JP3108007U - 建設廃棄物から抽出される再生骨材加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設廃棄物から骨材のみを抽出した後,骨材の外表面に付着したモルタル物質を効果的に剥離するとともに,適正な粒径に維持する再生骨材加工装置を提供する。
【解決手段】ホッパー10と,ホッパー10の下端部に固定され,内面に凹凸部が形成された断面半円形の第1摩擦プレート20と,第1摩擦プレート20の半円形内周面から一定距離を維持し,外周面に凹凸部が形成された第1回転ドラム30と,第1回転ドラム30の回転軸の垂直下方から前方に突出して位置し,外周面に凹凸部が形成された第2回転ドラム40と,第2回転ドラム40の外周面から一定距離を維持し,第1摩擦プレート20の反対側に固定され,内面に凹凸部が形成された断面半円形の第2摩擦プレート50と,第2摩擦プレート50の下端部に設けられる排出シュート60とを含む再生骨材加工装置の提供により,再生骨材の吸水率の低下および強度増加をもたらすことが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本考案は,建設廃棄物の中間処理工程に付設される加工装置に関するものであり,特に,再生骨材加工装置に関するものである。
コンクリートなどのセメント二次製品を用いる現代の各種構築物(例えば,道路,橋梁,ビルなど)は,その耐久性と様々な周囲要因によって,補修,補強,撤去または再建築が頻繁に行われている。建設廃棄物は,このような反復生産過程により増大し続けると考えられている。
建設廃棄物の発生現況については,大韓民国特許登録第235319号明細書(建設廃棄物処理と再活用のための中間処理方法およびその装置)に,その具体的な数値が開示されている。現在の廃コンクリート量の増加率を考慮しないとしても,引用資料当時において,廃コンクリートは年間約1000万トンであり,建設廃棄物のおよそ1/3を占めていることが示されている。
建設廃棄物は,他の一般廃棄物とは異なり,人体に無害な無機物質からなっているため,その大部分が良質の有用材として再活用可能である。しかし,その処理プラント施設物の経済性対効用性の低下により,満足な成果を期待し難いのが実状である。
例えば,資源の効率的再活用を図るために,成土,覆土(埋め立てた廃棄物層を土砂で覆うこと),または埋め立て用にのみ活用された建設廃棄物の再活用処理を行うための様々な処理施設物が提案されている。その代表的な技術の一つである大韓民国特許登録第235319号明細書は,収集した建設廃棄物の投入から多段階に備えた破砕,選別および洗浄過程を経ることにより,金属および異物質の除去,および洗浄により廃木材などの浮遊物質も除去される。また,土砂分離と骨材の粒径分別も可能であって,建設廃棄物の基本的な中間処理装置として機能している。
しかし,このような処理過程により生産される骨材は,粒径が不良であるため,外観および付着力が低下する。また,吸水率が高いために強度が低下するなどの理由から,骨材の品質等級が非常に低い。そのため,骨材の効率的な使用が難しいという問題があった。
その原因としては,廃コンクリート塊に混在する再生骨材が,ジョークラッシャー,コーンクラッシャーおよびインパクトクラッシャーなどにより,段々小さい粒径に破砕された結果物をそのまま用いることにある。このような単純な破砕作業によっては,骨材の外表面に付着した,例えば,モルタルのような異物質を効果的に剥離することができないだけでなく,このようなモルタルにより粒径が不良になり,過度の吸水率を有するようになる。そのため,1種の再生骨材としては決して機能し得ないという欠陥があった。
このような問題点に鑑み,再生骨材の品質向上のために様々な方案が論議された結果,再生骨材の品質は,破砕して抽出した骨材の外表面の加工によることが確認された。また,再生骨材の品質の向上は,破砕技術の改善により達成できるとされている。
そのため,大韓民国特許登録第235319号明細書の以後に提案されているほとんどの技術は,この明細書の破砕機能を一部補完して,再生骨材の外表面に付着したモルタルを除去することにその焦点が当てられた。
しかし,このような後続の技術は,単に外表面が凹凸状に形成された加圧型ロールクラッシャー(またはミリングシャフト)の回転力を用いて,このロールクラッシャーを通過する骨材の外表面を剥離するように(削るように)考案したものである。そのため,骨材の投入から排出までの一連の過程は一般的ではなく,骨材の粒径別間隔調節が困難であるため,一定粒径の骨材のみを制限的に選別した。
さらに,ロールクラッシャーの回転力および直径が,投入される骨材の性質(外径の状態)によらず一定であった。そのため,効率の向上には限界があり,運転中に機械的負荷が増加して,耐久性に問題が発生するか,または骨材に過度な圧力を与える可能性が高かった。
また,剥離過程で発生する微粉とモルタル屑の処理施設もほとんど備えていないため,質の高い骨材など,満足な結果物を得ることは困難であった。したがって,従来提案された装置のほとんどが現場に設置されるには至らなかった。
そこで,本考案は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,建設廃棄物の中間処理過程で,破砕および選別により生産される再生骨材を収容した後,その外表面に付着したモルタルのような異物質を効率よく除去することにより,外形の不良を著しく減少させるとともに,吸水率の低下および強度増加をもたらして,天然骨材とほとんど相違のない再生骨材を提供することにある。
本考案の他の目的は,モルタルの除去と同時に発生する微粉およびモルタル屑を効果的に除去することにある。
本考案のさらに他の目的は,投入される再生骨材の粒径に応じて,これを加圧する回転ドラムの間隔が自由に調節できるようにすることにある。
本考案のさらに他の目的は,骨材の外表面の加工作業で発生する騒音および振動を効果的に減少させることにある。
上記課題を解決するために,本考案のある観点によれば,再生骨材加工装置において,骨材を投入するためのホッパーと;ホッパーの下端部に固定され,内面に規則的または不規則的形状の凹凸部が複数形成された断面半円形の第1摩擦プレートと;第1摩擦プレートの半円形内周面から一定距離を維持し,外周面に規則的または不規則的凹凸部が形成された第1回転ドラムと;第1回転ドラムの回転軸の垂直下方から前方に突出して位置し,外周面に規則的または不規則的凹凸部が形成された第2回転ドラムと;第2回転ドラムの外周面から一定距離を維持し,第1摩擦プレートの反対側に固定され,内面に規則的または不規則的形状の凹凸部が複数形成された断面半円形の第2摩擦プレートと;第2摩擦プレートの下端部に設けられる排出シュートと;を含む再生骨材加工装置を提供する。
第1回転ドラムと第2回転ドラムとは,互いに異なる直径を有し,駆動可能に取り付けられるのがよい。
第1回転ドラムと第2回転ドラムとは,互いに異なる回転速度で回転し,駆動可能に取り付けられるのがよい。
上記のように,第1回転ドラムと第2回転ドラムの直径および回転速度を変化することで,骨材にかかる力を強くしたり弱くしたりすることができ,骨材の特性に合った破砕処理が可能となる。
また,第1摩擦プレートと第1回転ドラム間の間隔に比べ,第2摩擦プレートと第2回転ドラム間の間隔が小さく設定されるのがよい。骨材が第1摩擦プレートと第1回転ドラム間を通過すると,骨材は削られ,その大きさが小さくなるからである。
それぞれの回転ドラムを水平状態で移動して,骨材の大きさによってそれぞれの摩擦プレートと回転ドラム間の間隔が容易に調節できるようにするため,それぞれの回転ドラムの回転軸に移動調節手段が設けられるのがよい。
この移動調節手段は,それぞれの回転ドラムの回転軸に結合されたラックギヤと,ラックギヤと噛み合うピニオンとから構成することもできる。
また,移動調節手段は,それぞれの回転ドラムの回転軸に連結されたシリンダにより構成することも可能である。
骨材剥離過程で発生する微粉またはモルタル屑が累積しないで落下するようにするため,第1摩擦プレートの下端にエアブロアをさらに設けるのがよい。
骨材の外表面加工作業中に発生する騒音および振動と,作業者の負傷を防止するため,それぞれの摩擦プレートと回転ドラムが一定間隔を介して金属性の外部ケースで取り囲まれるのがよい。
第2回転ドラムは,第1回転ドラムと同一水平線上に,またはそれより高い位置に位置するのがよい。これにより,骨材が下方ではなく水平または上方に徐々に移動しながら加工されるようになる。
本考案によれば,骨材の外表面加工(モルタル剥離)のための作業工程において,騒音および振動を効果的に減少させることができるだけでなく,落下する骨材を収容し,これを反復的に摩擦,加圧させながら,2次に備えられた摩擦,加圧段階に誘導する。これにより,再生骨材の外表面に付着して骨材の粒径不良および付着力低下を引き起こしたり,吸水率を増大させる,例えば,モルタルのような異物質を効果的に除去することができ,質の高い再生骨材を提供することが可能となる。
また,天然骨材と同等の高い品質を維持したままで建築施工現場に投入でき,良質の有用材として使用できるなど,資源の効率的再活用を図ることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は,第1の実施形態における加工装置の全体構造を示す斜視図である。
図1のような構造を適用するため,まず,収集した建設廃棄物を処理するための中間処理過程について説明する。中間処理過程に投入される建設廃棄物は,1次破砕機であるジョークラッシャーによる破砕,選別スクリーンによる選別,および洗浄の過程を経る。これにより,金属成分,土砂などの異物質および浮遊物質の除去された骨材が得られ,これらの骨材は,さらに,2次破砕機であるインパクトクラッシャーにより一定の粒径単位に破砕されて選別される。第1の実施形態の加工装置は,このような一連の過程の後に設けて,全体中間処理装置の一要素とすることが好ましい。
第1の実施形態の加工装置は,骨材の状態またはクラッシャーの構造転換によって(例えば,1次ジョークラッシャーの代わりにインパクトクラッシャーを装着),2次破砕機の形態として装着することができる。本実施形態の加工装置の後に,別途の洗浄設備を備えるか,再循環過程を備えて,破砕された骨材の粒径によって再加工することもできる。しかし,これらは,設置,運営上の条件によって選択できるものであり,第1の実施形態の加工装置を一つの独立した装置として運営することも可能である。
図1に示すように,第1の実施形態の加工装置を構成する主要構成要素としては,先工程により1次または2次に破砕された骨材を,移送手段により投入するホッパー10と,ホッパー10の下端部から投入される骨材を順次収容し,斜めにスライド落下する骨材を反復して摩擦および加圧させることで,骨材の表面に付着したモルタルなどの異物質を剥離する断面半円形の第1摩擦プレート20および第1回転ドラム30と,第1回転ドラム30の回転軸32の垂直下方の前方に突出して設けられる第2回転ドラム40および第2摩擦プレート50と,第2摩擦プレート50の下端部に延設される排出シュート60とを含む。
ホッパー10は,骨材の連続投入による破損または部分損傷を防止するため,耐久性の高い材質で構成しなければならない。図1のように,上側から投入される骨材を下端の一側方向に落下させるため,骨材が所定の一方向に向かうように,排出口11を配置する。
第1摩擦プレート20は,耐久性の高い金属材から構成されるもので,排出口11から落下する骨材を自然に受け取ることが可能な位置に設けられる。骨材が半円形の内周面に沿ってスライドするように,角度調節可能な断面半円形の形状に設けられ,その内面には,一定程度以上の耐摩耗性を有する規則的なギヤ状,または不規則的な形状の凹凸部21が複数設けられている。
第1回転ドラム30は,図2A,図2Bおよび図2Cに示すように,その半径が,第1摩擦プレート20の半円形内周面の半径よりやや小さく形成され,第1摩擦プレート20の内周面から離隔して位置する。別途の動力発生手段,減速手段および制御手段により,十分な回転力で駆動される。この際,投入される加工対象の骨材の粒径(約60mm)によって,第1摩擦プレート20と第1回転ドラム30との間隔(β)が設定される。
第1回転ドラム30の外周面にも,規則的なギヤ状,または不規則的な形状の凹凸部31が均等に形成されているので,骨材の表面剥離に非常に効果的である。
第2回転ドラム40は,図2Aに示すように,第1回転ドラム30の垂直下方から前方に突出して設置される。即ち,第1回転ドラム30の回転軸32から垂直線を描くと,第2回転ドラム40の回転軸42は,回転軸32の垂直線が前方に角度(α)だけ傾いた状態の斜線上に位置することになる。
このように,第2回転ドラム40の回転軸42を角度(α)だけ前方に傾けたことは,投入されて破砕および剥離される骨材が,1次剥離および2次剥離される過程を自然にスライドしながら経るようにするためである。第2回転ドラム40も,加工に必要な回転力を考慮すると,別途の動力発生手段,減速手段および制御手段により駆動されるようにすることが好ましい。
また,第2回転ドラム40が第1回転ドラム30の回転に連動するように,相互ベルトまたはチェーンで連結して,回転駆動を一体化することもできる。しかし,骨材剥離の効率を高めるためには,第1回転ドラム30および第2回転ドラム40が互いに反対方向に回転する(骨材が下方にスライドする)ことが必要であるので,それぞれ別途の動力発生手段を設けることが好ましい。
この際,第1摩擦プレート20の下端は,第2回転ドラム40と第2摩擦プレート50との間に,骨材が自然に入るようにするガイド機能を有するように曲がり,第2回転ドラム40の外周面に近く伸びている。一方,第2摩擦プレート50の上端は第1回転ドラム30側に傾いているので,スライドする骨材が本実施形態の加工装置の外部に離脱することを防止することができる。
また,図2A,図2Bおよび図2Cに示すように,第2摩擦プレート50と第2回転ドラム40は,骨材の大きさによって正確に計算された間隔(β′)を維持するように設計される。ここで,第1回転ドラム30により1次剥離された骨材(剥離前より粒径は縮小している)を考慮すると,この間隔は,第1回転ドラム30と第1摩擦プレート20間の間隔よりやや小さく設定することが好ましい。
また,第1回転ドラム30および第2回転ドラム40の回転速度が異なるように設定して,破砕(剥離)の機能向上を図ることもできる。必要に応じて,各回転ドラムの設置数を,この実施形態の二つ以上に増加させることもできる。
図2A,図2Bおよび図2Cは,加工の効率のために変形可能な,図1の基本構造の変形部を示す側断面図である。
図2A,図2Bおよび図2Cの実施例は,回転ドラムの直径をそれぞれ相違するように設定して,骨材の外表面剥離の効率性を変化させたものである。これは駆動される回転ドラムの回転比にも関係するもので,図2Aのように,骨材の特性またはモルタルのような異物質の強度を考慮すると,第1回転ドラム30の速くて強い駆動力により1次表面剥離された骨材が,第1回転ドラム30より多少大きい直径の第2回転ドラム40により多少弱い回転力により,骨材の表面に対して細かい破砕過程を行うことが好ましいこともある。
図3は,第1の実施形態の加工装置に,さらに付設可能な構成部を示す断面図である。骨材の外表面を加工する本実施形態の加工装置の特性上,騒音および振動の発生が激しいのは十分予想できる。また,作業過程で発生する微粉または飛散するモルタル屑により,作業者が負傷する恐れや,環境汚染の要因となる可能性がある。そこで,別途の金属性外部ケース70を設けて,ホッパー10とともに本考案の加工装置の外周面を取り囲むことも必要である。
このような外部ケースが取り付けられた加工装置の外観を,図6に示している。
ここで,1次骨材表面加工作業で排出される微粉およびモルタル屑は,発生時にすぐ除去しないと,累積して,回転ドラムの駆動の干渉要因のひとつとして作用する可能性がある。微粉の除去のためには,第1摩擦プレート20の下端延長部に向けて空気圧を噴射させることにより,異物の累積を防止する。このため,第1摩擦プレート20の後端の外部ケース70の一部に,エアブロア80を取り付け,空気圧で除去することができる。この際,除去されたモルタル屑と微粉は,第2回転ドラム40と第1摩擦プレート20の下端間の隙間を介して落下する。この落下物を,加工骨材と区分して外部へ排出するため,第2回転ドラム40の下端部の,第2摩擦プレート50とは反対方向に突出した積載部90がさらに設けられる。
図4Aおよび図4Bは,第1の実施形態において,回転ドラムが水平状態で移動できるようにする細部構造を示すものである。例えば,図1に示すように,第1回転ドラム30および第2回転ドラム40は,投入して加工しようとする骨材の粒径を十分考慮して,第1摩擦プレート20および第2摩擦プレート50との間隔が初期に設定されている。しかし,粒径に応じてこの間隔を調節する必要がある場合がある。また,相違した粒径の骨材が投入される場合,回転ドラムの駆動力に障害を与えたり磨耗率が増加することを防止するため,回転ドラムの位置調節が必要となる。
上記のことから,図4Aは,第1回転ドラム30の回転軸32または第2回転ドラム40の回転軸42を回動自在にするための移動調節手段として,ベアリング101が嵌着されたラックギヤ100が水平状態に設けられ,平常時にこれと噛み合っているピニオン110が設けられている。移動の必要がある場合には,外部の動力発生手段によりピニオン110が作動して,ラックギヤ100を移動させるように構成される。
この際,回転ドラムの移動距離は,ラックギヤ100とピニオン110のギヤ比によって決定されるもので,各ギヤのピッチと骨材の粒径は,別途の制御手段により予め算定しておく必要がある。
この場合,回転ドラムの移動に従い,各回転ドラムの周辺部品も同伴して移動する必要がある。しかし,これは主に回転軸32,42の部分で解決すべき問題であり,過度な距離移動でなければ,屈折ジョイントを用いることにより解決することができる。
図4Bは,回転軸32,42の一側に直接水平方向にシリンダ120を付着することで,所望距離だけ回転ドラムを引き付ける,または押し出すことができる。この場合にも,屈折ジョイントを回転軸32,42の所定位置に提供する必要がある。
(第1の実施形態の効果)
以上のように,第1の実施形態より,骨材の外表面加工の作業工程において,騒音および振動を効果的に減少させることができるだけでなく,再生骨材の粒径不良および付着力低下を引き起こしたり,吸水率を増大させる異物質を効果的に除去することができ,質の高い再生骨材を提供することが可能となる。また,回転ドラムが水平状態で移動できるようにする構造を有することにより,粒径に応じて回転ドラムと摩擦プレートとの間隔を容易に調節することが可能となる。
(第2の実施形態)
図5では,以上のような構成とは異なる,第2の実施形態を示す。
第2の実施形態によると,骨材の剥離作用をより効率的にするため,投入される骨材が第1摩擦プレート20および第2摩擦プレート50と,第1回転ドラム30および第2回転ドラム40間の空間でより長い時間留まるようにする。骨材間の摩擦作業を極大化するとともに,機械的加工作業に徐々に進入するようにするため,第1摩擦プレート20および第1回転ドラム30の水平軸と同一線上に,またはそれより高い位置に第2摩擦プレート50および第2回転ドラム40を配設することにより,骨材が下方でなく水平または上側方向に徐々に移動しながら加工されるようにする。
この場合においても,骨材加工中に発生する微粉またはモルタル屑が逆方向に落下する可能性が高いので,第1回転ドラム30および第2回転ドラム40との間に,別途の選別スクリーンを設けることもできる。
つぎに,このような構造を有する第2の実施形態が,建設廃棄物中間処理装置の一要素として設置される場合を想定して,具体的に説明する。収集された建設廃棄物が1次ジョークラッシャーによりおよそ200mm以下の骨材に破砕された後,さらに2次インパクトクラッシャーによりおよそ80mm以下の粒径(好ましくはおよそ60mmの粒径)に破砕される。移送コンベヤベルトにより,第2の実施形態の加工装置におけるホッパー10を介して投入されると,排出口11から落下する角度により,第1摩擦プレート20と第1回転ドラム30間の空間に骨材が投入され,投入された骨材は,第1回転ドラム30の駆動力により矯正に下方に押し出されてスライドする。
この際,第1摩擦プレート20と第1回転ドラム30間に詰まった骨材は,第1摩擦プレート20の凹凸部21と第1回転ドラム30の凹凸部31による過度な表面加圧力と摩擦力により,骨材より強度が弱くて壊れやすい表面上の,例えば,モルタルのような異物質が除去される。この過程で,一部骨材の破損も予想されるが,このときに破損される骨材は既に外力により強度が著しく低くなったものが大部分であり,骨材として使用されると却って好ましくないことがある。第2の実施形態の加工装置により予め破損処理されることがよい。
また,このように表面加工された骨材は,逆方向に(下方向に)駆動される第2回転ドラム40により,表面加工仕上げ過程を受ける。1次表面加工作業により,骨材の外表面をなすモルタルの大部分が除去され,角石,片石などが占めているので,1次加工作業時より小さくなった間隔(β′)のため,より遅い速度と長い時間で作業することにより,1次加工時よりも精密な表面加工作業がされる。このような過程により生産された骨材は,排出シュート60を介して外部へ排出され,平板または円形トロンメルスクリーンにより粒径選別される。その後,必要に応じてフィードバック工程によりホッパー10に再び投入することもできる。
(第2の実施形態の効果)
以上のように,第2の実施形態では,より長い時間をかけて加工処理を行うため,骨材の剥離作用をより効率的にすることが可能となる。
以上,添付図面を参照しながら本考案の好適な実施形態について説明したが,本考案は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,実用新案請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
本考案は,建設廃棄物の中間処理工程に付設される加工装置に適用可能であり,特に再生骨材加工装置に適用可能である。
第1の実施形態による再生骨材加工装置の全体構造を示す斜視図である。 図1の第1の実施形態による加工装置の加工効率を増大させるために一部が変形された実施例を示す側断面図である。 図1の第1の実施形態による加工装置の加工効率を増大させるために一部が変形された実施例を示す側断面図である。 図1の第1の実施形態による加工装置の加工効率を増大させるために一部が変形された実施例を示す側断面図である。 第1の実施形態による加工装置に,さらに設けられる構成部を示す側断面図である。 第1の実施形態による回転ドラムを水平状態で移動できるようにする構造を示す斜視図である。 第1の実施形態による回転ドラムを水平状態で移動できるようにする構造を示す斜視図である。 第2の実施形態による加工装置を示す側断面図である。 第1の実施形態による加工装置に外部ケースが設けられた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 ホッパー
11 排出口
10 第1摩擦プレート
21,31 凹凸部
30 第1回転ドラム
32,42 回転軸
40 第2回転ドラム
50 第2摩擦プレート
60 排出シュート
70 外部ケース
80 エアブロア
90 積載部
100 ラックギヤ
101 ベアリング
110 ピニオン
120 シリンダ

Claims (10)

  1. 再生骨材加工装置において:
    骨材を投入するためのホッパーと;
    前記ホッパーの下端部に固定され,内面に規則的または不規則的形状の凹凸部が複数形成された断面半円形の第1摩擦プレートと;
    前記第1摩擦プレートの半円形内周面から一定距離を維持し,外周面に規則的または不規則的凹凸部が形成された第1回転ドラムと;
    前記第1回転ドラムの回転軸の垂直下方から前方に突出して位置し,外周面に規則的または不規則的形状の凹凸部が形成された第2回転ドラムと;
    前記第2回転ドラムの外周面から一定距離を維持し,前記第1摩擦プレートの反対側に固定され,内面に規則的または不規則的形状の凹凸部が複数形成された断面半円形の第2摩擦プレートと;
    前記第2摩擦プレートの下端部に設けられた排出シュートと;
    を含んでなることを特徴とする,再生骨材加工装置。
  2. 前記第1回転ドラムと前記第2回転ドラムが,互いに相違する直径を有し,駆動可能に取り付けられることを特徴とする,請求項1に記載の再生骨材加工装置。
  3. 前記第1回転ドラムと前記第2回転ドラムが,互いに相違する回転速度を有し,駆動可能に取り付けられることを特徴とする,請求項1に記載の再生骨材加工装置。
  4. 前記第1摩擦プレートと前記第1回転ドラム間の間隔より,前記第2摩擦プレートと前記第2回転ドラム間の間隔が小さく設定されることを特徴とする,請求項1に記載の再生骨材加工装置。
  5. 前記それぞれの回転ドラムを水平状態で移動させて,前記それぞれの摩擦プレートと回転ドラム間の間隔を容易に調節するため,前記それぞれの回転ドラムの回転軸に移動調節手段が設けられることを特徴とする,請求項1に記載の再生骨材加工装置。
  6. 前記移動調節手段は,前記それぞれの回転ドラムの回転軸に結合されたラックギヤと,前記ラックギヤと噛み合うピニオンとからなることを特徴とする,請求項5に記載の再生骨材加工装置。
  7. 前記移動調節手段は,前記それぞれの回転ドラムの回転軸に連結されたシリンダからなることを特徴とする,請求項5に記載の再生骨材加工装置。
  8. 前記第1摩擦プレートの下端に設けられるエアブロアをさらに含むことを特徴とする,請求項1に記載の再生骨材加工装置。
  9. 前記それぞれの摩擦プレートと前記それぞれの回転ドラムが一定間隔を介して金属性の外部ケースで取り囲まれることを特徴とする,請求項1に記載の再生骨材加工装置。
  10. 前記第2回転ドラムは,前記第1回転ドラムと同一水平線上に,またはそれより高い位置に位置することを特徴とする,請求項1に記載の再生骨材加工装置。
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KR102271722B1 (ko) * 2021-01-26 2021-07-01 윤경호 키보드 파쇄장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142741A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Kayaba Ind Co Ltd 粉砕装置
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