JP3109365U - 浴槽用座椅子 - Google Patents

Abstract

【課題】音響による音楽効果と振動効果の相乗作用により入浴時のリラクセーション効果を高めることができる浴槽用座椅子を提供する。
【解決手段】ステンレス製で、中空状の水密構造をなす座部２と、該座部２と一体の背もたれ部３よりなり、背もたれ部上端にはダクト４が接続され、ダクト上端には浴槽外に設置したＣＤプレイヤーやカセットデッキ６接続されるスピーカ５が内蔵され、スピーカ５から発生する音楽や振動がダクト４を通して座部２や背もたれ部３に伝わるようにする。
【選択図】図１

Description

本考案は、浴槽内に設置され、音響により入浴中のリラクセーション効果を高めるための座椅子に関する。

入浴時のリラクセーション効果を高める方法としては、気泡浴、ジェット水流、シャワー、打たせ湯、超音波湯などが知られ、また下記特許文献１には、マッサージ器や超音波発振器よりなる血行促進装置を備えた浴槽用車椅子が開示されている。
特開平１０−２９５７７３号公報

日常生活において、リラクセーション効果を高める方法の一つに音楽鑑賞がある。
本考案は、音響による音楽効果と振動効果の相乗作用により入浴時のリラクセーション効果を高めることができる浴槽用座椅子を提供することを目的とする。

本考案の浴槽用座椅子は、浴槽内に設置され、中空状の水密構造をなす座部及び背もたれ部と、座部好ましくは背もたれ部に接続され、浴槽外に設置した音響機器より音楽を導入するダクトよりなることを特徴とする。

座椅子の材質としては通常、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス等の金属が用いられるが、硬質樹脂を用いることもできる。

本考案で用いる音響機器としては、例えばＣＤプレイヤーやカセットデッキとスピーカーからなるもの、ラジオなどを挙げることができる。

別の浴槽用座椅子は、上記浴槽用座椅子において、音響機器、好ましくはそのうちのスピーカを座部及び若しくは背もたれ部に設置すると共に、ダクトを省いたことを特徴とする。

本考案によると、背もたれにもたれかかって椅子に座った状態で入浴中、音楽を聴きながら座部及び背もたれ部から振動が与えられ、入浴によるリラクゼーション効果と、音響と振動の相乗効果により入浴時のリラクゼーション効果がより一層向上する。

図１に示す座椅子は、浴槽１に設置され、ステンレス製で、中空状の水密構造をなす座部２と、該座部２と一体の背もたれ部３よりなり、背もたれ部３端にはダクト４が接続されているもので、ダクト上端には浴槽外に設置したＣＤプレイヤーやカセットデッキ６接続されるスピーカ５が内蔵され、スピーカ５から発生する音楽や振動がダクト４を通して座部２や背もたれ部３に伝わるようにしてある。

背もたれ部３にもたれかかって座部２に座った入浴時においては、音楽を聴きながら座部２や背もたれ部３から振動が伝わり、リラクセーション効果が与えられる。

図２に示す座椅子は、ダクト４を省き、背もたれ部３にスピーカー５を内蔵したボックス８を取付けたものである。

本考案は、家庭の浴槽に設置されるほか、例えば温泉、ホテル、公衆浴場、老人ホームや病院、各種健康センター等の浴槽に設置することができる。

本考案に係わる座椅子を設置した浴槽の概略断面図。 座椅子の別の例の概略断面図。

符号の説明

１・・浴槽
２・・座部
３・・背もたれ部
４・・ダクト
５・・スピーカ
６・・ＣＤプレイヤーやカセットデッキ
８・・ボックス

Claims (2)

1. 浴槽内に設置され、中空状の水密構造をなす座部及び背もたれ部と、座部又は背もたれ部に接続され、浴槽外に設置した音響機器より音楽を導入するダクトよりなることを特徴とする浴槽用座椅子。
2. 上記音響機器のうち、スピーカを座部及び若しくは背もたれ部に設置すると共に、ダクトを省いたことを特徴とする請求項１記載の浴槽用座椅子。

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