JP3108025U - 直列式ファンの組合せ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に分解可能な直列式ファンの組合せ機構を提供する。
【解決手段】 主に少なくとも2個のファンを直列接続する。該第一ファンのファンフレーム対連側には少なくとも1個の設置部を設置し、該第二ファンは該第一ファンの設置部により該第二ファンの対連側において対応し突出する接固部を形成する。該接固部は該第一ファンの設置部内に挿入、設置され、こうして該第一ファンと該第二ファンは安定的に直列接続され、かつ直列接続後も分解が容易であるという特性を発揮することができる。
【選択図】 図4

Description

本考案は一種の直列式ファンの組合せ機構に関する。特に一種の複数のファンは互いに直列接合後も容易に分解可能である直列式ファンの組合せ機構に係る。
電子部品の日進月歩のグレードアップと、性能、処理速度、パワーに対する使用者のニーズの高まりに伴い、機器冷却の問題はますます重要性を増している。
特にコンピュータにおいては、CPUの機能上昇に加え、ノースブリッジチップなども処理機能の向上に伴い高温を発生するようになっているが、これら発熱する電子部品は、熱量をスピーディーに放出させなければ機能の低下を招き、使用寿命にも悪影響を及ぼしかねない。
これら高機能かつ高発熱の電子部品がその機能を十分に発揮し、使用寿命への悪影響を防ぐため、通常は散熱装置を使用し散熱を助ける。一般に広く使用されている散熱装置は散熱ファンと散熱器である。該散熱ファン及び該散熱器は便利でリーズナブルであるため、多くのメーカーが採用し、また研究開発を続けている。散熱ファンにおいては熱量が増加の一途を辿っている発熱部品にスムーズに散熱させるため、ファンの風量を増やし散熱効率を向上させる方法が考えられる。
風量増加には以下の二種の手段がある。
先ずはファンの体積を増やす方法であり、もう一つはファンの回転速度を上げる方法である。しかし、該ファンの体積を増やす方法は使用場所に空間的な制限があり体積の増加にも一定の制限が加わらざるを得ず、該ファンの回転速度を上げる方法はモーター性能の制限を受ける。こうして、2個の体積が同一のファンを直列に接合し風量及び風圧を向上させ、散熱効率を向上させる方法が考え出された。
このような構成の中華民国特許公告第481434号の「CPUの冷却装置」において示されるCPUの冷却装置は、散熱板及び少なくとも2個以上のファンを含む。該少なくとも2個の第一ファン、第二ファンは直列式に対応接続し、該2個のファン間は数本の連結柱により間隔距離を形成する。こうして散熱板がCPUの高温を吸収する時、該直列ファンは圧力増加により大風量を吸収し、冷却効率、温度低下効果とその速度を向上させることができる。
該2個のファンのファンフレーム四隅には貫通孔を設置し、該第一ファンにより該第二ファンを直列する時、ネジにより該2個のファンの貫通孔を貫通、結合し、該散熱板上において固定する。
しかし、この種のネジにのみ頼り2個のファンを結合する方法は実施においては問題が存在する。なぜなら、該2個のファンはネジの螺合により、該2個のファンの接合面ではなく一組のファンの片側に圧力が加わるため、直列接続の接合力不足を生じる。よってファン回転時の雑音を生じる恐れがあり、同時に流体も接合面の間隙よりあふれ出し、散熱器の風量作用に影響を及ぼし、散熱機能を低下させてしまう。
次に図1、2、3に示すように、許公知の改良型直列式ファンは2個のファンを含む。第一ファン1はファンフレーム11を具え、該ファンフレーム11内のファンホイール12において設置される。該ファンフレーム11両側にはそれぞれ入口111、出口112を具え、四隅には貫通孔113を設置し、ネジ3により貫通する。該ファンフレーム11の出口112縁には係合固定部114を突出設置する。第二ファン2はファンフレーム11を具え、該ファンフレーム21内のファンホイール22において設置される。該ファンフレーム21両側にはそれぞれ入口211、出口212を具え、四隅には貫通孔213を設置し、ネジ3により貫通する。該第二ファン2のファンフレーム21の入口211側には該第一ファン1の係合固定部114に対応し、該第二ファン2のファンフレーム21に設置される接合部214を形成する。該第二ファン2の接合部214により該第一ファン1の係合固定部114は係合固定され、該ネジ3は該第一ファン1及び該第二ファン2の貫通孔113、213を貫通し、これにより安定的に直列接合される。
中華民国特許公告第481434号公報 特開2002−190685号公報
しかしながら、従来の公知のファン構造には以下の欠点があった。
すなわち、上記の改良型の公知構造でも、操作上、従来の公知構造と同様の問題が存在する。すなわち、係合固定部が接合部に係合後は分解が難しく、その分離にはマイナスドライバーなどの工具を必要とする。該係合固定部を該接合部から離脱させなければ該第一ファン及び該第二ファンを分離させることはできず、使用上不便である。
本考案は上記構造の問題点を解決し、容易に分解可能な直列式ファンの組合せ機構を提供するものである。
上記課題を解決するため、請求項1の考案は、主に少なくとも2個のファンを直列接合し、これら少なくとも2個の第一ファンのファンフレームの対連側において少なくとも1個の設置部を設置し、これら少なくとも2個のファンのファンフレームの対連側には第一ファンの設置部により、第二ファンのファンフレームにおいて対応し突出設置する接固部を具え、該第一ファンの設置部により該第二ファンの接固部を嵌合し、これにより少なくとも2個の第一ファン及び第二ファンは安定的に直列接続され、しかも分離が容易であるという特性を達成することを特徴とする直列式ファンの組合せ機構である。
請求項2の考案は、前記設置部は凹槽状を呈することを特徴とする請求項1記載の直列式ファンの組合せ機構である。
請求項3の考案は、前記設置部は破口を具え、該破口は前記第一ファンのファンフレームを貫通し、前記第二ファンの接固部を嵌合することを特徴とする請求項1記載の直列式ファンの組合せ機構である。
請求項4の考案は、前記接固部は係合固定ユニットを具え、前記設置部の破口を嵌合することを特徴とする請求項3記載の直列式ファンの組合せ機構である。
請求項5の考案は、前記係合固定ユニットは逆フック状を呈することを特徴とする請求項4記載の直列式ファンの組合せ機構である。
これらの考案は、主に少なくとも2個のファンを直列組合せ後も分解が容易である組合せ機構であることを特徴とする直列式ファンの組合せ機構である。
上記のように、本考案は第二ファンの接固部の係合固定ユニットを下方へと押すと、該係合固定ユニットは第一ファンの設置部の破口から離脱し、該第一ファン及び該第二ファンはスムーズに分離される。こうして、第一ファン及び第二ファンは直列接合後も、容易に分解可能な特性を具えるようになり、公知の直列式ファンの分解困難であるという欠点を改善することができる。
本考案の実施例は、図4に示すように、少なくとも第一ファン4、第二ファン5を含む。
該第一ファン4はファンフレーム41、ファンホイール42を含み、該第一ファン4のファンフレーム41は中空部を具え、該ファンホイール42を設置する。該第一ファン4のファンフレーム41の対連側411においてこしき台413を設置し、直径方向の排列で、該こしき台413及び該第一ファン4のファンフレーム41の静翼414を接続する。並びに該ファンフレーム41の四隅においてそれぞれ少なくとも1個の直列部415を設置し、固定部品6により貫通する。さらに、該第一ファン4のファンフレーム41の対連側411には少なくとも1個の該直列部415周囲凹槽を取囲み形成する設置部416を設置する。該設置部416は該第一ファン4のファンフレーム41を貫通する破口4161を具える。
一方、該第二ファン5は含むファンフレーム51及びファンホイール52を含む。該第二ファン5のファンフレーム51は中空部を具え、該ファンホイール52を設置する。該第二ファン5のファンフレーム51の対連側512においてこしき台513を設置し、直径方向の排列で、該こしき台513及び該第二ファン5のファンフレーム51の静翼514を接続する。並びに該第二ファン5のファンフレーム51の四隅においてそれぞれ少なくとも1個の直列部515を設置し、固定部品6により貫通する。さらに、該第二ファン5のファンフレーム51の対連側512には少なくとも1個の該第一ファン4の設置部416により対応し突出設置する接固部516を設置する。かつ該接固部516は該第二ファン5の直列部515周囲を取囲み、逆フック状の係合固定ユニット5161を形成し、該第一ファン4の設置部416の破口4161を嵌合する。
続いて図4、5、6に示すように、組合せ時には、該第一ファン4の対連側411を該第二ファン5の対連側512に対面させ、該第一ファン4の設置部416を該第二ファン5の接固部516に入れる。こうして、該第二ファン5の接固部516の係合固定ユニット5161は凹槽状の該設置部416に圧迫、進入後、該破口4161に至り、弾力により反発し係合固定する。さらに、該第二ファン5の接固部516は該第一ファン4の設置部416に結合し、該接固部516により該設置部416を接合し、横方向の結合力を提供する。また、該係合固定ユニット5161と該破口4161の結合は、縦方向の結合力を提供する。こうして、該第一ファン4及び該第二ファン5は安定的に直列接合される。
次に、図4、7に示すように、該第二ファン5の接固部516の係合固定ユニット5161を下方へと押すと、該係合固定ユニット5161は該第一ファン4の設置部416の破口4161から離脱し、該第一ファン4及び該第二ファン5はスムーズに分離される。こうして、該第一ファン4及び該第二ファン5は直列接合後も、容易に分解可能な特性を具えるようになり、公知の直列式ファンの分解困難であるという欠点を改善することができる。
さらに、図8、9、10、11、12、13、14に示すように、本考案の別種の実施例では、その全体構造及び実施形態はおよそ前記構造と同様である。その相違点について以下に説明する。
図に示すように、該第一ファン4の反対側412には少なくとも1個の接固部417を形成し、かつ該接固部417は係合固定ユニット4171形成する。一方、該第二ファン5の反対側511は少なくとも1個の設置部517を設置し、該設置部517は破口5171を具える。
該構造は組合せ時には、少なくとも2個の第一ファン4及び第二ファン5を直列接合後に便利に分解可能で、少なくとも2個の第一ファン4、第二ファン5、第三ファン7及びそれ以上のファンを組合わせても分離が容易である特性を具える。
公知の直列式ファンの分解斜視図である。 図1の別の角度の分解斜視図である。 公知の直列式ファンの組立斜視図である。 本考案の第一実施例の主要部の分解斜視図である。 本考案の第一実施例の組立斜視図である。 本考案の第一実施例の2個のファン組合せた断面図である。 本考案の第一実施例の2個のファン分離の断面図である。 本考案の第二実施例の分解斜視図である。 本考案の第二実施例の別の角度からの分解斜視図である。 本考案の第二実施例の組立斜視図である。 本考案の第二実施例の2個のファン組合せた断面図である。 本考案の第二実施例の2個のファン分離の断面図である。 本考案の第二実施例の3個のファン組合せた断面図である。 本考案の第二実施例の3個のファン分離の断面図である。
符号の説明
1 第一ファン
11 ファンフレーム
111 入口
112 出口
113 貫通孔
114 係合固定部
12 ファンホイール
2 第二ファン
21 ファンフレーム
211 入口
212 出口
213 貫通孔
214 接合部
22 ファンホイール
3 ネジ
4 第一ファン
41 ファンフレーム
411 対連側
412 第一ファン反対側
413 こしき台
414 静翼
415 直列部
416 設置部
4161 破口
417 接固部
4171 係合固定ユニット
42 ファンホイール
5 第二ファン
51 ファンフレーム
511 第二ファン反対側
512 対連側
513 こしき台
514 静翼
515 直列部
516 接固部
5161 係合固定ユニット
517 設置部
5171 破口
52 ファンホイール
6 固定部品
7 第三ファン
713 こしき台
715 直列部
716 接固部
7161 係合固定ユニット
717 設置部
7171 破孔

Claims (5)

  1. 主に少なくとも2個のファンを直列接合し、
    これら少なくとも2個の第一ファンのファンフレームの対連側において少なくとも1個の設置部を設置し、これら少なくとも2個のファンのファンフレームの対連側には第一ファンの設置部により、第二ファンのファンフレームにおいて対応し突出設置する接固部を具え、該第一ファンの設置部により該第二ファンの接固部を嵌合し、これにより少なくとも2個の第一ファン及び第二ファンは安定的に直列接続され、しかも分離が容易であるという特性を達成することを特徴とする直列式ファンの組合せ機構。
  2. 前記設置部は凹槽状を呈することを特徴とする請求項1記載の直列式ファンの組合せ機構。
  3. 前記設置部は破口を具え、該破口は前記第一ファンのファンフレームを貫通し、前記第二ファンの接固部を嵌合することを特徴とする請求項1記載の直列式ファンの組合せ機構。
  4. 前記接固部は係合固定ユニットを具え、前記設置部の破口を嵌合することを特徴とする請求項3記載の直列式ファンの組合せ機構。
  5. 前記係合固定ユニットは逆フック状を呈することを特徴とする請求項4記載の直列式ファンの組合せ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101319685B (zh) * 2007-04-18 2011-12-14 山洋电气株式会社 双重反转式轴流送风机

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