JP3108416U - 酒の蒸留設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 酒の蒸留設備の提供。
【解決手段】 蒸発タンク、少なくとも一つの冷却装置、少なくとも一つの収集装置、負圧発生装置、及びソーラー加熱装置で構成される。そのうち、蒸発タンク内にヒートパイプが設けられ、冷却装置は蒸発タンクの蒸気出口と収集装置の間に連通し、負圧発生装置は収集装置に連通し並びに蒸発タンクに負圧の蒸留を実施させ、蒸発タンク内の発酵酒液を低い加熱温度で気化させ、ソーラー加熱装置の貯水タンクが蒸発タンク内のヒートパイプに連通し、熱水をヒートパイプに導入、通過させることで発酵酒液を蒸留させ、エネルギー資源の消耗を節約し、蒸留酒液の品質を向上する。
【選択図】 図2

Description

本考案は一種の蒸留設備に係り、特に太陽エネルギーを利用して発酵酒液を蒸留する蒸留設備に関する。
発酵液(酒、酢等)の発酵完成後には、蒸留しなければ純度が低くなり、且つ発酵が更に進んで酸壊する。一般に発酵後の酒液は、通常更に蒸留することで白酒が形成され、不純物が除去され、アルコール濃度が高められ、酒液の風味が増す。
発酵後の酒液を蒸留することで酒液の品質が高くなり保存期間が延長されることはこの技術に習熟する者であれば誰もが知るところである。市場には醸造メーカーの蒸留設備により蒸留されていない酒も販売されており、酒造メーカーはそれを購入して一般の蒸留水機によりそれを蒸留している。しかし蒸留水機で酒液を蒸留すると、アルコール純度が低くなる欠点がある(前段の蒸発で得られるアルコール純度は良好であり、中段の蒸発により得られるアルコール濃度は前段の半分となり、後段の蒸発で得られる酒液のアルコール濃度はほぼ零となる)。且つ蒸発タンク内の酒液が蒸発してヒーター部分の液位まで下がる時、ヒーターに接近する酒液は高温加熱により焦げ味を発生する。このほか、蒸留により得られる酒液の冷却過程で、急速冷却不能で、アルコール濃度が低くなる状況が発生する。
酒の蒸留効率を高めるため、従来より連続式蒸留設備が採用されているが、その構造設置及び工程は比較的複雑であり、コストがかかり過ぎる欠点、及びメンテナンス、操作上不便である欠点がある。また、その発酵酒液の加熱気化のための高温が、発酵酒液中の沈殿物に焼け焦げの状況を発生させ、蒸留により得られる酒液の風味に厳重な影響を与える。このほか、蒸留のための高温加熱はエネルギー資源の浪費を形成するという欠点がある。
本考案者は従来の蒸留設備の、エネルギー資源の浪費、及び、蒸留酒の風味を確保できないという欠点に対して、すでに特許文献1に記載の「蒸留酒製造用の蒸留設備」を提供している。図1はその蒸留設備を示す。それは、
発酵酒液を収容する収容空間11を具えた蒸発装置1と、
該蒸発装置1に連通し、蒸発装置1から放出された蒸気を受け取り、並びに比重が高い物質を先に凝結させて収集する第1冷却装置2と、
該第1冷却装置2に連通し、第1冷却装置からの未凝結の蒸気を受け取る第2冷却装置3と、
該第2冷却装置3に連通し、段階式に第2冷却装置からの凝結した液体を受け取る収集装置4と、
該収集装置4に連通して該蒸発装置1内に発生した蒸気を流動させ、並びに蒸発装置1に負圧を発生させる負圧発生装置5と、
を具え、該負圧発生装置5により蒸発装置1に低い加熱温度下で発酵酒液を蒸留させ、且つ蒸留により得られた蒸気を案内して冷却及び段階的収集し、アルコール純度が高く風味のよい蒸留酒液を得る。
上述の特許文献1の蒸留設備は実施上、予期された設計目的を達成することができ、アルデヒド類の除去及び加熱エネルギーの節約において一般に用いられている蒸留装置よりも優れている。しかし、更に発酵酒液の加熱蒸留のエネルギーを節約すると共に、酒の蒸留風味を確保できるようにするため、本考案を創作するに至ったものである。
台湾特許公告第573012号明細書
本考案の主要な目的は、太陽エネルギーを発酵酒液の加熱エネルギー源となし、蒸留の経済的利益を増すことのできる一種の酒の蒸留設備を提供することにある。
本考案の次の目的は、太陽エネルギーにより貯水タンク内の熱水を蒸発タンク内のヒートパイプに流して発酵酒液を加熱し、並びに負圧発生装置を組み合わせて発酵酒液を低い加熱温度で気化させ、有効にエネルギー資源の浪費を節約し発酵酒液蒸留の濃度と風味を確保できる一種の酒の蒸留設備を提供することにある。
請求項1の考案は、酒の蒸留設備において、
発酵酒液を収容し、第1端と第2端を具えたヒートパイプが内部に設けられた蒸発タンクと、
該蒸発タンクに連通し、蒸発タンクより放出される蒸気を冷却する冷却装置と、
該冷却装置に連通し、冷却装置の冷却により凝結した液体を受け取る収集装置と、
該収集装置に連通し、発酵酒液を蒸留する加熱温度を下げることができる負圧発生装置と、
太陽エネルギー輻射熱を吸収可能な集熱器と、循環管を介して該集熱器に連通する貯水タンクを具え、該貯水タンクが該蒸発タンク内のヒートパイプの第1端と第2端に連通するソーラー加熱装置と、
を具え、該ソーラー加熱装置の貯水タンク内の熱水が蒸発タンク内のヒートパイプに導入されて発酵酒液を加熱し、並びに負圧発生装置が結合されて発酵酒液に低い加熱温度下で気化作用を発生させ、酒液を蒸留することを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の酒の蒸留設備において、ヒートパイプが蒸発タンク内でコイル状に繞設されたことを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項3の考案は、請求項1又は2記載の酒の蒸留設備において、貯水タンクがヒートパイプの第1端に導管で連通する熱水出口と、ヒートパイプの第2端に別の導管で連通する冷水入口とを具えたこととを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項4の考案は、請求項1記載の酒の蒸留設備において、冷却装置が第1冷却装置と第2冷却装置を具えたことを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項5の考案は、請求項1又は4記載の酒の蒸留設備において、冷却装置は螺旋状に繞設された冷却管とされことを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項6の考案は、請求項1又は4記載の酒の蒸留設備において、冷却装置は外部が水槽で被覆された冷却管とされたことを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項7の考案は、請求項1記載の酒の蒸留設備において、蒸発タンクが循環装置を具え、該循環装置が蒸発タンク内の発酵酒液を循環流動させることを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項8の考案は、請求項7記載の酒の蒸留設備において、循環装置が循環ポンプとされ、該循環ポンプが復流管で蒸発タンクの復流口に接続され、並びに送出管で蒸発タンクの送出口に接続されたことを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項9の考案は、請求項1記載の酒の蒸留設備において、負圧発生装置が風圧機とされたことを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
請求項10の考案は、請求項1記載の酒の蒸留設備において、収集装置が蒸留酒液を収集するための少なくとも一つの収集タンクを具えたことを特徴とする、酒の蒸留設備としている。
本考案の酒の蒸留設備は、太陽エネルギーを発酵酒液の加熱エネルギー源となしたことで、蒸留の経済的利益を増すことができ、且つ、太陽エネルギーにより貯水タンク内の熱水を蒸発タンク内のヒートパイプに流して発酵酒液を加熱し、並びに負圧発生装置を組み合わせて発酵酒液を低い加熱温度で気化させることにより、有効にエネルギー資源の浪費を節約し発酵酒液蒸留の濃度と風味を確保できるものとされている。
本考案の酒の蒸留設備は、
発酵酒液を収容し内部にヒートパイプが設けられた蒸発タンクと、
該蒸発タンクに連通し、蒸発タンクより放出される蒸気を冷却する冷却装置と、
該冷却装置に連通し、冷却装置の冷却により凝結した液体を受け取る収集装置と、
該収集装置に連通し、発酵酒液を蒸留する加熱温度を下げることができる負圧発生装置と、
太陽エネルギー輻射熱を吸収可能な集熱器と、循環管を介して該集熱器に連通する貯水タンクを具え、該貯水タンクが該蒸発タンク内のヒートパイプに連通するソーラー加熱装置と、
を具え、該ソーラー加熱装置の貯水タンク内の熱水が蒸発タンク内のヒートパイプに導入されて発酵酒液を加熱し、並びに負圧発生装置が結合されて発酵酒液に低い加熱温度下で気化作用を発生させ、アルコール純度が高く且つ風味が良好な蒸留酒液を得ることができ、且つ加熱エネルギー資源の浪費を節約できるものとされる。
また蒸発タンク内のヒートパイプはコイル状に繞設され、大きな熱伝導面積を有し、急速加熱の長所を有するものとされる。
以下に具体的実施例を挙げて本考案を説明するが、本考案の範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。
図2は本考案の第1実施例を示す。この実施例中、前述の特許文献1と同じ或いは同等の部品は同じ符号を以て説明する。本考案は、蒸発タンク8、少なくとも一つの冷却装置、収集装置4、負圧発生装置5、ソーラー加熱装置9を具えている。
該蒸発タンク8は、内部に発酵酒液80を収容する収容空間81を具え、且つ収容空間81内にヒートパイプ82が設けられ、図中のヒートパイプ82はコイル状に繞設され、並びに熱水が流入する第1端821と第2端822を具え、蒸発タンク8の収容空間81の上部に上端に蒸気出口83を具えた蒸気室84が延設され、該蒸気室84内に交錯配列され各離間配置された複数の隔板841が設けられている。また蒸発タンク8の収容空間81に循環装置87が連通し、該循環装置87は循環ポンプ871を具え、該循環ポンプ871に復流管851が接続され、該復流管851が収容空間81の上部に設けられた復流口85に連通し、並びに該循環ポンプ871に送出管861が接続され、該送出管861が収容空間81底部に設けられた送出口86に連通し、発酵酒液80が収容空間81内で循環流動するものとされる。また収容空間81の上部に管路71で備蓄装置7が接続されて発酵酒液80の蒸発タンク8内への注入に便利とされ、該備蓄装置7に予熱装置712が設けられて蒸発タンク8内に導入する発酵酒液を適宜温度に予熱する。
該少なくとも一つの冷却装置は、第1冷却装置2と第2冷却装置3を具えている。そのうち、第1冷却装置2はコイル状に繞設されて上述の蒸気室84の外側を囲む冷却管21と該冷却管21に対して気冷を実施するファンセット22を具え、また冷却管21は蒸発タンク8の蒸気出口83に接続される入口端211と出口端212を具えている。第2冷却装置3は水槽33内に螺旋状に設置されて水冷を実施する冷却管31を具え、該冷却管31は第1冷却装置2の出口端212に連通する入口端311と出口端312を具えている。
該収集装置4は、少なくとも第1収集タンク41を具え、該第1収集タンク41内に蒸留酒液40を収集する保存空間411があり、並びに第1収集タンク41の上部に第2冷却装置3の出口端312に連通する導入孔412と連通口413が設けられている。
該負圧発生装置5は、風圧管路51により、上述の第1収集タンク41の連通口413に連通し、図中の負圧発生装置5は逆方向減圧を実施する空圧機で構成されている。
該ソーラー加熱装置9は、太陽エネルギー輻射熱を吸収可能な集熱器91と該集熱器91に循環管(図では冷循環管95と熱循環管96が包含される)で連通する貯水タンク92を具え、該貯水タンク92はヒートパイプ82の第1端821と導管93で連通する熱水出口921とヒートパイプ82の第2端822と導管94で連通する冷水入口922を具えている。
本考案の上述の構造で形成された蒸留設備は、その蒸発タンク8内の発酵酒液80に対して蒸留を実施する時、負圧発生装置5により収集装置4の第1収集タンク41に減圧を行ない、それを密閉状態とし且つ収集装置4と蒸発タンク8内部に負圧(約500〜700mmHg間の負圧を提供する)を発生させ、こうして蒸発タンク8内の発酵酒液80に低い加熱温度下(摂氏30度から45度)で気化作用を発生させる。また本考案は太陽エネルギー輻射熱を吸収する貯水タンク92内の熱水(一般に摂氏65度に達し得る)を導管93を通し並びにヒートパイプ82を通過させて蒸発タンク8内に導入し、発酵酒液80に対して加熱し、並びに蒸発タンク8内のヒートパイプ82をコイル状の繞設形態として大きな熱伝導面積を具備させたことにより、発酵酒液80を急速に加熱して蒸発させ蒸気を形成させ、蒸気を第1、第2冷却装置2、3で冷却して蒸留酒液40となした後、収集装置4で収集する。
上述のソーラー加熱装置9内の熱水はヒートパイプ82の第2端822より流出した後、導管94を通り貯水タンク92の冷水入口922に進入し、この貯水タンク92に流入する冷水密度は大きく、冷循環管95を通り集熱器91へと流れ、集熱器91で太陽エネルギー輻射熱を吸収した後、温度が上昇し、密度が小さい熱水となり、自然に上昇し並びに熱循環管96を通りヒートパイプ82に導入され、こうして自然な対流循環を形成する。
本考案のソーラー加熱装置9は自然対流循環により貯水タンク92内の熱水にヒートパイプ82を通過させて蒸発タンク8内の発酵酒液80を加熱するほか、ポンプ(図示せず)の設置により強制的に貯水タンク92内の熱水をヒートパイプ82に流入させて発酵酒液80を加熱することができ、並びにヒートパイプ82より流出した冷水に集熱器91で太陽エネルギー輻射熱を吸収させ更に貯水タンク92に復流させることができる。このほか、雨天或いは曇天の日照量が低い時機に実施するため、本考案のソーラー加熱装置9の貯水タンク92内にはその他の補助加熱器(例えばヒーター)が設けられて発酵酒液80を加熱する。
本考案の上述の構造で形成された蒸留設備は、ソーラー加熱装置9の貯水タンク92内の熱水が蒸発タンク8内のヒートパイプ82を介して発酵酒液80を加熱し、並びに負圧発生装置5の結合により発酵酒液に低い加熱温度下で気化作用を発生させ、有効に酒液蒸留のエネルギーコストを節約すると共に発酵液蒸留の濃度と風味を確保でき、周知の技術よりも明らかに機能が向上されている。
本考案の蒸発タンク8の発酵酒液80が加熱され気体となり上昇した後、まず蒸発タンク8内の蒸気室に至り、複数層の隔板841で区画された旋回経路により蒸発気体の温度が下降し、気体温度が一定に下がった時、蒸発気体は水滴となり落下するが、水滴が加熱中の発酵酒液に接近する時は、高温により再度気体となり上昇し、この反復する不断の蒸留実施により品質が良好な蒸留酒液が得られる。また、循環ポンプ871により蒸発タンク8内の発酵酒液を循環流動させることで、良好な熱交換運転を得られ、並びに不純物の堆積を防止できる。また、循環流動により発生する衝撃が発酵酒液中のアルデヒド類の放出に有利である。
前述の説明中では、本考案の関係する特定の実施例について記述されているが、それは本考案の他の変化或いは修飾実施例を制限するものではない。
図3は本考案の第2実施例を示す。この実施例中、第1実施例と同じ或いは同等の部品には同じ符号で説明を行ない、並びにその詳細構造及び操作過程については簡単に述べるにとどめる。この実施例の蒸留設備は更に密閉状態の集料装置34が設けられ、該集料装置34は分岐管324と三方管32で第1冷却装置2と分岐性の連通を形成し、蒸気が第1冷却装置2を通過する時、気体のアルデヒドが先に凝結して液体となり、並びに三方管32の通路323より流出し、その後、分岐管324を通り集料装置34に収集される。また第1冷却装置2を通りなお未冷却の蒸気(比重が軽いアルコール物質)は、負圧の牽引を受けて第2冷却装置3に導入され冷却される。
上述の第2実施例の蒸留設備は第2収集タンク42を更に具え、該第2収集タンク42は分配管421で第2冷却装置3及び第1収集タンク41間の通路に接続され、並びに通路制御ユニット44の制御を受けて、第2収集タンク42と第2冷却装置3及び第1収集タンク41の間が操作により選択的に連通する。こうして収集装置4の第2収集タンク42が第2冷却装置3が先に凝結、放出したメタノール液体を収集し、第2収集タンク42が適量を収集した時、通路制御ユニット44により分配管421の通路が選択的に切断され、凝結液が第2冷却装置3の冷却管31より第1収集タンク41に導入され、エタノール液体(即ち蒸留酒液)が収集される。
図4は本考案の第3実施例を示し、それによると、第3収集タンク43(本考案は収集するアルコール濃度レベルにより収集タンクの数量を増加できる)が更に設けられ、異なるアルコール濃度の蒸留酒液を分けて収集できる。該第3収集タンク43は分配管路431で分配管421に接続され、並びに分配管路431と分配管421の接続が第2通路制御ユニット45に制御され、第3収集タンク43と分配管421が操作により選択的に導通するものとされる。通路制御ユニット44が分配管421通路を切断して第1収集タンク41が収集する蒸留酒液を一定量とした後、第2通路制御ユニット45が分配管路431を開放せしめ、第3収集タンク43にアルコール濃度が低い蒸留酒液を収集させる。
本考案の上述の冷却装置は前述の実施例の配置形態に制限されるものではなく、その他の変化、改修或いは同じ効果を有する実施内容が可能である。このほか、本考案の蒸発タンク内には液位スイッチが設けられて蒸発タンク内の発酵酒液が一部加熱蒸留された後に、自動的に発酵酒液を蒸発タンク内に補充する。ゆえに、この技術に習熟する者が行ない得る明らかな交換と修飾は本考案の権利請求範囲に属するものとする。
特許文献1の構造表示図である。 本考案の第1実施例の表示図である。 本考案の第2実施例の表示図である。 本考案の第3実施例の表示図である。
符号の説明
1 蒸発装置 11 収容空間
2、3 冷却装置 21 冷却管
211 入口端 212 出口端
22 ファンセット 31 冷却管
311 入口端 312 出口端
32 三方管 323 通路
33 水槽 34 集料装置
4 収集装置 40 蒸留酒液
41 第1収集タンク 411 保存空間
412 導入孔 413 連通口
42 第2収集タンク 421 分配管
43 第3収集タンク 431 分配管路
44 通路制御ユニット 45 第2通路制御ユニット
5 負圧発生装置 51 風圧管路
7 備蓄装置 71 管路
712 予熱装置 8 蒸発タンク
80 発酵酒液 81 収容空間
82 ヒートパイプ 821 第1端
822 第2端 83 蒸気出口
84 蒸気室 841 隔板
85 復流口 851 復流管
86 送出口 861 送出管
87 循環装置 871 循環ポンプ
92 貯水タンク 921 熱水出口
922 冷水入口 93、94 導管
95 冷循環管 96 熱循環管

Claims (10)

  1. 酒の蒸留設備において、
    発酵酒液を収容し、第1端と第2端を具えたヒートパイプが内部に設けられた蒸発タンクと、
    該蒸発タンクに連通し、蒸発タンクより放出される蒸気を冷却する冷却装置と、
    該冷却装置に連通し、冷却装置の冷却により凝結した液体を受け取る収集装置と、
    該収集装置に連通し、発酵酒液を蒸留する加熱温度を下げることができる負圧発生装置と、
    太陽エネルギー輻射熱を吸収可能な集熱器と、循環管を介して該集熱器に連通する貯水タンクを具え、該貯水タンクが該蒸発タンク内のヒートパイプの第1端と第2端に連通するソーラー加熱装置と、
    を具え、該ソーラー加熱装置の貯水タンク内の熱水が蒸発タンク内のヒートパイプに導入されて発酵酒液を加熱し、並びに負圧発生装置が結合されて発酵酒液に低い加熱温度下で気化作用を発生させ、酒液を蒸留することを特徴とする、酒の蒸留設備。
  2. 請求項1記載の酒の蒸留設備において、ヒートパイプが蒸発タンク内でコイル状に繞設されたことを特徴とする、酒の蒸留設備。
  3. 請求項1又は2記載の酒の蒸留設備において、貯水タンクがヒートパイプの第1端に導管で連通する熱水出口と、ヒートパイプの第2端に別の導管で連通する冷水入口とを具えたこととを特徴とする、酒の蒸留設備。
  4. 請求項1記載の酒の蒸留設備において、冷却装置が第1冷却装置と第2冷却装置を具えたことを特徴とする、酒の蒸留設備。
  5. 請求項1又は4記載の酒の蒸留設備において、冷却装置は螺旋状に繞設された冷却管とされことを特徴とする、酒の蒸留設備。
  6. 請求項1又は4記載の酒の蒸留設備において、冷却装置は外部が水槽で被覆された冷却管とされたことを特徴とする、酒の蒸留設備。
  7. 請求項1記載の酒の蒸留設備において、蒸発タンクが循環装置を具え、該循環装置が蒸発タンク内の発酵酒液を循環流動させることを特徴とする、酒の蒸留設備。
  8. 請求項7記載の酒の蒸留設備において、循環装置が循環ポンプとされ、該循環ポンプが復流管で蒸発タンクの復流口に接続され、並びに送出管で蒸発タンクの送出口に接続されたことを特徴とする、酒の蒸留設備。
  9. 請求項1記載の酒の蒸留設備において、負圧発生装置が風圧機とされたことを特徴とする、酒の蒸留設備。
  10. 請求項1記載の酒の蒸留設備において、収集装置が蒸留酒液を収集するための少なくとも一つの収集タンクを具えたことを特徴とする、酒の蒸留設備。
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