JPS5844644B2 - ネリハミガキ - Google Patents

ネリハミガキ

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JPS5844644B2
JPS5844644B2 JP736075A JP736075A JPS5844644B2 JP S5844644 B2 JPS5844644 B2 JP S5844644B2 JP 736075 A JP736075 A JP 736075A JP 736075 A JP736075 A JP 736075A JP S5844644 B2 JPS5844644 B2 JP S5844644B2
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JP
Japan
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toothpaste
viscosity
xanthan gum
stannous fluoride
weight
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Expired
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JP736075A
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JPS5182739A (ja
Inventor
博透 市川
咸子 田中
英憲 福田
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は練歯磨に関する。
従来の歯磨は研磨剤として第ニリン酸カルシウム2水和
物、炭酸カルシウム等が多く使われており、この中に弗
化第一錫を配合すると、解離している研磨剤のCa2+
と「が反応してCaF2(弗化カルシウム)を作ってし
まい、この弗化カルシウムは水に殆んど溶解しないため
、これが口腔内で使用されてもF−が歯牙に取り入れら
れることがなく、そのため弗化第一錫の有効性が著るし
く低下してしまうという問題点がある。
また、弗化第一錫は水に溶解するとその液性を著しく酸
性側に変化させるため、練歯磨の粘結剤として従来多用
されていた水溶性高分子、例えば、ソジウム力ルボキシ
メチルセルローズ、カラゲナン、アルギン酸ナトIJウ
ム等をおかして増粘効果を失なわせ稠度を著しく劣化さ
せるため、練歯磨の安定性を維持するのが困難であると
共に、使用感が低下せしめられる等の欠点があった。
本発明の目的は弗化第一錫の頗蝕予防効果を維持しつつ
、かつ練の安定性が良く使用感のすぐれた練歯磨を提供
することにある。
本発明は上記目的を達成するものであって、研磨剤、粘
結剤、湿潤剤、洗浄剤、香料、甘味剤、水などの歯磨有
効成分と共に、弗化第一錫を0.4〜1.0重量φ配合
した歯磨組成物において、前記粘結剤としてキサンタン
ガムを用いることを特徴とする練歯磨に関する。
本発明に用いられるキサンタンガムとはキサントモナス
(xanthomonas)属のバクテリア産生粘性多
糖類のことである。
キサンタンガムの製造方法は米国特許明細書第3,51
9,434号、第3.516,983号、第3,427
,226号、および第3,391.061号に記載され
ている。
また例えばケルザン、ケルトロール(いずれも米国ケル
コ社の商品名)として市場より入手することもできる。
キサンタンガムの配合量は同時に使用する粘稠剤、研磨
剤等の性質によって多少異なるが、0.5〜4.0重量
饅好ましくは0.8〜2.0重量係配合することにより
好ましい稠度の練歯磨が得られる。
またキサンタンガムを配合するに当り従来から使われて
いるソジウムカルボキシメチルセルローズカラゲナン、
アルギン酸ソーダ等の粘結剤と組み合わせて用いること
もできるが、これらの水溶性高分子は弗化第一錫と共存
する場合品質が劣化するので、キサンタンガムを単独で
使用するのが好ましい。
本発明に使用する弗化第一錫はその配合量が少なければ
、頗蝕予防効果が期待できないし、また、過剰に配合さ
れると歯質が強化される反面、斑状歯を作って美観を著
しくそこなうので、0.4〜1.0重量係好ましくは0
.4〜0.5重量φ配合するのが合理的である。
本発明の練歯磨を作成するに当り、研磨剤としてピロリ
ン酸カルシウム、無水硅酸、不溶性メタリン酸ナトリウ
ム、合成高分子粉体等、またはそれらの混合物を用いる
のが好ましく、通常使われる第ニリン酸カルシウム2水
和物、炭酸カルシウムは解離したカルシウムが弗化第一
錫と反応を起すので避ける方が良い。
各種粉体の配合量はそれら粉体の硬度、粒径、吸液量を
考慮し、かつ歯牙表面を清浄にする能力を有する程度に
配合するが、歯磨の重量を基準として約30〜60重量
φ配合する。
湿潤剤としてはソルビトール、グリセロール、プロピレ
ングライコール等が代表例として挙げることが出来る。
その配合量は練歯磨の重量を基準としてO〜90重量φ
、通常は20〜60重量咎、好ましくは30〜50重量
饅の範囲である。
歯の洗浄性を高めるために少量の洗浄剤を加えることが
できる。
洗浄剤としては、アニオン系活性剤、非イオン系活性剤
、両性活性剤等を用いることができ、代表例としてラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウロイルザルコシンナトリウム
、オレフィンスルフォネート等を挙げることが出来る。
洗浄剤の練歯磨への配合量はo、i〜5.0重量幅、好
ましくは0.5〜3.0重量φの範囲で使用する。
その他の歯磨成分として香料、甘味料、着色料等を適宜
用いることが出来る。
以下に本発明の実施例を例示するが、これらはすべて市
販に耐える品質を有するものである。
次に、従来の代表的練歯磨に弗化第一錫を配合した練歯
磨(以下比較練歯磨という。
)と、上記実施例1〜5の練歯磨とを用いた比較実験及
び結果を示す。
実験 1 粘度及び成形性 練歯磨の粘度はB型回転粘度計を使用して測定した。
また成形性は練歯磨を押出し容器(アルミニウムチュー
ブ)から紙の上に押し出してその時の固さ、形状の変化
を肉眼で観察して5点法にて採点した。
本採点法では2.5点から4点が練歯磨として好ましい
値であり、それ以上の値では固すぎて押出しに困難さを
感じると共に、歯刷子上に安定して載らず、またその以
下の値では柔らかすぎて歯刷子から流れてしまい、いず
れの場合も使用上好ましくなく、製品として不適当なこ
とを示す。
実験結果 (1)粘度 表CI、]よりわかるように実施例1〜5の練歯磨は1
ケ月経過することにより粘度が少しずつ増加している。
これは高分子粘結剤の熱酸現象として一般に見られる現
象であり、製造直後は製造中に機械的剪断力が加えられ
るため架橋構造が破壊され低い粘度を示すが、それが回
復して粘度が僅かに高くなるものであり、その後は徐々
に低下してゆくが表〔1〕に示したデータの程度では安
定性及び使用感に特に問題はない。
ソジウムカルボキシメチルセルローズ、カラゲナンの混
合物を使用した比較練歯磨は、弗化第一錫を入れない場
合には通常800 Po1se程度の粘度を持つもので
あるが、製造中の弗化第一錫との反応で低下してしまい
、その後も熟成による粘度の上昇も見られず粘度の低下
のみが観測された。
表(n)より、本発明による練歯磨は、いずれも製造直
後の粘度がほとんどそのまま維持されていることがわか
る。
実験 2 離漿現象 実施例1〜5の練歯磨及び比較練歯磨を1ケ年室温にて
保存した結果、実施例1〜5の練歯磨は1ケ年経過して
もすべて液体成分が分離することなく、内容物の均質性
も問題がなかったが、比較練歯磨は製造1ケ月後でかな
りの離漿現象を示し、練歯磨としての品質を維持できな
いことがわかった。
実験 3 外観 練歯磨を押出し容器から紙に押し出してその時の円筒状
の練歯磨の表面を肉眼にて観察し、5点法にて採点した
5点がつや、きめ共に良いもので、評点が低くなるに従
って順次外観が悪くなるものである。
結果を表(III、lに示す。本実験の観察によれば1
ケ年室温に保存しても傘9本発明による練歯磨はすべて
良好なる外観を維持していたが、比較練歯磨は時間の経
過と共に液体外の分離が進み、その外観も鮫肌状を呈す
るようになった。
実験 4 弗素の安定性 実施例1〜3の練歯磨及び比較練歯磨の有効弗素量を測
定した。
有効弗素の測定は「化粧品原料基準」一般試験法、弗素
試験法に定められる方法に従って蒸溜操作を行なって検
液を得、それについて0rion Re5earch
Inc製5pecific IonMeter ”l0
NALYZER11を用いて定量試験を行なった。
なお、弗素の残存率は餉蝕予防に有効に働く可溶性弗素
について示した。
表(IV)より練歯磨製造直後の有効弗素含有量は本発
明によるものはすべて80多以上であり、20℃に1ケ
月保存した場合にも同じことがいえる。
そして減少率もすべて10%以下であり、それに比べて
比較練歯磨は製造直後で可溶性弗素量が約65%と低下
しており、更に1ケ月経過すると12φ減少しており、
有効性の低下がわかる。
実験 5 使用感 本発明による練歯磨を40℃に6ケ月間保存しても使用
感の低下はなかった。
また0℃に6ケ月間保存した場合も使用感は良好であっ
た。
比較練歯磨についても同様の実験を行なったが、粘度の
低下や液体成分の分離等の為、使用感は大変悪かった。
次に、弗化第一錫とキサンタンガムとの組合せによる効
果を示す別の実験例を示す。
まず、表(V)に示す組成の三種の練歯磨A。
B、Cを用意した。
練歯磨Aは本発明品、Bは弗化物を含まず、粘結剤にソ
ジウムカルボキシメチルセルロースを用いた一般品、C
は弗化物にモノフルオロリン酸ナトリウムを、粘結剤に
キサンタンガムを用いた比較品である。
ついで、これら3種の粘度変化、理系性、使用感(分散
性、泡立ち)について評価した。
粘度はB型回転粘度計を使用し、保存温度は室温である
理系性は7關φの口径のチューブから歯磨を押出し、歯
ブラシに乗せたとき、1cm以上糸を洩くものを1とし
、0.7〜ICIrL糸を洩くものを2とし、0、5〜
0.7 cmを3 、0.3〜0.5crnを4,0.
3crrL以下を5として評価した。
点数の大きいものほど良好である。
また、分散性は、歯磨が口腔内でいつまでも煙状であり
、磨きにくいものを1とし、通常の市販品とほぼ同程度
の分散性を有するものを3とし、歯磨が口腔内で急速に
拡がり、泡に変ってゆく感じのものを5とし5段階で評
価した。
泡立ちは、泡立ち速度が遅く、泡のキメが粗いものを1
とし、泡立ち速度が速く、泡のキメが細いものを5とし
、5段階評価した。
結果を表(Vl)に示す。
表〔■〕から明らかなように、歯磨Cのモノフルオロリ
ン酸ナトリウム−キサンタンガム系では、一般の歯磨B
に比較して、使用感に大きな影響を写える理系性で大き
く劣り、分散性、泡立ちの点でも劣る。
これは、キサンタンガムが他の粘結剤に比べて、その粘
稠性が必要以上に太きいためである。
このように、歯磨Cのようにキサンタンガムを粘結剤と
する場合には、その過剰の粘稠性が歯磨全体として見た
とき、マイナスに作用することがわかる。
これに対し、歯磨Aの弗化第一錫−キサンタンガム系で
は、弗化第一錫がキサンタンガムの粘稠性を適度に低下
させて、全体としての使用感を良好としている。
以上の実験結果より明らかなように本発明によれば、弗
化第一錫の頗蝕予防効果が維持され、しかも安定性が良
くて使用感のすぐれた練歯磨組成物を得ることが出来る

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 研磨剤、粘結剤、湿潤剤、洗浄剤、香料、甘味剤、
    水などの歯磨有効成分と共に、弗化第一錫を0.4〜1
    .0重量饅配合した歯磨組成物において、前記粘結剤と
    してキサンタンガムを用いることを特徴とする練歯磨。
JP736075A 1975-01-16 1975-01-16 ネリハミガキ Expired JPS5844644B2 (ja)

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