JP3108455U - ソーラ式避難誘導標識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 標識板の板面全体を均一に照明することができると共に、設置場所や記載内容等の変更により生じる標識板の板面の拡大縮小や変更に柔軟に対応して、ソーラパネルや照明ユニット等の位置や取付角度等を随時簡単に変更して、最適な状態で発電や照明等を行うことができるようにする。
【解決手段】 ソーラ式避難誘導標識装置は、標識板10と、標識板10対して、上下方向位置、左右方向位置及び仰角のいずれか一つを調節して配置自在なソーラパネル30と、標識板10に対して、上下方向位置、左右方向位置及び伏角のいずれか一つを調節して配置自在な照明ユニット40と、ソーラパネル30からの給電を蓄電自在で、照明ユニット40に給電して照明ユニット40を駆動自在な駆動手段50とを備える。
【選択図】 図1





Description

本考案は、災害時に住民を避難場所へと誘導する避難誘導標識装置に関し、特に、ソーラパネル(太陽電池)を利用して蓄電し、夜間等において避難誘導標識板が見えにくい場合でも、避難誘導標識板を確実に外部照明して、常時、避難誘導標識板の目視による確認が可能となるソーラ式避難誘導標識装置に関するものである。
従来の避難誘導標識または案内装置として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の技術がある。
特開平8−315261号公報 特開平11−259024号公報
特許文献1には、夜間、地震発生時に作動して確実に誘導効果を得ることができる避難誘導標識が開示されている。この避難誘導標識は、支柱上に設置される表示部を備えている。また、この避難誘導標識は、太陽電池と、太陽電池によって充電される蓄電池と、蓄電池を電源として点灯される表示部と、所定のガル値以上の振動を検知して信号を出力する振動センサと、振動センサの検知信号により地震振動を判別し地震信号を出力する地震判別回路と、日射量が低下する夜間に夜間信号を出力する昼夜判別回路と、地震判別回路よりの地震信号および昼夜判別回路よりの夜間信号によって前記表示部を点灯制御する点灯回路と、前記蓄電池の電圧により地震判別回路を初期状態に復帰させるリセット回路とを備えている。
特許文献2には、災害等で広範囲に停電が発生している状態の夜間でも、十分に明るい表示がなされ、しかも製造原価を低く押えることができる案内装置が開示されている。この案内装置は、避難場所の方向などが表現された案内板と、太陽電池と、該太陽電池出力で充電される二次電池と、該二次電池出力で駆動され前記案内板表面を照明する光源とを備えている。また、この案内装置は、前記案内板の光輝領域を蓄光剤を含む塗料で少なくとも3回塗装し、前記光源を、日暮れから所定時刻までは連続点灯すると共に、それ以後夜明けまでは間欠点灯する。更に、この案内装置は、案内板を視認するための窓を有する筐体で前記案内板を囲繞し、筐体の少なくとも一側面を利用してそこに太陽電池を配置している。
しかし、特許文献1に記載の技術は、表示部の避難誘導用の案内文字、避難方向を示す矢印等の誘導表示の表示自体を、発光ダイオード等の光源により構成している。よって、表示部の構成が複雑かつ高価になり、一般的な避難誘導標識で使用される単なる板状の標識板に適用することは困難である。一方、特許文献2に記載の技術は、避難場所の方向等を記載した案内板の表面を、蓄光剤を含む塗料により少なくとも3回塗装し、夜間これを所定時刻まで連続点灯で照明し、その後間欠照明するようにすることで、人通りの多い夜半までは案内板が一段と明るく光輝して人々に避難場所の存在を印象づける一方、それ以後は視認性を十分に維持しつつ消費電力を節約するようにしている。よって、特許文献2に記載の技術は、そのために複雑な制御回路を必要とする。
そこで、本考案は、一般的な避難誘導標識で使用される板状の標識板に適用でき、複雑な制御回路等の構成を必要とせずに、夜間等には標識板の板面全体を均一に照明することができると共に、設置場所や記載内容等の変更により生じる標識板の板面の拡大縮小や変更に柔軟に対応して、ソーラパネルや照明ユニット等の位置や取付角度等を随時簡単に変更して、最適な状態で発電や照明等を行うことができるようにしたソーラ式避難誘導標識装置の提供を課題とする。
本考案の一態様によれば、ソーラ式避難誘導標識装置は、表面に避難誘導表示を記載した標識板と、前記標識板の避難誘導表示の視認を妨げない位置に配置され、前記標識板に対して、少なくとも、上下方向位置、左右方向位置及び仰角のいずれか一つを調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在なソーラパネルと、前記標識板の外周縁の近傍位置で、避難誘導表示の視認を妨げない位置に配置され、前記標識板に対して、少なくとも、上下方向位置、左右方向位置及び伏角のいずれか一つを調節することにより、前記標識板の表面の略全面にわたって最も均一な光を照射する位置に配置自在な照明ユニットと、前記ソーラパネルからの給電を蓄電自在で、前記照明ユニットに給電して前記照明ユニットを駆動自在な駆動手段とを備える。
本考案の別の態様によれば、ソーラ式避難誘導標識装置は、表面に避難誘導表示を記載した標識板と、前記標識板の裏面に固着されたレール状の長尺材と、前記長尺材に沿って移動自在となるよう前記長尺材に取付けられ、少なくとも前記長尺材に沿った位置を調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在なソーラパネルと、前記長尺材に沿って移動自在となるよう前記長尺材に取付けられ、少なくとも前記長尺材に沿った位置を調節することにより、前記標識板の表面の略全面にわたって均一な光を照射する位置に配置自在な照明ユニットと、前記ソーラパネルからの給電を蓄電自在な二次電池と、前記二次電池から前記照明ユニットに給電して前記照明ユニットを発光駆動する制御回路とを有する駆動手段とを備える。
本考案の更に別の態様によれば、ソーラ式避難誘導標識装置は、表面に避難誘導表示を記載した標識板と、前記標識板の裏面に左右方向に延びるよう、かつ、互いに平行に配置されると共に、各々は断面略チャンネル状とされてその外側面側に長手方向に延びるスライド溝を有する、複数の直線レール状の長尺材と、前記標識板を設置場所に設置固定するための支柱と、前記長尺材のスライド溝に装着され、前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動自在とされると共に、前記支柱を上下方向へ移動調節して所望位置で保持固定自在な第1の取付具と、ソーラパネルと、前記ソーラパネルを一端側に取付けたソーラパネル用の第1の支持体と、前記長尺材のスライド溝に装着され、前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動自在とされると共に、前記第1の支持体を上下方向へ移動調節して所望位置で保持固定自在な第2の取付具と、前記標識板の表面の略全面を照明自在な照明ユニットと、前記照明ユニットを一端側に取付けた照明ユニット用の第2の支持体と、前記第2の支持体の他端側に接続され、前記長尺材のスライド溝に装着されて前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動自在な第3の取付具と、前記ソーラパネルからの給電を蓄電自在で、前記照明ユニットに給電して前記照明ユニットを駆動自在な駆動手段とを備え、前記支柱に対して前記標識板を所望の高さ位置に配置し、その位置で、前記標識板の裏面の長尺材に装着した前記第1の取付具によって前記支柱を保持固定することにより、前記標識板を前記支柱に対して前記所望の高さ位置に固定すると共に、前記第1の取付具を前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動調節することにより、前記標識板を前記支柱に対して所望の左右方向位置に配置するようにし、前記第1の支持体に取付けた前記ソーラパネルを前記標識板に対して所望の高さ位置に配置し、その位置で、前記標識板の裏面の長尺材に装着した前記第2の取付具によって前記第1の支持体を保持固定することにより、前記ソーラパネルを前記標識板に対して前記所望の高さ位置に固定すると共に、前記第2の取付具を前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動調節することにより、前記ソーラパネルを前記標識板に対して所望の左右方向位置に配置するようにし、前記第2の支持体に取付けた前記照明ユニットを、前記標識板の裏面の長尺材に装着した前記第3の取付具によって支持すると共に、前記第3の取付具を前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動調節することにより、前記照明ユニットを前記標識板に対して所望の左右方向位置に配置するようにした。
本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置によれば、一般的な避難誘導標識で使用される板状の標識板に適用でき、複雑な制御回路等の構成を必要とせずに、夜間等には標識板の板面全体を均一に照明することができると共に、設置場所や記載内容等の変更により生じる標識板の板面の拡大縮小や変更に柔軟に対応して、ソーラパネルや照明ユニット等の位置や取付角度等を随時簡単に変更して、最適な状態で発電や照明等を行うことができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という。)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態1
図1は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態を示す正面図である。図2は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態を示す側面図である。図3は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態を示す背面図である。
実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置は、標識板10と、長尺材20と、ソーラパネル30と、照明ユニット40と、駆動手段50とを備える。詳細には、図1〜図3に示すように、標識板10は、アルミ板等の金属製の薄板材から構成することができ、表面に避難誘導表示としての絵記号や文字等を印刷等により記載または描画等したものである。なお、標識板10の表面の色は、昼間に目立つ色である黄色等の色とすることができ、一方、避難誘導表示の色は、その反対色である緑色等の色とすることができる。また、標識板10の裏面には複数の長尺材20が固着されている。長尺材20は、アルミ材料等の金属製の断面略チャンネル状の直線レール状をなし、標識板10の裏面に固着されて標識板10の全体の剛性を維持する。また、長尺材20は、ソーラパネル30や照明ユニット40の取付並びにそれらの左右方向への移動案内及び位置調節ために使用される。ソーラパネル30は、標識板10の避難誘導表示の視認を妨げない位置(例えば、標識板10の上方、下方、側方等)に配置されるようになっている。また、ソーラパネル30は、」標識板10に対して、少なくとも、上下方向位置、左右方向位置及び仰角(水平面から上方(太陽に向かう方向)への受光面の角度)のいずれか一つを調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在である。実施の形態1では、ソーラパネル30は、標識板10に対して、上下方向位置、左右方向位置及び仰角を個別に調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在である。更に、照明ユニット40は、標識板10の外周縁の近傍位置(好ましくは、外周縁より外側の位置)で、避難誘導表示の視認を妨げない位置に配置されている。また、照明ユニット40は、標識板10に対して、少なくとも、上下方向位置、左右方向位置及び伏角(水平面から下方(標識板10に向かう方向)への発光面の角度)のいずれか一つを調節することにより、標識板10の表面の略全面にわたって最も均一な光を照射する位置に配置自在である。実施の形態1では、照明ユニット40は、標識板10に対して、左右方向位置及び仰角を個別に調節することにより、標識板10の表面の略全面にわたって最も均一な光を照射する位置に配置自在である。なお、前記駆動手段50は、ソーラパネル30からの給電を蓄電自在で、夜間等の照明必要時に照明ユニット40に給電して照明ユニット40を発光駆動自在である。
図4は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板への支柱及び第1の支持体の取付構造を拡大して示す説明図である。図5は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板への支柱または第1の支持体の取付構造を拡大して示す断面図である。
実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置は、更に、支柱60、第1の支持体70、第2の支持体80、支柱60を標識板10に取付けるための第1の取付具及び第1の支持体70を標識板10に取付けるための第2の取付具を兼用する取付具90、第1の支持体70の上端とソーラパネル30との間を連結する連結具95〜98、並びに、第2の支持体80を標識板10に取付けるための第3の取付具(図示略)を備えている。支柱60は、標識板10を避難誘導標識の設置場所に設置固定するためのものであり、上下方向に垂直に延びる円柱状をなしている。実施の形態1では、2本の支柱60により標識板10の左右を支持し、これにより、ソーラ式避難誘導標識装置全体を支柱60を介して設置場所に設置するようになっている。また、第1の支持体70は、ソーラパネル30の下端中央を一端(上端)側に固着等して取付けた直線棒状乃至円柱状をなし、ソーラパネル30の支持用のものである。更に、第1の支持体70の上端は、図2に示すように、また、第2の支持体80は、照明ユニット40を一端側に取付けた屈曲棒状または可撓棒状をなし、照明ユニット40の支持用のものである。
ここで、長尺材20は、標識板10の裏面に左右方向(水平方向)に延びるよう、かつ、互いに平行に配置されると共に、各々は断面略チャンネル状とされてその外側面側に長手方向に延びるスライド溝23を有する。具体的には、複数の長尺材20を1枚の標識板10の裏面の上下方向に所定間隔を置いて互いに平行に左右方向に延びるよう配置して固着している。例えば、図1〜3に示すように、長尺材20は、標識板10の上端、上下中央及び下端の上下3列に設けられる。なお、長尺材20は、標識板10の上下方向に1列、2列または4列以上設けることも可能である。各長尺材20は、図5に示すように、標識板10の裏面に固着される帯板状の固着部21と、前記固着部21から略直交状態で突出する長尺状の一対の掛止片22とからなる。両掛止片22は、先端部を互いに対向するよう略90度折り曲げてそれぞれ断面L字状となっている。これにより、両掛止片22の先端間に一定幅のスライド溝23が形成されると共に、両掛止片22の内部にスライド溝23より大きい幅の断面矩形状をなすスライド凹部24が形成される。長尺材20を標識板10の裏面に固着するには、例えば、前記固着部21の幅方向中央部を標識板10の裏面にスポット溶接により溶接したり、固着部21の裏面を標識板10の裏面に金属接着剤を介して接着したりする。
一方、第1及び第2の取付具を兼用する前記取付具90は、長尺材20のスライド溝23に装着され、長尺材20のスライド溝23に沿って左右方向に移動自在とされると共に、支柱60または第1の支持体70を上下方向へ移動調節して所望位置で保持固定自在である。具体的には、取付具90は、図5に示すように、保持具91と締結具92,93とを含む。保持具91は、保持部91a及び一対の被締結部91bを有する。保持部91aは、支柱60の外周面に対応する湾曲形状の可撓帯板状またはバンド状をなす。なお、支柱60や第1の支持体70は、円柱状以外にも、四角柱や六角柱や八角柱等の角柱状とすることも可能であり、この場合、保持部91aはこれに対応する断面(四角、六角、八角等)の屈曲板状に形成される。一対の被締結部91bは、保持部91aの長さ方向両端部に一体形成され、長尺材20の外側面に当接する平板状をなすと共に、それぞれ円形の挿通孔(図示略)を形成したものである。また、締結具92,93は、頭部92a、軸部92bを有するボルト92と、前記ボルト92の軸部92bと螺合するナット93からなる押圧部93とより構成される。ボルト92の頭部92aは、長尺材20のスライド溝23の内部、即ち、スライド凹部24内に配置される。また、頭部92aは、長尺材20においてスライド溝23の両側で対向する(前記一対の掛止片22の対向部分である)一対の帯板状部22aの内側面に掛止される。更に、軸部92bは、頭部92aに一体形成されて、長尺材20のスライド溝23の外部に突出する棒状乃至円柱状をなす。また、押圧部としてのナット93は、ボルト92の軸部92bに螺合により着脱自在に装着されると共に、ボルト92の頭部92aに向かって螺入及び螺退して進退自在とされる。
そして、取付具90は、一対の締結具のボルト92の軸部92bを、保持具91の被締結部91bの挿通孔にそれぞれ挿通し、締結具のボルト92の軸部92bにそれぞれ押圧部としてのナット93を螺合して装着し、ボルト92の頭部92aに向かって接近させ、ナット93と長尺材20の帯板状部22aとの間で保持具91の被締結部91bを挟持することにより、保持具91の保持部91aにより支柱60を所定高さ位置に保持して固定する。一方、取付具90は、締結具のナット93をボルト92の頭部92aから若干退避させることにより、頭部92aの長尺材20の帯板状部22aへの掛止状態を維持したまま、締結具92,93及び保持具91を介して、支柱60を長尺材20のスライド溝23に沿って長さ方向に移動して位置調節自在である。このように、実施の形態1では、支柱60に対して標識板10を所望の高さ位置に配置し、その位置で、標識板10の裏面の長尺材20に装着した第1の取付具としての取付具90によって支柱60を保持固定することにより、標識板10を支柱60に対して前記所望の高さ位置に固定すると共に、取付具90を長尺材20のスライド溝23に沿って左右方向に移動調節することにより、標識板10を支柱60に対して所望の左右方向位置に配置するようにしている。
なお、前記取付具90は、第1の支持体70の第2の取付具としても兼用され、同様にして、第1の支持体70を標識板10に取付ける。これにより、ソーラパネル30は、第1の支持体70の中央部及び下端部に挿着した取付具90により、長尺材20に対して支持されると共に、長尺材20のスライド溝23に沿って左右方向に移動して位置調節自在となる。即ち、実施の形態1では、第1の支持体70に取付けたソーラパネル30を標識板10に対して所望の高さ位置に配置し、その位置で、標識板10の裏面の長尺材20に装着した第2の取付具としての取付具90によって第1の支持体70を保持固定することにより、ソーラパネル30を標識板10に対して前記所望の高さ位置に固定すると共に、取付具90を長尺材20のスライド溝23に沿って左右方向に移動調節することにより、ソーラパネル30を標識板10に対して所望の左右方向位置に配置するようにしている。
前記連結具は、可撓帯板状をなすバンド部95と、バンド部95に固着した板状の第1の連結片96と、回動軸98により第1の連結片96に回動自在に取付られた板状の第2の連結片97とを有している。そして、バンド部95を第1の支持体70の上端部に緊結して保持固定することにより、ソーラパネル30が、連結具95〜98を介して上下方向に傾動自在となり、その仰角を調節自在となる。また、第1の支持体95に対するバンド部95の高さ位置を移動調節することにより、ソーラパネル30の標識板10に対する取付け高さ位置を調節自在となる。更に、ソーラパネル30は、長尺材20に沿って移動自在となるよう、前記第1の支持体70を介して長尺材20に取付けられている。そして、ソーラパネル30は、少なくとも長尺材20に沿った左右方向位置を調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在である。
更に、第3の取付具は、第2の支持体80の他端側(標識板10の表面側の端)に接続され、長尺材20のスライド溝23に装着されて長尺材20のスライド溝23に沿って左右方向に移動自在である。第3の取付具は、例えば、長尺材20のスライド凹部24と略同一断面形状の矩形ブロック状をなし、スライド凹部24内に摺動自在に挿着される。そして、かかる第3の取付具のスライド溝23からの露出面(外側面の幅方向中央部)に、前記第2の支持体80の一端を固着することにより、第2の支持体80を介して、照明ユニット40が長尺材20に沿って移動自在となる。このように、実施の形態1では、第2の支持体80に取付けた照明ユニット40を、標識板10の裏面の長尺材20に装着した第3の取付具によって支持すると共に、第3の取付具を長尺材20のスライド溝23に沿って左右方向に移動調節することにより、照明ユニット40を標識板10に対して所望の左右方向位置に配置するようにしている。なお、第3の支持体80は、蛇腹金属パイプ等、任意の位置で任意の方向に湾曲または屈曲自在な可撓棒状とすることにより、標識板10に対する照明ユニット40の高さ位置や俯角を調節自在とすることができる。
図6は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板への制御ボックスの取付態様を拡大して示す説明図である。
前記駆動手段は、ソーラパネル30からの給電を蓄電自在な二次電池(図示略)と、二次電池から照明ユニット40に給電して照明ユニット40を発光駆動する制御回路(図示略)を実装した制御盤(図示略)と、これらを収納する制御ボックス50とを有する。図6に示すように、制御ボックス50は、標識板10の裏面に取付けられる。即ち、制御ボックス50は、長尺材20に沿って移動自在なよう前記締結具92,93を介して長尺材20に取付けられる。そして、制御ボックス50は、標識板10に対して、少なくとも、上下方向位置及び左右方向位置のいずれか一つ(実施の形態1では左右方向位置のみ)を調節することにより、ソーラパネル30及び照明ユニット40に対して位置調節自在である。詳細には、実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置は、制御ボックス50を標識板10の裏面に固定した長尺材20に取付けるために、制御ボックス50の上下両端側に一体形成した一対の被締結部51と、被締結部51を長尺材52に対してスライド溝23に沿って移動自在に取付ける締結具92,93とを備えている。即ち、制御ボックス50は、その幅方向両端(実施の形態1では上下両端)に前記一対の被締結部51を一体形成している。一対の被締結部51は、長尺材20の外側面に当接する平板状をなすと共に、それぞれ(前記連結具90の保持具91の被締結部91bの挿通孔と同様の)円形の挿通孔(図示略)を形成している。
そして、一対の締結具のボルト92の軸部92bを制御ボックス50の被締結部51の挿通孔にそれぞれ挿通し、締結具のボルト92の軸部92bにそれぞれ押圧部としてのナット93を装着してボルト92の頭部92aに向かって接近させ、ナット93と長尺材20の帯板状部22aとの間で制御ボックス50の被締結部51を挟持することにより、制御ボックス50を標識板10の裏面に保持して固定する一方、締結具のナット93をボルト92の頭部92aから若干退避させることにより、頭部92aの長尺材20の帯板状部22aへの掛止状態を維持したまま、締結具92,93及び制御ボックス50の被締結部51を介して、制御ボックス50を長尺材20のスライド溝23に沿って長さ方向に移動して位置調節自在としている。
図7は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板の詳細構造を拡大して示す説明図である。
標識板10は、その表面に避難誘導表示の文字または図形等を記載または描画等すると共に、その表面上に光拡散シート11を貼着している。光拡散シート11は、例えば、図7に示すように、固着層11a、透明球11b、カバーフィルム11c及び接合部11dより構成される。具体的には、固着層11aは、透明な素材によって、シート状に形成されている。また、透明球11bは、略下半球に金属蒸着がなされている。そして、固着層11a表面に、複数の透明球11bのほぼ下半球が埋め込まれる一方、固着層11aには、前記透明球11bが全く配設されない部分が設けられている。更に、固着層11aの表面側は、透明のカバーフィルム11cで覆われている。そして、固着層11aの裏面から熱エンボスを行うことにより、固着層11a表面の一部を隆起させ、且つこの隆起した部分を接合部11dとして、その頂部とカバーフィルム11cの裏面との接合を行っている。このように構成した光拡散シート11は、照明ユニット40からの照明を標識板10の表面において均一に拡散して、標識板10の表面の避難誘導表示の全体の照度の均一化を測ることができ、これにより、標識板10の表面の避難誘導表示の全体を効率よく均一に照明することができる。
図8は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における照明ユニットの詳細構造を拡大して示す説明図である。
照明ユニット40は、標識板10の上端より上方位置に配置され、標識板10の上端全体にわたって延びると共に、下端側を開放した長尺箱状をなす筐体41を有している。筐体41の内部には、多数の発光ダイオード(LED)群42が、筐体41の長さ方向に所定間隔で配置されている。各LED群42は、4個以上の砲弾型白色発光ダイオード(LED)42aを略一定間隔で密に配置して集合させることにより構成される。例えば、図8に示すように、4個のLED42aにより一つのLED群42を構成し、筐体41内に、LED群42を一定間隔で合計25群配置することにより、合計100個のLED42aを配置することができる。或いは、各LED群を5個のLED42aにより構成し、筐体41内に、LED群を一定間隔で合計18群配置することにより、合計90個のLED42aを配置することができる。更に、照明ユニット40は、LED群42の発光側の全面にわたって、光を拡散しつつ透過する光拡散透過シート(図示略)を配置している。
実施の形態1の照明ユニット40によれば、1000cm×2000cmという大面積の標識板10であっても、その表面の全面を均一に照明して、避難誘導表示を明瞭に視認可能とする。なお、このときの照明ユニット40による標識板10の表面の照度は、約1m離れた位置で新聞を読める程度の照度となる。
実施の形態2
図9は本考案の実施の形態2に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における照明ユニットの詳細構造を斜視にて示すと共に、照明ユニットの標識板に対する取付構造を拡大して側面から示す説明図である。
実施の形態2に係るソーラ式避難誘導標識装置は、図9に示すように、長尺材120、照明ユニット140、第2の支持体180及び第3の取付具185の構成において、実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置と異なる。それ以外の構成は、実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置と同様である。即ち、長尺材120は、実施の形態1の長尺材20のスライド溝23の内部に、断面略T字状のスライド凹部124を形成する屈曲突部125を一体形成している。また、照明ユニット140は、実施の形態1の照明ユニット40と同様、標識板10の上端より上方位置に配置され、標識板10の上端全体にわたって延びる長尺状をなす筐体41を有する一方、筐体40の長さ方向全体にわたって、その内部に多数の砲弾型白色LED42aを略一定間隔で密に配置している。即ち、実施の形態2では、所定個数のLED42aによりLED群を形成することなく、単に、多数のLED42aを筺体41の長さ方向全体にわたって均一な密度で配置している。更に、第2の支持体170は、略L字状乃至アングル状をなし、その一端に前記第3の取付具180を固着すると共に、その他端に傾動部171を介して照明ユニット140の筺体41を傾動自在に固着している。また、第3の取付具185は、挿着部185a及び軸部185bを有する。挿着部185aは、長尺材120の内部断面形状であるスライド凹部124の内面形状と略同一の断面形状(略T字状)のブロック状をなし、長尺材120のスライド凹部124の内部に略密接状態で、かつ、長尺材120のスライド凹部124の内部を長さ方向に摺動自在に挿着される。また、軸部185bは、挿着部185aに一体形成されて長尺材120のスライド溝123の外部に突出する棒状をなし、その先端が第2の支持体170の一端に固着されている。なお、実施の形態2では、一定間隔で互いに平行となるよう離間配置した合計4本の第2の支持体170の一端を、4個の第3の取付具180に固着してそれぞれ長尺材120に装着する一方、4本の第2の支持体170の他端に照明ユニット140の筺体41を固着して支持している。そして、挿着部185aを長尺材120の長さ方向端縁からスライド凹部124内部に挿着することにより、第2の支持体170を長尺材120のスライド溝23に沿って長さ方向に移動して位置調節自在である。これにより、照明ユニット140が、第2の支持体170及び第3の取付具180を介して、長尺材120の長さ方向である左右方向に位置調節自在となる。また、前記傾動部171は、回動軸172を介して、第2の支持体170の他端に対して回動自在に取付けられ、これにより、照明ユニット140が、傾動部171を介して、その俯角を調節自在となる。
ところで、第3の取付具は、実施の形態1の取付具90と同様の構成としてもよい。即ち、第3の取付具を、保持具91及び締結具92,93より構成し、長尺材120のスライド溝123に装着して、長尺材120のスライド溝123に沿って左右方向に移動自在とすると共に、第2の支持体170を上下方向へ移動調節して所望位置で保持固定自在とする。また、保持具91を、第2の支持体170の外周面に対応する内面形状の保持部91aと、保持部91aの長さ方向両端部に一体形成され、長尺材120の外側面(帯板状部22a)に当接する平板状をなすと共にそれぞれ円形の挿通孔を形成した一対の被締結部91bとより構成する。なお、保持部は、第2の支持体170を断面矩形状とした場合、同様の断面矩形の内面形状となるよう屈曲板状とし、第2の支持体170を断面円形状とした場合、同様の断面矩形の内面形状となるよう湾曲板状とする。一方、締結具は、ボルト92及びナット93より構成し、ボルト92の頭部aを長尺材120のスライド溝123の内部のスライド凹部124に配置すると共に、長尺材120においてスライド溝123の両側で対向する一対の帯板状部22aの内側面に掛止する。また、ボルト92の頭部92aに一体形成されて長尺材120のスライド溝123の外部に突出する棒状の軸部92bに、押圧部としてのナット93を着脱自在に装着すると共に、頭部92aに向かって進退自在とする。こうすると、第3の取付具は、一対の締結具のボルト92の軸部92aを保持具91の被締結部91bの挿通孔にそれぞれ挿通し、締結具のボルト92の軸部92bにそれぞれ押圧部としてのナット93を装着して頭部92aに向かって接近させ、なっと93と長尺材120の帯板状部22aとの間で保持具91の被締結部91bを挟持することにより、保持具91の保持部91aにより第2の支持体170を所定高さ位置に保持して固定する一方、締結具のナット93をボルト92の頭部92aから若干退避させることにより、頭部92aの長尺材120の帯板状部22aへの掛止状態を維持したまま、締結具92,93及び保持具91を介して、第2の支持体170を長尺材120のスライド溝123に沿って長さ方向に移動して位置調節自在となる。
実施の形態3
図10は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の簡易増設構造を背面から見て示す要部拡大斜視図である。図11は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の簡易増設構造を示す断面図である。図12は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の標識板と長尺材との関係を示す一部破断正面図である。図13は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の増設方法を正面側から示す説明図である。
実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置は、同一の左右方向寸法の標識板10を複数用意すると共に、同一長さの長尺状をなす照明ユニット40を複数用意する。例えば、同一の左右方向寸法の標識板10を2枚以上用意すると共に、標識板10の左右方向寸法と略同一長さの長尺状をなす照明ユニット40を標識板10の枚数と同一個数である2個以上用意する。また、実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置は、図12に示すように、複数の長尺材220を標識板10の裏面の上下方向に所定間隔を置いて互いに平行に左右方向に延びるよう配置して固着する。更に、図10及び図11に示すように、複数の長尺材220の各々を、標識板10の裏面に固着される帯板状の固着部221と、固着部221から略直交状態で突出する長尺状の一対の前記掛止片22とから構成する。また、両掛止片22の先端部を互いに対向するよう略90度折り曲げてそれぞれ断面L字状とし、両掛止片22の先端間に一定幅の前記スライド溝23を形成すると共に、両掛止片22の内部にスライド溝23より大きい幅の断面矩形状をなす前記スライド凹部24を形成する。実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置は、更に、前記ボルト92及びナット93からなる締結具を備えている。即ち、ボルト92の頭部92aは、長尺材220のスライド凹部24に長さ方向へのスライド自在に収容されると共に両掛止片22に掛止される。また、ボルト92の軸部92bは、スライド溝23から長尺材220の外部へと略直交状態で突出する。更に、ナット93は、ボルト92の軸部92bに螺合する。また、実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置は、長尺材220の両掛止片22の外側面に略密接する断面チャンネル状の長尺状をなすと共に、長尺材220のスライド溝23に対向する部分にボルト92の軸部92bを挿通自在なスロット状(長孔状)の挿通孔281を所定間隔で複数形成した連結材280を備えている。
実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置は、図13に示すように、複数の標識板10をそれぞれの裏面に固着された長尺材220が同一高さ位置となるよう左右に並べて配置し、複数の標識板10の裏面に固着された長尺材220の連結部分に前記連結材280を外側から嵌め込むと共に、連結材280の挿通孔281にボルト92の軸部92bを挿通し、ボルト91にナット93を螺合して前記複数の標識板10を左右方向に連結自在としている。また、実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置は、前記連結した複数の標識板10の左右方向の合計寸法と略同一長さとなるよう、照明ユニット40の数を選択して、それら複数の照明ユニット40を連結した複数の標識板10の上端側の全長にわたって延びるよう配置すると共に、それら複数の照明ユニット40を、それぞれ、第1の支持体70及び第3の取付具を介して、前記連結した複数の標識板10の裏面の長尺材20に取付けて、前記複数の照明ユニット40により前記連結した複数の標識板10の全ての表面を均一に照明できるようにしている。ここで、標識板10は、避難誘導表示等の表示内容のボリューム等により、必要とされる寸法(幅や高さ)が異なることがある。しかし、実施の形態3のように構成すると、同一寸法(幅及び高さ)の標識板10を1種類または少ない種類だけ用意するだけで、必要とされる寸法となるよう、標識板10を連結材280により連結して1枚の標識板とすることができ、必要とされる種々の寸法に容易に対応することができる。また、同一長さの照明ユニット40を1種類または少ない種類だけ用意するだけで、連結した標識板10の幅に対応した必要長さとなるよう、対応する数の照明ユニット40を連続的に接続し、連結した標識板10の上端側に配置して、その表面を均一に照明することができ、必要とされる種々の寸法に容易に対応することができる。
ところで、本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、以下のような構成を追加することもできる。即ち、本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、更に、前記標識板の裏面の左右方向に所定間隔を置いて互いに平行に上下方向に延びるよう配置して固着される複数の第2の長尺材を備えるよう構成することができる。この場合、前記複数の第2の長尺材の各々は、前記標識板の裏面に固着される帯板状の固着部と、前記固着部から略直交状態で突出する長尺状の一対の掛止片とから構成し、前記両掛止片の先端部を互いに対向するよう略90度折り曲げてそれぞれ断面L字状とし、前記両掛止片の先端間に一定幅のスライド溝を形成すると共に、前記両掛止片の内部に前記スライド溝より大きい幅の断面矩形状をなすスライド凹部を形成する。この場合、本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、更に、前記第2の長尺材のスライド凹部に長さ方向へのスライド自在に収容されると共に前記両掛止片に掛止される頭部と、前記スライド溝から前記第2の長尺材の外部へと略直交状態で突出する軸部とを有する第2のボルトと、前記ボルトの軸部に螺合する第2のナットと、前記第2の長尺材の両掛止片の外側面に略密接する断面チャンネル状の長尺状をなすと共に、前記第2の長尺材のスライド溝に対向する部分に前記第2のボルトの軸部を挿通自在な挿通孔を所定間隔で複数形成した第2の連結材とを備える。そして、本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、2枚の前記標識板をそれぞれの裏面に固着された長尺材が同一左右位置となるよう上下に並べて配置し、前記2枚の標識板の裏面に固着された第2の長尺材の連結部分に前記第2の連結材を外側から嵌め込むと共に、前記第2の連結材の挿通孔に前記第2のボルトの軸部を挿通し、前記第2のボルトに前記第2のナットを螺合して前記2枚の標識板を上下方向に連結自在とする。こうすると、上下に並設した環境適応型公営選挙用ポスター掲示板のそれぞれの第2の長尺材を第2の連結材及び第2のボルトを介して連結することにより、複数枚の環境適応型公営選挙用ポスター掲示板を上下に並設して連結することができる。
本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、夜間でも、照明ユニット40を転倒することにより、標識板10を明瞭に照明して、避難誘導時に、確実に、避難者の避難誘導を行うことができる。また、ソーラパネル30により発電して蓄電するため、従来のような発電施設からの給電を利用した電源が不要となり、災害時に発電設備が停止して停電となった場合でも、確実に照明を行い、夜間でも安心して使用することができる。更に、ソーラパネル(太陽電池)により発電すると共に、二次電池に蓄電(充電)し、省電力かつ長寿命のLEDを利用した証明ユニット40により標識板10を照明するため、太陽エネルギーという自然エネルギーを有効活用して、環境配慮型防災商品とすることができる。例えば、照明ユニットは、日照がない場合でも、ソーラパネルから充電した二次電池からの給電により、連続して5〜7日間の点灯が可能である。更に、本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、多数のLED42aを有する照明ユニット40の俯角等を調節することで、標識板10の表面の全面を均一に照明することができる。また、照明ユニット40は、多数のLED42aまたはLED群42を一定間隔で密に配置するため、標識板10の表面の全面を一層均一に照明することができる。更に、標識板10の表面に貼着等した光拡散シート11や、照明ユニット40の光拡散透過シートにより、照明ユニット40のLED42a全体の光量をそれほど大きくしなくても、標識板10の表面の全面を均一に照明することができる。一方、本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、標識板10裏面の長尺材20により、支柱60等への取付がきわめて簡単となり、どのような場所にでも設置可能となる。また、ソーラパネル30は、長尺材20に沿って左右方向の位置調節可能で、かつ、第2の取付具90により高さ調節可能で、かつ、連結具95〜97により仰角を調節可能であるため、太陽の動き等に合わせて、最も太陽光を受けやすい位置に配置して、発電効率を常に最大化することができる。更に、本考案に係るソーラ式避難誘導標識装置は、連結材280により、標識板10の寸法の変更に対応可能であり、また、その変更に対応するためには、照明ユニット40の数を適宜選択するだけでよい。
図1は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態を示す正面図である。 図2は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態を示す側面図である。 図3は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態を示す背面図である。 図4は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板への支柱及び第1の支持体の取付構造を拡大して示す説明図である。 図5は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板への支柱または第1の支持体の取付構造を拡大して示す断面図である。 図6は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板への制御ボックスの取付態様を拡大して示す説明図である。 図7は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における標識板の詳細構造を拡大して示す説明図である。 図8は本考案の実施の形態1に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における照明ユニットの詳細構造を拡大して示す説明図である。 図9は本考案の実施の形態2に係るソーラ式避難誘導標識装置の設置状態における照明ユニットの詳細構造を斜視にて示すと共に、照明ユニットの標識板に対する取付構造を拡大して側面から示す説明図である。 図10は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の簡易増設構造を背面から見て示す要部拡大斜視図である。 図11は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の簡易増設構造を示す断面図である。 図12は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の標識板と長尺材との関係を示す一部破断正面図である。 図13は本考案の実施の形態3に係るソーラ式避難誘導標識装置の増設方法を正面側から示す説明図である。
符号の説明
10:標識板、11:光拡散シート、20:長尺材、22:掛止片、22a:帯板状部
23:スライド溝、24:スライド凹部、30:ソーラパネル
40:照明ユニット、41:筺体、42:LED群、42a:LED
50:制御ボックス(駆動手段)、51:被締結部
60:支柱、70:第1の支持体、80:第2の支持体
90:取付具(第1及び第2の取付具)、91:保持具、91a:保持部、
91b:被締結部、92:ボルト、92a:頭部、92b:軸部
93:ナット(押圧部)、120:長尺材、124:スライド凹部
140:照明ユニット、170:第2の支持体、185:第3の連結具
220:長尺材、280:連結材、281:挿通孔

Claims (15)

  1. 表面に避難誘導表示を記載した標識板と、
    前記標識板の避難誘導表示の視認を妨げない位置に配置され、前記標識板に対して、少なくとも、上下方向位置、左右方向位置及び仰角のいずれか一つを調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在なソーラパネルと、
    前記標識板の外周縁の近傍位置で、避難誘導表示の視認を妨げない位置に配置され、前記標識板に対して、少なくとも、上下方向位置、左右方向位置及び伏角のいずれか一つを調節することにより、前記標識板の表面の略全面にわたって最も均一な光を照射する位置に配置自在な照明ユニットと、
    前記ソーラパネルからの給電を蓄電自在で、前記照明ユニットに給電して前記照明ユニットを駆動自在な駆動手段と
    を備えることを特徴とするソーラ式避難誘導標識装置。
  2. 前記ソーラパネルは、前記標識板に対して、上下方向位置、左右方向位置及び仰角を個別に調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在であり、
    前記照明ユニットは、前記標識板に対して、左右方向位置及び仰角を個別に調節することにより、前記標識板の表面の略全面にわたって最も均一な光を照射する位置に配置自在であることを特徴とする請求項1記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  3. 表面に避難誘導表示を記載した標識板と、
    前記標識板の裏面に固着されたレール状の長尺材と、
    前記長尺材に沿って移動自在となるよう前記長尺材に取付けられ、少なくとも前記長尺材に沿った位置を調節することにより、時間及び場所に応じて最も太陽光を受け易い位置及び姿勢に配置自在なソーラパネルと、
    前記長尺材に沿って移動自在となるよう前記長尺材に取付けられ、少なくとも前記長尺材に沿った位置を調節することにより、前記標識板の表面の略全面にわたって均一な光を照射する位置に配置自在な照明ユニットと、
    前記ソーラパネルからの給電を蓄電自在な二次電池と、前記二次電池から前記照明ユニットに給電して前記照明ユニットを発光駆動する制御回路とを有する駆動手段と
    を備えることを特徴とするソーラ式避難誘導標識装置。
  4. 表面に避難誘導表示を記載した標識板と、
    前記標識板の裏面に左右方向に延びるよう、かつ、互いに平行に配置されると共に、各々は断面略チャンネル状とされてその外側面側に長手方向に延びるスライド溝を有する、複数の直線レール状の長尺材と、
    前記標識板を設置場所に設置固定するための支柱と、
    前記長尺材のスライド溝に装着され、前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動自在とされると共に、前記支柱を上下方向へ移動調節して所望位置で保持固定自在な第1の取付具と、
    ソーラパネルと、
    前記ソーラパネルを一端側に取付けたソーラパネル用の第1の支持体と、
    前記長尺材のスライド溝に装着され、前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動自在とされると共に、前記第1の支持体を上下方向へ移動調節して所望位置で保持固定自在な第2の取付具と、
    前記標識板の表面の略全面を照明自在な照明ユニットと、
    前記照明ユニットを一端側に取付けた照明ユニット用の第2の支持体と、
    前記第2の支持体の他端側に接続され、前記長尺材のスライド溝に装着されて前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動自在な第3の取付具と、
    前記ソーラパネルからの給電を蓄電自在で、前記照明ユニットに給電して前記照明ユニットを駆動自在な駆動手段とを備え、
    前記支柱に対して前記標識板を所望の高さ位置に配置し、その位置で、前記標識板の裏面の長尺材に装着した前記第1の取付具によって前記支柱を保持固定することにより、前記標識板を前記支柱に対して前記所望の高さ位置に固定すると共に、前記第1の取付具を前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動調節することにより、前記標識板を前記支柱に対して所望の左右方向位置に配置するようにし、
    前記第1の支持体に取付けた前記ソーラパネルを前記標識板に対して所望の高さ位置に配置し、その位置で、前記標識板の裏面の長尺材に装着した前記第2の取付具によって前記第1の支持体を保持固定することにより、前記ソーラパネルを前記標識板に対して前記所望の高さ位置に固定すると共に、前記第2の取付具を前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動調節することにより、前記ソーラパネルを前記標識板に対して所望の左右方向位置に配置するようにし、
    前記第2の支持体に取付けた前記照明ユニットを、前記標識板の裏面の長尺材に装着した前記第3の取付具によって支持すると共に、前記第3の取付具を前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動調節することにより、前記照明ユニットを前記標識板に対して所望の左右方向位置に配置するようにしたことを特徴とするソーラ式避難誘導標識装置。
  5. 前記第1の取付具は、保持具及び締結具を含み、前記保持具は、前記支柱の外周面に対応する湾曲形状または屈曲形状の板状をなす保持部と、前記保持部の長さ方向両端部に一体形成され、前記長尺材の外側面に当接する平板状をなすと共にそれぞれ挿通孔を形成した一対の被締結部とを有し、前記締結具は、前記長尺材のスライド溝の内部に配置されると共に前記長尺材において前記スライド溝の両側で対向する一対の帯板状部の内側面に掛止される頭部と、前記頭部に一体形成されて前記長尺材のスライド溝の外部に突出する棒状の軸部と、前記軸部に着脱自在に装着されると共に前記頭部に向かって進退自在とされる押圧部とを有する締結具とを有し、前記第1の取付具は、一対の前記締結具の軸部を前記保持具の被締結部の挿通孔にそれぞれ挿通し、前記締結具の軸部にそれぞれ前記押圧部を装着して前記頭部に向かって接近させ、前記押圧部と前記長尺材の帯板状部との間で前記保持具の被締結部を挟持することにより、前記保持具の保持部により前記支柱を所定高さ位置に保持して固定する一方、前記締結具の押圧部を前記頭部から若干退避させることにより、前記頭部の前記長尺材の帯板状部への掛止状態を維持したまま、前記締結具及び保持具を介して、前記支柱を前記長尺材のスライド溝に沿って長さ方向に移動して位置調節自在であり、
    前記第2の取付具は、保持具及び締結具を含み、前記保持具は、前記支柱の外周面に対応する湾曲形状または屈曲形状の板状をなす保持部と、前記保持部の長さ方向両端部に一体形成され、前記長尺材の外側面に当接する平板状をなすと共にそれぞれ挿通孔を形成した一対の被締結部とを有し、前記締結具は、前記長尺材のスライド溝の内部に配置されると共に前記長尺材において前記スライド溝の両側で対向する一対の帯板状部の内側面に掛止される頭部と、前記頭部に一体形成されて前記長尺材のスライド溝の外部に突出する棒状の軸部と、前記軸部に着脱自在に装着されると共に前記頭部に向かって進退自在とされる押圧部とを有する締結具とを有し、前記第2の取付具は、一対の前記締結具の軸部を前記保持具の被締結部の挿通孔にそれぞれ挿通し、前記締結具の軸部にそれぞれ前記押圧部を装着して前記頭部に向かって接近させ、前記押圧部と前記長尺材の帯板状部との間で前記保持具の被締結部を挟持することにより、前記保持具の保持部により前記第1の支持体を所定高さ位置に保持して固定する一方、前記締結具の押圧部を前記頭部から若干退避させることにより、前記頭部の前記長尺材の帯板状部への掛止状態を維持したまま、前記締結具及び保持具を介して、前記第1の支持体を前記長尺材のスライド溝に沿って長さ方向に移動して位置調節自在であることを特徴とする請求項4記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  6. 前記第3の取付具は、前記長尺材の内部断面形状と略同一の断面形状を有し、前記長尺材の内部に略密接状態で、かつ、前記長尺材の内部を長さ方向に摺動自在に挿着される挿着部と、前記挿着部に一体形成されて前記長尺材のスライド溝の外部に突出する棒状の軸部とを含み、前記挿着部を前記長尺材の長さ方向端縁から内部に挿着することにより、前記第2の支持体を前記長尺材のスライド溝に沿って長さ方向に移動して位置調節自在であることを特徴とする請求項4または5記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  7. 前記第3の取付具は、保持具及び締結具を含み、前記長尺材のスライド溝に装着され、前記長尺材のスライド溝に沿って左右方向に移動自在とされると共に、前記第2の支持体を上下方向へ移動調節して所望位置で保持固定自在であり、前記保持具は、前記第2の支持体の外周面に対応する湾曲形状または屈曲形状の板状をなす保持部と、前記保持部の長さ方向両端部に一体形成され、前記長尺材の外側面に当接する平板状をなすと共にそれぞれ挿通孔を形成した一対の被締結部とを有し、前記締結具は、前記長尺材のスライド溝の内部に配置されると共に前記長尺材において前記スライド溝の両側で対向する一対の帯板状部の内側面に掛止される頭部と、前記頭部に一体形成されて前記長尺材のスライド溝の外部に突出する棒状の軸部と、前記軸部に着脱自在に装着されると共に前記頭部に向かって進退自在とされる押圧部とを有する締結具とを有し、
    前記第3の取付具は、一対の前記締結具の軸部を前記保持具の被締結部の挿通孔にそれぞれ挿通し、前記締結具の軸部にそれぞれ前記押圧部を装着して前記頭部に向かって接近させ、前記押圧部と前記長尺材の帯板状部との間で前記保持具の被締結部を挟持することにより、前記保持具の保持部により前記第2の支持体を所定高さ位置に保持して固定する一方、前記締結具の押圧部を前記頭部から若干退避させることにより、前記頭部の前記長尺材の帯板状部への掛止状態を維持したまま、前記締結具及び保持具を介して、前記第2の支持体を前記長尺材のスライド溝に沿って長さ方向に移動して位置調節自在であることを特徴とする請求項4または5記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  8. 更に、前記駆動手段を収納すると共に、前記標識板の裏面に取付けられる制御ボックスを備え、
    前記制御ボックスは、前記標識板に対して、少なくとも、上下方向位置及び左右方向位置のいずれか一つを調節することにより、前記ソーラパネル及び前記照明ユニットに対して位置調節自在であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  9. 更に、前記駆動手段を収納すると共に、前記標識板の裏面に取付けられる制御ボックスと、前記制御ボックスを前記標識板の裏面に固定した前記長尺材に取付ける締結具とを備え、
    前記制御ボックスは、その幅方向両端に、前記長尺材の外側面に当接する平板状をなすと共にそれぞれ挿通孔を形成した一対の被締結部を有し、
    前記締結具は、前記長尺材のスライド溝の内部に配置されると共に前記長尺材において前記スライド溝の両側で対向する一対の帯板状部の内側面に掛止される頭部と、前記頭部に一体形成されて前記長尺材のスライド溝の外部に突出する棒状の軸部と、前記軸部に着脱自在に装着されると共に前記頭部に向かって進退自在とされる押圧部とを有し、
    一対の前記締結具の軸部を前記制御ボックスの被締結部の挿通孔にそれぞれ挿通し、前記締結具の軸部にそれぞれ前記押圧部を装着して前記頭部に向かって接近させ、前記押圧部と前記長尺材の帯板状部との間で前記制御ボックスの被締結部を挟持することにより、前記制御ボックスを前記標識板の裏面に保持して固定する一方、前記締結具の押圧部を前記頭部から若干退避させることにより、前記頭部の前記長尺材の帯板状部への掛止状態を維持したまま、前記締結具及び前記制御ボックスの被締結部を介して、前記制御ボックスを前記長尺材のスライド溝に沿って長さ方向に移動して位置調節自在としたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  10. 前記標識板は、その表面に前記避難誘導表示の文字または図形等を記載または描画等すると共に、その表面上に光拡散シートを貼着し、
    前記照明ユニットからの照明を前記標識板の表面において前記光拡散シートにより均一に拡散して、前記標識板の表面の避難誘導表示の全体を均一に照明するようにしたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  11. 前記照明ユニットは、前記標識板の上端より上方位置に配置され、前記標識板の上端全体にわたって延びる長尺状をなす筐体を有し、前記筐体の内部に多数の発光ダイオード群をその長さ方向に所定間隔で配置すると共に、4個以上の砲弾型白色発光ダイオードを略一定間隔で密に配置して集合させることにより前記各発光ダイオード群を構成したことを特徴とする請求項3乃至10のいずれか1項記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  12. 前記照明ユニットは、更に、前記発光ダイオード群の発光側の全面にわたって、光を拡散しつつ透過する光拡散透過シートを配置したことを特徴とする請求項3乃至11のいずれか1項記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  13. 前記照明ユニットは、前記標識板の上端より上方位置に配置され、前記標識板の上端全体にわたって延びる長尺状をなす筐体を有し、前記筐体の長さ方向全体にわたって、その内部に多数の砲弾型白色発光ダイオードを略一定間隔で密に配置したことを特徴とする請求項3乃至10のいずれか1項記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  14. 同一の左右方向寸法の前記標識板を複数用意すると共に、同一長さの長尺状をなす前記照明ユニットを複数用意し、
    複数の前記長尺材を前記各標識板の裏面の上下方向に所定間隔を置いて互いに平行に左右方向に延びるよう配置して固着し、
    前記複数の長尺材の各々を、前記標識板の裏面に固着される帯板状の固着部と、前記固着部から略直交状態で突出する長尺状の一対の掛止片とから構成し、前記両掛止片の先端部を互いに対向するよう略90度折り曲げてそれぞれ断面L字状とし、前記両掛止片の先端間に一定幅の前記スライド溝を形成すると共に、前記両掛止片の内部に前記スライド溝より大きい幅の断面矩形状をなすスライド凹部を形成し、
    更に、前記長尺材のスライド凹部に長さ方向へのスライド自在に収容されると共に前記両掛止片に掛止される頭部と、前記スライド溝から前記長尺材の外部へと略直交状態で突出する軸部とを有するボルトと、前記ボルトの軸部に螺合するナットと、前記長尺材の両掛止片の外側面に略密接する断面チャンネル状の長尺状をなすと共に、前記長尺材のスライド溝に対向する部分にボルトの軸部を挿通自在な挿通孔を所定間隔で複数形成した連結材とを備え、
    前記複数の標識板をそれぞれの裏面に固着された長尺材が同一高さ位置となるよう左右に並べて配置し、前記複数の標識板の裏面に固着された長尺材の連結部分に前記連結材を外側から嵌め込むと共に、前記連結材の挿通孔に前記ボルトの軸部を挿通し、前記ボルトに前記ナットを螺合して前記複数の標識板を左右方向に連結自在とし、
    前記連結した複数の標識板の左右方向の合計寸法と略同一長さとなるよう、前記照明ユニットの数を選択して、それら複数の照明ユニットを前記連結した複数の標識板の上端側の全長にわたって延びるよう配置すると共に、前記複数の照明ユニットを、それぞれ、前記連結した複数の標識板の裏面の前記長尺材に取付けて、前記複数の照明ユニットにより前記連結した複数の標識板の全ての表面を均一に照明できるようにしたことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項記載のソーラ式避難誘導標識装置。
  15. 更に、前記標識板の裏面の左右方向に所定間隔を置いて互いに平行に上下方向に延びるよう配置して固着される複数の第2の長尺材を備え、
    前記複数の第2の長尺材の各々を、前記標識板の裏面に固着される帯板状の固着部と、前記固着部から略直交状態で突出する長尺状の一対の掛止片とから構成し、前記両掛止片の先端部を互いに対向するよう略90度折り曲げてそれぞれ断面L字状とし、前記両掛止片の先端間に一定幅のスライド溝を形成すると共に、前記両掛止片の内部に前記スライド溝より大きい幅の断面矩形状をなすスライド凹部を形成し、
    更に、前記第2の長尺材のスライド凹部に長さ方向へのスライド自在に収容されると共に前記両掛止片に掛止される頭部と、前記スライド溝から前記第2の長尺材の外部へと略直交状態で突出する軸部とを有する第2のボルトと、前記ボルトの軸部に螺合する第2のナットと、前記第2の長尺材の両掛止片の外側面に略密接する断面チャンネル状の長尺状をなすと共に、前記第2の長尺材のスライド溝に対向する部分に前記第2のボルトの軸部を挿通自在な挿通孔を所定間隔で複数形成した第2の連結材とを備え、
    2枚の前記標識板をそれぞれの裏面に固着された長尺材が同一左右位置となるよう上下に並べて配置し、前記2枚の標識板の裏面に固着された第2の長尺材の連結部分に前記第2の連結材を外側から嵌め込むと共に、前記第2の連結材の挿通孔に前記第2のボルトの軸部を挿通し、前記第2のボルトに前記第2のナットを螺合して前記2枚の標識板を上下方向に連結自在としたことを特徴とする請求項14記載のソーラ式避難誘導標識装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012055431A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Dainippon Printing Co Ltd 商品陳列装置
JP2013221278A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Sekisui Jushi Co Ltd 自発光式道路標識
JP2017218892A (ja) * 2017-08-25 2017-12-14 Nok株式会社 表示板付き標識柱
KR20180064689A (ko) * 2016-12-06 2018-06-15 (주)예스안전 사인보드

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