JP3107433U - 風呂装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミネラル成分を豊富に含む活性温水を生成し、これを入浴水とすることで、温泉に入浴した時と同様の効果を得られることのできる風呂装置を提供する。
【解決手段】鉱物層を有する活性温水生成装置において、ミネラル成分を豊富に含む温水を製造して浴槽に給水するとともに、浴槽においても、鉱物層からのミネラルの溶出、熱交換による入浴水の加熱、循環濾過装置による入浴水の濾過により、衛生的で、いつでも入浴可能な風呂装置であって、さらに利用者の体内調整機能を維持し、自然治癒力を高めるなどの温泉と同様の効果を得ることのできる風呂装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ミネラル成分を多く含む活性温水を生成し、これを浴槽に供給して入浴水とするとともに、浴槽においても活性化、加熱、浄化、濾過を行うことで、温泉と同様に、人間が本来有する自然治癒力を最大限引き出すことのできる活性温水風呂装置に関するものである。
従来、多くの人々が、疲労回復や病気の治療、又はストレス解消等の効果を温泉に入浴することで得ている。これは温泉水に含まれる鉱物等の多種の成分を体内に取り込むことにより、体内調整機能が維持されるとともに、人が本来有する自然治癒力が高められるからである。
ところが、温泉地から遠く離れた所に住んでいる者にとっては、日常的に温泉に入浴することは時間的にも、経済的にも非常に困難である。また、現在、温泉施設においてレジオナ菌が発生したことから、衛生管理の為に温泉水に塩素を撒かなければならないのが現状である。そこで近年、人工的に温泉水を製造する装置が種々提案されている。
特許第2528423号公報
しかしながら、従来の装置は、浴槽外部に鉱石等を充填した装置を付設して、浴槽の温水を装置内に供給させることで、ミネラル成分の溶出、浄化、さらに加温を行い、再度浴槽へ循環させるものであり、ミネラル成分の溶出が不十分であり、また浴槽内の温水の温度を常に一定に保つことが困難である。
そこで本考案は、常に清潔で、かつ一定温度を保ち、いつでも入浴することが可能で、また温泉と同様の効果を得られる風呂装置であって、鉱物から溶出されるミネラル成分や炭から放出される遠赤外線の効果により、利用者の新陳代謝を高めるとともに体内調整機能の維持を図り、人間が本来有する自然治癒力を高めるなどの温泉同様の効果が得られる活性温水風呂装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の風呂装置は、ボイラー装置と、該ボイラー装置によって加熱される熱媒体が循環する熱媒体循環経路と、鉱物を敷設した鉱物層と熱媒体循環経路からなる熱交換装置を有する浴槽と、鉱物を敷設した鉱物層と熱媒体循環経路からなる熱交換装置を有する温水製造装置と、該温水製造装置から浴槽に温水を給水する給水経路と、浴槽に開口された吸込口から同じく浴槽に開口された吐出口へ至る浴槽水の循環経路と、該循環経路に設置されて浴槽の温水を循環濾過する濾過装置とから構成することとする。
浴槽は、底面内に熱媒体循環経路を構成するパイプを埋設し、底面上に所定の空間を形成し、該空間上に熱媒体循環経路を構成するパイプからなる熱交換部を付設し、該熱交換部上に鉱物と砂利を敷詰めた鉱物層を積層して構成する。
活性温水生成装置は、貯水層内に鉱物と砂利の鉱物層を有し、貯水槽底面に熱媒体循環経路を構成するパイプを埋設した構造とする。
また、浴槽及び活性温水生成装置の鉱物層は、鉱物と砂利を充填したもの、又はこれに炭を混合した層とする。
以上説明したように、本考案の活性温水風呂装置によれば、次の効果を奏することができる。
活性温水生成装置によって水を濾過及び浄化し、またミネラル成分を溶出するともに加熱して活性温水を生成して、これを浴槽に供給するとともに、浴槽においても鉱物からのミネラル成分の溶出により十分にミネラル成分を入浴水に含ませることができるので、利用者の体内調整機能を維持し、かつ自然治癒力を高め、温泉に入浴した時と同じ効果を得ることが可能である。
浴槽内の鉱物が温められて熱を放熱するために、一般の浴槽より保温力が高く、湯ざめしにくいとともに、冷え性や関節痛等に効果的である。
入浴水を循環して濾過及び浄化するので、常に入浴水を清潔に、衛生的に保つことができる。
浴槽内の熱交換部によって入浴水を加熱することができるので、入浴水を常に一定温度に保つことができ、いつでも入浴することが可能である。
鉱物層に炭を混合すれば、炭からのミネラル成分の溶出や、遠赤外線の放出により、利用者の体内調整機能を維持し、自然治癒力を高めるとともに、消臭効果、悪臭のもととなる物質を吸収する効果、腐敗菌などの発生を抑える効果、さらにガン発生物質として知られている有害な電磁波やラドンを吸収する効果など、様々な効果が期待できる。
浴槽内の鉱物の最高温度が約60℃とすれば、レジオナ菌等の細菌の繁殖を防ぐので、塩素投入しなくともよく、自然の温泉気分を楽しむことができる。
温泉の掘削、地熱開発等の開発費を必要としない為、安価なコストで設置することが可能であり、また立地条件に左右されず何処にでも設置することが可能であるため、誰でも気軽に利用することが可能である。
以下、本考案の一実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施例を示す概略構成図、図2及び図3は浴槽の構成を示す図、図4は活性温水生成装置を示す図である。
本考案の活性温水風呂装置は、活性温水を生成する活性温水生成装置2と、該活性温水生成装置2に水を供給する給水経路5と、浴槽1と、活性温水製造装置2から浴槽1へ至る活性温水給水経路6と、浴槽1内の入浴水を循環する入浴水循環経路7と、該入浴水循環経路7に設置されて入浴水を循環濾過する循環濾過装置3と、熱媒体を加熱するボイラー装置4と、該ボイラー装置4で加熱された熱媒体が活性温水生成装置2内の水及び浴槽1内の入浴水を加熱するための熱媒体循環経路8とから構成される。
浴槽1は、底部に熱媒体循環経路8を構成するパイプ37を埋設するとともに、浴槽底面上に掃除用の所定空間38を形成し、該空間上に熱媒体循環経路8を構成するパイプ35、36を配管して熱交換部26を構成し、該熱交換部上に鉱物や砂利を敷詰めた鉱物層31を設けた構造とする。さらに、浴槽低部の掃除用空間38には入浴水を循環濾過装置3へ吸水するための吸水口23を開口するとともに、浴槽上部には循環濾過装置3によって濾過された温水を浴槽へ流入する吐出口を開口して入浴水循環経路7を形成し、該入浴水循環経路7に循環濾過装置3を付設する。
浴槽1内の熱交換部26は、空間38上にステンレスグレーチングを設置し、その上に順次パイプ36、ステンレスワイヤーメッシュ34、パイプ35、ステンレスグレーチング32を積層して構成する。パイプ35及び36はともに熱媒体が循環するパイプであり、熱媒体の放熱により入浴水を加熱する。ステンレスグレーチング32及び33は鉱物層31の重量や入浴者の重さからパイプ35や36を保護するとともに、熱媒体から放熱された熱を一面に伝導させて入浴水を効率よく加熱することを可能とする。尚、本実施例においては、熱交換部の構成を上記の通りとしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、熱媒体が循環するパイプ35とパイプ36がワイヤーメッシュを間に挟んで2段に敷設されているところ、これを1段として構成することも可能であり、また、ステンレスグレーチングやステンレスワイヤーメッシュ以外の部材で構成することも可能である。
活性温水生成装置2は、貯水槽16内に鉱物と砂利を敷詰めた鉱物層14を有し、低部には水を活性温水生成装置2へ給水するための給水口12を、上部に浴槽1へ活性温水11を給水するための排出口13を有し、給水口12には水道と連結した水源給水経路5を、排出口13には活性温水給水経路6接続し、また、貯水槽底部には、熱媒体循環経路8を構成するパイプ15を埋設した構造とする。
浴槽1の底部及び活性温水製造装置2の貯水槽16の底部に埋設されるパイプは配管の容易なゴム管が好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
本実施例において、熱媒体循環経路8は、ボイラー装置4と活性温水生成装置2と浴槽1とを接続した構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ボイラー装置4と活性温水生成装置2の循環経路と、ボイラー装置4と浴槽1の循環経路とをそれぞれ独立させて構成してもよい。
さらに、鉱物と砂利からなる鉱物層に炭を混合した場合には、炭からもミネラル成分が溶出するとともに、炭から放出される遠赤外線の効果や有害物質の吸収機能も得られるため、より効果的である。
次に、本考案の作用について説明する。
まず、水道水等の水を、水源給水経路5を介して、活性温水製造装置2の貯水槽16に開口された給水口12から給水して貯水槽16に貯水する。この貯水された水は、鉱物と砂利が充填された鉱物層によって濾過されて不純物が除去されるとともに浄化され、さらに鉱物からミネラル成分が溶出して水が活性化される。この時、貯水槽16底部に埋設されたパイプ15内をボイラー装置4で加熱された熱媒体、好ましくは温水を循環させて貯水槽16内の水を所定温度に加熱して活性温水11を生成する。
活性温水生成装置2によって生成した活性温水は、ポンプの駆動により貯水槽16に開口された吸水口13から吸水されて、活性温水給水経路6を介して浴槽1に開口した給水口22から浴槽1へ給水される。
浴槽1に所定量の温水が貯水されると入浴可能となる。この時、浴槽内の鉱物層31からミネラル成分が常に溶出するとともに、浴槽底部に埋設されたパイプ37及び、熱交換部26を構成するパイプ35、36内を熱媒体が循環することで、浴槽内の入浴水の温度を常に所定温度に保つことができる。また、入浴水は、浴槽低部に設けられた吸水口23からポンプ等で吸水されて入浴水循環経路7内を循環する。この時、入浴水は循環濾過装置3において濾過及び浄化された後、浴槽上部に開口した吐出口24から浴槽1に給水されるので、入浴水を常に清潔に保つことができる。
このように、本考案の活性温水風呂装置は、地理的条件に関係なく何処でも設置可能であり、また安価なコストで施工可能である。したがって、遠方の温泉地に行かなくとも、温泉と同様の効果を得ることが可能である。
本考案は風呂装置としてのみならず、温水プールにも利用可能であり、また、加熱をしない場合は、池等の浄水装置としても利用可能である。
本考案の一実施例を示す概略構成図である。 本考案の浴槽の断面図である。 本考案の浴槽低部の断面図である。 本考案の活性温水生成装置の断面図である。
符号の説明
1 浴槽
2 活性温水生成装置
3 循環濾過装置
4 ボイラー装置
5 水源給水経路
6 活性温水給水経路
7 入浴水循環経路
8 熱媒体循環経路
11 活性温水
12 給水口
13 吸水口
14 鉱物層
15 パイプ
21 入浴水
22 給水口
23 吸水口
24 吐出口
25 基礎
26 熱交換部
31 鉱物層
32 ステンレスグレーチング
33 ステンレスグレーチング
34 ステンレスワイヤーメッシュ
35 パイプ
36 パイプ
37 パイプ
38 掃除用空間

Claims (4)

  1. ボイラー装置と、該ボイラー装置によって加熱される熱媒体が循環する熱媒体循環経路と、鉱物を敷設した鉱物層と熱媒体循環経路からなる熱交換部を有する浴槽と、水をミネラル成分が豊富な温水に生成する活性温水生成装置と、該活性温水生成装置から浴槽に至る給水経路と、浴槽下部に開口された吸込口から浴槽上部に開口された吐出口へ至る浴槽水の循環経路と、該循環経路に付設されて浴槽水濾過及び浄化を行う濾過装置とから構成されることを特徴とする活性温水風呂装置。
  2. 浴槽は、底面内に熱媒体循環経路を構成するパイプを埋設し、底面上に所定の空間を形成し、該空間上に熱媒体循環経路を構成するパイプからなる熱交換部を付設し、該熱交換部上に鉱物と砂利を敷詰めた鉱物層を積層して構成した浴槽構造であることを特徴とする請求項1記載の活性温水風呂装置。
  3. 活性温水生成装置は、貯水層内に鉱物と砂利の鉱物層を有し、貯水槽底面に熱媒体循環経路を構成するパイプを埋設した構成であることを特徴とする請求項1及び2記載の活性温水風呂装置。
  4. 浴槽及び活性温水生成装置の鉱物層が、鉱物、砂利、炭を混合した層であることを特徴とする請求項1〜3記載の風呂装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200477415Y1 (ko) * 2014-12-31 2015-06-05 류인철 어린이 전용 수영장
CN109231405A (zh) * 2018-09-26 2019-01-18 临汾市康宜派饮品有限公司 一种矿化浴盆

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