JP3108519U - 伐採材垣の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に潅木や竹材を装着できる伐採材垣の構造を提供する。
【解決手段】下面に長さに沿ってガイド突条5を設け、両端に取付板7を備えてある上枠3と、この上枠3に対向して配置され、両端に取付板を備え、上面にガイド部8を長さ方向に沿って直線に形成した下枠6とからなり、これら上枠3と下枠6との両端に支柱を配置し、上端にガイド突条5および下端にガイド部8のそれぞれに嵌合する溝を穿ってある潅木、竹の伐採材を上枠3のガイド突条5と下枠6のガイド部8との間に挿入して固着してなる構成である。
【選択図】図1

Description

本考案は、自然の竹材や潅木を伐採した伐採材を利用し、庭の周囲や隣家との境に形成する垣根の伐採材垣の構造に関する。特に、潅木、竹薮の自然材を有効に利用し簡易に形成することができる伐採材垣の構造に関する。
従来の垣根として植えた樹木を配列したものや木材を加工して形成したもの、または石材、ブロック塀等によるものが多く利用されている。しかし、自然の樹木は毎年の手入れが大変であり、伐採に費用がかかっていた。木材を加工したものは見栄えもあまりよいものではなかった。また、石材は外観が冷たい感じを与え、外観としては好ましいものではなかった。
このように古くから利用されている垣根は施工が面倒であったり、垣根として利用した後の伐採の手入れも必要であった。昨今では、金属枠や合成樹脂枠などを利用しこれらの組み合わせた垣根なども使用されている。
自然の竹材を利用したものとして実開昭57−97095号公報(特許文献1)、実用新案登録第2506298号公報(特許文献2)、特開平11−107585号公報(特許文献3)などが知られている。
実開昭57−97095号公報図3 実用新案登録第2506298号公報 特開平11−107585号公報図4
特許文献1は竹材を縦に隣接して配列し、これらの上、下端に竹材の端部を嵌合する溝部材を配置し、この溝部材の外側に飾枠を嵌装したものであり、細い竹材を隣接して亜費致死、この中間部分にも飾板を配置して補強したもので、予め縦型に配列し、結束したものを支柱間に配列したものである。この場合、竹材の細いものをすだれ状に利用するもので、竹材を配列して紐などで横に結束したものである。
特許文献2は竹材の不揃い欠点を解消するものとして人工竹(合成樹脂製)を使用して、長さや太いさが均一に形成でき、竹材を横方向に配列し、縦支柱に結束したもので、自然の竹材を利用するものではなく、竹材のリサイクルには利用できないものである。
特許文献3は土中に下端部分を埋設した金属支柱に断面コ字状の支持部材を側面に配置し、この支持部材の開口部を対向させて支柱を所定間隔で配置し、この支持部材の開口部に沿って竹を横にして挿入するようにしたものである。この支柱部材の上端に横桟部材を配設したものである。このように竹を横にして配列したもので亜h竹の自然状態の立体感が出なかった。
従来の横に竹材を配列した竹垣では長い竹材を集めねばならず、一定の太さの竹材を集めるのが困難であった。特に横に配列して多段に並べた場合はある一定の長さを必要とした。
本考案は、自然界に存在する竹材の有効利用を図り、長さや太さに関係なく利用できる竹材の垣根を提供することである。
本考案の課題は、簡易に潅木や竹材を装着できる伐採材垣の構造を提供することである。
本考案の他の課題は、2〜4年置きに伐採された竹材などの伐採材簡易に交換ができる伐採材垣の構造を提供することである。
本考案の前記課題は、次のような構成によって達成することができる。
下面に長さに沿ってガイド突条を設け、両端に取付板を備えてある上枠と、この上枠に対向して配置され、両端に取付板を備え、上面にガイド部を長さ方向に沿って直線に形成した下枠とからなり、これら上枠と下枠との両端に支柱を配置し、上端に前記ガイド突条および下端にガイド部のそれぞれに嵌合する溝を穿ってある潅木、竹の伐採材を前記上枠のガイド突条と前記下枠のガイド部との間に挿入し、前記上枠及び前記下枠の各取付板を基礎台の両側端に固定した支柱に固着してなる伐採材垣の構造である。
本考案の前記課題は、前記下枠の上面に形成したガイド部の下側に弾力性部材が配置してある構成、及び前記上枠の取付板又は前記下枠の取付板に固着用の長孔を穿ってある構成によって前記課題は達成できる。
本考案の伐採材垣の構造は、自然の潅木や竹材などを所定の長さに裁断し(特に、節のある部分の上側を切断する。)、簡易な構造の上枠と下枠とのそれぞれのガイドに沿って伐採材を嵌挿して縦位置に配列して形成してあるから構築が簡易にできる。しかも自然の状態の伐採材をそのまま使用できるから伐採材の加工が必要でない。特に、外観も自然の青竹を利用するだけで充分であり、竹薮の竹を利用できるから2〜4年毎に竹薮の手入れができる。廃材を利用してリサイクルできる。
本考案の伐採材垣の構造について図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は本考案伐採材垣の構造の一部支柱を取り外した状態を示す正面図である。図2は本考案の伐採材垣の構造に使用する上枠の斜視図である。図3は本考案の伐採材垣の構造に使用する下枠の斜視図である。図4は伐採材垣の構造に使用する実施形態の竹材の斜視図である。
本考案の伐採材垣の構造は、支柱1,1をコンクリートやブロックで形成した基礎台2に跨いで脚部1aを取り付ける。例えば、ボルトによって固着する。他方、両端に取付板4を備えた所定の長さの上枠3下面側に狭角部有するガイド突条5を長手方向に沿って備えている。
下枠6は両端に取付板7を有し、この取付板7には長孔7aが穿ってある。また、この下枠6の上面側にはガイド部8が形成されている。このガイド部8の下側にゴム板、スプリングなどの弾性部材を配置してある。
この支柱1の側面の下端に下枠6の取付板7を当接し、長孔7aにボルト9をねじ込んで仮固定する。次に、上枠3の取付板4を支柱1の側面に当接し、長孔4aボルトを挿入して仮止する。この上枠3と下枠6との間に伐採材である竹材10を配置し、ガイド突条6及びガイド部8に竹材10の上端溝11及び下端溝12当て嵌合する。この上枠3と下枠6との間に竹材10を挿入して配列することにより伐採材である竹垣を構成することができる。
上枠3および下枠6を支柱1に固着するときに取付板4及び取付板7の長孔が穿ってあるので、取り付け位置が調節することができる。
下枠6のガイド部8の下側に弾性部材を配置してあれば、上枠3と下枠6との間に伐採材を挿入するときに保持力が強化される。
図面に示す支柱1は四角形にして中を空洞にしたものであるが、これに限定されることなく、両側面に上枠3や下枠6の取付板が固着できるようになっていることが必要である。
使用する潅木や竹材は一般的に放置されている庭の潅木や竹薮から伐採して取り出し、所定の長さに裁断し、上端側は節部の近傍を切断する。上部、例えば竹材の場合は節部によって中に水や埃が入り込まないようにするとよい。
上枠3のガイド突条5は竹材10の上端の溝に嵌合する形状であればよく、竹材10はガイド突条5とガイド部8とによって案内されて上枠3と下枠6との間に配置される。
本考案の伐採材垣の構造の一部支柱を取り外した状態を示す正面図である。 本考案の伐採材垣の構造に使用する上枠の斜視図である。 本考案の伐採材垣の構造に使用する下枠の斜視図である。 本考案の伐採材垣の構造に使用する実施形態の竹材の斜視図である。
符号の説明
1 支柱
2 基礎台
3 上枠
4 取付板
5 ガイド突条
6 下枠
7 取付板
8 ガイド部
9 ボルト
10 竹材
11 上端溝
12 下端溝

Claims (3)

  1. 下面に長さに沿ってガイド突条を設け、両端に取付板を備えてある上枠と、この上枠に対向して配置され、両端に取付板を備え、上面にガイド部を長さ方向に沿って直線に形成した下枠とからなり、これら上枠と下枠との両端に支柱を配置し、上端に前記ガイド突条および下端にガイド部のそれぞれに嵌合する溝を穿ってある潅木、竹の伐採材を前記上枠のガイド突条と前記下枠のガイド部との間に挿入し、前記上枠及び前記下枠の各取付板を基礎台の両側端に固定した支柱に固着してなることを特徴とする伐採材垣の構造。
  2. 前記下枠の上面に形成したガイド部の下側に弾力性部材が配置してあることを特徴とする請求項1に記載の伐採材垣の構造。
  3. 前記上枠の取付板又は前記下枠の取付板に固着用の長孔を穿ってあることを特徴とする請求項1に記載の伐採材垣の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010511812A (ja) * 2006-12-05 2010-04-15 イン2イメージ ピーティーワイ リミテッド 部材間の差し込み型接合または嵌め込み型接合のためのブラケット

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