JP3108916B2 - 地盤改良工法 - Google Patents
地盤改良工法Info
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Description
壁、基礎地盤の安定工事等において、地中に基礎構造体
を造成するための地盤改良工法に関する。
り例えば本出願人の提案に係るもので、特開平6−18
5047号公報に開示されたもの(以下「従来例1」と
いう)が知られている。図4はそのジェットグラウト式
地盤改良装置の概要図である。この地盤改良装置Mは、
ボーリングマシン1と、硬化材超高圧ポンプ2と、超高
圧水ポンプ3と、高圧エアー供給装置4と、ボーリング
マシン1に支持された三重管からなる噴射管5とを備え
る。この噴射管5の上端部には硬化材超高圧ポンプ2、
超高圧水ポンプ3及び高圧エアー供給装置4と噴射管5
とを接続するスイベル6が接続され、下端部には噴射機
構7が接続される。なお、図4中の符号14はサンドポ
ンプ、15はセメントミルク等の硬化材Gを混練する混
練機、16は貯水層、17は縦孔10を介して排出され
る泥醤Hを取り除くバキュームカーを示す。以下、この
従来装置による地盤改良工法について説明する。
まで縦孔10をあけながら挿入し、噴射管5の上部に組
み付けたスイベル6から水WとエアーAと硬化材Gとを
高圧で注入し、噴射管5の下部に組み付けた噴射機構7
の上段噴射ノズルから高圧水wとエアーAを、下段噴射
ノズル7cから硬化材Gを、それぞれ連続的に噴射さ
せ、上記噴射管5を旋回駆動しながら引上げることによ
り、噴射機構7の上段噴射ノズルから連続的に噴射する
高圧水WとエアーAとの旋回噴流でその周囲の地盤を切
削するとともに、下段噴射ノズル7cから連続的に噴射
する硬化材Gで切削泥を撹拌・混練してその切削域11
aに地中パイルPを形成し、この地中パイルPを硬化さ
せることにより基礎構造体11を造成する。
との各旋回噴流でその周囲の地盤を切削する構成である
から、縦孔10を介して排出される泥醤Hは、水と硬化
材と切削泥との混練物であり、水を再生して循環使用す
ることができないため、排泥処理費用が高くつくのみな
らず、産業廃棄物が多くなるという問題がある。
ける内容物は、半径1m、深さ1mを地山の改良単位
(体積は3.14m3 )とすれば、概略下表の通りであ
る。
要し、それぞれ単位時間当たりの噴射量を90リットルと想
定すれば、必要な水は1.8m3 、硬化材は1.8m3 と
なり、これらの水と硬化材が地山3.14m3 に相当す
る切削泥と混練され、その結果3.6m3 の余剰物が地
表に排泥として排出されることとなる。
めの工法として、従来より例えば総合土木研究所発行の
刊行物「安定液掘削工法(第36頁右欄〜第37頁左
欄)」(以下「従来例2」という)が知られている。こ
の従来例2は、切削用の泥水を再生処理して循環使用す
る工法であり、切削時に切削泥及び地下水が泥水に混入
し、泥水の機能が低下するため、劣化した泥水を分散剤
あるいはその他の調整剤などの添加による化学的処理
し、あるいは混入した土砂や砂礫を除去するためのスク
リーン、サイクロンなどの機械的処理あるいは沈殿池な
どによる土木的処理などによって泥水を再生し、循環使
用する工法である。
の工法では、泥水による地盤の切削工程と硬化材の打設
工程とを分離せざるを得ない。なぜなら、地表に排泥と
して排出される泥醤中にセメントミルク等の硬化材が混
入した状態では、上記泥水を分離再生することが困難に
なるからである。従って、先に泥水による旋回噴流でそ
の周囲の地盤を切削する。その際に地上に排出された泥
醤から泥水を再生して循環使用する。そして地盤切削後
に切削域内の泥醤を生コン等の硬化材に置換することと
なる。
環使用するので、泥水の消費量を減らすことができるも
のの、生コン等の硬化材に置換される泥醤がそのまま排
泥になる。つまり、単位地山当たりの必要な硬化材は
3.14m3 で、それと置換される3.14m3 の泥醤が
地表に排泥として排出される。このため排泥処理費用が
高くつき、産業廃棄物が多くなるうえ、泥醤を硬化材に
置換するのに時間を要するという問題が残る。
たもので、泥水を用いて地盤を切削しつつ、切削泥と硬
化材と混練して地盤改良をする場合に、地上に排出され
る泥醤から泥水を分離再生して循環使用できるように
し、かつ、泥水による切削工程と硬化材の打設工程とを
並行して行うことにより地中パイルの造成能率を高め、
排泥処理費用を低減し、産業廃棄物として廃棄処分する
こととなる泥水や砂礫を一層少なくすることを技術課題
とする。
に、本発明は以下のように構成される。本発明は、噴射
管5の上部に組み付けたスイベル6から泥水Wとエアー
Aと硬化材Gとを高圧で注入し、噴射管5の下部に組み
付けた噴射機構7の上段噴射ノズル7aから泥水Wを、
その周囲のエアーノズル7bからエアーAを、上記噴射
機構7の下段噴射ノズル7cから硬化材Gを、それぞれ
連続的に噴射させ、上記噴射管5を旋回駆動しながら引
上げることにより、噴射機構7の上段噴射ノズル7aか
ら連続的に噴射する泥水WとエアーAの旋回噴流でその
周囲の地盤を切削するとともに、下段噴射ノズル7cか
ら連続的に噴射する硬化材Gで切削泥を撹拌・混練して
その切削域11aに地中パイルPを造成し、この地中パ
イルPを硬化させることにより基礎構造体11を造成す
る地盤改良工法において、地表に排出された泥醤Hから
泥水Wを再生して循環使用するにあたり、上記泥醤Hか
らセメント粒子以上の粒子を除去するとともに、CMC
添加剤を添加することにより当該泥醤Hを規定の比重と
粘性の泥水Wに再生し、上記再生した泥水Wよりも大き
い比重に設定した硬化材Gを用いるとともに、前記噴射
機構7の上段噴射ノズル7a・7bと下段噴射ノズル7
cとの間に傾斜仕切板8を介在させることにより、硬化
材Gと泥醤Hとの混練を回避する、ことを特徴とする地
盤改良工法である。
定の比重と粘性を有する泥水Wを超高圧で噴射させて周
囲の地盤を切削すると、その切削泥と泥水Wとが撹拌さ
れて比重が高くなるとともに流動性が低下し、粒子径の
大きい砂、砂礫などの大部分が沈降する。そして噴射機
構7の下段噴射ノズル7cより超高圧で噴射される比重
の大きい硬化材Gと沈降した上記砂や砂礫が撹拌・混練
されて切削域11aに地中パイルPが造成される。
ント粒子(0.02mm)以上の切削泥粒子を除去する
ことにより、その泥醤Hは規定の比重に戻る。一方、切
削泥中のセメント粒子未満のシルトや自然粘土は当該泥
醤H中に残存するが、この泥醤Hは地下水で薄められ粘
性が低下しているので、これにCMC添加剤を添加する
ことにより規定の粘性の泥水Wに再生する。また、規定
の泥水Wよりも大きい比重の硬化材Gを用いて切削泥醤
Hと硬化材Gとの比重差を利用して切削泥醤Hと硬化材
Gとを隔離する。ここで本発明では、噴射機構7の上段
噴射ノズル7a・7bと下段噴射ノズル7cとの間に傾
斜仕切板8を介在させることにより、硬化材Gと泥醤H
との混練を回避する。
を隔離するとともに、本発明では、噴射機構7の上段噴
射ノズル7a・7bと下段噴射ノズル7cとの間に傾斜
仕切板8を介在させることにより、硬化材Gと泥醤Hと
の混練を回避できるので、地表に排出された泥醤から泥
水を分離再生して循環使用できる。 (ロ)泥水による地盤の切削工程と硬化材による地中パ
イルの造成工程とを並行して行えるので地中パイルの造
成能率が高まる。 (ハ)切削泥醤Hに含まれる粒子径の大きい砂、砂礫な
どの大部分が沈降して硬化材Gと撹拌・混練されて地中
パイルの造成に利用されるので、地表に排泥として排出
される砂礫や泥水を極力少なくすることができ、その結
果排泥処理費用を低減し、産業廃棄物も少なくすること
ができる。
づいてさらに詳しく説明する。図1は本発明に係る地盤
改良工法を示す工程図、図2は図1中の切削・パイル造
成工程(c)の取り出し図、図3は本地盤改良工法で用
いられる噴射機構の縦断面図である。本工法に用いられ
る地盤改良装置は、図4に示した従来例1と部分的に共
通する構成を備えるが、泥水による地盤切削工程におい
て地上に排出された泥醤から泥水を分離再生して循環使
用する点と、上記切削工程と硬化材による地中パイルの
造成工程とを並行して行う点が従来例1と異なる。
マシン1と、噴射管5と、いずれも図示しない超高圧硬
化材供給装置及び高圧エアー供給装置と、サンドポンプ
14と、泥水再生装置20と、超高圧泥水供給装置3と
を備える。上記泥水再生装置20は、図2に示すよう
に、泥水タンク21と、サイクロン付きマッドスクリー
ン22と、砂礫等回収タンク23と、泥水タンク21の
下流に二連配置された2段ミキサー25・27とから構
成されている。
機構7が接続され、この噴射機構7には上段噴射ノズル
7aと下段噴射ノズル7cとが開口形成され、これらの
間には両者を実質的に離間させて硬化材Gと泥醤Hとの
混練を回避する傾斜仕切板8が固設されている。そして
上段噴射ノズル7aの周囲にはエアーノズル7bがあけ
られており、このエアーノズル7bは上段噴射ノズル7
aから噴射する泥水Wの噴流を高圧エアーでガイドさせ
るためのもので、これにより泥水Wの噴射力が強まり、
地盤の切削力が一段と強化される。また、高圧エアーA
のエアーリフト効果により切削泥醤Hは縦孔10を介し
て地上へ容易に排出される。
法を示す工程図であり、同図(a)は先導管穿孔工程、
同図(b)は噴射管の建込み工程、同図(c)は切削・
パイル造成工程、同図(d)は噴射管引抜・穴埋め工程
を示す。以下、本発明に係る基礎構造体の造成手順を図
1(a)〜(d)に基づき説明する。
管12の上端部にスイベル6Aを接続し、下端部にウイ
ングビット29を有する噴射機構7Aを接続する。そし
て切削予定域の中央に先導管12を垂直に立て、上記ス
イベル6Aより泥水Wを注入し、噴射機構7Aから泥水
Wを下向きに吐出させ、ボーリングマシン1を作動させ
て先導管12を旋回駆動させながら下降させて、ウイン
グビット29で先導管12を地中の目標深さまで挿入し
て縦孔10を形成する。その際に泥水Wと切削泥との混
合物である泥醤Hは、サンドポンプ14で前記再生装置
20に圧送し、規定の比重と粘土の泥水Wに再生して循
環使用する。
照》 本工程では、先導管12を引き抜き、これに代えて噴射
管5を上記縦孔10内に建て込む。上記噴射管5の下端
部には図3に示す噴射機構7を、上端部にはスイベル6
をそれぞれ接続する。そしてスイベル6の硬化材入口6
aに図示しない超高圧の硬化材供給装置を、泥水入口6
bに超高圧泥水供給装置3を、エアー入口6cに図示し
ない高圧エアー供給装置をそれぞれ接続する。
照》 本工程では、前記噴射機構7の上段噴射ノズル7aから
循環泥水Wと高圧エアーAとを管半径方向へ連続的に噴
射させて噴射テストを行いつつ、ボーリングマシン1を
作動させて、噴射管5を旋回・昇降駆動する。なお、噴
射機構7の下段噴射ノズル7cが泥醤Hの逆流で閉塞さ
れないように、この下段噴射ノズル7cより少量の硬化
材Gを吐出させておく。なお、この場合の循環泥水Wと
してはシルト粘土の泥水を用いる。
力は200kg/cm2〜400kg/cm2で吐出量は100l/min〜300l/m
in、エアーAの噴射圧力は6kg/cm2〜11kg/cm2で吐出量
は1m3/min〜5m3/minに設定され、縦孔10よりスムース
に泥醤Hが排出されているか否かをチェックする。これ
により、噴射テストが順調なら本格的に地盤の切削・地
中パイルの造成へ移行する。
噴射管5を旋回駆動させながら引き上げるとともに、噴
射機構7の上段噴射ノズル7aより規定の比重(約1.
06)と粘性を有する泥水Wを、その周囲のエアーノズ
ル7bより高圧エアーAを、それぞれ管半径方向へ連続
的に噴射させ、それらの旋回噴流で周囲の地盤を切削す
る。この切削泥と泥水Wとが撹拌されると比重が高くな
り、流動性が低下して粒子径の大きい砂や砂礫などの大
部分が沈降する。そして泥水Wと切削泥とが混ざり合っ
た泥醤Hは、上記高圧エアーAのエアーリフト効果によ
り縦孔10を介して地上へスムースに押し上げられて排
出される。
定の圧力と吐出量で泥水Wより大きな比重(約1.42
以上)に設定した硬化材Gを管半径方向へ連続的に噴射
させて、上記下降してきた砂や砂礫と硬化材Gとを撹拌
・混練してその切削域11aに地中パイルPを造成す
る。即ち、上記泥醤Hと硬化材Gとの比重差を利用して
両者を隔離するとともに、噴射機構7の上段噴射ノズル
7aと下段噴射ノズル7cとを傾斜仕切り板8で実質的
に離間させることにより、硬化材Gと泥醤Hとの混練を
回避する。そして地表に排出された泥醤Hから以下のよ
うにして泥水Wを分離再生し、循環使用する。
ン付きマッドスクリーン22を介して粒子径0.07m
m以上の粒子を除去することにより、本来の比重(1.
06)の泥水Wに戻す。切削泥中の粒子径0.07mm
未満のシルトや自然粘土は上記泥水W中に残存したまま
で泥水タンク21に貯溜する。次いで泥水タンク21内
の上部の泥水Wを水中ポンプ24で前段のミキサー25
の上部濾過器25aに移す。
pmの範囲で調節することにより、粒子の大きいものは
沈降させ、セメント粒子(0.02mm)以下の細かい
粒子を含んだ上部の泥水Wは下部の容器25bに落と
す。次いで下部の容器25b内の泥水Wを別の水中ポン
プ26で後段のミキサー27の上部濾過器27aに移す
が、この泥水Wは地下水で薄められ粘性が低下している
ので、ここで、CMC(Carboxy Methyl Cellnlose)添
加剤や粘土を添加することにより、規定の粘性の泥水W
に再生して循環使用する。
い比重(約1.42以上)のものを用いる。これは切削
泥醤Hと硬化材Gとの比重差を利用して両者を隔離する
ことを意図したものである。また、噴射機構7の上段噴
射ノズル7aと下段噴射ノズル7cとを傾斜仕切り板8
で実質的に離間させるのは、硬化材Gと泥醤Hとの混練
を回避することを意図したものである。上記切削泥醤H
に含まれる粒子径の大きい砂、砂礫などの大部分は沈降
して硬化材Gと撹拌・混練されて地中パイルの造成に利
用される。なお、地中パイルの造成の終期には泥水Wと
エアーAによる地盤の切削を停止し、硬化材Gのみを噴
射させて残余の地中パイルの造成を完了する。
との混練を回避できるので、地表に排出された泥醤から
泥水を分離再生して循環使用できる。また、泥水による
地盤の切削工程と硬化材による地中パイルの造成工程と
を並行して行えるので地中パイルの造成能率が高まる。
しかも、切削泥のうち粒子径の大きい砂、砂礫などの大
部分が沈降して硬化材Gと撹拌・混練されて地中パイル
の造成に利用されるので、地表に排泥として排出される
砂礫や泥水を極力少なくすることができる。
りに必要な硬化材Gは1.8m3、切削地山の4.3割
(1.34m3)と上記硬化材G(1.8m3)とが混練さ
れて3.14m3の地中パイルPが造成され、切削地山の
5.7割(1.8m3)が地表に排泥として排出される。
その結果、地表に排出される排泥量は従来例2の5.7
割に削減できる。これにより排泥処理費用を低減し、産
業廃棄物も少なくすることができる。
(d)参照》 本工程では、噴射管5を地上に引き抜き、管内を洗浄す
るとともに、縦孔10を硬化材Gで埋めて終了となる。
この後、次の造成地点に移動し、同様の手順で地中パイ
ルPを造成し、これが硬化して地中に基礎構造体13が
造成される。なお、図1(b)(c)中の符号30はスイベ
ル6や先導管12、噴射管5等を吊持するための吊持用
フックであり、先導管12や噴射管5等を複数本継ぎ足
し、あるいはボーリングマシン1のチャック機構で先導
管12や噴射管5を持ち替える場合に、安全上の見地か
ら使用される。
ノズル7aと下段噴射ノズル7cとを傾斜仕切り板8で
実質的に離間させることにより、硬化材Gと泥醤Hとの
混練を回避することとしたが、本発明はこれに限るもの
ではなく、上段噴射ノズル7aと下段噴射ノズル7cと
を、例えば50cm以上離間させることにより、硬化材
Gと泥醤Hとの混練を回避することができる。
程図である。
し図で、本発明に係る地盤改良装置の概要図である。
射機構、7a…上段噴射ノズル、7b…エアーノズル、
7c…下段噴射ノズル、8…傾斜仕切り板、10…縦
孔、11…基礎構造体、11a…切削域、12…先導
管、14…サンドポンプ、20…再生装置、A…エア
ー、G…硬化材、H…泥醤、P…地中パイル、W…泥
水。
Claims (1)
- 【請求項1】 噴射管(5)の上部に組み付けたスイベ
ル(6)から泥水(W)とエアー(A)と硬化材(G)
とを高圧で注入し、噴射管(5)の下部に組み付けた噴
射機構(7)の上段噴射ノズル(7a)から泥水(W)
を、その周囲のエアーノズル(7b)からエアー(A)
を、上記噴射機構(7)の下段噴射ノズル(7c)から硬
化材(G)を、それぞれ連続的に噴射させ、上記噴射管
(5)を旋回駆動しながら引上げることにより、噴射機
構(7)の上段噴射ノズル(7a)(7b)から連続的に噴
射する泥水(W)とエアー(A)の旋回噴流でその周囲
の地盤を切削するとともに、下段噴射ノズル(7c)から
連続的に噴射する硬化材(G)で切削泥を撹拌・混練し
てその切削域(11a)に地中パイル(P)を造成し、
この地中パイル(P)を硬化させることにより基礎構造
体(11)を造成する地盤改良工法において、 地表に排出された泥醤(H)を泥水(W)を再生して循
環使用するにあたり、上記泥醤(H)からセメント粒子
以上の粒子を除去し、CMC添加剤を添加することによ
り当該泥醤(H)を規定の比重と粘性の泥水(W)に再
生し、上記再生した泥水(W)よりも大きい比重に設定
した硬化材(G)を用いるとともに、前記噴射機構
(7)の上段噴射ノズル(7a)(7b)と下段噴射ノズル
(7c)との間に傾斜仕切り板(8)を介在させることに
より、硬化材(G)と泥醤(H)との混練を回避する、
ことを特徴とする地盤改良工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09159083A JP3108916B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 地盤改良工法 |
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JPH116142A JPH116142A (ja) | 1999-01-12 |
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ID=15685865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09159083A Expired - Lifetime JP3108916B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 地盤改良工法 |
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1997
- 1997-06-17 JP JP09159083A patent/JP3108916B2/ja not_active Expired - Lifetime
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