JP3108019B2 - 歯磨き用粘結剤およびそれを用いた歯磨き - Google Patents

歯磨き用粘結剤およびそれを用いた歯磨き

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JP3108019B2 JP08182227A JP18222796A JP3108019B2 JP 3108019 B2 JP3108019 B2 JP 3108019B2 JP 08182227 A JP08182227 A JP 08182227A JP 18222796 A JP18222796 A JP 18222796A JP 3108019 B2 JP3108019 B2 JP 3108019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のカルボキシ
メチルセルロースアルカリ塩(以下「CMC」と略す)
からなる歯磨き用粘結剤およびそれを用いた歯磨きに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、歯磨きは、基本的には研磨作用
をその目的とするものであるが、保形性、歯磨き時の口
触り感、歯磨き後の洗浄性、長期間の品質安定性、歯磨
き自身の艶等に関して良好な性能が要求される。そのた
め、歯磨きは多種類の薬剤を配合することにより形成さ
れる。
【0003】上記多種類の薬剤のなかの一つに、歯磨き
に保形性を付与する作用を有する粘結剤があげられる。
この粘結剤は、固体成分と液体成分との分離を防止する
と同時に、歯磨きの外観と使用感に関しても密接に関係
し、発泡性および水洗性という観点から重要な配合成分
であるといえる。
【0004】上記粘結剤としては、CMCが一般的に用
いられている(特開昭50−12242号公報、特開昭
56−152414号公報)。しかしながら、これらC
MCは歯磨き用粘結剤として、特に保形性という点にお
いて充分に満足のいくものではない。
【0005】そこで、上記歯磨き用粘結剤であるCMC
の有する欠点を改良するために、このCMCに代えてカ
ルボキシメチル化グアガムを使用することが提案されて
いる(特公平4−30921号公報)。しかし、上記カ
ルボキシメチル化グアガムは入手困難であることから実
用的ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、歯磨き用
粘結剤として、保形性、固液分離の安定性、長期品質安
定性、外観、艶、使用感等の性能の全てにおいて満足の
いくものが未だ得られていないのが実情である。
【0007】本発明は、保形性、固液分離の安定性、長
期品質安定性、外観、艶、使用感等の各性能の全てにお
いて優れた歯磨き用粘結剤およびそれを用いた歯磨きの
提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、下記の特性(A)〜(C)を備えたCM
Cからなる歯磨き用粘結剤を第1の要旨とする。 (A)エーテル化度が0.7〜1.5。 (B)1%水溶液粘度が500をこえ700mPa・s
以下。 (C)構造粘性が40%以上。
【0009】また、上記歯磨き用粘結剤を含有してなる
歯磨きを第2の要旨とする。
【0010】本発明者らは、歯磨き用粘結剤に要求され
る各種性能(保形性、固液分離の安定性、長期品質安定
性、外観、艶、使用感等)の全てにおいて、満足のいく
ものを得るために、従来から、歯磨き用粘結剤として用
いられるCMCそのものについて一連の研究を行った。
そして、上記各種性能を満たすことが可能となるCMC
の特性を中心に研究を重ねた結果、CMCとして、上記
特定の範囲のエーテル化度〔特性(A)〕、特定範囲の
1%水溶液粘度〔特性(B)〕、および、特定の値以上
の構造粘性〔特性(C)〕を備えたものを用いることに
より、上記各種性能を全て同時に満たすことができるこ
とを見出し本発明に到達した。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を説
明する。
【0012】本発明の歯磨き用粘結剤は、特定の特性を
備えたCMCを含有するものであって、この特定の特性
を有するCMCを歯磨き用粘結剤として用いることが本
発明の最大の特徴である。なお、本発明に用いるCMC
のアルカリ塩の種類としては、ナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩等があげられ、歯磨き用粘結剤とし
ては、一般に、ナトリウム塩があげられる。
【0013】本発明において、上記特定の特性を備えた
CMCとは、下記の特性(A)〜(C)を備えたCMC
をいう。
【0014】(A)エーテル化度が0.7〜1.5。 (B)1%水溶液粘度が100〜1000mpa・s。 (C)構造粘性が40%以上。
【0015】すなわち、上記各特性のうち、特性(A)
において、エーテル化度が0.7以上1.5以下のもの
を用いることによって、歯磨き自身の外観、艶が良好と
なり、口触り感(使用感)においても改善向上され良好
なものとなる。すなわち、エーテル化度が0.7未満で
は、歯磨き自身の外観、艶、使用感に劣る。また、エー
テル化度が1.5を超えると、歯磨き製造時の一原料で
あるモノクロル酢酸ナトリウム、苛性ソーダの使用量が
増加してコスト高となり必ずしも好ましいものではな
い。そして、特性(A)において、より好ましくはエー
テル化度0.8〜1.0である。
【0016】また、上記各特性のうち、特性(B)にお
いて、1%水溶液粘度が500mPa・s以下では、充
分な歯磨きの粘度が得られず、歯磨き全体を構成する組
成物の分離が生じたり、歯磨きが軟らかすぎてそれ自身
に垂れが生じる。また1%水溶液粘度が700mPa・
sを超えると、逆に歯磨きの粘度が高くなって、歯磨き
である組成物の混合が十分できなかったり、歯磨きが硬
くなり、例えば、充填したチューブ内からの押し出しに
強い力を必要とする等の欠点が生じる
【0017】そして、上記特性(C)に関して、本発明
者らは、つぎのような経緯により上記特性(C)である
構造粘性を特定することが有効であるという知見を得
た。すなわち、歯磨きの保形性の評価として種々の特性
のなかから、構造粘性という特性項目に着目した。この
構造粘性は、溶液の状況として静置しているときと、動
揺しているときとではその状態が異なることを応用し
て、攪拌等により対象となる物質に動揺を与えたとき
に、それの静置時よりも粘度が低下する。このときの両
者の粘度の差を構造粘性とした。つまり、静置時と動揺
時の各粘度の差を百分率(%)で表したものが構造粘性
であり、この構造粘性の値が大きいほど保形性が高く優
れているといえる。
【0018】そして、一般に、CMCは、エーテル化度
が高くなると、逆に構造粘性が低下する、また、粘度が
高くなると、逆に構造粘性は低下する傾向を示す。そし
て、歯磨きの艶およびきめの細かさの向上を要求する場
合には、エーテル化度を高くする必要があり、歯磨きの
硬さを一定に保持するためには、一定範囲の粘度が必要
となる。このことから、CMCは自ずとエーテル化度と
粘度によって決定されるが、さらに歯磨きの良好な保形
性を保持させるためには構造粘性という特性項目を加え
る必要が生じ、良好な保形性という点を考慮してこの構
造粘性を特定した。
【0019】これらのことから、CMCの構造粘性
(C)は40%以上に設定する必要がある。より好まし
くは構造粘性が50%以上である。通常、良好な歯磨き
の保形性とは、チューブ内から歯磨きを押し出したとき
にその形状を保持して、垂れて型崩れしないことをい
い、歯磨きの見かけ上の商品価値を大きく左右する。そ
して、構造粘性(C)が40%未満では、充分満足のい
く歯磨きの保形性を確保することができない。
【0020】なお、上記特性(A)であるエーテル化度
は、つぎのようにして測定される。すなわち、75℃で
3時間真空乾燥した測定対象のCMC粉末約1.0gを
濾紙にて精秤し、るつぼに入れる。つぎに、ガスバーナ
ーで加熱した後、650℃の電気炉にてCMCを灰化さ
せる。ついで、このるつぼを冷却した後、0.1N−硫
酸の入ったビーカーに入れて、液に浸漬して煮沸を行
う。つぎに、これに、フェノールフタレイン指示薬を加
え、0.1N−水酸化カリウムで中和滴定し、中和に消
費された硫酸量よりエーテル化度が求められる。
【0021】また、上記特性(B)であるCMCの1%
水溶液粘度は、つぎのようにして測定される。すなわ
ち、300ml共栓付三角フラスコ中にCMC約2.4
g精秤して、蒸留水200gを加え、直ちに栓をして激
しく三角フラスコを振動させることにより、CMCを小
固まりに分散させて放置する。なお、別にCMCの水分
を測定しておく。そして、一夜(約18〜20時間)放
置した後、水分測定値から下記の式により補正水量を算
出して不足の水を補う。
【0022】
【数1】[試料(g)×〔99−水分(%)〕]−20
0=補正水量(g)
【0023】補正終了後、三角フラスコ中に小回転子を
入れ、マグネチックスターラーにて5分間攪拌を行い、
膨潤状態の液を完全に分散溶解させる。ついで、溶液を
250ml容蓋付容器(口径50mm×高さ140m
m)に移し蓋をして25℃の恒温槽中に30分間放置す
る。この後、温度を確認し、この蓋付容器にBM型粘度
計、ローター、ガードを取付け3分後の目盛りを読み取
る。そして、用いたローターと回転数(60rpm)よ
り係数を乗じた値をCMCの1%水溶液粘度とする。
【0024】さらに、上記特性(C)における構造粘性
はつぎのようにして測定される。まず、粘度が1000
0±500mPa・s(BH型粘度計、ローターNo.
5測定)となるようCMC含有水溶液(試料)を調製
し、これを一夜放置する。続いて、25±0.5℃の恒
温槽に1時間静置した試料に泡を形成しないように、静
かにローターを入れ20rpmで粘度計(BH型粘度
計、ローターNo.5)を駆動させる。そして、短時間
で最高粘度となり、徐々に粘度値が下がるが、この最高
粘度をηMとする。つぎに、ガラス棒を用い5分間手で
充分に攪拌して水溶液の構造を破壊してから、1分後の
粘度を測定する(BH型粘度計、ローターNo.5)。
このときの値を最低粘度ηmとする。そして、上記最高
粘度ηMと最低粘度ηmの各値を用い、下記の式により
構造粘性を算出する。
【0025】
【数2】 構造粘性(%)=〔(ηM−ηm)/ηm〕×100
【0026】本発明において、歯磨きとしては、上記の
ような特殊なCMCを歯磨き用粘結剤として用いるとと
もに、他の一般的に用いられる粘結剤、例えば、アルギ
ン酸ナトリウム、キサンタンガム、ローカストビーンガ
ム等を配合してもよい。また、このような粘結剤の配合
量は特に限定されるものではないが、一般的には0.1
〜5重量%(以下「%」と略す)の範囲に設定される。
【0027】そして、歯磨きでは、上記粘結剤以外に、
通常、歯磨きの構成成分として用いられる各種配合成分
を用いることができる。
【0028】例えば、炭酸カルシウム、リン酸二カルシ
ウムの無水物、リン酸二カルシウムの二水和物、硫酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、不溶性メタ
リン酸ナトリウム、シリカ、アルミノシリケート、ピロ
リン酸カルシウム、レジン等の研磨剤が配合される。
【0029】さらに、グリセリン、ソルビトール、プロ
ピレングリコール等の湿潤剤、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム等の洗浄
剤、サッカリンナトリウム、スラビオサイド等の甘味
剤、および、防腐剤、香料、その他必要に応じて各種の
有効成分が配合される。
【0030】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0031】
【実施例1〜3、比較例1〜7】後記の表1に示す特性
(エーテル化度、1%水溶液粘度、構造粘性)を備えた
CMC(ナトリウム塩)を準備した。上記各特性(エー
テル化度、1%水溶液粘度、構造粘性)の測定は、先に
述べた測定方法に従って行った。特に、CMCのエーテ
ル化度の測定に関して、0.1N−硫酸の量は、エーテ
ル化度が0.8未満の場合は35ml、エーテル化度が
0.8〜1.2の場合は40ml、エーテル化度が1.
2を超え1.8未満の場合は50mlとした。
【0032】つぎに、上記CMCを用い、下記の処方に
て歯磨き組成物を作製した。なお、各実施例および比較
例におけるCMCの配合割合(歯磨き組成物全体におけ
る重量割合)を後記の表1に示した。
【0033】 〔歯磨き組成物〕 リン酸水素カルシウム 42% グリセリン 15% ソルビット70% 10% CMC(ナトリウム塩) 0.4〜1.2%* ラウリル硫酸ナトリウム 2.0% サッカリンナトリウム 0.2% 水 残部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合 計 100.0%
【0034】*:上記組成において、CMC(ナトリウ
ム塩)の配合割合は、歯磨き組成物の粘度(BH型粘度
計)にて50000±5000mPa・sとなるようそ
の配合割合を決定した。
【0035】
【表1】
【0036】〔歯磨き組成物の作製方法〕グリセリンに
CMC(ナトリウム塩)を分散させ、ガラス棒でよく攪
拌した。つぎに、これに水を少量ずつ添加して均一な溶
液とした。この溶液に、ソルビット70%、リン酸水素
カルシウム、サッカリンナトリウムを添加し攪拌した。
最後に、ラウリル硫酸ナトリウムを添加してスリーワン
モーター600rpm×15分の条件で均一化すること
により歯磨き組成物を作製した。この歯磨き組成物をポ
リエチレン製チューブに充填した。
【0037】そして、上記実施例および比較例の各歯磨
き組成物について、艶・きめの細かさ、使用感、保形
性、長期の品質安定性について、下記に示す方法に従っ
て測定・評価した。その結果を後記の表2に示す。な
お、各歯磨き組成物の粘度をBH型粘度計で測定し、そ
の測定値を後記の表2に併せて示す。
【0038】〔艶・きめの細かさ〕ポリエチレン製チュ
ーブに充填された歯磨きを1週間後に、直径7mmの口
金から押し出してその外観を目視により評価した。その
結果、外観のきめが細かく艶のあるものを○、表面がや
や粗くざらっぽさが見受けられるものを△、表面が粗く
ざらざらしているものを×として表示した。
【0039】〔使用感〕 使用感A・・・歯磨きをポリエチレン製チューブから
歯ブラシ上に押し出した後、糸引きがあるか否かを目視
により評価した。その結果、糸引きが大きく歯ブラシか
ら垂れたものを×、糸引きはあるが歯ブラシから垂れな
かったものを△、全く糸引きがなかったものを○として
表示した。
【0040】使用感B・・・歯磨きの載せた歯ブラシ
により実際に歯磨きを行った際の使用感を評価した。そ
の結果、歯磨きが違和感なく歯ブラシ上に広がったもの
を○、歯磨きの歯への若干の付着等が感じられたものを
△、歯磨きの歯への著しい付着、あるいは歯磨きが固ま
りのまま口中に残ったものを×とした。
【0041】〔保形性〕25℃で保存したペースト状の
歯磨き組成物を、静置の状態でBH型粘度計ローターN
o.7、20rpmで最高支持値(粘度)を測定(約3
0秒後)し(A)、この歯磨き組成物を5分間ガラス棒
にて、25℃で泡が形成されないよう攪拌した後、上記
と同様にして1分後の粘度(B)を測定した。そして、
上記各測定粘度値を用い、下記の式により構造粘性を算
出した。算出した構造粘性値が高いほど保形性に優れて
いる。
【0042】
【数3】構造粘性(%)=〔(A−B)/B〕×100
【0043】〔長期の品質安定性〕ポリエチレン製チュ
ーブに充填された歯磨き組成物を3ヶ月間放置し、3ヶ
月経過後、50cmの長さに押し出して歯磨き組成物の
分離の有無および離水の状態を目視により観察した。そ
して、長さ50cmの歯磨き組成物において、分離して
いた箇所、離水していた箇所をカウントした。すなわ
ち、数値が小さいほど安定性に優れている。
【0044】
【表2】
【0045】上記表2から、比較例品に関しては、艶、
使用感のいずれかの評価に劣り、さらに保形性に関して
は比較例1,4〜7品が、長期品質の安定性に関しては
比較例2,3品がそれぞれ劣っていた。これに対して、
全ての実施例品は、艶、使用感に優れ、また構造粘性値
が高いことから保形性においても優れていることがわか
る。さらに、長期の品質安定性に関しても分離,離水箇
所が全く確認されなかったか、確認されても僅かであっ
たことから、長期にわたる品質の安定性にも優れている
ことが明らかである。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明は、前記特性
(A)〜(C)を全て備えた特定のCMCからなる歯磨
き用粘結剤である。このため、この粘結剤を用いること
により、保形性、固液分離の安定性、長期品質安定性、
外観、艶、使用感の全てにおいて優れた歯磨きが得られ
る。したがって、上記特定のCMCを歯磨き用粘結剤と
して用い、これに従来から使用されている各種構成成分
を配合した歯磨きは、保形性、歯磨き時の口触り感、歯
磨き後の洗浄性、長期間の品質安定性、艶の各性能の全
てに関して優れたものとなる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−295923(JP,A) 特開 平6−336416(JP,A) 特開 平2−1402(JP,A) 特開 昭63−112509(JP,A) 特開 昭62−4220(JP,A) 特開 昭61−186307(JP,A) 特開 昭61−15825(JP,A) 特開 昭56−152414(JP,A) 特開 昭50−12242(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の特性(A)〜(C)を備えたカル
    ボキシメチルセルロースアルカリ塩からなる歯磨き用粘
    結剤。 (A)エーテル化度が0.7〜1.5。 (B)1%水溶液粘度が500をこえ700mPa・s
    以下。 (C)構造粘性が40%以上。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の歯磨き用粘結剤を含有し
    てなる歯磨き。
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