JP3108043U - ウエストサイズの調整具 - Google Patents
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Abstract
【課題】体型変化が衣類に及ぼす影響を緩和することのできる構造が簡単で耐久性があり意匠的にも優れた調整部を有するウエストサイズの調整具を提供する。
【解決手段】 衣類のウエスト部分を切り込んで重なり部分2,3を形成する。一方の重なり部分3の片面内側にレール6を配置する。他方の重なり部分2の先端には、前記レール6上をスライド可能であるとともに、特定の位置で係止可能なバックル11を設ける。前記レール6は軟質合成樹脂からなり、衣類生地による裏当てが行われていない。レール6面には複数の突起8を設けてこの突起にバックルの爪が係合可能とする。
【選択図】図3
【解決手段】 衣類のウエスト部分を切り込んで重なり部分2,3を形成する。一方の重なり部分3の片面内側にレール6を配置する。他方の重なり部分2の先端には、前記レール6上をスライド可能であるとともに、特定の位置で係止可能なバックル11を設ける。前記レール6は軟質合成樹脂からなり、衣類生地による裏当てが行われていない。レール6面には複数の突起8を設けてこの突起にバックルの爪が係合可能とする。
【選択図】図3
Description
本考案は、体型変化がズボンやスカート等の衣類に及ぼす影響を緩和するウエストサイズの調整具に関する。
長期間にわたる体型変化は、胴回りの締まり過ぎまたは弛み過ぎとして現れ、着用者に不快感を与える。これを避けるため、ズボンやスカートでは、腰回りに弾力性を付与する目的で、ゴム等の弾性体を組み込んだり、スプリングを内蔵して伸縮させ、調整機能を付与した鉤ホックを使用することがある。
スプリングを内蔵した鉤ホックの先行技術として、例えば下記特許文献1,2がある。両先願に示されるは鉤ホックは、構成材の鉤ホック主体と鉤ホック基体とが圧縮スプリングを介して接続され、鉤ホック主体が鉤ホック基体上を圧縮スプリングの力でスライドするため、微調整が可能である。
別の従来技術として、例えば下記特許文献3,4がある。これらによると、衣服のポケットを上端まで切開して、重複する外側腰回り部と内側腰回り部を形成し、外側腰回り部の外面に突条を有するレールと、このレールが挿通され突条と係止するように外側腰回り部に付設されたスライダーとを設けている。
特開2000−50913号
特開2001−87010号
実公平6−13211号
特開2004−97621
特開2001−87010号(特許文献1)と特開2001−87010号(特許文献2)では、鉤ホックは通常衣類の開閉部分1箇所のみに装着するため、どうしてもウエストサイズの調整範囲が小さくなりがちである。
実公平6−13211号(特許文献3)及び特開2004−97621(特許文献4)では、左右2箇所のポケット部に調整部を設けることができるため、前者に比べて調整範囲を広くとることができ、長期間にわたる体型変化に十分対応できる。しかし、調整部にレールを設け、それを生地で隠そうとしているため、コストが増大している。
また、従来のレールは堅い素材からなるので、バックルとの度重なる接触や洗濯により傷が付いたり破壊したりしていた。
本考案は、特許文献3,4の技術の改良であって、構造が簡単で、耐久性があり、意匠的にも優れた調整部を有するウエストサイズの調整具を提供することを目的とする。
本考案は、衣類のウエスト部分を切り込んで形成した重なり部分と、一方の重なり部分の片面内側に配置したレールと、他方の重なり部分の先端に設けた、前記レール上をスライド可能であるとともに、特定の位置で係止可能なバックルとからなるウエストサイズの調整具において、レールが軟質合成樹脂からなり、生地による裏当てが行われていないことを特徴とするウエストサイズの調整具である。
本考案のウエストサイズの調整具から得られる効果をまとめると次のようである。
(1)この調整具を腰回りに二個使用したズボンやズボンは、一サイズがカバーする範囲が著しく拡大する。
(2) レールが軟質合成樹脂製であり、生地による裏当てが行われていないので、安価に製造できる。
(3) レールが軟質合成樹脂製であり、生地による裏当てが行われていないので、それ自身がある程度、伸び縮みする。その結果、食事直後や屈伸運動中などの一時的なウエストサイズの増減に対して微調整の役割を果たす。
(4) レールは生地による裏当てが行われていないので、衣類の重なり部分から部分的に露出する。この部分は合成樹脂製であって、生地とは感触も外観も異なる異質部分であるが、それが逆に軽快で若々しく強烈な印象を残しやすい。この部分を利用して文字や図形を組み込み、宣伝広告に利用することもできる。
(1)この調整具を腰回りに二個使用したズボンやズボンは、一サイズがカバーする範囲が著しく拡大する。
(2) レールが軟質合成樹脂製であり、生地による裏当てが行われていないので、安価に製造できる。
(3) レールが軟質合成樹脂製であり、生地による裏当てが行われていないので、それ自身がある程度、伸び縮みする。その結果、食事直後や屈伸運動中などの一時的なウエストサイズの増減に対して微調整の役割を果たす。
(4) レールは生地による裏当てが行われていないので、衣類の重なり部分から部分的に露出する。この部分は合成樹脂製であって、生地とは感触も外観も異なる異質部分であるが、それが逆に軽快で若々しく強烈な印象を残しやすい。この部分を利用して文字や図形を組み込み、宣伝広告に利用することもできる。
本考案は、ズボンやズボン等に使用するウエストサイズの調整具であって、開閉部とは別に一部を切り込み形成した重なり部分に装着する。重なり部分は通常、左右両側部に設けるとバランスがよく、調整範囲を拡げるが、一方でも効果がある。
バックルをレール上の特定の位置で係止するためには、レールに複数の突起を設けておき、この突起とバックルの爪を係合させるのが好ましい。突起は棒状が好ましい。ベルト長さと突起数はサイズにより、10±5cmと10〜30個の各範囲から選択して組合せることができる。
レールを構成する軟質合成樹脂としては、ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、等)や熱可塑性エラストマー(スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系、ウレタン系、PVC系、フッ素系、等)などが使用可能である。
レールを構成する合成樹脂は、透明でもよいが、長期間のうちには黄ばみを起こしやすいので、着色剤を混入させることにより、さまざまに発色させるのが好ましい。この部分に文字や図形を組み込み、宣伝広告に利用することもできる。文字や図形が消えないように、その上からコーティング加工又はサンドイッチ加工することが好ましい。
以下、添付の図面に基づき、本考案の実施例を説明する。
図1は腰回りの一部を切り込んで重なり部分を形成したズボンの側面図である。図2は、図1のズボンの重なり部分を引き離して、第三者側から見たウエストサイズの調整具の斜視図である。図3は、同様にして、着用者側から見たウエストサイズの調整具の斜視図である。
図1のように、ズボン1の重なり部分2と3の対向する面に、ウエストサイズの調整具5を取付ける。調整具5はレール6の一部が外側から見え、一部は重なり部分2に隠れる。図2では、図1の重なり部分2と3の間を意図的に拡げて、調整具の構成材の状態を示している。
ズボン1の腰回りに作られた重なり部分3の対向面側に、レール6を渡し両端10をズボン上端に糸で縫いつけて固定する。レール6は内面に棒状の突起8を多数形成してなる。レール6の固定に先立ちバックル11をレール6に通し、前記バックルに設けた押さえ部材14の爪16をレール面の突起8に当接させて位置決めする。押さえ部材14はピンを中心として回動自在である。図3に示すように、レール6は、突起8を内方に向けた状態でバックル本体11の中を貫通している。
長さ調整をするときには、図4(b)に示すように、押さえ部材14を回動させ、その爪16で突起間を押さえて、レール6に位置決めする。これによりウエストサイズの調整が可能となる。図4(a)は調整前、(b)は調整中、(c)は調整後を示す。
この調整は手で操作するので、調整の容易さを失わない範囲で、突起数を増やしたり、間隔を狭くしたりして細かい調整ができる。
レール6は、軟質合成樹脂により成形する。軟質樹脂としては例えばゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、等)や熱可塑性エラストマー(スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系、ウレタン系、PVC系、フッ素系、等)などが使用可能である。この合成樹脂には、着色剤を混入させることにより、様々に発色させることができる。
レール6は、前記特許文献4と異なり、ズボン生地と同じ生地により裏当てされていない。そのため、図1−3に示すように、第三者側から見て一部が露出している。前記したように、合成樹脂からなるレール6は、スボンの生地とは異質の材質、感触、色彩を有するので、見る者に強烈な印象を残しやすい。そこで、この部分に文字や図形を組み込み、宣伝広告に利用することができる。
1 ズボン
2 重なり部分
3 重なり部分
5 調整具
6 レール
8 突起
11 バックル
2 重なり部分
3 重なり部分
5 調整具
6 レール
8 突起
11 バックル
Claims (3)
- 衣類(1)のウエスト部分を切り込んで形成した重なり部分(2,3)と、
一方の重なり部分(3)の片面内側に配置したレール(6)と、
他方の重なり部分(2)の先端に設けた、前記レール(6)上をスライド可能であるとともに、特定の位置で係止可能なバックル(11)と
からなるウエストサイズの調整具(5)において、
前記レール(6)が軟質合成樹脂からなり、衣類生地による裏当てが行われていないことを特徴とするウエストサイズの調整具。 - レール(6)面に複数の突起(8)を設けてこの突起にバックルの爪(16)が係合可能とした請求項1記載の調整具。
- レール(6)に文字や図形を記入した請求項1記載の調整具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005835U JP3108043U (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | ウエストサイズの調整具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004005835U JP3108043U (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | ウエストサイズの調整具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108043U true JP3108043U (ja) | 2005-04-07 |
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ID=43270738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004005835U Expired - Fee Related JP3108043U (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | ウエストサイズの調整具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3108043U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012036545A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Morito Co Ltd | 衣服のウエストサイズ調節具及びそのウエストサイズ調節具を備えた衣服 |
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2004
- 2004-10-04 JP JP2004005835U patent/JP3108043U/ja not_active Expired - Fee Related
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