JP3108528U - 精巧な彫刻ができる多層材の構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性、実用性、美観性を有する多層材の構造を提供する。
【解決手段】外層Aが木製層、内層Cが陶器、磁器、プラスチック、中間層Bが粘着層(接着層)の三層構造からなる構造とすることにより、急須、急須蓋、酒盃、グラス、コーヒーカップなどに応用し、精巧な彫刻ができる木製部により美観を呈すると共に、割れやすい陶磁器などを保護し、断熱性や耐久性を持たせる。
【選択図】図1
【解決手段】外層Aが木製層、内層Cが陶器、磁器、プラスチック、中間層Bが粘着層(接着層)の三層構造からなる構造とすることにより、急須、急須蓋、酒盃、グラス、コーヒーカップなどに応用し、精巧な彫刻ができる木製部により美観を呈すると共に、割れやすい陶磁器などを保護し、断熱性や耐久性を持たせる。
【選択図】図1
Description
本考案は多層材の構造に係り、特に外層が木製層、内層が瑠璃、陶器、磁器、プラスチック、中間層が粘着層、或いは断熱層の三層構造を結合させたものであり、各種容器に応用できる多層材の構造に関わる。
一般に急須、急須蓋、湯飲み、コーヒーカップは純木製品であったり、陶磁器であったり、ガラス製品であったり、全て単一の材質によって作られており、耐久性、美観性、実用性には限りがあり、他の材質と結合させた製品は市販されていない。純木製品の場合、その材質は容易に熱による膨張や収縮によって製品のサイズが変化してしまい、純粋な陶磁器製品の場合、破損し易く、また、純粋なプラスチック製品の場合、熱膨張や材質の変質が発生し易いという問題が存在する。
特開2002−128146号公報
上記公知構造の欠点を解決させるため、本考案の目的は、木製製品の内層に瑠璃、プラスチック、陶器、磁器を嵌め込み、耐久性、実用性、美観性を有する急須、急須蓋、湯飲み、コーヒーカップ、花瓶等の製品を製造することができる精巧な彫刻ができる多層材の構造を提供することである。
請求項1の考案は、精巧な彫刻ができる多層材の構造であり、
(1) 外層が木製層、内層が陶器、磁器、プラスチック、中間層が粘着層又は接着層の三層構造、
(2) 外層が木製層、内層が瑠璃、中間層が断熱層の三層構造、
(3) 外層が木製層、内装が陶器、磁器、瑠璃、プラスチック、中間層が粘着層又は接着層の三層構造、
(4) 上方が瑠璃の本体部、下方が木製の脚部である酒杯、或いはグラス
であることを特徴とする精巧な彫刻ができる多層材の構造である。
(1) 外層が木製層、内層が陶器、磁器、プラスチック、中間層が粘着層又は接着層の三層構造、
(2) 外層が木製層、内層が瑠璃、中間層が断熱層の三層構造、
(3) 外層が木製層、内装が陶器、磁器、瑠璃、プラスチック、中間層が粘着層又は接着層の三層構造、
(4) 上方が瑠璃の本体部、下方が木製の脚部である酒杯、或いはグラス
であることを特徴とする精巧な彫刻ができる多層材の構造である。
請求項2の考案は、精巧な彫刻ができる木製部分に陶器、磁器、瑠璃、プラスチックの急須、湯飲み、コーヒーカップを嵌合させてなることを特徴とする請求項1記載の精巧な彫刻ができる多層材の構造である。
請求項3の考案は、精巧な彫刻ができる木製部分に瑠璃、プラスチックの急須蓋を嵌合させてなることを特徴とする請求項1記載の精巧な彫刻ができる多層材の構造である。
木製製品の内層に瑠璃、プラスチック、陶器、磁器を嵌め込み、耐久性、実用性、美観性を有する急須、急須蓋、湯飲み、コーヒーカップ、花瓶等の製品を製造することができる精巧な彫刻ができる多層材の構造を提供できた。
図1〜7に示すように、本考案は、
(1) 外層が木製層A、1、A’、A’1、内層C、3、C’、C’1が陶器、磁器、プラスチック、中間層B、2、B’B’1が粘着層・接着層の三層構造(図1、2、3、4)、
(2) 外層が木製層1、A’A’1、内層3、C’、C’1が瑠璃、中間層2、B’B’1が断熱層の三層構造、
(3) 外層が木製層a、内層bが陶器、磁器、瑠璃、プラスチック、中間層cが粘着層・接着層の三層構造(図5)、
(4) 上部が瑠璃の本体部d、d’、下部が木製の脚部e、e’である酒杯、或いはグラス(図6、7に示す)である。
(1) 外層が木製層A、1、A’、A’1、内層C、3、C’、C’1が陶器、磁器、プラスチック、中間層B、2、B’B’1が粘着層・接着層の三層構造(図1、2、3、4)、
(2) 外層が木製層1、A’A’1、内層3、C’、C’1が瑠璃、中間層2、B’B’1が断熱層の三層構造、
(3) 外層が木製層a、内層bが陶器、磁器、瑠璃、プラスチック、中間層cが粘着層・接着層の三層構造(図5)、
(4) 上部が瑠璃の本体部d、d’、下部が木製の脚部e、e’である酒杯、或いはグラス(図6、7に示す)である。
図1は、木製部に陶器、磁器、プラスチックの湯飲みを嵌合させたものであり、外層Aは精巧な彫刻ができる木製であり、内層Cは陶器、磁器、プラスチックであり、中間層Bの粘着層又は接着層によって外層Aと内層Cが接着されており、このように三層構造が形成されている湯飲みであり、断面図はA―A’である。
図2は木製部に瑠璃、陶器、磁器、プラスチックの湯飲みを嵌合させたものであり、外層1は精巧な彫刻ができる木製であり、内層3は瑠璃、陶器、磁器、プラスチックであり、中間層2の断熱材によって外層Aと内層3のガラスが結合されており、このように三層構造が形成されている湯飲みであり、断面図はB―B’である。
図3は木製部に瑠璃、プラスチックの急須を嵌合させたものであり、外層A’は精巧な彫刻ができる木製であり、内層C’は瑠璃、プラスチックであり、中間層の粘着層・接着層によって外層A’と内層C’のプラスチックが結合されており、このように三層構造が形成されている急須であり、断面図はC―C’である。
図4は木製部に瑠璃、プラスチックの急須蓋を嵌合させたものであり、外層A’1は精巧な彫刻ができる木製であり、内層C’1は瑠璃、プラスチックであり、中間層B’1の粘着層・接着層によって外層A’1と内層C’1のプラスチックが粘着・接着されており、中間層B’1の断熱層によって外層A’1と内層C’1のガラスが結合されており、このように三層A’1、B’1、C’1が形成されている急須蓋であり、断面図はD―D’である。
図5は木製部に陶器、磁器、瑠璃、プラスチックのコーヒーカップを嵌合させたものであり、外層aは精巧な彫刻ができる湯飲みであり、内層cは陶器、磁器、瑠璃、プラスチックであり、中間層cの粘着・接着材によって外層aと内層cが粘着・接着されており、このように三層a、b、cが形成されているコーヒーカップである。
本考案は精巧な彫刻ができる多層材の構造であり、各種材質と木製製品を結合させたものであり、以下の製品を完成することができる。
a 精巧な彫刻ができる木製部に瑠璃の急須、酒盃、グラスを嵌合させたもの。
b 精巧な彫刻ができる木製部にプラスチックの急須を嵌合させたもの。
c 精巧な彫刻ができる木製部に瑠璃、プラスチックの急須蓋を嵌合させたもの。
d 精巧な彫刻ができる木製部に陶器、磁器の湯飲みを嵌合させたもの。
e 精巧な彫刻ができる木製部にプラスチックの湯飲みを嵌合させたもの。
f 精巧な彫刻ができる木製部に瑠璃、陶器、磁器、プラスチックのコーヒーカップ を嵌合させたもの。
b 精巧な彫刻ができる木製部にプラスチックの急須を嵌合させたもの。
c 精巧な彫刻ができる木製部に瑠璃、プラスチックの急須蓋を嵌合させたもの。
d 精巧な彫刻ができる木製部に陶器、磁器の湯飲みを嵌合させたもの。
e 精巧な彫刻ができる木製部にプラスチックの湯飲みを嵌合させたもの。
f 精巧な彫刻ができる木製部に瑠璃、陶器、磁器、プラスチックのコーヒーカップ を嵌合させたもの。
1 外層
2 中間層
3 内層
A 外層
A’ 外層
A’1 外層
B 中間層
B’ 中間層
B’1 中間層
C 内層
C’ 内層
C’1 内層
a 木製層
b 内層
c 粘着層
d 酒杯本体部
e 酒杯脚部
d’ グラス本体部
e’ グラス脚部
A―A’断面図
B―B’断面図
C―C’断面図
D―D’断面図
2 中間層
3 内層
A 外層
A’ 外層
A’1 外層
B 中間層
B’ 中間層
B’1 中間層
C 内層
C’ 内層
C’1 内層
a 木製層
b 内層
c 粘着層
d 酒杯本体部
e 酒杯脚部
d’ グラス本体部
e’ グラス脚部
A―A’断面図
B―B’断面図
C―C’断面図
D―D’断面図
Claims (3)
- (1) 外層が木製層、内層が陶器、磁器、プラスチック、中間層が粘着層又は接着層の三層構造、又は、
(2) 外層が木製層、内層が瑠璃、中間層が断熱層の三層構造、又は、
(3) 外層が木製層、内装が陶器、磁器、瑠璃、プラスチック、中間層が粘着層の又は接着層の三層構造、又は
(4)上部が瑠璃の本体部、下部が木製の脚部である酒杯、或いはグラス、
とすることにより、木製部を含む複数の素材を組み合わせてなることを特徴とする 多層材の構造。 - 木製部分に陶器、磁器、瑠璃、プラスチックの急須、湯飲み、コーヒーカップを嵌合してなることを特徴とする請求項1記載の多層材の構造。
- 木製部分に瑠璃、プラスチックの急須蓋を嵌合させてなることを特徴とする請求項1記載の多層材の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006437U JP3108528U (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | 精巧な彫刻ができる多層材の構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP3108528U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013114605A1 (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-08 | アートフォルム有限会社 | 容器 |
RU2663406C1 (ru) * | 2017-08-11 | 2018-08-03 | Марина Михайловна Турлай | Посуда с берестой и способ изготовления этой посуды |
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2004
- 2004-11-01 JP JP2004006437U patent/JP3108528U/ja not_active Expired - Fee Related
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