JP3108973B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JP3108973B2 JP3108973B2 JP13997293A JP13997293A JP3108973B2 JP 3108973 B2 JP3108973 B2 JP 3108973B2 JP 13997293 A JP13997293 A JP 13997293A JP 13997293 A JP13997293 A JP 13997293A JP 3108973 B2 JP3108973 B2 JP 3108973B2
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Description
処理する情報処理装置に関する。
理装置の一層の小型化、キーボードを用いたマンマシン
インタフェースの見直しに伴うペンコンピュータの提案
などが進んでいる。いわゆるフルキーボードを備えなけ
れば、処理装置の小型化にも資するから、液晶パネルの
表面にペン先の動きを検出する透明タブレットを設け、
ペンによる手書きの文字や指示を認識して、種々の処理
を行なうものが提案されている。
及は、情報処理の個人化を押し進め、いつでもどこでも
情報処理を行なおうとする要請は、近年とみに高まって
いる。人々は、携帯可能であり、かつ自己の生活や業務
に密着した形で情報処理が可能な装置を求めているとい
える。
た要請に応える情報処理装置は、未だ開発されていな
い。それは、一つには、座標を直接指定するペンタイプ
のポインティングデバイスが、それまで用いられてきた
マウスやトラックボールといった移動情報を指定するタ
イプのポインティングデバイスと整合性がなく、同一の
ソフトウェアで対応することができなかったためであ
る。このため、通常の使用者の使い勝手を満足するほど
洗練されたインタフェースを作り出すことができなかっ
た。
では、ペンデバイスにより手書きのメモや地図が書ける
ことや通常のキーボードからの入力に代えてペン先によ
る描線から文字を認識することなどが特徴となっている
が、従来、文字認識におけるポインティングデバイスの
動きと通常の描画の動きとを同じ扱いとしているため、
一方に最適に合わせ込むと他方では使い勝手が悪いこと
が指摘されていた。
理装置では、スケジュールや住所録などの管理を行なう
ことも望まれているが、現在実行中の処理をいちいち終
了してからそれらの処理を開始するのは面倒なものであ
った。更に、日程や時間の管理などにおいても、休日や
祝祭日の取扱い、平日定休の使用者の週間管理の難し
さ、海外出張などでの時間管理の煩瑣な手間などが指摘
されていた。
解決し、パーソナルな情報処理が可能な携帯性に優れる
情報処理装置を提供することを目的としてなされ、次の
構成を採った。
は、二次元画像を表示可能な表示手段に情報を表示し、
使用者の指示に応じた所定の処理を実行可能な情報処理
装置であって、該表示手段の少なくとも一部の領域にオ
ーバラップした入力領域を有し、ペンにより位置指定可
能なポインティング手段と、該ポインティング手段によ
る連続した位置指定を、所定の分解能で入力する入力手
段と、該入力された一連の位置指定に基づいて、少なく
とも文字を認識する認識手段と、認識対象とする一連の
位置指定の入力領域を、前記表示手段に領域を表示する
ことにより特定する認識領域特定手段と、該特定された
領域と、前記認識手段の認識対象とならない領域とで
は、前記ポインティング手段の位置指定に応じて前記表
示手段に表示する描線の分解能を異ならせる分解能変更
手段とを備えたことを要旨とする。
領域近傍に、予め用意した数字,記号,文字列のうち少
なくとも一つを選択可能に表示する選択入力表示手段
と、認識手段により認識された文字、および選択入力表
示手段により表示された数字,記号,文字列のうち、ポ
インティング手段により選択されたものを、予め用意し
たフォントにより、表示手段に表示する文字表示手段と
を備えることも、入力の容易化を図る上で望ましい。更
に、認識領域特定手段は、実行中の処理の処理対象位置
に重ならない位置に、入力領域を表示する手段を備える
ことも、操作性を高める上で好ましい。
置は、ポインティング手段による一連の位置指定に基づ
いて少なくとも文字を認識するが、文字認識を行なう入
力領域を表示手段に領域を表示することで特定し、この
入力領域とそれ以外とでは、表示手段に異なる分解能で
表示させる。従って、文字認識時と絵や地図などを描く
場合とでは表示の太さが異なり、文字認識における表示
の精緻さと、描画時の認識しやすさとを両立させること
ができる。
かにするために、以下本願記載の情報処理装置の好適な
実施例について説明する。図1ないし図5は、一実施例
としての情報処理装置40を示す平面図,背面図,正面
図および左右の側面図である。
すように、平べったい直方体形状をしており、図2に示
すように、表面には、640×400ドットの液晶表示
パネル(以下、LCDパネルと呼ぶ)60を備える。こ
のLCDパネル60の背面には、電磁誘導方式のタブレ
ット70が設けられており、所定のペンデバイス先端を
LCDパネル60の表面に近づけることにより、その先
端の位置の情報を情報処理装置40に入力することがで
きる。タブレット70は、図1に示すように、液晶表示
パネル60より、上部に広くなっている。
理装置40の動作状態を示す4個のLED44,45,
46,47が設けられている。また、情報処理装置40
の上端には、動作用のバッテリ80が装着される。図4
に示すように、情報処理装置40の右側面には、リセッ
ト用のスイッチ82、フレキシブルディスク装置用のコ
ネクタを収納したFDコネクタカバー84、ICカード
収納部のカバー86が設けられている。
0の左側面には、商用交流から必要な直流電圧を出力す
るACアダプタのジャックが取付可能な電源プラグ8
8、情報処理装置40の筐体内部に設けられた機器収納
用の空間を覆うカバー90が設けられている。カバー9
0を開けると、内蔵ファックスモデムボード、ハードデ
ィスクもしくはICカードを装着可能なコネクタが、並
んで収納されている。更に、図3に示すように、情報処
理装置40の手前側正面には、ICカード離脱用の操作
レバー92,94が設けられている。なお、情報処理装
置40の背面中央(バッテリ80の下側)には、図2に
示すように、後述する拡張コネクタを収納する拡張コネ
クタカバー96が設けられており、その右隣には、増設
用のDRAMを収納するDRAMカードカバー97が、
設けられている。
に、単独でもペンデバイスを用いて、種々のデータ入力
および処理が可能であるが、ある程度まとまった量の文
字データを入力するために、キーボード装置20が装着
可能である。図6は、このキーボード装置20を示す斜
視図である。
わゆるフルキーボードと同様のキー配列でキーの大きさ
が若干小さなコンパクトキーボード22を実装したキー
ボード本体23と、情報処理装置40を装着する装着部
25と、キーボード本体23と装着部25とを折り畳み
可能に支承する接続部27とから構成されている。
ード22の手前に基部28に向けてなだらかに連接する
傾斜部29を備える。コンパクトキーボード22は、最
下段中央にスペースキーを備え、その左隣には順に「N
FER」「GRPH」「カナ」「CAPS」の各キーを
配置する。一方、スペースキーの右隣には「XFER」
のキーを配置し、そのさらに右隣には、「ROLLU
P」キー、一つおいて「ROLLDOWN」キー、両キ
ーの中央には「↑」キー、その下段には左から「←」
「↓」「→」の各カーソルキーが配置されている。
ないし5段目は、通常の文字キー,タブキー、シフトキ
ー、改行キー、バックスペースキーが配置されている。
下から6段目は、左端に「ESC」キー、その隣に「S
TOP」キーが配置されており、更にその右隣からは1
0個のファンクションキーが配置されている。この段の
右端は「DEL」キー、その左隣は「INS」キーであ
る。最上段は、コンパクトキーボード22の右端に4個
のキーが配列されている。このキーは、右から順に、
「HELP」「HOMECLR」「COPY」「NU
M」の各キーである。
れる凹部30が形成されており、この凹部30の底面に
は、止めねじ32が設けられている。この止めねじ32
は、図7に示すように、情報処理装置40の背面に設け
られた固定用雌ねじ42に螺合して、情報処理装置40
を装着部25にしっかりと固定するためのものである。
止めねじ32は、一つに限る必要はなく、複数個設けて
も良いし、解除機構を有する係止装置により、情報処理
装置40の装着に伴ってこれを固定する機構を採用して
も差し支えない。装着部25の凹部30底面の接続部2
7側の端には、電気的な接続を行なう6ピンの接続端子
34が設けられている。
装置20の装着部25に用意された凹部30へ装着され
る様子を説明する説明図である。接続端子34による接
続の説明の便を図って、情報処理装置40側は下方から
見た斜視図面とし、キーボード装置20側は上方から見
た斜視図面として、それぞれ描いてある。
装置20側に用意された接続端子34に対応する位置
に、接触部194が設けられている。これに対して、接
続端子34は、装着部25の底部25aから10ミリ近
く突出している。
個の接点が用意されており、情報処理装置40をキーボ
ード装置20の凹部30にぴったりと嵌め込み、ねじ3
2を回してこれを情報処理装置40の背面に用意された
雌ねじ42に螺合させると、接続端子34が接触部19
4のケースが嵌まって位置決めされ、両者は嵌合する。
この時、接触部194の各接点は、接続端子34の6個
の接続の各々に接触し、電気的に接続される。なお、接
続端子34の接続ピンは、その内部にばねを収納してお
り、その先端が接点に突き当たると、接続端子34の内
部に逃げる構造となっており、6個の接続ピンは、接点
に常時接触した状態となる。接点および接続ピンは、そ
の背面で、フレキシブル基板にはんだ付けされ、内部の
回路基板と電気的に接続されている。
の接続の内、1番ピンには電源ラインが、6番ピンには
接地ラインが、各々接続されている。また、2番ピンに
は、第1サブCPU131側からの出力信号であるレデ
ィー信号RDYが、3番ピンには、同じくリトライ信号
RTYが、4番ピンには、同じくリセット信号RST
が、5番ピンには、シリアルデータDATAが、それぞ
れ割り当てられている。こうして、キーボード装置20
からのキーデータを、シリアル通信により、情報処理装
置40に入力することが可能となる。
ンデバイス50を収納するペン収納部36が設けられて
いる。このペンデバイス50は、情報処理装置40の表
示用パネル表面に設けられたタブレット70を用いて入
力を行なうポインティングデバイスであり、種々の入力
に用いられる。
に、キーボード装置20の装着部25に装着される。情
報処理装置40をキーボード装置20に装着した状態を
左側面から見たのが図9の左側の図である。この状態か
らキーボード本体23を接続部27から情報処理装置4
0側に折り畳んだ状態を、同図右側に示した。図9に示
すように、バッテリ80の情報処理装置40の厚みより
飛び出した部分は、キーボード本体23の基部28のみ
が露呈している箇所に嵌まり合って、全体としてぴった
りと収納される。キーボード本体23を折り畳んだ状態
で留具98を、装着部25の背面からキーボード本体2
3の背面に亘って嵌め込み、携帯中に開かないよう係止
することができる。
32が設けられている他、脚99が取り付けられてい
る。この脚99は、図9に示すように、一端を引き出す
ことにより、情報処理装置40を取り付けたキーボード
装置20を、机上に置いて使用する場合、情報処理装置
40のLCDパネル60を僅かに傾斜させ、見やすい角
度にセットする。
て説明する。図10は、情報処理装置40の内部構成を
示すブロック図である。図示するように、この情報処理
装置40には、CPU100としてインテル社486S
X(486およびSXはインテル社の商標)相当のチッ
プが搭載されており、そのシステムバス102には、シ
ステムのBIOSや専用アプリケーションが書き込まれ
たROM104、主記憶を構成するRAM106、各種
の割込を制御する割り込みコントローラ108、年月日
時分秒を独立にカウントするカレンダ時計110、自走
式のタイマ112などが接続されている。システムバス
102に接続されている他の回路を以下、一覧する。
102を介して直接行なわれるデータの転送を制御する
回路である。 システムポート116:システムがサポートするハード
ウェアが接続される入出力ポートである。本実施例で
は、既述したLED44ないし47やブザー118が接
続されている。LED44ないし47は、情報処理装置
40の動作状態を示すものである。LED44は、電源
の状態を示すものであり、緑色の場合にはACアダプタ
から直流電源が入力されていることを、赤色の場合には
装着されたバッテリ80に対して充電中であることを、
一方赤色が点滅している場合にはバッテリ異常であるこ
とを、各々を示す。
電源が投入されているか否かを示し、点灯時に緑色の場
合にはCPU100のクロックが20メガヘルツである
ことを、一方赤色である場合には10メガヘルツである
ことを示している。LED46は、点灯時にICカード
もしくはRAMドライブをアクセスしていることを示
し、緑色の場合はICドライブのアクセスを、一方赤色
の場合はRAMドライブのアクセスを、それぞれ示して
いる。LED47は、ハードディスクドライブのアクセ
ス状態を示している。
0:外部のフロッピーディスクドライブをコントロール
する回路である。外部のフロッピーディスクドライブ1
22は、情報処理装置40の右側面に設けられたFDコ
ネクタカバー84を外し、ここに設けられたFDコネク
タCN1に接続される。
設用のDRAMカード126とのデータのやり取りをコ
ントロールする回路である。DRAMカード126は、
DRAMカードカバー97を開けて、ここに設けられた
専用コネクタCN2に装着される。DRAMカード12
6は、主記憶の一部を構成可能である。
クタCEを介して接続されたプリンタ129に印字デー
タを出力するインタフェース回路である。 キーボードインタフェース130:キーボードのコント
ロールを行なう第1サブCPU131とデータのやり取
りを行なう回路である。なお、情報処理装置40がキー
ボード装置20に装着されると、第1サブCPU131
は、キーボード装置20のコンパクトキーボード22の
キー操作を検出してキーコードを出力する第2サブCP
U132と接続され、通信によりデータのやり取りが可
能となる。また、第1サブCPU131は、通常の大き
さのキートップを備えた標準キーボード134や0ない
し9の数字および演算記号(×/+−=等)を備えたキ
ーを有するテンキーパッド136が接続可能である。な
お、第1サブCPU131は、電源部の制御およびシス
テムの自動立ち上げ等の機能も司る。
パネル60に重ねて設けられたタブレット70とのデー
タのやり取りを司る回路である。このタブレット70
は、ワイヤレス方式のペンデバイス50の先端位置を検
出し、X−Y座標のデータとして出力するものであり、
タブレットインタフェース138は、このタブレット7
0とシリアル通信により、データを受け取り、必要に応
じてCPU100にそのデータを出力する。
CDパネル60の背後に設置されているが、電磁誘導方
式であり、読み取りの有効高さが8mmあるので、LC
Dパネル60の表面のガラス板上のペンデバイス50の
位置を読み取るのは、何等支障がない。タブレット70
の読み取り可能範囲は、LCDパネル60の表示範囲よ
り上下左右に若干大きく、特にLCDパネル60の表示
エリアの上方には、10mm程度余分に読み取り可能範
囲が設けられている。なお、読み取りの分解能は0.1
mm程度である。
ち、LCDパネル60の表示範囲に重ならない上方の領
域右端には、シルク印刷により、下矢印キー71、上矢
印キー72、IMスイッチ75が記載されている。下矢
印キー71,上矢印キー72は、LCDパネル60のコ
ントラストを調整するスイッチであり、IMスイッチ7
5は、後述するインフォーメーションマネージャという
ソフトウェアを起動するスイッチである。ペンデバイス
50を用いた通常の入力は、LCDパネル60に必要な
キーを表示し、これをペンデバイス50で操作すること
により行なわれるが、例えばコントラストの調整など
は、調整が不良の場合、表示そのものが見えないことが
考えられる。従って、本実施例では、これらのキーの表
示は情報処理装置40表面に最初から印刷し、操作性の
向上を図っている。また、インフォーメーションマネー
ジャは、いかなるソフトを使用している場合でも、必要
に応じて使用できるソフトウェアとして作られているの
で、これも、LCDパネル60における表示の如何にか
かわらず、操作できることが必要であり、LCDパネル
60による表示ではなく、印刷による表示としている。
タCEを介して接続可能なマウス142を制御すると共
に、タブレットインタフェース138とデータのやり取
りを行ないつつ協力してペンデバイス50の入力をマウ
ス入力として扱う処理も行なう回路である。このマウス
インタフェース140が、ペンデバイス50による処理
をマウス入力として扱うので、マウス入力を前提として
作られたプログラムを修正無しで、タブレット70を用
いて使用することができる。実際の処理については、後
でソフトウェアと共に説明する。
4,第2CRTコントローラ(グラフィック):LCD
パネル60へのテキストおよびグラフィックの表示を行
なうコントローラである。第1CRTコントローラ14
4は、テキストVRAM148,漢字ROM150およ
びCRTインタフェース152が接続されている。テキ
ストVRAM148は16キロバイトのメモリであり、
表示すべき文字をコード情報として記憶する。漢字RO
M150はかな,漢字,英数字などのフォントのドット
情報を記憶するキャラクタジェネレータである。第1C
RTコントローラ144は、テキストVRAM148に
記憶されているコードを参照し、逐次漢字ROM150
からそのコードの文字を構成するドット情報を読み出し
て、LCDパネル60にテキストを表示する。この第1
CRTコントローラ144に接続されたCRTインタフ
ェース152は、拡張コネクタCEを介して接続された
CRT154にLCDパネルに表示されたものと同一の
情報をカラーで表示可能である。
ィックVRAM156に接続されており、グラフィック
VRAM156に記憶されたデータをそのままドット情
報として扱って、LCDパネル60に表示する。なお、
グラフィックVRAM156は、通常のアプリケーショ
ン用に32キロバイトを1プレーンとして計4プレーン
の容量を用意しており、CRTインタフェース152を
介してCRT154に表示を行なう場合には、各プレー
ンをRGB等に割り当て、カラー表示を行なうといった
使い方が可能である。これらのグラフィックVRAMの
他に、情報処理装置40が予め用意するインフォーメー
ションマネージャと呼ばれる情報管理ソフトウェアが使
用するグラフィックVRAMも、32キロバイト×4プ
レーン用意されている。
86,90を開いた場所に用意されている標準のICカ
ードコネクタCNCに装着されるICカード160もし
くはICカードコネクタに接続可能なハードディスクド
ライブ162とのデータのやり取りを司る回路である。
カバー90を開いた側の場所には、ICカードもしくは
ハードディスクドライブが装着可能となっているので、
この情報処理装置40は、最大、2台のICカード16
0、もしくは1台のICカードと1台の1.8インチの
ハードディスクドライブの搭載が可能である。
張コネクタCEを介して接続されるモデム166もしく
は内蔵ファックスモデムボード168との間でデータの
やり取りを行なう回路である。モデム166もしくは内
蔵ファックスモデムボード168を利用することで、情
報処理装置40の使用者は、電話回線を介して、遠隔地
のコンピュータ等と接続してデータの授受を行なうこと
が可能となる。なお、内蔵ファックスモデムボード16
8を装着した場合には、カバー90も交換する。内蔵フ
ァックスモデムボード168を使用する場合には、電話
回線と接続するためのモジュラージャックが必要となる
ので、内蔵ファックスモデムボード168に取り付けら
れたモジュラージャックが嵌まる開口部をカバー90に
設けておくのである。
ついて説明する。図11は、情報処理装置40の内部の
回路を基板単位でまとめた説明図である。図示するよう
に、情報処理装置40の内部には、既に説明したLCD
パネル60やタブレット70の他に、CPU100など
が搭載されたメイン基板170、外部の機器とのインタ
フェイスを司る各インタフェイス回路が搭載されたIO
基板172、IO基板172の上に装着された充電回路
基板174、およびDC/DCコンバータ176が収納
されている。DC/DCコンバータ176には、商用交
流から直流電源を出力するACアダプタ178もしくは
バッテリ80が接続されており、情報処理装置40内部
の回路に必要な電源電圧(5Vもしくは3.3V)を供
給している。DC/DCコンバータ176には、ACア
ダプタ178が接続されており、バッテリ80の電圧が
低下している場合には、バッテリ80の充電も制御して
いる。
ついて説明する。図12は、情報処理装置40のメモリ
の配置の概要を示す説明図である。通常、情報処理装置
40は、内蔵するROMもしくは装着されたハードディ
スクドライブ162からDOSがロードされて、更にD
OSの制御の下でアプリケーションプログラムがロード
される。この場合のメモリマップを、図12左欄に示
す。このメモリマップは、00000Hから9FFFF
Hまでの640バイトがDOSおよびアプリケーション
の領域となっており、A0000Hより上位にテキスト
VRAM148,グラフィックVRAM156あるいは
各種BIOSが配置されてる。なお、グラフィックVR
AMは、複数のバンクが用意されており、アプリケーシ
ョンは、これを切り換えて使用することができる。
起動されると、CPU100は、DOSおよびアプリケ
ーション用のメモリ空間をそのままそっくりインフォー
メーションマネージャ(以下、IMと呼ぶ)用のメモリ
空間に切り換える。これを、図12の右欄に示した。I
Mが管理するメモリ空間でも、グラフィックVRAM
は、第2CRTコントローラ146との関係で同じ番地
に割り当てられているが、表示されるのは全く異なるメ
モリの内容である。DOS空間とIM空間との切替が行
なわれる場合でも、切り換えられた側のメモリの内容は
完全に保存されている。なお、メモリ空間の切替は、S
MI(システムマネージメントインターラプト)と呼ば
れる割込が利用されているが、その詳細については、割
込に関する説明として、まとめて後述する。
には、ICカード160やハードディスクドライブ16
2からアプリケーションプログラムがメインRAMにロ
ードされ、処理が開始される。この処理は、全メモリ空
間を利用することができるが、IMが管理するメモリ空
間にはアクセスできない。なお、図示しないが、本実施
例では、この他、アプリケーションプログラムが利用可
能なRAMドライブやROMドライブも用意されてい
る。
プログラムは、情報処理装置40専用に開発されたもの
であってもよいが、同一のアーキテクチャを備えたデス
クトップタイプの情報処理装置用に開発されたものがそ
のまま使用できる。特に、情報処理装置40をキーボー
ド装置20に装着した状態では、キーボードからの入力
については、全く同一である。従って、使用できるアプ
リケーションプログラムが、情報処理装置40専用のも
のに限定されることがない。一方、デスクトップタイプ
の情報処理装置に通常備えられているポインティングデ
バイスは、マウスである。本実施例の情報処理装置40
でも、拡張コネクタCEを介してマウス142を接続し
た場合には、マウスをサポートするアプリケーションプ
ログラムをそのまま使用することができるが、マウス1
42が接続されていない状態でもタブレット70および
タブレットインタフェース138を利用してマウス対応
のアプリケーションプログラムをそのまま使用すること
ができる。この点について説明する。
インタフェース140とにより、本実施例の情報処理装
置40では、マウスエミュレーションを実現している。
タブレットインタフェース138,マウスインタフェー
ス140のハードウェア構成を、図13に示す。タブレ
ットインタフェース138は、タブレット70を直接制
御するタブレットCPU137を備え、そのタブレット
CPU137とCPU100がデータのやり取りを行な
う入出力ポート139を備える。なお、タブレットCP
U137からの出力の一つは、CPU100に対する割
込要因となっている。CPU100は、入出力ポート1
39を介してデータをマウスインタフェース140のマ
ウスポート141に書込可能である。通常、マウスポー
ト141は、マウス142からの信号を受け取り、これ
をX方向,Y方向の移動量の情報に変換し、レジスタ1
43に出力する。CPU100は、このレジスタ143
の値を読み取ることで、マウス142の移動量を逐次入
力し、LCDパネル60におけるカーソルの動きなどに
反映させる。
ト139を介してマウスポート141に値を書き込むこ
とで、マウス142が接続されていない場合でも、あた
かもマウス142から移動量のデータが出力されたかの
ように、マウスインタフェース140を機能させること
ができる。即ち、タブレット70上をペンデバイス50
によりポインティングすると、タブレットCPU137
から入出力ポート139を介して割り込み要求がCPU
100に入り、CPU100は、アプリケーションプロ
グラムから抜けて、図14に示すマウスエミュレーショ
ン処理ルーチンを起動する。
50によりポインティングされた位置の座標(Xn,Y
n)を取り込む処理を行ない(ステップS200)、続
いて前回のポインティング位置(Xn-1,Yn-1)との
差分△X,△Yを計算する処理を行なう(ステップ21
0)。続いて、この差分△X,△Yに予め定めた変換係
数Kx,Kyを掛けたマウス対応値(Kx△X,Ky△Y)を、
マウスインタフェース140のマウスポート141に書
き込む処理を行なう(ステップ220)。変換係数Kx,
Kyを掛けるのは、ポインティング位置の偏差分をマウス
の移動情報に変換するためである。その後、「RTN」
に抜けて本処理ルーチンを終了する。
き込まれると、マウスポート141は、レジスタ143
にマウス142の移動量のデータを書き込む。レジスタ
143への書込は、CPU100により監視されてお
り、CPU100は、DOSに組み込まれたマウスドラ
イバを介してこの値を読み取り、LCDパネル60に表
示されたカーソルの位置を変更する。この結果、LCD
パネル60上のカーソルは、一つ前のポインティング位
置から最新のポインティング位置に向けて移動する。な
お、ステップS220において、一回に出力するマウス
対応値を所定数に分割し、徐々にカーソルを移動させる
ことも可能である。
分からマウス対応値を算出しているが、実際にマウスイ
ンタフェース140のレジスタ143に書き込まれたデ
ータに対するLCDパネル60上のマウスカーソルの移
動量との関係はアプリケーションプログラムによりまち
まちである。LCDパネル60上のマウスカーソルを同
じ距離だけ動かすのに、マウス142を大きく動かさな
ければならない場合と、マウス142を少し移動するだ
けで良い場合とが存在するのである。
係を知ることはできないから、変換係数Kx,Kyを校正す
ることが必要になる。この校正処理ルーチンを図15に
示す。この校正ルーチンは、アプリケーションプログラ
ムが用意するマウスドライバ毎に実行する必要があり、
まずアプリケーションプログラムを立ち上げ、マウスカ
ーソルが表示された状態で、特定のキーコンビネーショ
ン(例えば「CTRL」+「GRPH」+「ESC」)
を操作した場合に起動される。
ーブする処理を行なう(ステップS230)。現在の画
面は、使用されていないグラフィックVRAMやハード
ディスクドライブ162に保存される。続いて、LCD
パネル60上に「カーソルの位置をポインティングして
下さい」というメッセージを出力し(ステップS24
0)、使用者がペンデバイス50を使ってポインティン
グするまで待機する(ステップS250)。ポインティ
ングがなされると、セーブしておいた画面をリストアし
(ステップS260)、そのポインティングされた位置
の座標(X1,Y1)を読み取る処理を行なう(ステッ
プS270)。
をマウスポート141に書き込む処理を行ない(ステッ
プS280)、一旦マウスに関する処理をアプリケーシ
ョンプログラムに渡す。この時点では、変換係数Kx,Ky
も△X,△Yも未知であるから、実際には所定の値をマ
ウス対応値として出力するだけである。アプリケーショ
ンプログラムが使用しているマウスドライバは、マウス
対応値がマウスポート141に書き込まれると、これに
対応したマウス移動量のデータを出力する。この結果、
アプリケーションプログラムは、マウス142が移動し
たとみなし、マウスカーソルを、マウス対応値に対応し
た距離だけLCDパネル60上で移動する。
をセーブする処理を行なう(ステップS300)。この
画面も、使用されていないグラフィックVRAMやハー
ドディスクドライブ162に保存される。続いて、LC
Dパネル60上に「カーソルの位置をポインティングし
て下さい」というメッセージを再度出力し(ステップS
310)、使用者がペンデバイス50を使ってポインテ
ィングするまで待機する(ステップS320)。ポイン
ティングがなされると、セーブしておいた画面をリスト
アし(ステップS330)、そのポインティングされた
位置の座標(X2,Y2)を読み取る処理を行なう(ス
テップS340)。
行なう(ステップS350)。現実の移動量はポインテ
ィング位置の偏差(X2−X1,Y2−Y1)として求
められるから、これに対するマウス移動量の△X,△Y
の割合を計算すれば、両者の関係を適正に保つ変換係数
Kx,Kyを求めることができる。こうして求めた変換係数
Kx,Kyをマウスエミュレーションドライバに渡し(ステ
ップS360)、本校正処理ルーチンを終了する。
に異なるマウス142の移動量に対するLCDパネル6
0上のカーソルの移動量の変換係数を知ることができる
から、以降は、マウスエミュレーション処理ルーチン
は、校正済みの変換係数Kx,Kyを使用し、ペンデバイス
50に対するポインティングに対して、正しくカーソル
を移動させることができる。
処理について説明し、IMの起動について説明する。図
16は、本実施例の情報処理装置40における割り込み
処理回路の一部を示す回路図である。情報処理装置は、
システムマネージメントインターラプト(SMI)と呼
ばれる割り込みと、マスク不可能なノンマスカブルイン
ターラプト(NMI)と呼ばれる割り込みと、その他通
常の割り込み(INT)をサポートしており、図16
は、このうちSMIとNMIに関する要部のみを示す。
グ信号、ICカードのリング信号、サブCPUの時計か
らの信号、充電回路からのローバッテリの信号、メモリ
バックアップ用のバッテリのローバッテリの信号などを
要因とする割り込みである。
ワーフェイルによって発生する。BIOSが電源断の処
理を行なわないと300ms後にはCPU100にリセ
ットがかかる。 パワースイッチオフ:パワースイッチをオフすることに
よって発生する。BIOSが電源断の処理を行なわない
と、300ms後にはCPUリセットがかかる。 SMIタイマー:SMI発生時、フロッピディスクドラ
イブ122を制御するBIOSの処理中などの理由でS
MIをすぐに実行できなかった場合に、SMIルーチン
自身が自分の処理を延期するためにSMIタイマをセッ
トする。このタイマがタイムアウトしたときに発生す
る。
ット7に1をライトすることによって発生する。 ポップアップメニューの起動(サブCPU):「CTR
L」+「GRPH」+「HELP」を押下することで、
第1サブCPU131によって発生する。 スタンバイ終了(第1サブCPU131):BIOSが
第1サブCPU131対してスタンバイモードに入るこ
とを通知した後に、キーボード入力があった場合、第1
サブCPU131によって発生する。
1):メニューで設定したオートパワーオフ時間のあい
だキーボード、タブレット(またはマウス)の入力がな
いとき、第1サブCPU131によって発生する。 スタンバイ開始(第1サブCPU131):メニューで
設定したスタンバイ時間のあいだキーボード、タブレッ
ト70(またはマウス142)の入力がないとき、第1
サブCPU131によって発生する。
(第1サブCPU131):バックアップバッテリのパ
ワーフェイルが生じたとき、第1サブCPU131によ
って発生する。 第1サブCPU131の時計:第1サブCPU131に
設定した時刻になったら、第1サブCPU131によっ
て発生する。 内蔵FAXモデムのリング信号(第1サブCPU13
1):内蔵FAXモデム168がリング信号を受けたと
き、第1サブCPU131よって発生する。
ることにより発生する。 ICカードのリング信号:カードタイプのモデムが搭載
されたICカード160が装着された時、このモデムが
リング信号を受けたとき発生する。 タブレット入力:タブレット70の入力により発生す
る。
明する。 NMI:CPU100のエラー、タブレット70からの
データ出力を要因とする割り込み。
込み。 IR03:拡張コネクタCNEを介して入力される拡張
スロット関係の割り込み。 IR04:RS−232C関係の割り込み。 IR05:ICカードの脱着などに関するステータス変
更の割り込み。 IR06:拡張スロット関係のもう一つの割り込み。 IR07:スレーブとなっているCPUからの割り込
み。 IR08:数値演算プロセッサが装着されている場合の
エラーによる割り込み。 IR09:ハードディスク関係の割り込み。 IR10:いわゆる2DDのフロッピーディスク関係の
割り込み。 IR11:いわゆる2HDのフロッピーディスク関係の
割り込み。 IR12:ICカード関係の割り込み。 IR13:マウス関係の割り込み。
とについて説明する。図16は、割り込みコントローラ
108の要部を示すブロック図であり、割り込みコント
ローラ108は、図示するように、SMI割り込みとし
ての要因の設定がなされる割込要因レジスタ190、2
台装着可能なICカードからの割り込み要因を割込要因
レジスタ190もしくは通常の割込コントローラに出力
するかを決めるセレクタレジスタ192、タブレットイ
ンタフェース138からの割り込みを制御するタブレッ
ト割込コントローラ195、SMI割込の多数の要因を
一括してCPU100に対する割込信号とするオアゲー
ト196などを備える。 割込要因レジスタ190は、
モデムおよびRS−232Cのリング割り込みや電源系
統の割り込み、電源スイッチ、IMスイッチ75などの
信号を受け取り、対応するビットにデータを書き込むレ
ジスタである。
PU100がコマンドにより発生するもの以外の割込の
処理について、図17,図18を用いて説明する。図1
7は、電源操作を必要とするSMI割込の起動のプロセ
スを示すフローチャートである。この図は、情報処理装
置40全体の処理を示しており、CPU100の処理を
示しているものではない。まず、電源スイッチが操作さ
れた場合など、割込要因が発生すると(ステップS40
0)、割込要因レジスタ190に割込要因がセットされ
る(ステップS405)。この場合に、第1サブCPU
131に割込要因がセットされたことを通知する(ステ
ップS410)。第1サブCPU131は、電源回路の
制御も兼ねているので、情報処理装置40の電源がオフ
にされている場合には、電源を投入するなどの処理を行
なった後(ステップS415)、SMI割込の発生信号
を出力する(ステップS420)。この信号は、割り込
みコントローラ108を介して、電源が投入されて既に
動作を開始しているCPU100にSMI割り込みを発
生させる(ステップS425)。
ると、図18に示すように、セレクタレジスタ192に
割込要求が入ると(ステップS440)、この信号も割
込要因レジスタ190の所定のビットに割込要因をセッ
トするが(ステップS445)、この場合に、電源の操
作を必要としないから、そのままオアゲート196を介
してCPU100にSMI割込を発生する(ステップS
450)。なお、タブレット70上のIMスイッチ75
を操作した場合など、タブレット70がCPU100に
対してサービスを要求した場合には、その要求は、NM
I割込によりCPU100に伝えられる。CPU100
は、他の要求を勘案した上で、SMI割込を発生させる
コマンドを発行する。
の処理中に更にSMI割込が入るケース)を想定してい
ない。しかし、本実施例でのようにSMIを多用してい
る場合には、多重割込がかかるケースが考えられる。そ
こで、主記憶がバッテリバックアップ可能であることを
生かし、SMI発生前の状態を保存し、CPU100に
リセットをかけることでSMIの多重割込を許してい
る。この点について、更に説明する。
する処理の流れをまとめたフローチャートである。この
処理は、SMIの発生により起動される(ステップS5
00)。MIの発生要因およびその要因が発生した場合
の処理について説明する。
5); 要因:プログラムSMI 処理:各機能実行時に保存されたCPUの状態を復帰
し、システムはSM処理起動前の状態に戻る処理を行な
う。実際には、RAM106上のSMI専用に確保され
た領域をアクセスし、ここに保存されたCPUステータ
ス等をCPU100に復帰し(ステップS517)、レ
ジューム(RSM)命令を実行する(ステップS51
9)。
I(SMIタイマ)により発生。 処理:BIOS実行中かどうかのチェックをせずにパワ
ーオフを実行する。
21); 要因:パワースイッチをオフしたとき、メインバッテリ
80のパワーフェイル時、プログラムSMIにより発
生。 処理:BIOS実行中でなくなったら、システムの状態
を保存し、パワーオフを実行する。ジュームでパワーオ
フを行なった場合には、電源を投入するとシステムの状
態を復帰し、SM終了処理を実行してパワーオフ前の状
態に戻る。
522); 要因:ポップアップメニューの起動 処理:BIOS実行中でなくなったら、システムの状態
を保存してポップアップメニューを起動する。この場
合、ポップアップメニューの終了で、システムの状態を
復帰し、SM終了処理を行ってポップアップメニュー実
行前の状態に戻る。
たデバイスの状態を復帰し、SM終了処理を行ってスタ
ンバイ開始の前の状態に戻る。
T命令を実行し、システムを停止させる。また、電源を
落とすことが可能なデバイスは状態を保存した後に電源
断を行ない、電源を落とすことができないデバイスは省
電力モードにする。また、BIOS実行中の場合は、第
1サブCPU131に対してスタンバイタイマの初期化
と減算開始を設定する。スタンバイ時のシステムの状態
は、以下の通りである。
下げ、ホルトする。 LCDパネル60:バックライトを消灯すると共に、テ
キスト、グラフィックともに非表示にする。更に、ドッ
トクロックを半分にする。 タブレット70:スキャンの速度を下げたスロースキャ
ンモードにする。 HDD162:モータを停止する。 モデム166,168:電源を切る。
存し、パワーオフを実行する。この場合、電源を投入す
るとシステムの状態を復帰し、SM終了処理を実行して
パワーオフ前の状態に戻る。一方、BIOS実行中の場
合は、第1サブCPU131に対してオートパワーオフ
タイマーの初期化と減算開始を設定する。
168のリング信号,ICカード166のリング信号に
より発生する。 処理:電源がオフ状態の場合は、電源を投入する。
のソフトウェアに通知する。
8); 要因:バックアップバッテリのパワーフェイル 処理:BIOS実行中でなくなったら、パワーフェイル
を上位のソフトウェアに通知する。
9); 要因:プログラムSMI 処理:BIOS実行中および他のSM機能実行中でなく
なったら、IM空間とアプリケーション(AP)空間の
切り替え処理を行う。
ーオフ(ステップS520)ないしIM/AP切り替え
(ステップS529)の場合には、次にSMIの実行が
可能であるか否かを判定する(ステップS530)。B
IOSの実行中などで、SMIによる処理の実行が一時
的に禁止されている場合には、実行できないと判断し、
一定時間後に再びSMI割込が発生するようSMIタイ
マを設定する処理を行ない(ステップS535)、その
後、レジューム(RSM)命令を実行する(ステップS
537)。この場合、CPU100は一旦処理を復帰す
るが、SMIタイマがセットされているので、再びSM
I割込が発生することになり、上述したステップS50
5から、同様の処理を行なうことになる。
場合には(ステップS530)、まずSMI割込の要因
がIM/AP(アプリケーション)の切り替えか否かを
判断し(ステップS532)、切り替えであると判断し
た場合には、IM/APの切り替え処理を実行し(ステ
ップS533)、その後、レジューム(RSM)命令を
実行する(ステップS534)。一方、IM/APの切
り替えでない場合には、SMI用に確保されたRAM1
06上の所定の領域(図12参照)のCPU100のス
テータス等を退避し(ステップS540)、その後、C
PU100をリセットする(ステップS545)。SM
処理は多重で動作しなければならないが、SMIは多重
割り込みを起こさないので、次のように処理を行なって
いる。SMIハンドラではSM処理の起動に必要な処理
を行ってSMマネージャから一旦抜ける。実際のSM処
理は、CPU100にリセットをかけてリアルモードで
処理を行う。各SM処理が終了したら、プログラムSM
IによりSMマネージャに移行して、CPUステータス
の復帰した後に、RSM命令を実行してSMIが発生し
た時点の状態にシステムを復帰させる。即ち、CPU1
00をリセットすることで、SMIの多重割込を実現す
るのである。
は、図20に示されている。リセットから立ち上がった
直後には、CPU100は、先ずCPUリセットの要因
を判定し(ステップS550)、リセットスイッチを操
作した場合のCPUリセットもしくはプロテクトモード
からリアルモードに戻るためのCPUリセットと判断し
た場合には、各々そのための処理に移行して、必要な処
理を行なう(ステップS555,557)。一方、共に
祖処理のためのCPUリセットであると判断した場合に
は(ステップS560)、SMI割込の要因を判定する
処理を行なう(ステップS570)。
の発生時に行なった処理(ステップS520ないし52
8)と同一であり、通常のパワーオフ(ステップS58
1)ないしパワーフェイルの警告(ステップS588)
までが行なわれる。その後、プログラムSMIを実行し
(ステップS590)、最初のSMIの発生時点に戻っ
て処理を継続することになる。この結果、SMI割込の
多重割込が生じている場合には、その一番最近に発生し
た割込のレベルから復帰することになる(ステップS5
05,510,515,517,519)。
リマップ最右欄に示したように、CPU100は、SM
I割込時専用に用意されたSMIBIOS用のメモリ空
間に自動的に処理を移行し、特別な処理を実行する。こ
の割込は、従来のアプリケーションが利用しておらず、
しかもこの割込により起動されるSMマネージャの処理
は独自のメモリ空間で実行されるので、通常のアプリケ
ーションプログラムに影響を与えることがない。この処
理について、図21に沿って説明する。図19,図20
がSMI要因の判定処理に中心をおいて記載したフロー
チャートであったのに対し、図21は、SMI割込が生
じた場合の処理の流れを説明する説明図である。
はインフォーメーションマネージャの処理が実行されて
いる最中にSMI割込が発生すると、まずSMI割込の
処理を実行して良いか否かの判定を行ない、処理してよ
いと判定すると、SMI割込の処理を開始する。SMI
割込の処理を許さない場合としては、ハードディスクド
ライブ162,フロッピーディスクドライブ122など
にアクセス中などがある。割込処理が許されている場合
には、SMI割込の要因を判定し、IMスイッチ75が
操作された場合のように、現在実行中の処理の切り替え
要求が出されていると判断した場合には、切り替え処理
に入る。
アプリケーションかインフォーメーションマネージャか
により異なり、現在実行している処理がアプリケーショ
ンプログラムの場合には、現在I/Oポートに設定され
ている値を退避する処理を行なう。続いて、切り替え後
に使用するI/Oポートの値を設定し、さらに現在レジ
スタに設定されている値を退避し、切り替え後に使用す
るレジスタの値を設定する処理を行なう。その後、メイ
ンメモリをIM用のものに切り替える(図12参照)。
さらに、VRAMの退避処理を行ない、SMIから復帰
する。復帰に先立って、復帰先の番地として、前回IM
が実行されていて処理が中断した次の番地を設定してお
くので、結果的にCPU100は、IMの処理に移行
し、前回処理を終了した時点から処理を継続することに
なる。
るSMI割込が生じた場合には、現在I/Oポートに設
定されている値を退避する処理を行なう。続いて、切り
替え後に使用するI/Oポートの値を設定し、さらに現
在レジスタに設定されている値を退避し、切り替え後に
使用するレジスタの値を設定する処理を行なう。その
後、VRAMの設定処理を行ない、メインメモリをアプ
リケーションプログラム用のものに切り替える(図12
参照)。さらに、SMIから復帰するが、復帰に先立っ
て、復帰先の番地として、前回アプリケーションプログ
ラムが実行されていて処理が中断した次の番地を設定し
ておくので、結果的にCPU100は、アプリケーショ
ンプログラムの処理に移行し、前回処理を終了した時点
から処理を継続することになる。
処理ではなく、電源関係のものであれば、「電源処理」
に移行し、電源遮断の場合には、いわゆるサスペンド処
理を実行する。即ち、次に電源が投入された時に実行を
開始するために必要な情報を退避するのである。その
後、電源を落とすパワーオフの処理を行なう。一方、電
源投入の場合には、いわゆるレジュームの処理を実行す
る。即ち、実行開始時のために退避しておいた情報を復
帰し、その後SMI割込処理から復帰する。この結果、
電源が投入され、電源遮断時に実行されていたIMの処
理、またはアプリケーションプログラムの処理が継続し
て実行される。
込を許可していない場合には、SMI割込の処理を延期
し、一定時間経過後に再度SMI割込が発生するように
タイマ112に設定し、上述した処理を抜ける。その
後、SMI割込が生じた時点に戻って、IMもしくはア
プリケーションプログラムを継続して実行する。
装置40では、IMスイッチ75をペンデバイス50で
操作するだけで、どのようなアプリケーションプログラ
ムを実行していても、直ちにIMの処理を開始すること
ができる。こうした処理の切り替えに、SMI割込を使
用しているので、アプリケーションプログラムが、メモ
リの大部分を使用していたり、通常不使用のVRAMな
どを使用している場合でも、何ら問題なく他方の処理を
開始することができる。また、CPU100の電源が落
ちている場合には、常時動作している第1サブCPU1
31に割込の発生を通知し、CPU100が起動されて
からSMI割込を発生させるので、電源の投入の有無に
かかわらず、SMI割込を利用した各種処理を実現する
ことができる。
2ないし図47は、IMの処理が実行されている場合の
LCDパネル60の表示を示す説明図である。IMは、
個人の情報管理を手助けするツールであり、IMを初め
て起動すると、オープニングの表示に引き続いて、まず
図22に示す画面が表示される。これは、メニュー画面
であり、3段階のメニューが表示された状態が表示され
る。画面の最下欄には、カードをめくるイメージで、実
行可能な機能が並べて表示されている。最上欄には、プ
ルダウン形式で表示・選択・実行可能なコマンドが配置
されている。また、その右には計算機などのアクセサリ
機能を呼び出すアイコンと、現在の日時を示す時計欄が
設けられている。
が表示される。この最左欄は、大項目であり、IMで取
り扱う情報の大きな分類か示されている。これらの項目
のいずれの機能を実行するかは、ペンデバイス50によ
り、その項目を指示することにより指定される。なお、
各メニューの項目は、アイテムが多数に上って画面に収
まり切らない場合を想定して、スクロールバーが設けら
れている。
ス」の欄では「住所録」が選択状態となっているので、
サブインデックスの欄には住所録の下位メニューが表示
されている。さらに、最右欄には、あいうえお順の区分
が示されており、ここをペンデバイス50で指示するこ
とにより、直接該当するカードに移動することができ
る。住所録の場合には、カード欄のいずれかを指示する
と、該当する個々の住所録カードに移動する。例えば、
「あ」の項目を指示すると、図23に示すカード表示に
移動し、登録してある住所の参照が可能となる。この状
態から人名を入力して検索することも可能であるが、い
ちいち人名を入力して検索するより、五十音で大まかに
移動し、あとは右端に設けられたスクロールバーを用い
てカードをめくるようにして探した方が早い場合が多
い。実施例の情報処理装置40では、実際の手帳の使い
勝手の優れた点はそのまま電子化し、検索など電子化し
た住所録に特徴的な手法と両立させている。同様に、こ
の状態からでも上欄の「あかさたな・・・」という表示
を指示することでいつでも対応する読みのあたりに移動
することが可能である。また、下欄の「電話帳」を指示
すれば、住所録として登録した同じデータを使って、個
人名と電話番号だけを一覧表示することが可能である。
は必須の項目である。情報処理装置40では、大項目で
ある「インデックス」欄で「スケジュール」を指示する
と、図24に示すメニューが表示される。サブインデッ
クスでは、「日間」「週間」「月間」という項目が表示
されており、スケジュールを参照する単位を指定するこ
とが可能である。「日間」を指定すると、カード欄は、
今日を起点にして何日間かを直接指定可能に、日付を表
示する。例えば、11月16日のカードを指示すると、
図25に示す日間のカードを表示する。
間軸に配列して表示する。なお、その週やその月の関連
ある項目は、右側の「週間/月間」という欄に表示され
ている。右端には、日間、週間、月間を自由に行き来す
るメニューが常時表示されている。週間を指示すると、
図26に例示するように、表示されていたカードの日を
含む週間のスケジュールを表示する画面となり、月間を
指示すると、図27に例示するように、その日を含む月
のスケジュールを示す画面となる。週間表示では、その
週の特定の日に存在するスケジュールはその日の該当す
る時間帯におおよそ対応する位置にマークを表示し、更
に時間を直接表示する。一方、複数の日に亘るスケジュ
ールの場合には、それらの日に亘るグレーのバーを表示
する。なお、その週の休日の部分には平日と異なる表示
が施され、一目で識別可能とされている。月間表示で
も、スケジュールおよび休日の表示は、週間の表示にお
およそ同一である。
用いて行なわれる。登録用パレットは、プルダウンメニ
ューから登録のコマンドを実行することにより、図28
に一例を示すように、表示される。なお、登録用パレッ
トは、この例より小さくし、データを入力しようとして
いる欄に重ならない位置に表示することが好適である。
図28に例示した登録用パレットは、スケジュール専用
に用意されたものであり、表題のように自由に登録でき
る事項のほか、日程、時間、表示、優先順位など、予め
用意された項目が記載されている。しかも、表題のよう
に、文字を自由に入力したい欄をペンデバイス50で指
示すると、図29に例示するように、登録用パレットが
下に拡張され、文字入力用のパレットが追加される。こ
の入力用パレットは、8個の認識用文字枠を表示可能に
備え、この中でのペンデバイス50のペン先の描線を文
字として認識する。その左には、認識する文字種を指定
するキーが配列されている。情報処理装置40は、この
枠線内に書かれた文字を認識し、「書き込み」キーが押
されると、スケジュールの内容欄などに認識した文字を
転記する。なお、認識した文字が誤っていた場合には、
「次候補」キーを操作することで、他の候補を表示す
る。
と、そのペン先の動きをなぞるように線が描かれる。こ
の場合、ペンデバイス50の先端の動きは、最大の分解
能(実施例では1ドット)で把握され、その描画も、L
CDパネル60で表示可能な最も細かい線により行なわ
れる。文字認識の精度を高くするために最大の分解能で
読み取るのである。なお、後述する描画モードでは、表
示の読み取り易さを考慮し、線は2ドットの幅で認識さ
れ表示される。
「数字」キーを操作したり、あるいは数字が入るべき日
程欄などを指示すると、図30に例示するように、登録
用パレットに日時の入力用パレットが追加される。使用
者は、ペンデバイス50により、所望の数字キーなどを
指示することにより、日付や時間などを容易に入力する
ことができる。なお、表示や優先順位などの項目は、ペ
ンデバイス50により、チェックボックスを直接指示す
ることで、入力は完了する。
から始まっている。これは、週の始まりを木曜日からと
するよう設定がなされているからである。通常、週の表
示は日曜日もしくは月曜日からとなっており、そのいず
れかを選択することができるものは、例えばシステム手
帳などでも存在するが、定休日が平日に当たる職種など
では、その休みを起点として週を把握したい場合があ
る。本実施例の情報処理装置40では、「表示形式」の
プルダウンメニューの中のコマンドを実行することによ
り、週の開始日を自由に設定することができる。CPU
100は、週間の表示が選択されると、この設定を参照
し、週を設定された曜日から開始するようスケジュール
で登録された情報を配列する。なお、月間表示におい
て、月の開始日を、同様に自由に指定することも可能で
ある。10日締めなど、会計月間が通常の月と異なる場
合に有用である。
定できるという思想は、スケジュール管理のみならずカ
レンダ表示にも適用されており、図31に示す1ヵ月表
示、図32に示す3ヵ月表示、図33に示す6ヵ月表示
でも、表示の先頭の曜日は設定された曜日となる。この
カレンダ表示において、特定の日を指示すると、その日
の日間スケジュールに移動する。また、カレンダ表示お
ける左端の三角マークは、その週の週間スケジュールに
移動するためのものである。これらの表示において、休
日、祝祭日は、四角の枠線により表示される。
などで中心となっているのは、アポイントの考え方であ
る。即ち、何月何日の何時といったように、時間に強く
依存しており、その日時に実行すべき事柄の管理であ
る。実施例の情報処理装置40では、これを「プランリ
スト」として管理している。一方、スケジュールの中に
は、いつまでに原稿を仕上げるといったものもあり、こ
れらは特定の時間のアポイントとは異なる性格を持って
いる。通常、システム手帳などでは、これらは「ToD
oList」などの項目で管理される。しかし、後者も
いつまでにといった時間の要素を持っていること、週間
予定などに表示できると時間配分などを考える上で有用
であることなどから、実施例の情報処理装置40では、
後者に、締切という概念を導入し、「アクションリス
ト」として管理している。
ランリストの登録を図35に、それぞれ示す。プランリ
ストでは、アクションを締切と共に示すので、日間予定
のスケジュール表示より、個人の全体的な行動確認や時
間配分に便利である。また、プランリストの登録の際に
は、スケジュールの登録と同様、図28ないし図30に
示した登録用パレットが表示される。
アクションでは、登録時には、図36に示す登録用パレ
ットが表示される。アクションは、時間への拘束が弱い
ので、締切と呼ぶ期限の情報と、優先順位のみ登録可能
である。表題などは、文字認識用パレットから入力され
る。
祭日、記念日の管理について説明する。まず休日につい
ては、デフォルトで総ての日曜日が休日に指定されてお
り、それ以外は、個別に指定する。各曜日ごとに休日の
指定が可能であり、デフォルトの日曜日については、休
日を無効とすることができる。また、特定の曜日が休日
とはならない場合もあるので、休日は個別に何月何日と
いう指定の仕方で、指定することも可能である。スケジ
ュールの表示やカレンダの表示が指示されると、CPU
100は、デフォルトの休日については、有効・無効の
フラグを参照し、それ以外の休日については、登録され
た休日を参照して表示を行なう。
では、法律で定められた国民の休日が設定されている。
図37は、祝祭日の登録リストである。デフォルトの祝
祭日については、有効・無効の設定ができ、それ以外の
臨時の祝祭日については、マニュアルで登録可能であ
る。登録時に登録用パレットが現われることは、他の登
録の場合と同様である。なお、祝祭日は、国によってこ
となるので、主要の国についてそれぞれデフォルトでデ
ータを持ち、後述する基準都市の指定により切り替える
ものとしても良い。
トにより登録が可能である。記念日は年月日総てを入力
可能であるが、月日のみの登録も可能である。記念日の
登録は、図39に示すように、表題、日付、回数表示、
表示、予告表示が可能である。回数表示とは、年まで登
録している場合には、スケジュールやプランリストに表
示する際に、10回目といった回数表示をさせるための
ものである。設立10周年や結婚20周年など、節目の
記念日の把握が容易となる。予告表示は、記念日の予告
をどの程度前に行なうかを指示するものである。
期スケジュールの指定を行なうことができる。図40,
図41は、それぞれアラームおよび定期スケジュールの
設定をしている様子を示す説明図である。スケジュール
やプランリストに登録する項目については、アラームの
設定ができ、その時間になるとブザーにより、予定を知
らせることができる。アラームには更に5分前、10分
前といった予告を設定することが可能である。一方、定
期スケジュールは、毎週や毎月など定期的な事柄を登録
するものであり、きめ細かい登録が可能である。なお、
定期的なスケジュールの場合、例えば毎月15日といっ
た予定は、休日や祝祭日に重なることが考えられるた
め、休日などに当たった場合、休日の前日を該当の日と
するか休日の後日を該当の日とするか指定が可能であ
る。
能の他に、図42に示すノート機能を有する。ノート
は、様々な情報を、その情報に適した形態で記載してお
くものであり、図42に示したようにテキスト情報を記
載すること、図43に示すように描画ツールを利用して
簡単な図形を記載すること、図44に示すようにペンデ
バイス50用いて手書きの文字や図をそのまま記載する
こと、などが可能である。図形や手書きの文字などを表
示する場合には、既述したように、ペンデバイス50の
動きは最低2ドットの分解能で表示されるから、描線は
見やすく表示される。
であり、例えば図45に示すように、画面上端のアイコ
ンを操作することで、計算機の機能をいつでも呼び出し
て使用可能である。また、時計の機能もアクセサリとし
て呼び出し可能である。時計を呼び出した状態を図46
に示す。時計は、日時の表示の他、基準都市を表示す
る。日時の表示の下には、時刻設定とタイマ設定のスイ
ッチが表示されている。また、時計のパネルには、基準
都市設定のスイッチと世界時計のスイッチも表示されて
いる。
に示すように、世界地図と共に、現在の基準都市の日時
および都市リストのスイッチが表示される。各国の主要
な都市については、基準都市との時差が最初から登録さ
れており、一覧リストをとることで、サマータイムの採
用・不採用を含めて、各都市の時間をいつでも参照する
ことができる。所望の都市をリストから選択すると、日
時の表示はその都市の時間となる。
り、基準都市を変更すると、カレンダ時計110の設定
を変更する。基準都市の変更をしない限り、時間表示の
みが時差を勘案して変更されるから、例えばハードディ
スクドライブ162などに作成するファイルのタイムス
タンプは時間表示とは無関係に実時間により行なわれ
る。基準都市を変更した場合は、タイムスタンプの時間
も変更される。従って、この情報処理装置40を使用す
る際、旅行のように一時的に国外に持って出る場合に
は、時間の表示のみを変更すれば良く、作成したファイ
ルなどのタイムスタンプの一貫性は失われない。一方、
特定の国で生活する場合には、基準都市をその都市に変
更すればよく、この場合は、表示,タイムスタンプ,ス
ケジュールな総てがその土地の実時間で行なわれる。も
とより、新たな都市の登録も可能である。
装置40は、個人が通常管理しようとするほとんどの情
報を極めて使い勝手良く取り扱うことができる。特に、
使用中のアプリケーションプログラムを終了することな
く、瞬時にIMに切り替えることができ、情報管理の迅
速性を確保している。実際、使用中のアプリケーション
プログラムをいちいち終了しなければならないのでは、
現実の使用には大きな制約になってしまう。
ウスエミュレーションの機能により、マウスをサポート
しているアプリケーションであれば、そのままタブレッ
ト70とペンデバイス50とにより、入力を行なうこと
ができる。したがって、従来の機種用に開発されたプロ
グラムをそのまま利用することができる。しかも、ペン
デバイス50による入力に対して文字認識の機能を備え
るので、キーボード装置20なしでもほとんどの入力作
業をこなすことができる。また、入力時には、入力作業
をサポートするパレットが表示され、パレット内のアイ
テムを選択するだけで必要なデータの入力を完了するこ
とができ、使い勝手はきわめて良好である。
あり、デフォルトを使った設定の容易さとデフォルトの
値さえ変更できる柔軟性とを両立させている。こうした
使い易さと柔軟性とはいたるところに見られ、例えば日
時の表示なども、一時的な設定の変更と恒久的な変更と
を、基準都市として概念を使うことで、使い勝手良く、
バランスさせている。
し、表示用の描線の分解能を荒くしているので、文字認
識の精度を高くしたまま、表示の見やすさも確保してい
る。更に、データの入力用には、これをサポートする専
用のパレットを表示するので、入力の手間を大幅に軽減
している。なお、これとは逆に、図形認識時の精度を上
げるために、文字認識用の描線の分解能より表示用の描
線の分解能を高くすることも差し支えない。
使用可能であり、更にキーボード装置20に装着した状
態でも使用可能であるといった利点も備える。情報処理
装置40を単体で使用する場合には、入力は、主にペン
デバイス50を用いてタブレット70から行なわれる。
例えば、タブレット70上にペンデバイス50で文字を
書き、これを文字認識して取り込んだり、LCDパネル
60にキーボードを表示し表示されたキーをペンデバイ
ス50で指定することで適切なデータを簡易に入力する
といったことを可能としている。また、既に入力済みの
データを単に参照したりするだけであれば、LCDパネ
ル60の表示に合わせて、ペンデバイス50によりタブ
レット70から、種々のコマンド、例えば頁をめくった
り、次のデータに進むといったコマンドを入力する構成
も可能である。
張性に優れており、キーボード装置20を装着する代わ
りに、通常の標準キーボード134などを接続すること
も可能である。標準キーボード134やプリンタ129
を接続する方法について説明する。情報処理装置40に
は、拡張コネクタCEが用意されており、図11に示す
ように、この拡張コネクタCEに拡張コネクタボックス
180を取り付けることができる。拡張コネクタボック
ス180の内部には、配線用基板182が設けられてお
り、拡張コネクタCEに出力されている信号を、モデム
166などを接続するRS−232コネクタ、プリンタ
129を接続するプリンタコネクタ、標準キーボード1
34を接続するキーボードコネクタ、マウス142を接
続するマウスコネクタ、CRT154を接続するCRT
コネクタ等が、この配線用基板182に直接取り付けら
れている。
のデスクトップパソコンと同様に使用することができ
る。標準キーボード134は、コンパクトキーボード2
2と較べてキーの間隔などが広く、文字の入力は容易で
ある。また、マウス142が接続可能であり、マウス1
42による位置の入力などを行なうことも可能となる。
更に、CRT154を接続すれば、カラーの表示を行な
うこともできる。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば手書き文字の認識を行なわない構成、プラズ
マディスプレイを使用した構成、感圧式のタブレットを
用いた構成など、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
置は、個人の情報管理をきわめて容易にするという優れ
た効果を奏する。特に、本発明の情報処理装置では、文
字認識の描画の分解能とそれ以外の描画の分解能を異な
らせているので、認識精度の向上と表示の読み取り易さ
とを両立させることができる。
を示す斜視図である。
の様子を示す説明図である。
0を装着した状態を示す平面図である。
の状態を示す説明図である。
図である。
る。
ある。
ンタフェース140の詳細構成を示すブロック図であ
る。
チャートである。
ャートである。
要を示すブロック図である。
発生時の処理を示すフローチャートである。
I割込要因発生時の処理を示すフローチャートである。
ャートである。
フローチャートである。
示す説明図である。
メニュー画面の一例を示す説明図である。
す説明図である。
場合のメニュー画面の一例を示す説明図である。
選択された場合の画面の一例を示す説明図である。
示す説明図である。
示す説明図である。
追加された状態を示す説明図である。
追加された状態を示す説明図である。
合の画面の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
示す説明図である。
を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
る。
る。
である。
示す説明図である。
説明図である。
ある。
る。
るノートの一例を示す説明図である。
す説明図である。
説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 二次元画像を表示可能な表示手段に情報
を表示し、使用者の指示に応じた所定の処理を実行可能
な情報処理装置であって、 該表示手段の少なくとも一部の領域にオーバラップした
入力領域を有し、ペンにより位置指定可能なポインティ
ング手段と、 該ポインティング手段による連続した位置指定を、所定
の分解能で入力する入力手段と、 該入力された一連の位置指定に基づいて、少なくとも文
字を認識する認識手段と、 認識対象とする一連の位置指定の入力領域を、前記表示
手段に領域を表示することにより特定する認識領域特定
手段と、 該特定された領域と、前記認識手段の認識対象とならな
い領域とでは、前記ポインティング手段の位置指定に応
じて前記表示手段に表示する描線の分解能を異ならせる
分解能変更手段とを備えた情報処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置であって、 前記入力領域近傍に、予め用意した数字,記号,文字列
のうち少なくとも一つを選択可能に表示する選択入力表
示手段と、 前記認識手段により認識された文字、および前記選択入
力表示手段により表示された数字,記号,文字列のう
ち、前記ポインティング手段により選択されたものを、
予め用意したフォントにより、前記表示手段に表示する
文字表示手段とを備えた情報処理装置。 - 【請求項3】 認識領域特定手段は、実行中の処理の処
理対象位置に重ならない位置に、前記入力領域を表示す
る手段を備えた請求項1記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13997293A JP3108973B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13997293A JP3108973B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06332571A JPH06332571A (ja) | 1994-12-02 |
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Family
ID=15257962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13997293A Expired - Lifetime JP3108973B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
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JP4600585B2 (ja) * | 2009-10-26 | 2010-12-15 | 株式会社日立製作所 | 画像管理装置、画像管理方法 |
JP5835592B2 (ja) * | 2013-09-24 | 2015-12-24 | セイコーエプソン株式会社 | 携帯情報機器、電子ブック及び情報記憶媒体 |
US10296572B2 (en) | 2014-05-16 | 2019-05-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Editing apparatus |
CN105376410B (zh) * | 2015-11-26 | 2019-03-15 | 小米科技有限责任公司 | 闹钟设置方法及装置 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP13997293A patent/JP3108973B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06332571A (ja) | 1994-12-02 |
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