JP3107298U - 離脱防止型回転式フレキシブル管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡単な構成で地震時等の引張力によってもフレキシブル管機能を損なうことがなく、配管時の接続作業が簡単な、新規な構造のフレキシブル管継手を提供する。
【解決手段】離脱防止型の回転式フレキシブル管継手10であって、フレキシブル管を構成するブレード13とベローズ14に対して軸方向の移動を拘束されるベースリング12及びニップル11を有しており、ニップルはテーパーねじを有する接続端部をもち、上記ブレードとベースリングとは固定リングによってかしめ固定され、上記ベローズとニップルとはOリングにより回動自在に係合され、上記ニップルとベースリングとは、直結リングRを介して回動自在に係止されている。
【選択図】図2
【解決手段】離脱防止型の回転式フレキシブル管継手10であって、フレキシブル管を構成するブレード13とベローズ14に対して軸方向の移動を拘束されるベースリング12及びニップル11を有しており、ニップルはテーパーねじを有する接続端部をもち、上記ブレードとベースリングとは固定リングによってかしめ固定され、上記ベローズとニップルとはOリングにより回動自在に係合され、上記ニップルとベースリングとは、直結リングRを介して回動自在に係止されている。
【選択図】図2
Description
本願考案はフレキシブル管継手の改良に係り、特に、フレキシブル管と継手金具との結合部分及び接続金具部分における新規な構造を特徴とするものである。
図3、図4により、従来のフレキシブル管継手の構造を説明する。
図3に、本願出願人の先の出願に係る管継手の一部断面を示すように、フレキシブル管継手20はベースリング22の環状凹溝22Aにフレキシブル管を、そのブレード23に固着された固定リング26をかしめることによって結合し、同じくフレキシブル管のベローズ24の直管部分24Bがニップル21の基筒部21Bの内部を通って端部まで挿通され、その直管部分の端は拡開部24Cとされてニップル21の端面に固着される。
図3に、本願出願人の先の出願に係る管継手の一部断面を示すように、フレキシブル管継手20はベースリング22の環状凹溝22Aにフレキシブル管を、そのブレード23に固着された固定リング26をかしめることによって結合し、同じくフレキシブル管のベローズ24の直管部分24Bがニップル21の基筒部21Bの内部を通って端部まで挿通され、その直管部分の端は拡開部24Cとされてニップル21の端面に固着される。
この様にして形成された従来のフレキシブル管継手20は、管の継手金具であるニップル21とベースリング22とが、夫々の環状凹溝21C,22Cによって形成される格納孔内に直結リングRを格納した状態で構成されるので、同図の矢印Fのごとく引張力が作用した場合にも、該格納孔内の直結リングRに作用する剪断力によってニップル21とベースリング22との移動が規制される。このため、地震等による引張力の作用時にも、フレキシブル管継手の機能を損うことがない。
図4は、他の公知のフレキシブル管継手30の一部断面を示している。
このフレキシブル管継手30は上記図3に記載されたものと同様に、ベースリング32の環状凹溝32A内に、そのフレキシブル管のブレード33の先端に固着されている固定リング36をかしめることによって結合される。
一方、フレキシブル管のベローズ34の直管部分34Bが、ベースリング32の内周面に設けられた環状凹溝32D内に、Oリング35を用いて固定されている。
このフレキシブル管継手30は上記図3に記載されたものと同様に、ベースリング32の環状凹溝32A内に、そのフレキシブル管のブレード33の先端に固着されている固定リング36をかしめることによって結合される。
一方、フレキシブル管のベローズ34の直管部分34Bが、ベースリング32の内周面に設けられた環状凹溝32D内に、Oリング35を用いて固定されている。
また、ベースリング32の外側端部にはリングナット32Eが設けられており、テーパーニップル31の結合部31Fのねじ部と螺合する。そして、該テーパーニップル31は、その他の配管の直管部分との接合端部にテーパーねじ31Eを有しており、接合される直管に対して該テーパーニップル31が回動可能とされている。
ところで、上記図3に示す形式のフレキシブル管継手20の構造にあっては、例えば地震等によって配管部分に引張力が作用しても、ニップル21とベースリング22との間は直結リングRを介して連結されているため、この様な引張力は該直結リングRの剪断力によって支えられ、両者の離脱によってフレキシブル管の機能を損なうことは回避される。しかしながら、このような形式のフレキシブル継手にあっては、ニップル21とベースリング22との相対回転が許容されておらず、該フレキシブル管継手と他の配管との接続作業が不自由であった。
一方、図4に示す形式の従来公知のフレキシブル管継手30にあっては、テーパーニップル31とベースリング32とはリングナット32Eにより、多少の相対回動は許容されているけれども、ニップル21とベースリング22との接続のために更にリングナット32Eを必要として、部品点数が多くなるという問題があった。
特開2001−289379号公報
本願考案は、これらの問題点を解決し、より簡単な構成で地震時等の引張力によってもフレキシブル管機能を損なうことがなく、配管時の接続作業が簡単な、新規な構造のフレキシブル管継手を提供するものである。
本願考案は、離脱防止型の回転式フレキシブル管継手であって、フレキシブル管を構成するブレードとベローズに対して軸方向の移動を拘束されるベースリング及びニップルを有しており、該ニップルはテーパーねじを有する接続端部をもち、上記ブレードとベースリングとは固定リングによってかしめ固定され、上記ベローズとニップルとはOリングにより回動自在に係合され、上記ニップルとベースリングとは、直結リングを介して回動自在に係止されていることを特徴とするフレキシブル管継手である。
本願考案に係るフレキシブル管継手によれば、埋設等の配管状態において地震等による引張り力が作用した場合に、継手金具部分であるニップルとベースリングとは一体的に結合状態とされ、両金具が離脱する恐れがないとともに、極めて簡単な構造によってニップルとベースリングとの相対的な回動を可能としているために、上記従来品の不具合を解消することができた。
本願考案の実施形態を図1、図2により説明する。
図1は、本願考案に係るフレキシブル管継手10の、特に継手金具部分のみを分解した状態で、その一部断面を示している。また、図2は、図1に示す継手金具を有するフレキシブル管継手10の完成図であって、その一部断面を示している。
図1は、本願考案に係るフレキシブル管継手10の、特に継手金具部分のみを分解した状態で、その一部断面を示している。また、図2は、図1に示す継手金具を有するフレキシブル管継手10の完成図であって、その一部断面を示している。
図1において、基本的には従来のものと同様にテーパーニップル11とベースリング12とによって継手金具部を構成する。
本願考案のテーパーニップル11は、筒状の基筒部11Aと外周面がテーパー状の接続筒部11Bとを有しており、該テーパーニップル11とその基筒部11A内に嵌入するベースリング12とが対をなすものである。そして、該テーパーニップル11とベースリング12との嵌入部分に直結リングRを介在させることにより、両者間の引張り力に抗するように構成されている。
本願考案のテーパーニップル11は、筒状の基筒部11Aと外周面がテーパー状の接続筒部11Bとを有しており、該テーパーニップル11とその基筒部11A内に嵌入するベースリング12とが対をなすものである。そして、該テーパーニップル11とベースリング12との嵌入部分に直結リングRを介在させることにより、両者間の引張り力に抗するように構成されている。
詳細を説明すると、テーパーニップル11はその接続筒部11Bの外周に、他の配管とねじによって結合されるテーパーねじ部11Eを有している。そして、基筒部11Aの中央内周面には、上記図3に示す従来例と同様に、フレキシブル管のベローズ(図2参照)の直管部分が固定される環状凹溝11Cが設けられている。
また、基筒部11Aの内周側には環状凹溝11Dが設けられている。
また、基筒部11Aの内周側には環状凹溝11Dが設けられている。
これに対して、ベースリング12は、その外径が上記テーパーニップル11の基筒部11Aの内径よりもやや小さく形成され、その外周側に環状凹溝12Bが設けられている。そして、これらテーパーニップル基筒部11Aとベースリング12の各環状凹溝11D,12Bの設置位置は、図2に示すように、上記テーパーニップル11の基筒部11A内にベースリング12を嵌挿した状態で、当該2つの環状凹溝11D,12Bが対向する位置に設けられており、その結果後述するようにして、直結リングRのための環状の格納孔を形成するものである。
図1において符号Rは、例えば銅線からなる直結リングを示しており、ベースリング12の環状凹溝12Bに先ず図示R1の状態でセットされる。次に、ベースリング12の環状凹溝12B内で直結リングRをR1からR2の位置まで押し込んだ状態で、該ベースリング12をテーパーニップル11の基筒部11A内に嵌挿すると、両者の位置関係は図2に示すようになる。なお、ベースリング12には従来例と同様に、ブレード固定用の環状凹溝12Aが、その外周に設けられている。
図2は、このような継手金具を有するフレキシブル継手の、完成状態の一部断面を示している。上記図4におけるベースリングとフレキシブル管との関係と同様に、ブレード13の先端部に固着された固定リング16をベースリング12の環状凹溝12A内でかしめて、ブレード13をベースリング12に固定する。また、ベローズ14の直管部分14Bは、上記テーパーニップル11の環状凹溝11CにOリング17によって回動可能に係合するものである。
一方、ベースリング12の環状凹溝12Bには、上記図1において説明したごとく直結リングRが装着されているので、テーパーニップル11とベースリング12を連結することによって該直結リングRがテーパーニップル11の環状凹溝11Dとによって形成される格納孔内に収まり、両者に作用する引張力に対して該直結リングRの剪断力で対抗するものである。
このようにセットされたフレキシブル管継手10は、そのテーパーニップル11のテーパーねじ部11Eに対して、これに接続される他の配管部端の接続ねじでねじ接合されると共に、テーパーニップル11自体はフレキシブル管の接続部であるベースリング12に対して、回動自在であると同時に引張荷重に対しても抗力を発生するものである。
10 フレキシブル管継手
11 テーパーニップル
12 ベースリング
13 ブレード
14 ベローズ
R 直結リング
11 テーパーニップル
12 ベースリング
13 ブレード
14 ベローズ
R 直結リング
Claims (1)
- 離脱防止型の回転式フレキシブル管継手であって、フレキシブル管を構成するブレードとベローズに対して軸方向の移動を拘束されるベースリング及びニップルを有しており、該ニップルはテーパーねじを有する接続端部をもち、上記ブレードとベースリングとは固定リングによってかしめ固定され、上記ベローズとニップルとはOリングにより回動自在に係合され、上記ニップルとベースリングとは、直結リングを介して回動自在に係止されていることを特徴とするフレキシブル管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005004U JP3107298U (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 離脱防止型回転式フレキシブル管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004005004U JP3107298U (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 離脱防止型回転式フレキシブル管継手 |
Publications (1)
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JP3107298U true JP3107298U (ja) | 2005-01-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004005004U Expired - Fee Related JP3107298U (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 離脱防止型回転式フレキシブル管継手 |
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2004
- 2004-08-20 JP JP2004005004U patent/JP3107298U/ja not_active Expired - Fee Related
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