JP3109498B2 - 電波探知方法及び電波探知装置 - Google Patents
電波探知方法及び電波探知装置Info
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Description
れた電波を探知しこの探知で得られた電波諸元と予め知
られている電波諸元とを照合して目標を識別する電波探
知方法及び電波探知装置に関する。
うに、空中線10と、電波諸元計測回路20と、電波諸
元ライブラリ30と、識別照合回路40と、識別結果出
力回路50と、識別結果手動確定回路60と、識別結果
表示回路70とから構成されている。電波探知装置2に
おいて、被探知装置から放射されたて電波を空中線10
で捕捉して発生された電気信号は、電波諸元計測回路2
0に入力される。電波諸元計測回路20は、入力された
電気信号から受信した電波の電波諸元を計測する。電波
諸元とは、周波数、パルス幅、パルス繰り返し周波数
(PRF(Pulse Reptition Frequency))等を言う。
電波探知に先だって、外部から被探知装置から放射され
る電波諸元が、予め、電波諸元ライブラリ30に登録さ
れている。登録形式は、電波諸元を規定された範囲で登
録され、その登録に目標を表す番号等を付されており、
登録された電波諸元と探知した電波諸元との照合があっ
たとき、その電波諸元を出力すると共に、番号等を識別
結果として出力する。計測した電波諸元と電波諸元ライ
ブラリ30の電波諸元との照合は、電波諸元ライブラリ
30を検索し、検索した電波諸元と、電波諸元計測回路
20で計測された電波諸元とを識別照合回路40で照合
する。この照合で上記両電波諸元間の照合が取れたと
き、識別結果出力回路50から照合が取れた目標の番号
を識別結果として出力する。この照合結果が複数得られ
るとき、それら各目標候補の合致度を算出して合致度の
一番高い目標候補を第1の目標候補として出力すると共
に、合致度の低い目標候補も、その他の目標候補として
識別結果表示回路70へ出力して表示する。この表示を
見て、オペレータは、手動で目標候補のうちの1つの目
標候補を選択して識別した目標として確定する。
た従来の電波探知装置では、実際に計測した電波諸元と
ライブラリ30に記憶されている電波諸元とを照合して
探知しようとする目標を識別しているが、その電波諸元
ライブラリ30には、近似した電波諸元のデータが多数
存在することに加えて、そのデータには電波諸元の上下
限の幅が広く設定されているデータが多いため、電波諸
元の合致度から判定した第1の目標候補が実際の目標と
合っていない場合が多く発生し、そのような複数の目標
候補の発生の都度、オペレータが複数の目標候補から識
別した目標を確定する操作を手動で行う必要があるばか
りでなく、その確定結果は、オペレータ毎にその技能に
よって識別しようとする目標が異なって来るという不都
合を回避できない。
もので、計測された電波諸元と既知の電波諸元との照合
で得られる複数の候補目標から1つの目標を特定する場
合の識別確度の向上を達成し、また、その1つの目標を
特定する際の手動確定の判定を容易する電波探知方法及
び電波探知装置を提供することを目的としている。
に、請求項1記載の発明は、目標から放射された電波を
探知し該探知で得られた電波諸元と、予め知られている
電波諸元とを照合して目標を識別する電波探知方法に係
り、該照合で単数又は複数の目標候補が得られたとき、
目標候補毎の過去の識別情報を記録している探知記録を
検索し、該探知記録の検索から得られた探知回数が一番
多い目標候補を主たる目標候補とし、該主たる目標候補
を他の目標候補と区別し得る識別情報を付して各目標候
補の現在の識別情報及び検索した過去の識別情報を出力
することを特徴としている。
載の電波探知方法に係り、前記探知記録の検索から得ら
れた探知回数が一番多い目標候補を主たる目標候補と
し、該主たる目標候補を他の目標候補と区別し得る識別
情報を付して各目標候補の現在の識別情報及び検索した
過去の識別情報を表示装置に表示させることを特徴とし
ている。
射された電波を探知し当該電波の電波諸元と予め知られ
た電波諸元とを照合して目標を識別する電波探知方法に
係り、該照合で単数又は複数の目標候補が得られたと
き、目標候補毎の過去の識別情報を記録している探知記
録を検索すると共に、現在の自己位置情報を出力し、前
記探知記録の検索から得られた目標候補の中に固定設置
の目標候補がある場合に、該固定設置の目標候補につい
て前記探知記録の検索から得られた過去の自己位置情報
で表わされる過去の自己位置が前記現在の自己位置情報
で表される自己位置から所定距離内であるとき、前記過
去の自己位置情報で特定される目標候補を主たる目標候
補とし、該主たる目標候補を他と区別し得る識別情報を
付して各目標候補の現在の識別情報及び検索した過去の
識別情報を出力することを特徴としている。
波探知方法に係り、前記探知記録の検索から得られた目
標候補の中に固定設置の目標候補がある場合に、該固定
設置の目標候補について前記探知記録の検索から得られ
た過去の自己位置情報で表される過去の自己位置が前記
現在の自己位置情報で表される現在の自己位置から所定
距離内でないとき、前記探知記録の検索から得られた探
知回数が一番多い目標候補を主たる目標候補とすること
を特徴としている。
載の電波探知方法に係り、前記探知記録の検索から得ら
れた目標候補の中に固定設置の目標候補がある場合に、
該固定設置の目標候補について前記探知記録の検索から
得られた過去の自己位置情報で表わされる過去の自己位
置が前記現在の自己位置情報で表される自己位置から所
定距離内であるとき、前記過去の自己位置情報で特定さ
れる目標候補を主たる目標候補とし、該主たる目標候補
を他と区別し得る識別情報を付して各目標候補の現在の
識別情報及び検索した過去の識別情報を、表示装置に表
示させることを特徴としている。
た電波を探知しこの探知で得られた電波諸元と予め知ら
れている電波諸元とを照合して目標を識別する電波探知
装置に係り、前記照合で照合が取れた目標候補毎の過去
の識別情報を探知記録として記録する探知記録手段と、
前記照合で単数又は複数の目標候補が得られたとき、前
記探知記録手段を検索して得られた探知回数が一番多い
目標候補を主たる目標候補とし、該主たる目標候補を他
の目標候補と区別し得る識別情報を付して各目標候補の
現在の識別情報及び検索した過去の識別情報を出力装置
に供給するデータ処理手段とを設けたことを特徴として
いる。
波探知装置に係り、前記出力装置は表示手段であること
を特徴としている。
り、目標から放射された電波を探知しこの探知で得られ
た電波諸元と予め知られている電波諸元とを照合して目
標を識別する電波探知装置であって、前記照合で照合が
取れた目標候補毎の過去の識別情報及び自己位置情報を
探知記録として記録する探知記録手段と、現在の自己位
置情報を出力する自己位置検出手段と、前記照合で単数
又は複数の目標候補が得られた場合に、前記探知記録手
段を検索して得られた過去の識別情報の中に固定設置の
目標候補があり、該固定設置の目標候補について前記過
去の探知記録の検索から得られた過去の自己位置情報で
表される過去の自己位置が前記自己位置検出手段から出
力された現在の自己位置情報で表される現在の自己位置
から所定距離内であるとき、前記過去の自己位置情報で
特定される目標候補を主たる目標候補とし、該主たる目
標候補を他の目標候補と区別し得る識別情報を付して各
目標候補の現在の識別情報及び検索した過去の識別情報
を出力装置に供給するデータ処理手段とを設けたことを
特徴としている。
波探知装置に係り、前記データ処理手段は、前記探知記
録の検索から得られた複数の照合結果に対する目標候補
の中に固定設置の目標候補がある場合に、該固定設置の
目標候補について前記探知記録手段の検索から得られた
過去の自己位置情報で表される過去の自己位置が前記現
在の自己位置情報で表される現在の自己位置から所定距
離内でないとき、前記探知記録手段の検索から得られた
探知回数が一番多い目標候補を主たる目標候補として前
記出力装置に供給することを特徴としている。
記載の電波探知装置に係り、前記出力装置は、表示手段
であることを特徴としている。
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、その第1実施例である電波探知装置の電気的構
成を示すブロック図、また、図2は、同電波探知装置の
識別照合における動作順序を示す図である。この例の電
波探知装置1は、実測した電波諸元と電波諸元ライブラ
リの電波諸元との照合で得られた複数の目標候補から1
つの目標を特定する識別確度を向上させると共に、その
1つの目標の手動確定の判定を容易にする電波探知装置
に係り、受信空中線10と、電波諸元計測回路20と、
電波諸元ライブラリ30と、識別照合回路40Aと、識
別結果出力回路50Aと、識別結果手動確定回路60
と、識別結果表示回路70と、探知・識別結果記憶回路
80と、探知履歴表示回路90とから構成されている。
この実施例の構成が、上述した従来電波探知装置のそれ
と大きく異なるところは、識別照合回路40Aと、識別
結果出力回路50Aとを設けて探知記録を目標の識別に
考慮するようにした点である。なお、これ以外の点で
は、この例の構成は、上述した従来電波探知装置と同一
構成であるので、図1においては、図5の構成部分と同
一の各部には同一の符号を付してその説明を省略する。
20からの実測した電波諸元と、電波諸元ライブラリ3
0の電波諸元とを先ず照合して合致度を算出し、合致す
る照合結果が1つしかない場合は、その1つの目標を識
別結果出力回路50Aに出力する。照合結果が複数とな
る場合には、探知・識別結果記憶回路80を検索して合
致した目標候補の探知記録がないか否かを調べる。探知
記録のない場合には、合致度が一番高いものを第1の目
標候補として識別結果出力回路50Aに出力すると共
に、合致度の高い他の目標候補も同時に出力する。探知
記録がある場合には、探知回数の一番多い目標候補を第
1の目標候補として識別結果出力回路50Aに出力する
と共に、探知・識別結果記憶回路80の検索結果である
探知記録も識別結果出力回路50Aに出力する。
波諸元及び識別結果を識別結果表示回路70に出力し、
探知記録を探知履歴表示回路90に出力する。識別結果
表示回路70は、識別結果出力回路50Aからの目標候
補の電波諸元及び識別結果を表示し、探知履歴表示回路
90は識別結果表示回路50Aからの探知記録を表示す
る。探知・識別結果記憶回路80は、識別結果表示回路
70に表示された目標の電波諸元及び識別結果と、探知
履歴表示回路90に表示された探知記録とをオペレータ
が見て、識別しようとする目標が正しいかどうかを判断
し、正しいと判断して識別結果手動確定回路60を介し
て識別しようとする1つの目標の手動確定の操作をした
とき、該確定に係る1つの目標の電波諸元、識別結果を
探知記録として記憶する。
て説明する。受信空中線10によるレーダ波の受信に先
だって、レーダ波に係る電波諸元及び識別番号を、予
め、電波諸元ライブラリ30に図示しない入力手段から
記憶させて置く。この記憶後に、受信空中線10が、到
来するレーダ波を捕捉して発生される電気信号を電波諸
元計測回路20に出力する。この電気信号を供給される
電波諸元計測回路20は、レーダ波の電波緒元、すなわ
ち、パルス幅(PM)、パルス繰り返し周波数(PR
F)、レーダ空中線のスキャン周期、スキャンタイプ等
のレーダ波の電波諸元を計測してレーダ波毎に出力す
る。識別照合回路40Aは、電波諸元計測回路20から
出力される受信レーダ波の電波諸元と電波諸元ライブラ
リ30の電波諸元とを照合する。
諸元計測回路20からの実測した電波諸元と、電波諸元
ライブラリ30の電波諸元とを照合して合致度を算出す
る。その合致する照合結果が1つしかない場合には(図
2のステップSP1のNo)、その1つの照合結果を目
標候補として識別結果出力回路50Aに出力する(ステ
ップSP2)。照合結果が複数となる場合に(ステップ
SP1のYes)、探知・識別結果記憶回路80を検索
して合致した目標候補に対応する探知記録がないか否か
を調べる(ステップSP3)。探知記録のない場合には
(ステップSP3のNo)、合致度が一番高い目標候補
を目標識別のための第1の目標候補として識別結果出力
回路50Aに出力し(ステップSP4)、探知記録があ
る場合には(ステップSP3のYes)、探知回数の一
番多い目標候補を第1の目標候補として識別結果出力回
路50Aに出力する(ステップSP5)。この探知回数
は、探知記録に時系列上で何回発生したかの数として記
録されている。この第1の目標候補の出力と共に、探知
・識別結果記憶回路80の検索結果である探知記録を識
別結果出力回路50Aに出力する。識別結果出力回路5
0Aは、目標候補の電波諸元及び識別結果を識別結果表
示回路70に出力し、探知記録を探知履歴表示回路90
に出力する。識別結果表示回路70は、識別結果出力回
路50Aからの目標候補の電波諸元及び識別結果を表示
し、探知履歴表示回路90は識別結果出力回路50Aか
らの探知記録を表示する。
標候補の電波諸元及び識別結果と、探知履歴表示回路9
0に表示されている探知記録とをオペレータが視認し
て、表示されている複数の目標候補のうちのいずれの目
標候補が正しいかどうかを判断する。表示されている複
数の目標候補のうちのいずれか1つの目標候補が正しい
とオペレータが判断し、該1つの目標候補に対して、識
別結果手動確定回路60を介して手動確定の操作をした
とき、該確定に係る1つの目標の電波諸元、識別番号
(識別結果)は、新たな探知記録として探知・識別結果
記憶回路80に記憶される。
した電波諸元と電波諸元ライブラリ30の電波諸元との
照合で照合結果が複数得られた場合に、探知・識別結果
記憶回路80を検索して過去に一番探知回数の多い目標
候補を第1の目標候補として出力するようにしているか
ら、識別しようとする目標の識別確度を向上させること
ができる。これは、広範囲の目標の電波諸元を記憶して
いる電波諸元ライブラリ30よりも、探知・識別結果記
憶回路80の方が、過去に探知したことがあるより狭範
囲の目標の電波諸元だけを記憶しているから、通常の運
用においては、識別確度が上がるからである。また、過
去の探知記録を表示するようにしているから、オペレー
タに追加情報を提供し、手動識別確定の判定を容易にす
る。
気的構成を示すブロック図、また、図4は、同電波探知
装置の識別照合における動作順序を示す図である。この
実施例の構成が、第1実施例のそれと大きく異なるとこ
ろは、現在の自己位置情報を識別照合の要素として考慮
するようにした点である。すなわち、自己位置検出装置
100を設け、その出力を識別照合回路40Bに入力す
るように構成している。識別照合回路40Bは、識別照
合回路40Aと異なって、電波諸元計測回路20からの
実測した電波諸元と、電波諸元ライブラリ30の電波諸
元とを照合して合致する照合結果が1つしかない場合に
はその1つの照合結果の識別情報を識別結果出力回路5
0Bに出力する。
は、識別照合回路40Bは、探知・識別結果記憶回路8
0を検索して合致した照合結果に対応する探知記録がな
いか否かを調べる。探知記録がないときは、識別照合回
路40Bは、合致度が一番高い照合結果で指定される目
標候補を第1の目標候補として識別結果出力回路50A
に出力すると共に、合致した他の目標候補を識別結果出
力回路50Aに出力する。探知記録があって、その探知
記録の目標候補が地上設置の目標でない場合には、過去
に一番探知回数の多い目標候補を第1の目標候補として
出力する。探知記録があって、その探知記録の目標候補
が地上設置の目標である場合で、しかも当該目標候補の
過去の自己位置情報で表される過去の自己位置が自己位
置検出装置100から出力される現在の自己位置情報で
表される現在の自己位置に対し所定距離内にあるとき、
識別照合回路40Bは、過去の自己位置情報で特定され
る目標候補を第1の目標候補として出力する。また、探
知記録があって、その探知記録の目標候補が地上設置の
目標であり、かつ、当該目標候補の過去の自己位置情報
で表される過去の自己位置が現在の自己位置情報で表さ
れる現在の自己位置に対し所定距離内にないときは、過
去に一番探知回数の多い目標候補を第1の目標候補とし
て出力する。なお、これ以外の点では、この例の構成
は、第1実施例と同一の構成であるので、図3において
は、図1の構成部分と同一の各部には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
例の動作について説明する。この例の動作における識別
照合においても、先ず、電波諸元計測回路20から出力
された電波諸元と電波諸元ライブラリ30の電波諸元と
を照合し、照合結果が1つである場合には(図4のステ
ップSP1のNo)、その照合結果を目標候補として識
別結果出力回路50Aから出力する(ステップSP
2)。複数の目標候補があることを照合結果が示し(ス
テップSP1のYes)、かつ、探知記録がないときに
は(ステップSP3のNo)、電波諸元の合致度が一番
高い目標候補を第1の目標候補として出力すると共に、
合致度の高い他の目標候補も同時に出力する(ステップ
SP4)ことは、第1実施例と同じである。これに対し
て、ステップSP3の判定が、探知記録ありを示し(ス
テップSP3のYes)、かつ、複数の目標候補の中に
地上設置の目標候補がない場合には(ステップSP5の
No)、探知回数の一番多い目標候補を第1の目標候補
として出力すると共に、合致度の高い他の目標候補も同
時に出力する(ステップSP6)。
補ありを示すが(ステップSP5のYes)、その地上
設置レーダに対して位置していた電波探知装置の、過去
の探知位置情報で表される過去の探知位置が現在の自己
位置情報で表される現在の自己位置に対して所定距離内
にあることを示していないときは(ステップSP7のN
o)、探知回数の一番多い目標候補を第1の目標候補と
して出力すると共に、合致度の高い他の目標候補も同時
に出力する(ステップSP8)。ステップSP7の判定
が地上設置レーダに対して位置していた電波探知装置
の、過去に地上設置レーダを探知したときの自己位置が
現在の自己位置に対して所定距離内にあることを示して
いるときは(ステップSP7のYes)、当該目標候補
である地上設置の目標候補を第1の目標候補として出力
すると共に、合致度の高い他の目標候補も同時に出力す
る(ステップSP9)。
標候補、又は第1の目標候補及び照合が取れた他の目標
候補を識別結果出力回路50Bに出力する。こうして第
1の目標候補、又は第1の目標候補及び照合が取れた他
の目標候補として出力する以降の識別結果表示回路70
からの表示動作、すなわち、目標候補の電波諸元及び識
別結果の識別結果表示回路70からの表示出力は、第1
実施例と同じであるが、識別結果出力回路50Bから探
知記録が探知履歴表示回路90Aへ出力されることに加
えて、自己位置情報が探知履歴表示回路90Aへ出力さ
れて探知履歴表示回路90Aから探知記録及び自己位置
情報が表示される。識別結果表示回路70に表示されて
いる目標候補の電波諸元及び識別結果と、探知履歴表示
回路90Aに表示されている探知記録及び自己位置情報
とをオペレータが視認して、表示されている複数の目標
候補のうちのいずれの目標候補が正しいかどうかを判断
する。表示されている複数の目標候補のうちのいずれか
1つの目標候補が正しいとオペレータが判断し、該1つ
の目標候補に対して、識別結果手動確定回路60を介し
て手動確定の操作をしたとき、該確定に係る1つの目標
の電波諸元、識別結果、現在の自己位置は、新たな探知
記録として探知・識別結果記憶回路80に記憶される。
した電波諸元と電波諸元ライブラリ30の電波諸元との
照合で照合結果が複数得られた場合に、探知・識別結果
記憶回路80を検索して探知記録を参照する場合に、現
在の自己位置と過去の自己位置とを比較し、地上設置の
目標候補に対して位置していた電波探知装置の、過去に
当該目標候補を探知したときの自己位置が現在の自己位
置に近い、すなわち、過去の自己位置が現在の自己位置
に対し所定距離内にあるとき、その目標候補を第1の目
標候補として出力表示すると共に、合致した他の目標候
補を出力表示するようにしているから、識別しようとす
る目標の識別確度を向上させることができる。これは、
目標候補が地上設置レーダ等である場合に、過去の自己
位置情報で表される過去の自己位置と所定距離内に電波
探知装置が位置しており、過去において手動確定した目
標を未確定の他の目標候補よりも手動確定の目標候補と
して使用する方が、手動確定の識別確度を高め得るから
である。また、目標候補の手動確定のための表示内容と
して過去の自己位置情報を表示するようにしているか
ら、オペレータに追加情報を提供し、手動識別確定の判
定を容易にする。
詳述してきたが、この発明の具体的な構成は、これらの
実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱
しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれ
る。例えば、探知回数は、探知記録の中で時系列として
各々記録される形式であってもよい。また、上述の所定
距離は、手動確定の識別確度を厳しくするか、緩やかに
するかによって、種々の値を用い得ることは言うまでも
ないことである。また、探知回数の一番多い目標候補を
第1の目標候補とする例について説明したが、電波諸元
の近似度等において、或る期間内に現れる頻度が高い目
標候補を第1の目標候補としてもよい。
よれば、実測した電波諸元と既知の電波諸元との照合で
照合結果が複数得られた場合に、探知記録の中の識別頻
度が一番高い目標候補の識別情報ほか、照合が取れた残
余の目標候補の識別情報をも現在の識別情報と一緒に表
示して手動確定をするようにしたので、識別しようとす
る目標の識別確度を向上させることができるし、手動識
別確定の判定を容易にする。また、実測した電波諸元と
既知の電波諸元との照合で照合結果が複数得られた場合
に、探知記録の中の識別頻度が一番高い目標候補の識別
情報ほか、照合が取れた残余の目標候補の識別情報をも
現在の識別情報と一緒に表示することに加えて、その照
合結果の中に固定設置の目標候補がある場合に、当該固
定設置の目標候補についての、現在の自己位置が過去に
当該目標候補を探知したときの自己位置に近いときにそ
の目標候補の過去現在の自己位置をも表示するようにし
たから、手動確定の確度をさらに向上させることができ
るし、手動確定の容易性も向上させることができる。
気的構成を示すブロック図である。
別照合における動作順序を示す図である。
気的構成を示すブロック図である。
別照合における動作順序を示す図である。
ク図である。
一部) 50B 識別照合結果出力回路(識別情報出力手段の
一部) 70 識別結果表示回路(識別情報出力手段の一
部) 80 探知・識別結果記憶回路(識別情報出力手段
の一部) 80A 探知・識別結果記憶回路(識別情報出力手段
の一部) 90 探知履歴表示回路(識別情報出力手段の残
部) 90A 探知履歴表示回路(識別情報出力手段の残
部)
Claims (10)
- 【請求項1】 目標から放射された電波を探知し該探知
で得られた電波諸元と、予め知られている電波諸元とを
照合して目標を識別する電波探知方法であって、 該照合で単数又は複数の目標候補が得られたとき、目標
候補毎の過去の識別情報を記録している探知記録を検索
し、 該探知記録の検索から得られた探知回数が一番多い目標
候補を主たる目標候補とし、該主たる目標候補を他の目
標候補と区別し得る識別情報を付して各目標候補の現在
の識別情報及び検索した過去の識別情報を出力すること
を特徴とする電波探知方法。 - 【請求項2】 前記探知記録の検索から得られた探知回
数が一番多い目標候補を主たる目標候補とし、該主たる
目標候補を他の目標候補と区別し得る識別情報を付して
各目標候補の現在の識別情報及び検索した過去の識別情
報を表示装置に出力させることを特徴とする請求項1記
載の電波探知方法。 - 【請求項3】 目標から放射された電波を探知し当該電
波の電波諸元と予め知られた電波諸元とを照合して目標
を識別する電波探知方法であって、 該照合で単数又は複数の目標候補が得られたとき、目標
候補毎の過去の識別情報を記録している探知記録を検索
すると共に、現在の自己位置情報を出力し、 前記探知記録の検索から得られた目標候補の中に固定設
置の目標候補がある場合に、該固定設置の目標候補につ
いて前記探知記録の検索から得られた過去の自己位置情
報で表わされる過去の自己位置が前記現在の自己位置情
報で表される自己位置から所定距離内であるとき、前記
過去の自己位置情報で特定される目標候補を主たる目標
候補とし、該主たる目標候補を他と区別し得る識別情報
を付して各目標候補の現在の識別情報及び検索した過去
の識別情報を出力することを特徴とする電波探知方法。 - 【請求項4】 前記探知記録の検索から得られた目標候
補の中に固定設置の目標候補がある場合に、該固定設置
の目標候補について前記探知記録の検索から得られた過
去の自己位置情報で表される過去の自己位置が前記現在
の自己位置情報で表される現在の自己位置から所定距離
内でないとき、前記探知記録の検索から得られた探知回
数が一番多い目標候補を主たる目標候補とすることを特
徴とする請求項3記載の電波探知方法。 - 【請求項5】 前記探知記録の検索から得られた目標候
補の中に固定設置の目標候補がある場合に、該固定設置
の目標候補について前記探知記録の検索から得られた過
去の自己位置情報で表わされる過去の自己位置が前記現
在の自己位置情報で表される自己位置から所定距離内で
あるとき、前記過去の自己位置情報で特定される目標候
補を主たる目標候補とし、該主たる目標候補を他と区別
し得る識別情報を付して各目標候補の現在の識別情報及
び検索した過去の識別情報を、表示装置に表示させるこ
とを特徴とする請求項3又は4記載の電波探知方法。 - 【請求項6】 目標から放射された電波を探知しこの探
知で得られた電波諸元と予め知られている電波諸元とを
照合して目標を識別する電波探知装置であって、 前記照合で照合が取れた目標候補毎の過去の識別情報を
探知記録として記録する探知記録手段と、 前記照合で単数又は複数の目標候補が得られたとき、前
記探知記録手段を検索して得られた探知回数が一番多い
目標候補を主たる目標候補とし、該主たる目標候補を他
の目標候補と区別し得る識別情報を付して各目標候補の
現在の識別情報及び検索した過去の識別情報を出力装置
に供給するデータ処理手段とを設けたことを特徴とする
電波探知装置。 - 【請求項7】 前記出力装置は表示手段であることを特
徴とする請求項6記載の電波探知装置。 - 【請求項8】 目標から放射された電波を探知しこの探
知で得られた電波諸元と予め知られている電波諸元とを
照合して目標を識別する電波探知装置であって、 前記照合で照合が取れた目標候補毎の過去の識別情報及
び自己位置情報を探知記録として記録する探知記録手段
と、 現在の自己位置情報を出力する自己位置検出手段と、 前記照合で単数又は複数の目標候補が得られた場合に、
前記探知記録手段を検索して得られた過去の識別情報の
中に固定設置の目標候補があり、該固定設置の目標候補
について前記過去の探知記録の検索から得られた過去の
自己位置情報で表される過去の自己位置が前記自己位置
検出手段から出力された現在の自己位置情報で表される
現在の自己位置から所定距離内であるとき、前記過去の
自己位置情報で特定される目標候補を主たる目標候補と
し、該主たる目標候補を他の目標候補と区別し得る識別
情報を付して各目標候補の現在の識別情報及び検索した
過去の識別情報を出力装置に供給するデータ処理手段と
を設けたことを特徴とする電波探知装置。 - 【請求項9】 前記データ処理手段は、前記探知記録の
検索から得られた複数の照合結果に対する目標候補の中
に固定設置の目標候補がある場合に、該固定設置の目標
候補について前記探知記録手段の検索から得られた過去
の自己位置情報で表される過去の自己位置が前記現在の
自己位置情報で表される現在の自己位置から所定距離内
でないとき、前記探知記録手段の検索から得られた探知
回数が一番多い目標候補を主たる目標候補として前記出
力装置に供給することを特徴とする請求項8記載の電波
探知装置。 - 【請求項10】 前記出力装置は、表示手段であること
を特徴とする請求項8又は9記載の電波探知装置。
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---|---|---|---|
JP10319628A JP3109498B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 電波探知方法及び電波探知装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319628A JP3109498B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 電波探知方法及び電波探知装置 |
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---|---|
JP2000147090A JP2000147090A (ja) | 2000-05-26 |
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ID=18112419
Family Applications (1)
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JP10319628A Expired - Fee Related JP3109498B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 電波探知方法及び電波探知装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3109498B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6534543B2 (en) | 1996-06-04 | 2003-03-18 | Avon Products, Inc. | Oxa acids and related compounds for treating skin conditions |
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JP5793961B2 (ja) * | 2010-07-26 | 2015-10-14 | 日本電気株式会社 | 電磁波識別装置、電磁波識別方法及びプログラム |
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1998
- 1998-11-10 JP JP10319628A patent/JP3109498B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6534543B2 (en) | 1996-06-04 | 2003-03-18 | Avon Products, Inc. | Oxa acids and related compounds for treating skin conditions |
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Publication number | Publication date |
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