JP3107766U - 廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】破砕された廃蛍光灯管の破砕片に付着している粉末状の蛍光物質や水銀等を含む粉塵状物を破砕片から効率良く除去し、再利用に適したガラス材料とすると共に、水銀蒸気による大気汚染を防止できる廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置の提供。
【解決手段】廃蛍光灯管の破砕片から粉塵状物を分離回収する装置であって、サイクロン1で吸引空気の旋回により破砕片と粉塵状物に分離して破砕片を回収し、サイクロン1と吸引管8で連結するダストフィルタ室10で空気流で搬送された粉塵状物を空気から分離回収し、吸引ファン18を経て装置外へ排気される粉塵状物分離回収装置において、ダストフィルタ室10の下流側で吸引ファン18との間に水銀蒸気吸着剤16を収容した水銀蒸気分離室14をダストフィルタ室10と連通してダストフィルタ室10の上部に連結する。水銀蒸気分離室14の上部に吸引ファン18を配設する。
【選択図】図1

Description

本考案は、廃蛍光灯管の処理技術に関し、詳しくは、破砕された廃蛍光灯管の破砕片に付着している粉末状の蛍光物質や水銀等を含む粉塵状物を破砕片から分離回収する装置に関するものである。
蛍光灯管の製造工程で発生する不良蛍光灯や使用済みの蛍光灯管等の廃蛍光灯管は、管内に有害物質である水銀が封入されているので、ガラス材料を回収再利用するためには、これを分離し除去することが公害防止上重要である。この水銀は蛍光粉末中に多く含まれ、回収された水銀はそれに含まれる不純物等が除去された後、再利用される。
そこで、廃蛍光灯管の処理は口金を除去した後、廃蛍光灯管を適当な大きさに破砕して水銀を除去することが行われている。
従来、水銀を含んだ破砕片はサイクロンに導入され、サイクロンで吸引空気の旋回により破砕片と粉塵状物に分離して破砕片をサイクロンの下部に設けた収容タンク内に回収し、サイクロンと吸引管で連結するダストフィルタ室で空気流により搬送された水銀を含む粉塵状物を空気から分離してダストフィルタ室の下部の収容ボックス内に回収し、吸引ファンの排出側から排気していた。
このダストフィルタ室で濾過用布により粉末状の蛍光物質や水銀を空気から分離除去していたが、ガス化した水銀蒸気までを空気から分離除去することは困難で、フィルタ掛けされた排出空気に残ったまま大気中に排出されていたのである。
上記点より、本考案は破砕された廃蛍光灯管の破砕片に付着している粉末状の蛍光物質や水銀等を含む粉塵状物を破砕片から効率良く除去し、再利用に適したガラス材料とすると共に、水銀蒸気による大気汚染を防止することを可能とした廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため請求項1記載の本考案廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置は、廃蛍光灯管の破砕片から粉塵状物を分離回収する装置であって、サイクロンで吸引空気の旋回により破砕片と粉塵状物に分離して破砕片を回収し、サイクロンと吸引管で連結するダストフィルタ室で空気流で搬送された粉塵状物を空気から分離回収し、吸引ファンを経て装置外へ排気される粉塵状物分離回収装置において、ダストフィルタ室の下流側で吸引ファンとの間に水銀蒸気吸着剤を収容した水銀蒸気分離室がダストフィルタ室と連通してダストフィルタ室の上部に連結され、水銀蒸気分離室の上部に吸引ファンが配設されていることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、サイクロンで破砕片から分離された粉末状の蛍光物質や水銀を含む粉塵状物は、ダストフィルタ室で捕捉されてダストフィルタ室の下部に設けた収容ボックス内に回収され、更に、水銀蒸気はダストフィルタ室の下流側の水銀蒸気分離室で水銀蒸気吸着剤により吸着され、吸引ファンの排出側から大気中に放出される。
又、水銀蒸気分離室はダストフィルタ室の上部に連結され、この水銀蒸気分離室の上部に吸引ファンが配設され、装置が上方に延設されているので、装置の設置フロアのスペースが少なくて済む。
次に、請求項2記載の本考案廃蛍光灯管の粉塵状物回収装置は、請求項1記載の廃蛍光灯管の粉塵状物回収装置において、水銀蒸気分離室はダストフィルタ室と締結具で分離可能に連結されていることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、水銀蒸気吸着剤を交換する時に、水銀蒸気分離室から上方をダストフィルタ室から分離して床面上で交換可能となり、便利である。
次に、請求項3記載の本考案廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置は、請求項1又は2記載の廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置において、吸引ファンは水銀蒸気分離室上に上面に排気孔を有するケース内に収容され、ケースの側面に水銀蒸気濃度の測定口を有していることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、吸引ファンの排出側から排出される空気は、ケース内から排気孔に通って外部へ排出されるので、大気中に排出される前の段階で、ケース内で測定口から正確な水銀蒸気濃度が測定可能となる。
本考案に係る廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置によれば、廃蛍光灯管の破砕片から分離された粉末状の蛍光物質や水銀を含む粉塵状物は、ダストフィルタ室で捕捉されてダストフィルタ室の下部に設けた収容ボックス内に回収され、更に水銀蒸気はダストフィルタ室の下流側の水銀蒸気分離室で水銀蒸気吸着剤により吸着され、吸引ファンの排出側から大気中に排出されるので、装置の外部へは清浄な空気が排出され、大気汚染の恐れがなく、環境保全に寄与し得る効果を有すると共に、廃蛍光灯管の破砕片から蛍光物質や水銀を確実に除去するので、ガラス材料として再利用が可能となり、又回収した水銀も再利用可能となる。
水銀蒸気分離室はダストフィルタ室の上部に連結され、この水銀蒸気分離室の上部に吸引ファンが配設され、装置が上方に延設されているので、装置の設置スペースが少なくて済む効果を有する。
そして、水銀蒸気吸着剤を交換する時は、水銀蒸気分離室から上方を分離して床面上で交換作業を行えるので、作業性が良い効果を有する。
又、装置から外部へ排出される空気は、ケース内から排気孔を通って外部へ排出されるので、大気中に排出される前の段階で、ケース内で測定口から正確な水銀蒸気濃度が測定可能となる効果を有する。
以下、本考案の一実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本考案廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置の一実施の形態を示す正面図、図2は同上の側面図、図3は同上の平面図である。
図1乃至図3において、図中1はサイクロンであり、架台2に懸架され、サイクロン1の下方に窄まった底部開口部にスライドシャッター3が設けられ、底部開口端はダストフィルタ室4と連結している。
スライドシャッター3は、装置の停止時でダストタンク4の交換時に水銀蒸発防止のため閉鎖し、運転時に開いている。
ダストタンク4はコロコンベア5上を交換時に移動する。又、サイクロン1の被処理物導入口6にチャッキダンパー7が設けられ、装置の運転停止時に閉鎖し、機密性を保持する。被処理物は廃蛍光灯管の破砕片で粉末状の蛍光物質や水銀等を含む粉塵状物が付着している。
サイクロン1の上部に吸引管8の一端が接続され、吸引管8の他端は支持フレーム2の横に立設した架台9上に設けたダストフィルタ室10の下部側面に接続している。
ダストフィルタ室10内にラミネート加工が施された濾布(図示せず)が収容されている。又、ダストフィルタ室10の側面に濾布に付着した粉塵状物を払い落とすための払い具のシェーキングレバー11が設けられている。
ダストフィルタ室10の底部は、下方に窄まって底部開口部にスライドシャッター12が設けられ、底部開口端はダストボックス13と連結している。このダストボックス13にダストフィルタ室10で濾布に付着した粉塵状物が払い落とされ収容される。スライドシャッター12は装置の停止時でダストボックス13の交換時に閉鎖する。
ダストフィルタ室10の上部に水銀蒸気分離室14が締結具15で分離可能に連結されている。水銀蒸気分離室14とダストフィルタ室10は連通し、水銀蒸気分離室14内に水銀蒸気吸着剤16が収容されている。
水銀蒸気吸着剤16は活性炭等公知のものを使用する。水銀蒸気吸着剤16は枠ケーシング(図示せず)に収容されている。
水銀蒸気分離室14の上部側面に4箇所吊り金具17が固着され、この吊り金具17は水銀蒸気分離室14をダストフィルタ室10から分離し、床に下ろす際に回転アーム等で吊り移動する時のためのものである。
水銀蒸気分離室14の上部に吸引ファン18が設けられている。この吸引ファン18はケース19内に収容され、吸引ファン18の吸引側は水銀蒸気分離室14に開口し、排出側はケース19の側面に向け配置されている。
ケース19の上面に排気孔20が穿設されている。又、ケース19の側面に測定口21が設けられ、測定口21に蓋22が設けられている。
このような構成を有する本考案装置は、サイクロン1内に導入された被処理物は吸引ファン18により発生された吸引空気の旋回により破砕片と粉末状の蛍光物質や水銀等を含む粉塵状物に分離され、破砕片はサイクロン1の下部のダストタンク4内に回収され、粉塵状物は空気流により上方に接続する吸引管8からダストフィルタ室10の下部に搬送される。
ダストフィルタ室10内に濾布が収容され、濾布により粉末状の蛍光物質や水銀等の粉塵状物は捕捉される。
捕捉された粉塵状物は装置の運転停止後、シェーキングレバー11を操作して濾布より払い落とし、ダストフィルタ室10の下部に設けたダストボックス13内に回収される。
又、蒸気化した水銀蒸気は空気流でダストフィルタ室10の上部の水銀蒸気分離室14内に搬送され、水銀蒸気分離室14内の水銀蒸気吸着剤16で吸着されて空気流から最終的に分離され、吸引ファン18の排出側からケース19内に排出され、ケース19の排気孔20から清浄な空気が装置外の大気中に排気される。
以上、本考案を実施形態に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
本考案廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置の一実施の形態を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1の平面図である。
符号の説明
1 サイクロン
4 ダストタンク
6 被処理物導入口
8 吸引管
10 ダストフィルタ室
13 ダストボックス
14 水銀蒸気分離室
15 締結具
16 水銀蒸気吸着剤
18 吸引ファン
19 ケース
20 排気孔
21 測定口

Claims (3)

  1. 廃蛍光灯管の破砕片から粉塵状物を分離回収する装置であって、サイクロンで吸引空気の旋回により破砕片と粉塵状物に分離して破砕片を回収し、サイクロンと吸引管で連結するダストフィルタ室で空気流で搬送された粉塵状物を空気から分離回収し、吸引ファンを経て装置外へ排気される粉塵状物分離回収装置において、ダストフィルタ室の下流側で吸引ファンとの間に水銀蒸気吸着剤を収容した水銀蒸気分離室がダストフィルタ室と連通してダストフィルタ室の上部に連結され、水銀蒸気分離室の上部に吸引ファンが配設されていることを特徴とする廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置。
  2. 水銀蒸気分離室はダストフィルタ室と締結具で分離可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置。
  3. 吸引ファンは水銀蒸気分離室上に上面に排気孔を有するケース内に収容され、ケースの側面に水銀蒸気濃度の測定口を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の廃蛍光灯管の粉塵状物分離回収装置。
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