JP3024047U - スキーズボン - Google Patents

スキーズボン

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JP3024047U
JP3024047U JP1995012238U JP1223895U JP3024047U JP 3024047 U JP3024047 U JP 3024047U JP 1995012238 U JP1995012238 U JP 1995012238U JP 1223895 U JP1223895 U JP 1223895U JP 3024047 U JP3024047 U JP 3024047U
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JP
Japan
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knee
ski
crotch
buttocks
pants
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995012238U
Other languages
English (en)
Inventor
宏司 武藤
春美 斉藤
Original Assignee
株式会社トヤマゴールドウイン
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膝の屈伸運動と開脚運動の際に抵抗が発生し
ないようにする。 【解決手段】 膝の屈伸運動や開脚運動の際に発生する
抵抗を解消するため、膝を曲げた状態で膝から臀部にか
けて必要とするゆとりとして、膝のダーツ28と臀部の
膨らみによるゆとり13に分けて設け、そして股部分に
は開脚に必要なゆとりを襠32により設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、スキー競技等をする際に着用されるスキーズボンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スキーなどを行なう際、防寒機能や防水機能などを持ち、かつ動き やすいスキーウエアが求められているが、一般には伸縮性を持たない表地と裏地 の間に中綿が入れられ縫製されているものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の伸縮性を持たない表地と裏地の間に中綿が入れられ縫製されたスキ ーズボンの場合、膝を曲げたときに膝から臀部にかけてスキーズボンがつっぱり 、膝の屈伸運動に対する抵抗があった。特にモーグル競技の際は、コブのある斜 面を滑り降りるため、連続的で激しい膝の屈伸が発生するので、膝の屈伸運動に 対するスキーズボンの抵抗が運動性に大きく影響していた。また、滑降の途中で 開脚ジャンプ等を行なうので、このときにも股部分のつっぱりが発生し、スキー ズボンの抵抗が大きく十分に開脚ができない場合があった。
【0004】 従来、この問題を解決するためにモーグル競技の際は、大きめに作られたもの を着用していたがこれは膝の屈伸にはある程度対応できたが、開脚に対しては十 分な効果を上げることができず、外観上も好ましくなく、モーグル競技専用のス キーズボンが求められていた。さらに、モーグル競技の場合、滑降の形が評価の 対象になるので、なるべく両膝がずれたり開いたりしていないように見えるデザ イン上の工夫が必要であった。
【0005】 この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、膝の屈伸 運動と開脚運動の際に抵抗が発生しないスキーズボンを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、膝の屈伸運動や開脚運動の際に発生する抵抗を解消するため、膝 を曲げた状態で膝から臀部にかけて必要とするゆとりを膝と臀部に分けて設け、 そして股部分には開脚に必要なゆとりが設けられているスキーズボンである。
【0007】 このスキーズボンは、膝部分の側方から膝頭に向かってダーツが設けられて膨 らみを付けた状態にされ、臀部はウエストと股の間にゆとりが設けられて臀部が 突き出した状態に形成され、股部分には閉脚時に見えない範囲で襠が設けられて いるものである。
【0008】 そして膝部分に色や素材の異なる別布で切り替え部が設けられ、この切り替え 部は、両足を閉じた状態で膝から上の部分ではハ字状になり膝から下はV字状に 形成され、足長方向の長さは股下側が一番長く脇方向に徐々に短くなっている。 さらに、この切り替え部は足の真横より後側に回り込んでいる。
【0009】 この考案のスキーズボンは膝、臀部、股に設けられたゆとりによって屈伸運動 や開脚運動の際にスキーズボンがつっぱることがない。また、膝の切り替えの形 状が、股下部分で長いことにより、視覚的に膝がそろっていることを強調するも のである。さらに、この切り替えが、後側に回り込んでいるため膝がずれたり開 いたりしたときにそれが視覚的に分かりにくくしている。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1から図 6は、この実施形態のスキーズボンを示すものであり、モーグル競技用のスキー ズボン10を示す。このモーグル競技用のスキーズボン10は、伸縮性を持たな い丈夫な表地と、柔らかい裏地を使用し、その中間に防寒用の中綿が入れられ縫 製されているもので、それぞれ合成繊維等で作られている。
【0011】 スキーズボン10の臀部には、図3(A)に示すように、通常のスキーズボン (2点鎖線)より外方に突出したゆとり13を有した形状に形成されている。ま た、スキーズボン10のウエスト11は、ゴムが入っているベルト12に固定さ れており、ベルト12には二本の肩ベルト14が取り付けられており、背中で一 回互いに交差している。肩ベルト14の幅は4cmがよく、肩ベルト14の胸付近 には長さ調節用のバックル16が各一個取り付けられ、着用時に肩ベルト14が 受ける力が1100g〜900g以下となるようにバックル16で調節する。
【0012】 スキーズボン10のズボン前半部18の膝部分には、図1、図5(A)に示す ように脇部22から股下部24にわたって色や素材が異なる別布を使った切り替 え部26が設けられている。切り替え部26は足長方向の長さが股下部24に接 する部分が一番長く、脇部22の方向へ徐々に短くなって脇部22に接する部分 が一番短くなっており、両膝を揃えたとき正面から見て菱形のようになる。図5 (B)に示すように切り替え部26が、股下部24から脇部22に向かって広く なっている形より、滑降の形を斜め前から見る際に両膝の開きが目立たないもの である。
【0013】 また、ズボン前半部18とズボン後半部20の境界線である脇部22と股下部 24は、互いに180度反対側に位置している場合の他、図6(A)に示すよう に足の真横より後側に回り込んだ位置に来るようにしてもよい。それにともなっ て、切り替え部26も、後側に回り込んだ形状にするとよい。これにより、図6 (B)に示す切り替え部26が前側で終わっているものより、滑降の姿勢を斜め 前方から見る際に両足のずれや開きが目立たなくなるものである。
【0014】 ズボン前半部18の膝部分で、切り替え部26に含まれる部分に、脇部22と 股下部24から膝頭に向かって各一本ずつ、脇部22と股下部24とほぼ直角に ゆとりを形成するダーツ28が設けられており、これによって膝は膨らんだ形と なっている。そして、後ろズボン20は型紙の変更によりウエスト11から股上 30の間でゆとりを設けて、直立時に臀部が少し突き出した状態にされている。
【0015】 股部分には、ズボン後半部20の股上30と、ズボン前半部18の股下部24 に接し、臀部からズボン前半部18に向かって広がる雫型をした襠32が設けら れている。襠32は、通常の110°程度の開脚運動に必要なゆとりを補う形に すると直立時に前後から見えてしまうので、見えない範囲まで入れ、残りのゆと りを補うためバイアス取りした生地を使用する。そして、着用時のごろつきを無 くすため中綿は入れない。
【0016】 この実施形態のスキーズボン10はモーグル競技に適したもので、図3(A) の二点鎖線で示す従来のスキーズボンと比べて膝と臀部にゆとりを設けているの で、激しい膝の屈伸運動にもスキーズボン10による抵抗が生じず運動機能を損 なわない。また、滑降の途中の開脚運動の際も股部分に襠32によるゆとりを設 けているので、抵抗が生じず楽に十分な開脚ができる。また切り替え部26を設 け、その形に両膝のずれや開きを目立たなくさせる工夫がなされているため、滑 降の形の評価において有効である。
【0017】 この考案のスキーズボンは上記実施形態に限定されるものではなく、ゆとりを 持たせるダーツの本数や位置など適宜変更可能なものであり、また膝や臀部、股 のゆとりは上記のダーツ以外の手段によって設けられても良い。さらに、膝の切 り替え部26は、正面から見て菱形でなくても良く、股下部24側が広く、脇部 22側が狭いものであれば良い。切り替え部26は脇部22と股下部24で終わ らずにズボン後半部にまで設けられていても良い。
【0018】
【考案の効果】
この考案のスキーズボンは、屈伸運動、開脚運動を楽に行うことができ、また 滑降の姿勢が見た目に良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施形態のスキーズボンの正面
図である。
【図2】この第一実施形態のスキーズボンの背面図であ
る。
【図3】この第一実施形態のスキーズボンの、直立した
状態(A)と屈伸した状態(B)を示す右側面図であ
る。
【図4】この第一実施形態のスキーズボンの、開脚した
状態を示す底面図である。
【図5】この第一実施形態のスキーズボンの切り替え部
の概略を示す正面図(A)と比較用の正面図(B)であ
る。
【図6】図5のA−A線断面図(A)と、比較用の断面
図(B)である。
【符号の説明】
10 スキーズボン 13 ゆとり 18 ズボン前半部 20 ズボン後半部 26 切り替え部 28 ダーツ(ゆとり) 32 襠

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膝を曲げた状態で膝から臀部にかけて必
    要とするゆとりが、膝と臀部に分けて設けられているこ
    とを特徴とするスキーズボン。
  2. 【請求項2】 股部分に、開脚に必要なゆとりを、閉脚
    時に見えない範囲で設けられていることを特徴とするス
    キーズボン。
  3. 【請求項3】 膝部分の側方から膝頭に向かってゆとり
    が設けられて膨らみを付けた状態にされ、臀部はウエス
    トと股の間にゆとりが設けられて臀部が突き出した状態
    に形成され、股部分には閉脚時に見えない範囲で襠が設
    けられていることを特徴とするスキーズボン。
  4. 【請求項4】 膝部分に色や素材の異なる別布で切り替
    え部が設けられ、この切り替え部は両足を閉じた状態で
    膝から上の部分ではハ字状になり、膝から下の部分はV
    字状に形成され、この切り替え部の布の足長方向の長さ
    は股下側が一番長く、脇に向かって徐々に短くなってい
    ることを特徴とする請求項1記載のスキーズボン。
  5. 【請求項5】 膝部分に色や素材の異なる別布で切り替
    え部が設けられ、この切り替え部が、足の真横より後側
    に回り込んでいることを特徴とする請求項4記載のスキ
    ーズボン。
JP1995012238U 1995-10-24 1995-10-24 スキーズボン Expired - Lifetime JP3024047U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082677A1 (ja) * 2009-01-15 2010-07-22 株式会社ゴールドウイン 医療用又はスポーツ用衣服
JP2015175086A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 アソス オブ スウィツァーランド エス.エー. サイクリングウェア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010082677A1 (ja) * 2009-01-15 2010-07-22 株式会社ゴールドウイン 医療用又はスポーツ用衣服
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