JP3109252U - 屋上フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】 降雨強風時における枠材2の滑動を確実に防止する。
【解決手段】 ゴムマット10の上に配した枠材30にフェンスの支柱3を固定する屋上フェンスを前提として、ゴムマット10の下面に凹凸部を設ける。ゴムマットの下面に成形した凸部11が屋上面1に接するので、板状の従来のゴムマットに較べて接地面積が少なくなり、単位面積あたりの接地圧が増加して、強風等による横方向の外力に抗する摩擦力を高める。ゴムマット10の接触状態は、点接触または線接触とすることが望ましい。成形コストを考慮すれば単純矩形の凹凸(11、12)に丸棒部材14を装着することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本考案は、コンクリート等の重量のある枠材を用いて立設する屋上フェンスに係り、強風時における枠材の滑動を防止する技術に関する。
学校の校舎や各種ビルディングの屋上には、転落防止のためのフェンスが設けられる。建築物の屋上にフェンスを設けるときには、図5に示すように、屋上面(例えばコンクリート)1の上に板状のゴムマット5を配して、その上にコンクリート製の枠材2を配し、この枠材2に支柱3を立設して、枠材2の内側の空間にモルタル4を流し込む。
6は、フェンスの横材、7は、フェンスの縦材である。フェンスを設置するときには、例えば、横材6と縦材7をユニット化して、横材6を支柱3に固定する。
支柱3は、枠材2の中央部に配し枠材2の内側にモルタルを流し込んで固定するのであるが、このようなコンクリート製の枠材2を使用するのは、屋上面1であるコンクリートの下には防水シートが配されていることから、防水シートの破損を避けるために、釘やボルト等の固定金具を一切使用せず、ゴムマット5の上に枠材2を載置しただけで支柱3を立設する。フェンスが簡単に動かないようにするため、枠材2は適当な重量をもつよう製造される。なお、学校のような公共施設では屋上面1をコンクリートブロック等で被覆することが多いが、いわゆる高層マンションのような建築物では防水シートの上にコンクリートブロック等の被覆材を設けないことも少なくない。
なし
問題は、大型の台風のように雨が降り、瞬間の最大風速が例えば50m以上となるような風が吹いたときに、枠材2が滑動し、フェンスの支柱3が位置ずれを起こして、フェンスが破損したり、柵としての設計機能を失う点にある。
そこで、本考案の目的は、強風時における枠材2が滑動をより確実に防止する点にある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る屋上フェンスは、ゴムマットの上に配した枠材にフェンスの支柱を固定してなる屋上フェンスを技術的前提として、前記ゴムマットの下面に凹凸部を設ける。
かかる構成によれば、ゴムマットの下面に成形した凸部が屋上面1に接するので、板状の従来のゴムマットに較べて接地面積が少なくなり、単位面積あたりの接地圧が増加して、強風等による横方向の外力に抗する摩擦力を高める。
従来の屋上フェンスに使用されているゴムマット5は、下面も上面も平滑な板である。これは、接地面積を増やすことによってゴムマット5の横滑りを防止する効果が高まると考えられるためである。しかしながら、大量の雨が降ってゴムマット5の下に水が浸透している状態で強い風が吹いたときには、単位面積あたりの接地圧が少ないことに起因して、かえって横滑りを起こしやすい。
一方、ゴムマットの下面に凹凸を設けると、一種の潤滑材として機能する水との接触面積が減るとともに接地圧が高まるので、枠材2を載せているゴムマットの横滑りを確実に防止することが出来る。
請求項2に係る屋上フェンスは、ゴムマットの凸部の形状に関するもので、断面形状を略円弧状とするものである。凸部の接触面積を減らすには、凸部の断面形状を円弧とすることが望ましい。凸部の屋上面1との接触の状態が、点接触または線接触となるからである。この状態が最も接地圧を高め望ましいが、実際の成形では完全な円弧を確保しにくい。低コストでの実現を求められるので、凸部の断面形状が完全な円弧ではなく、やや楕円形となることもあるが、実質的な影響はない。略円弧状とするのは、低コスト成形では凸部を完全な円弧状に成形しにくいという事情に基づく。
請求項3は、ゴムマットの凸部を低コストで成形するためのものである。これは、ゴムマットの凹部にゴム材を装着等により配して、実質的に請求項2と同様の凸部構造を実現する。
ゴムマットに成形する凹凸の凸部を略円弧状に成形することは、金型の成形などコスト的な問題がある。しかし、例えば単純な矩形状の凹凸を利用して、その凹部に例えば断面略円形の丸棒材や球材を装填すれば、装着したゴム材は、ゴムマットの凹凸部の凸部よりも突出して、断面略円弧状の接地部分を構成し、点接触または線接触の接地状態を作り出す。
本考案に係る屋上フェンスによれば、ゴムマットの接地面積が減少して、潤滑剤として働く水との接触面積が減ると同時に、接地圧が高まり、台風時のように降雨と強風が襲ったときにもゴムマットの滑動(横滑り)を確実に防止できる。
図1は、本考案に係るゴムマット10を用いてフェンスの支柱3を立設する場合を例示するものである。この実施形態では、従来のモルタル充填による支柱3の立設に代え、ブロック状の装填材20を用いて支柱3を立設する。
図2に拡大して示すように、ゴムマット10は、下面に凹凸を備える。11は凸部、12は凹部である。そして、この実施形態に係るゴムマット10は、例えば直線的に成形した凹部12に、当該凹部12に装着できる外径寸をもったゴム製の丸棒部材14を嵌入固定してある。
凸部11と凹部12はいずれも直線的に成形することが望ましい。成形コストを抑えることが出来るからであり汎用性も広いからである。同一の理由で、凸部11と凹部12の幅は均等に成形することが望ましい。幅寸法は、例えば10〜30mm程度である。
凹部12に嵌着する丸棒部材14は、凹部12の幅と深さに応じた断面略円形とし、凹部12に嵌着させたときに、凸部11から突出する部分をもつようにしておく。断面略円形の丸棒部材14を使用するこの実施形態では、凹部12の深さは幅よりも小さくし、丸棒部材14が表面(凸部11の一般面)より外に突出するようにしておく。突出する部分の寸法は、丸棒部材14の材質の硬度と荷重との相関による。支柱3を立設してフェンスを構築したときに、凸部11は接地せず丸棒部材14だけが接地する状態とすることが望ましい。丸棒部材14だけが接地する線接触の状態において、水との接触面積は最小となり、接地圧は最大となるからである。
30は、ゴムマット10の上に配する枠材である。枠材30は、雨雪水を外部に排出するための導水孔31を備え、内部の空間に、モルタルに代えてブロック状の装填材20を入れてある。装填材20は、図3に示すように、例えば二つのブロックとして成形し、各ブロックは支柱3の外周を囲むための凹部21を備えている。また装填材20の各ブロックは、上面から下面へ貫く複数の孔24を備える。
導水孔31は、枠材30の内壁から外壁を貫いて設けてある。機能上、導水孔31は外壁側に向かってやや下降傾斜させることが望ましい。40は、雨雪水をせき止める止水板、41は、止水板40を載せる棚部である。
44は、止水板40の上に配したスペーサである。このスペーサ44は、装填材20の下面と、止水板40の上面との間に隙間を形成して雨雪水をせき止めることが出来るようにするものである。スペーサ44として使用できる材料は、例えば小石(玉石)や、セラミック、金属、樹脂等の難錆材料で成形したボール、あるいは碁石のようにある程度の曲率をもった立体物、剣山のように多数の突起を配したもの、やや太い複数本の脚部をもつものなどである。いずれにせよ、雨雪水をせき止める空間を形成でき、装填材20や支柱3の荷重に耐えるものであれば良い。導水孔31の内側開口は、止水板40の表面近傍、つまりスペーサ44の下側に位置するよう成形することが望ましい。
従って、かかるゴムマット10を用いれば、丸棒部材14の下面だけが屋上面に接地して水との接触面積を最小、接地圧を最大とするので、降雨時に強風が伴っても支柱3および枠材30の荷重によって抑えられているゴムマット10は横滑りしない。従来のゴムマットに較べて接地面積が圧倒的に少ないため、同一荷重でも摩擦抵抗は格段に向上する。
また、この実施形態に係るゴムマット10は、丸棒部材14を使用するため、ゴムマット10の下面に作る凹凸(11、12)は単純矩形でよく、成形が容易であり、高い性能をもちなが確実にらコストを抑えることが出来る。なお、丸棒部材14には常に荷重がかかるため経年劣化が懸念される場合は、丸棒部材14の芯材に硬質樹脂、金属等を使用してもかまわない。少なくとも表面がゴム材であれば摩擦による滑動防止の効果をもつからである。
モルタル充填に代えて装填材20を用いれば、支柱3を立設するに際してモルタルの打設や養生の手間がかからず作業性が向上する。また、雨雪水を枠材30の内部に積極的に導いて枠材30の外部に排出することができ、継続的な水の浸透による構造破壊を防止することが出来る。
本考案に係るゴムマットは、前記説明のものに限定されない。例えば、ゴムマットの下面に成形する凹凸は単純矩形の直線的な凹凸でも良いし、例えば円や多角形の凸部または凹部が点在するものでもよい。好ましくは、接触面積を抑えて水との接触を減らし接地圧を高めるよう、凸部は断面略円形として線接触または点接触、ないしはそれに近い状態を作り出す。例えば、図4に示すように、凸部11を断面略円弧とするだけでも、単純矩形の凹凸に較べれば外力に抵抗する摩擦力は確実に増大する。50はモルタルである。支柱3は、ブロック状の装填材20によって支持する必要はなく、従来通りモルタル50によって固定しても良いからである。
ゴムマットの接地箇所の面積は、荷重と滑動防止の目的との相関関係で決定することが望ましい。接地面積が少ないほど滑動を防止できるとはいえ、荷重による劣化が生じやすいのでは別の問題が起こるし、荷重を分散してバランスよく支柱を支持することも難しくなる場合があるからである。ゴムマットの全体に凸部を均等配置して接触面積を少なくすることが望まれる。断面三角錐のように凸部を過剰に鋭利な形状とすると荷重による劣化やバランスの悪さが生じやすいので、凸部の形状は矩形、台形、円弧状(完全な円弧である必要はない)とすることが望ましい。
なお、ゴムマットに代えて金属や樹脂製の板材を用いて、その下面に滑動防止用のゴム材(例えば丸棒部材14)を配することも考えられるが、硬質の材料を枠材30の下に配すると柔軟性がないために、当該板材と枠材30との間に雨水が侵入して枠材30を劣化させる等の問題を生ずる可能性がある。
実施形態に係るゴムマットを枠材とともに示す断面図である。 実施形態に係るゴムマットを例示する斜視図である。 実施形態に係る枠材と装填材を例示する斜視図である。 本考案に係るゴムマットの他の実施形態を例示する断面図である。 従来の支柱の立設構造を例示する断面図である。
符号の説明
3 支柱
5、10 ゴムマット
6 フェンスの横材
7 フェンスの縦材
11 凸部
12 (ゴムマットの)凹部
14 丸棒部材
20 装填材
21 (装填材の)凹部
24 孔
30 枠材
31 導水孔
40 止水板
41 棚部
44 スペーサ

Claims (4)

  1. ゴムマットの上に配した枠材にフェンスの支柱を固定してなる屋上フェンスにおいて、
    前記ゴムマットの下面に凹凸部を設けることを特徴とする屋上フェンス。
  2. ゴムマットは、凸部の断面形状が略円弧状であることを特徴とする請求項1記載の屋上フェンス。
  3. ゴムマットは、凹部に配したゴム材を備え、
    当該ゴム材は、
    少なくとも表面がゴムであり、
    ゴムマットの凸部よりも突出する部分を備え、
    凸部よりも突出する部分の断面形状が略円弧状を呈することを特徴とする請求項1または請求項2記載の屋上フェンス。
  4. 請求項1ないし請求項3記載の屋上フェンスに用いるゴムマットであって、
    当該ゴムマットは、少なくとも片側面に凹凸部を備え、屋上面に接地する側の凸部が断面略円弧状を呈することを特徴とするゴムマット。
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