う方法について説明する。表示例として、肝血管腫の
ような腫瘍状の病変部を図2(a)に示す。上記、領域
指定手段により図2(b)のように、範囲が定められた
とする。説明を明解にするために表示画面を図2(c)
に示す通り、超音波走査線の左下端を0,横方向をx
軸,縦方向をy軸,x軸の右端を(X,0),y軸の上
端を(0,Y)とする。また、指定領域は、任意の形状
とすることができるが説明簡単化のため、(xmin,
ymin),(xmax,ymax)の2点が対向とす
る矩形領域とする。図2(d)は、画像メモリ6内の1
画面分の記憶領域を示す。超音波画像データの画像メモ
リ6への書き込みは、超音波走査線方向に従い(0,
Y)から開始し、y方向に書き込まれるとする。図2
(d)中は、超音波走査線をL(i)とし、超音波走査
線の画素をpix(i)て記載している。そして、超音
波走査線はL(0),L(1),L(2),…,L(X
min),…,L(Xmax),…,L(X)という順
番で書き込まれる。また、読み出しは、L(0)のpi
x(Y),L(1)のpix(Y),…,L(X)のp
ix(Y),L(0)のpix(Y−1),L(1)の
pix(Y−1),…,L(X)のpix(Y−1),
…,L(X)のpix(0)となるように読み出され
る。
われるように、コントローラ12はアドレス発生回路1
3,RW制御回路14を制御し、そして、データを受け
取る。コントローラ12内部では、領域指定時の位置情
報から領域内のメモリアドレスを算出しておき、この数
値とアドレス発生回路14の数値が一致した時、演算用
メモリ23にその画像データを記憶する。このようにし
て、演算用メモリ23に読み込まれた画像データは、図
3に示す計算手順により頻度計算される。図3に頻度計
算の計算フローを示す。上記したようにコントローラ1
2に読み込まれた画像データを順番にUS(1)からU
S(n)とする。次に、輝度の度数分布を求めるため、
階級Jを設定する。ここでは、階級Jは輝度である。本
実施例では、輝度は1からkのk階調とし、階級数はk
として説明する。Jは、まず、1として初期設定され
る。次に、画像データUS(1)を演算用メモリ23か
ら読み出し、JとUS(1)が等しいか判別する。数値
が違う時は、Jを1カウントアップし、再度判別する。
Jが数値kにカウントアップされるまでに、J=US
(1)成る関係が成立したとき、階級Jの度数F(J)
を1カウントアップする。。この演算をUS(1)から
US(n)まで全数に対し行いその結果を演算用メモリ
23の他の記憶領域に書き込んだ後終了する。
ャラクタ発生回路24は、グラフ化に必要な例えば、縦
軸,横軸を構成する線,目盛,数字や分布を表示するの
に必要な図形の要素データが記憶されているROM、ま
たは線分,円等の図形データを発生するグラフィックコ
ントローラなどから成る。コントローラ12は定められ
たグラフ表示位置にグラフを表示するため、まず、縦
軸,横軸,目盛,数字の必要なデータをキャラクタ発生
回路24から読み出すようにROMのアドレスを作り出
すか、または、グラフィックコントローラに必要なデー
タを送る。その結果、ドット単位で得られた図形データ
をグラフィックメモリ25に転送する。転送の際、グラ
フィックメモリ25は、TV画面イメージで記憶領域を
持っているため、表示位置に相当するグラフィックメモ
リアドレスを発生するようにアドレス発生回路13によ
り制御される。次にコントローラ12は、グラフ表示位
置と各階級の度数F(J)からグラフ表示のための表示
座標の計算を行い、上記したグラフ軸の表示と同様な手
法で、グラフィックメモリ25にドット単位で得られた
図形データを書き込む。
頻度グラフを表示する手法について説明する。前述した
動作の次に画像メモリ6は、再度アドレス発生回路1
3,RW制御回路14により読み出し制御され、発生頻
度計算の対象となった画像が再び読み出される。この
時、切換器21は、信号路を加算器26側にするようコ
ントローラ12により制御されている。加算器26で
は、発生頻度計算の対象となった画像と、この時は既に
グラフィックメモリ25に書き込まれている輝度の度数
分布グラフのグラフィックデータとを加算する。この加
算された画像データは、画像メモリ27に一時保存され
る。次に、画像メモリ27からデータが読み出され、こ
の時、切換器20は信号路を画像メモリ27に切り換え
ている。そして、画像メモリ6は書き込み制御されてお
り、発生頻度計算の対象となった画像の領域を更新す
る。即ち、画像メモリ6の発生頻度計算の対象となった
画像領域には、画像データに輝度の度数分布グラフが書
き込まれたことになる。
いうように画像メモリ7に書き込まれている全ての画像
に順次行っていくことにより、ある所望の期間、例えば
1心拍以上の全ての断層像で輝度の度数分布グラフが得
られる。例えば、コントローラ12は、基準画像から次
の時相の画像へと連続的に再生していくと、その期間中
輝度の発生頻度グラフが常に表示されることになる。そ
の表示例を図4に示す。図4は、時刻t1,t2,t3と変
化したときのもので、時刻t1におけるものを図4
(a)、t2におけるものを図4(b)、t3におけるも
のを図4(c)に示している。表示画面は、上方に断層
像が表示されると供に、その断層像内に前記領域指定手
段によって指定された領域が、例えば破線で表示され、
そして、断層像の下方に指定領域内の輝度の発生頻度が
グラフ表示(ヒストグラム表示)される。
に発生頻度を取って表示している。図4を参照すると、
時刻t1→t2→t3と時間が経過するに従って、輝度の
高い部分が次第に減少して、輝度の低い部分が次第に増
加する様子がグラフとして表示されることがわかる。断
層像の輝度階調が256階調のように非常に細かい階調
表示を行っている場合には、目視でわずかな階調変化を
捕えることは極めて困難であるが、上記のようにグラフ
表示を行えば容易に可能となる。また、観察期間が長時
間におよぶ場合は、前述したように一旦、外部画像記憶
装置10に画像を記憶しておく。次いで、本発明を実施
する場合は、その画像データを画像メモリ6に記憶可能
な画像数転送し、以下、上記した動作を行なう。そし
て、切換器21をラインメモリ7に切り換え外部画像記
憶装置10に、画像データに輝度の度数分布グラフが書
き込まれた画像を記憶する。この動作を繰返し、外部画
像記憶装置10に記憶されている全ての画像に実施す
る。この画像を再生する場合は、外部画像記憶装置10
に別表示器を設けても良く、また、D/A変換器8,ラ
インメモリ7との間に切換器を設け外部記憶装置10の
出力路をその切換器と接続しておき、例えば、使用者が
切り換えることにより表示器10上に表示しても良い。
度計算の一連の動作で切り換えている。この切り換えの
状態により計算期間中表示が別画像に変化したり、ある
いは表示されなかったりする。これを避けるためには、
切換器21とラインメモリ7の間に、さらに、画像メモ
リを設け、その画像メモリに記憶された画像を表示して
いても良い。
なわない例を用いたが、正規化しても本発明の効果を損
なうものではない。また、断層像例としてリニア走査の
断層像を例示したが他の断層走査手段による像、例えば
セクタ,コンベックス等による像を用いても良く、ま
た、公知の血流分布像構成手段により得られた血流分布
像を画像メモリ6に記憶することにより本発明を血流の
流速分布像に適用することができる。さらに、本発明の
説明では、領域指定は最初に一度行うように説明してい
るが、各時間の断層像ごとに行なっても良い。そしてさ
らに、領域は、一画像に一領域として説明しているが、
複数指定し、複数グラフを表示しても良い。
ロック図を示す。これは、図1において、コントローラ
12を図5(a)に示すコントローラ33に変え、符号
30から36で示す回路を加えたものである。30はグ
ラフ選択回路であり、表示例図5(b),図5(c)の
表示法を選択するパネルスイッチ等から成る。31は輝
度指定回路であり、表示法図5(b)を選択したときに
所望の輝度を設定するためのパネルスイッチ等から成
る。32は頻度指定回路であり、表示法図5(c)を選
択したときに所望の頻度を設定するためのパネルスイッ
チ等から成る。33はコントローラで、演算,各回路の
制御,パネルスイッチ等から成る各回路からの信号読み
込みを行う。34は頻度メモリで、表示法図5(b)を
選択した時の演算結果を記憶する。35は輝度メモリ
で、表示法図5(c)を選択した時の演算結果を記憶す
る。36は走査条件設定回路で公知の走査範囲,深度,
送波フォーカス段数等の指定を行うパネルスイッチ等か
ら成る。
子1から表示器9,外部画像記憶装置10までは、実施
例1と同様な動作をする。本実施例でも実施例1同様に
大別して、領域指定手段,コントローラ33内に設けた
計算手段,グラフス化するための手段という3つの手段
がある。これらのうち、領域指定手段,表示手段につい
ては、実施例1と同様であり実施例1で示された頻度計
算手段の計算結果が、演算用メモリ23に記憶されてい
る。以下、本実施例の計算手段について説明する。
作成,表示する場合について説明する。表示法図5
(b)の場合、横軸は任意の断層像を基準にそこから経
過した時間であり、縦軸は輝度指定回路31で定められ
た輝度の発生頻度(度数)である。超音波走査により断
層像を得る場合、公知の走査条件設定回路36により既
に、超音波走査範囲,送波フォーカス段数,深度等が使
用者により定められている。これにより、フレームレー
トつまり、時系列に取り込まれる断層像の時間間隔が定
まる。以後、画像メモリ6内で基準画像から、何枚目の
画像かをアドレスから判定し、上記時間間隔との積を求
めることにより時間が定まる。
路31は、使用者により所望の輝度Kが指定される。指
定輝度Kは、コントローラ33に読み込まれ、図6
(a)に示すフローに則り計算処理される。つまり、指
定輝度Kが読み込まれた後、計算処理される断層像を第
iの断層像とし変数iを初期化する。演算メモリ23に
は、発生頻度計算結果が各時相の画像ごとに記憶されて
いる。まず、第1の断層像の度数F(K)の読み出し
は、コントローラ33が変数iとKをもとにアドレス発
生回路14を制御し、読み出しアドレスが求められ、演
算メモリ23にアクセスする。次いで、度数F(K)を
変数H(i)に代入する。そして、全断層像について度
数F(K)を読み込むまで変数iをカウントアップして
いく。全H(i)について代入が終了すると、その結果
を頻度メモリ34に書き込む。以上の手法により、縦
軸,横軸のデータが求められると実施例1に示した表示
方法と同様な手法でグラフ化され、表示器10上に表示
される。また、この時コントローラ33内に読み込まれ
た指定輝度Kを表示しても良い。
る。横軸は、上記した方法で求められる。縦軸について
は、図6(b)に示す計算方法で求められる。頻度指定
回路32は、使用者により所望の頻度Hが指定される。
指定頻度Hは、コントローラ33に読み込まれ図6
(b)に示す計算処理がされる。つまり、指定頻度Hが
読み込まれた後、計算処理される断層像を第iの断層像
とし変数i,j,kを初期化する。演算メモリ23か
ら、まず、第1の断層像の度数F(j)をj=1から読
みだし、その値が、H=F(j)なる関係が成り立つ
時、変数K(i,j)に代入する。以後、H≠F(j)
の時は、jを1カウントアップし上記演算を第iの断層
像の全度数データについて行う。一方、画像メモリに記
憶される画像数は、記憶容量などにより定まる。画像メ
モリ6内の画像数をmとする。第iの断層像が終了する
と、次に、第(i+1)の断層像について同様な処理を
行っていきi=mとなるまで、つまり、画像メモリ6内
の全断層像について終了するまで行う。
められ、その結果を輝度メモリ35に書き込む。以上の
手法により、縦軸,横軸のデータが求められると実施例
1に示した表示方法と同様手法でグラフ化され、表示器
9上に表示される。また、この時コントローラ33内に
読み込まれた指定頻度Hを表示しても良い。さらに、輝
度,頻度,時間と3変数あるため、公知の3次元グラフ
化手法を用い、3次元グラフとして表示しても良い。
観察することができる。また、逆に、所望の頻度を定め
その輝度を経時的に観察することができる。これによ
り、例えば、肝血管腫のように時間と共に輝度が変化す
る病変部について経時的かつ定量的に輝度変化を観察で
きる。なお、実施例1で述べたと同様に、各グラフでは
正規化しても本発明の効果を損なうものではない。ま
た、公知の血流分布像構成手段により得られた血流分布
像を画像メモリ7に記憶することにより本発明を血流の
流速分布像に適用することができる。さらに、領域は、
一画像に一領域として説明しているが、複数指定し、複
数グラフを表示しても良い。
を説明する。本実施例のハードウェアは実施例2とほぼ
同じで、計算結果を記憶するため頻度メモリ34,輝度
メモリ35をパラメータ計算結果を記憶するメモリに置
き換えたものである。ここで言うパラメータとは、輝度
の発生頻度を評価するため用いられる評価パラメータで
あり、その例を図7に示す。
メモリ6に記憶されている各画像での輝度の発生頻度か
ら算出,グラフ化し、以後、実施例1と同様な手順でグ
ラフィックメモリデータを画像メモリ6に加えていくも
のである。図8(a)〜(c)にその表示例を示す。例
えば、(a)では、横軸に時間,縦軸に輝度をとり最頻
値をグラフ化し、必要に応じては、表示画像での時間,
平均値等のパラメータも表示できる。次に、計算手順を
図8を用いて説明する。まず、変数iを初期化する。次
に、画像メモリ6より第1の断層像での輝度の度数分布
データを演算メモリ23よりコントローラ33内に読み
込む。次いで、前述した各種パラメータを計算する計算
プログラムによりパラメータ値を算出する。そして、演
算メモリ23に記憶された全画像の度数分布データにつ
き終了するまで変数iをカウントアップしていく。全画
像につき終了すると、パラメータ計算結果を計算結果記
憶用のメモリに転送し終了する。
に対して求められると次に実施例1,実施例2に示した
横軸(時間軸)算出方法,グラフ化手法,画像メモリ6
への書き込み手法と同じ動作をする。そして、所望の
時、表示器9上に表示する。以上により、分布形状の評
価に用いる各種パラメータをグラフ化し画像メモリ6に
記憶できるため読み出しに応じ、即時、断層画像と共に
グラフを表示でき、長時間に渡り各種パラメータの変化
が観察可能である。これにより、例えば、肝血管腫のよ
うに時間と共に輝度が変化する病変部について経時的か
つ定量的に各種パラメータの変化を観察できる。なお、
実施例1で述べたと同様に、各グラフでは正規化しても
本発明の効果を損なうものではない。また、公知の血流
分布像構成手段により得られた血流分布像を画像メモリ
7に記憶することにより本発明を血流の流速分布像に適
用することができる。さらに、領域は、一画像に一領域
として説明しているが、複数指定し、複数グラフを表示
しても良い。
図を示す。本実施例では、実施例1における構成の一部
を図示する回路に変えたものである。図9において、4
0は画像メモリであり、1心拍以上の断層像を記憶可能
な記憶容量を有する。41は差分処理器で画像メモリ4
0内の2画像をそれぞれの画素を対応するように差分を
行うもので、差分処理は、1回または2回行う。42は
切換器で、差分処理器41,外部画像記憶装置11,画
像メモリ27の各信号路の一つを選択し画像メモリ43
の信号路に接続する。43は画像メモリであり、1心拍
以上の期間にわたり、超音波断層像を1回または2回差
分を行った画像(以下、差分画像,2階差分画像と言
う。)を記憶可能な記憶容量を有する。44は切換器で
あり、画像メモリ40と画像メモリ43の信号路のうち
一つを選択しコントローラ47の信号路と接続する。4
5は切換器であり、画像メモリ40と画像メモリ43の
信号路のうち一つを選択し切換器46の信号路と接続す
る。46は切換器であり、画像メモリ45からの信号路
を加算器46,ラインメモリ8の信号路のうち一つを選
択し切り換える。
明は、実施例1から3が断層像であるのに対し差分画
像,2階差分画像にも適用可能としたものであるから、
図9に示されていない各回路は、実施例1から3に示し
たものと同じであり、しかも同様な動作をする。まず、
画像選択手段40で使用者が、断層像,差分画像,2階
差分画像の中から所望の画像を選択する。次に、実施例
1に示したと同じ動作で断層像を画像メモリ40に書き
込んでいく。次に、断層像は画像メモリ40より読み出
される。この時、切換器45は画像メモリ40を切換器
46はラインメモリ8を選択している。以後、実施例1
と同様に表示器10に表示される。一方、差分処理器4
1は、2画像の画素が対応するように差分を行う。画像
メモリ40に取り込まれたn番目の断層像とn+m番目
(mは、1以上の整数)の断層像で差分を行う。また、
差分を2回行う場合は差分処理器41内に、さらに最低
でも2画像分記憶可能なメモリを持ち、1回目の差分結
果の2画像を記憶する。そして、このメモリより差分画
像データ同志を読み出し、さらにもう一度画素を対応さ
せ差分処理する。こうして得られた差分画像もしくは2
階差分画像は、切換器42が信号路を差分処理器41を
選択しており、画像メモリ43に転送される。
行われる。次いで、切換器44は、コントローラ47の
指示に従い、信号路を画像メモリ43側に切り換えてお
く。そして、実施例1に示す方法と同様に、差分画像も
しくは2階差分画像をコントローラ47に転送し、輝度
の発生頻度計算が行われる。以後、グラフ化が行われ加
算器26に出力されていく、この時、切換器45は信号
路を画像メモリ43側を、切換器46は信号路を加算器
26側を、それぞれ選択している。そして、再び、画像
メモリ43より画像データが読み出され加算器26にて
グラフデータと加算される。画像メモリ27に一時記憶
された後、切換器42が、画像メモリ27の信号路を選
択し、そしてデータは画像メモリ43に書き込まれてい
く。表示の際は、切換器46がラインメモリ8側を選択
し表示器10に表示される。外部記憶装置11に差分画
像もしくは2階差分画像が記憶されている場合は、切換
器42は、信号路を外部記憶装置11側に選択してい
る。以後、実施例1と同じ手法で輝度の発生頻度がグラ
フ化され表示される。また、切換器46の入力側に新た
に加算器,カラーエンコーダを設けることにより断層像
と、差分画像もしくは2階差分画像との重畳画像を作
成、表示する場合についても本実施例を適用できる。
この動作と同じ動作で実施例2,3の手法を適用可能で
ある。
たり差分画像もしくは2階差分画像の輝度の発生頻度を
観察することが可能となる。差分画像,2階差分画像
は、それぞれ運動部位の速度情報,加速度情報を反映し
ており、その輝度は速度,加速度の大小を反映する。よ
って、例えば、血管系のように心拍に伴い運動する部位
で病変により硬化が生じ運動状態が変化した場合、輝度
の発生頻度のグラフは分布形状を変化させる。これらの
画像の輝度の発生頻度をグラフ化表示することは、これ
らの情報を画像の主観評価から数値とし把握する客観評
価とするものであり、さらに、その経時的変化をも観察
できる。また、差分画像もしくは2階差分画像で所望の
輝度の発生頻度、逆に所望の頻度を定めその輝度を経時
的に観察することができ、特定の速度,加速度の経時的
変化を評価できる。また、分布形状の評価に用いる各種
パラメータをグラフ化し画像メモリ40に記憶している
ため、読み出しに応じ即時に差分画像もしくは2階差分
画像と共にグラフを表示でき、かつ、長時間にわたり各
種パラメータの経時変化が観察可能である。
度行うように説明しているが、各時間の断層像ごとに行
なっても良い。そしてさらに、領域は、一画像に一領域
として説明しているが、複数指定し、複数グラフを表示
しても良い。なお、実施例1で述べたと同様に、各グラ
フでは正規化しても本発明の効果を損なうものではな
い。
の優れた効果がもたらされるものである。即ち、請求項
1においては、断層像での輝度の発生頻度をグラフ化
し、その経時的観察が可能である。例えば、肝血管腫の
ように時間により輝度が変化する病変部においても輝度
の経時変化を数値として把握し客観的評価ができる。ま
た、請求項1においては、肝血管腫のように時間により
輝度が変化する病変部において特定輝度,頻度に着目し
グラフ表示するため詳細に経時的変化が観察できる。請
求項2においては、分布形状の評価用パラネータを求め
画像メモリ内に記憶しているため所望のとき即時に表示
でき、かつ、その経時的変化が観察できる。請求項3に
おいては、1心拍以上の期間にわたり差分画像もしくは
2階差分画像の輝度の発生頻度を観察することが可能と
なる。例えば、血管系のように心拍に伴い運動する部位
で運動状態が変化した場合、輝度の発生頻度のグラフは
分布形状を変化させるが、これらの画像の輝度の発生頻
度をグラフ化表示することは、これらの情報を画像の主
観評価から数値とし把握する客観評価とするものであ
り、さらに、その経時的変化をも観察できる。また、差
分画像もしくは2階差分画像で特定の輝度,頻度に着目
しグラフ表示するため詳細に経時変化を観察することが
できる。
み動作の説明図。
ーを示す図。
図。
示す図。
を説明する図。
パラメータを説明する図。
算フローを示す図。
図
Claims (3)
- 【請求項1】 超音波を生体内に送波し、生体内からの
反射波を受波信号として受波する探触子と、該受波した
受波信号を処理する手段と、該処理した受波信号から断
層像へ変換する手段と、該変換した断層像を異なる時系
列毎に記憶する手段と、該記憶した前記断層像を読み出
して時系列毎に表示する手段とを備えた超音波診断装置
において、該時系列毎に表示した断層像上に任意の画像
範囲を指定する手段と、該指定した画像範囲内での画素
値の度数分布を含み、画素値、時間の3変数の中から任
意に選択する手段と、該選択した変数を時系列毎に演算
する手段と、該演算した結果を時系列毎にグラフ化する
手段とを備え、前記グラフ化手段の出力を前記表示手段
に表示することを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】 前記グラフ化手段は該指定した画像範囲
内での画素値の度数分布の最頻値、最大値、最小値、平
均値、半値幅、最小値−最大値幅、標準偏差等の度数分
布の形状を評価するパラメータのうちの任意に選択され
たパラメータを時系列毎にグラフ化し、前記表示手段は
前記グラフ化手段の出力を表示することを特徴とする請
求項1に記載の超音波診断装置。 - 【請求項3】 超音波を生体内に送波し、生体内からの
反射波を受波信号として受波する探触子と、該受波した
受波信号を処理する手段と、該処理した受波信号から断
層像へ変換する手段と、該変換した断層像を異なる時系
列毎に記憶する手段と、該記憶した前記断層像を読み出
して断層像間の差分画像を時系列毎に得る手段と、該得
た差分画像を時系列毎に表示する手段とを備えた超音波
診断装置において、前記差分画像を時系列毎に得る手段
は前記生体内から検出される1心拍以上の期間の差分画
像もしくは2階差分画像を得るものであって、該時系列
毎に表示した差分画像もしくは2階差分画像上に任意の
画像範囲を指定する手段と、該指定した画像範囲内での
画素値の度数分布を時系列毎に演算する手段と、該演算
した結果を時系列毎にグラフ化する手段とを備え、前記
グラフ化手段の出力を前記表示手段に表示することを特
徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03053704A JP3109747B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03053704A JP3109747B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 超音波診断装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04272750A JPH04272750A (ja) | 1992-09-29 |
JP3109747B2 true JP3109747B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=12950221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03053704A Expired - Lifetime JP3109747B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109747B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3639752A1 (en) * | 2018-10-03 | 2020-04-22 | Canon Medical Systems Corporation | Analyzing apparatus and analyzing program |
JP7002941B2 (ja) | 2015-04-20 | 2022-01-20 | シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー | 工作機械用の測定装置および対応する工作機械 |
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WO2007046272A1 (ja) * | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Hitachi Medical Corporation | 弾性画像を生成する超音波診断装置 |
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-
1991
- 1991-02-27 JP JP03053704A patent/JP3109747B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP7002941B2 (ja) | 2015-04-20 | 2022-01-20 | シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー | 工作機械用の測定装置および対応する工作機械 |
EP3639752A1 (en) * | 2018-10-03 | 2020-04-22 | Canon Medical Systems Corporation | Analyzing apparatus and analyzing program |
US11302438B2 (en) | 2018-10-03 | 2022-04-12 | Canon Medical Systems Corporation | Analyzing apparatus and analyzing method |
US12089989B2 (en) | 2018-10-03 | 2024-09-17 | Canon Medical Systems Corporation | Analyzing apparatus and analyzing method |
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JPH04272750A (ja) | 1992-09-29 |
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