JP3107093B2 - 展望用ディスプレイ装置 - Google Patents

展望用ディスプレイ装置

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JP3107093B2 JP02326627A JP32662790A JP3107093B2 JP 3107093 B2 JP3107093 B2 JP 3107093B2 JP 02326627 A JP02326627 A JP 02326627A JP 32662790 A JP32662790 A JP 32662790A JP 3107093 B2 JP3107093 B2 JP 3107093B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 1) 産業上の利用分野 本発明は、注視している外界の情景に、その情景の説
明や情景に関連した画像、文字等の情報を重ねて表示す
ることが可能な展望用ディスプレイ装置に関する。
本発明の展望用ディスプレイ装置は、例えばタワーの
展望台や野鳥公園の展望台等で、周囲の情景に重ねて、
その情景の説明(山や建造物の名前等)や、説明対象を
指示するターゲット、野鳥の様子等を表示するのに使用
される。
2) 従来の技術 従来、展望台等においては望遠鏡が設置され、これを
利用して眺望が楽しまれていた。このような展望台から
眺められる現在の町の様子にその町の異なる季節の様子
を重ねて表示したり、野外の景色の良い展望台から眺め
られる現在の周囲の情景にその場所の四季折々の情景を
表示したりすることができれば、現在眺めている場所に
ついて、より深くまた楽しく知識を身に付けることがで
きる。また、視野内に説明対象の情景の位置を指示する
ターゲットを表示すれば、対象物の発見が容易になる。
ところで従来、前方の情景に重ね合わせて光学的情報
を表示するディスプレイ装置として航空機等の乗物の操
縦席で使用されるヘッドアップディスプレイが知られて
いる。この従来のヘッドアップディスプレイは、情報を
表示する表示面を有する光学的情報表示手段と、前記表
示面から出射した表示情報光を所定の方向に投光する光
学部材とを有する情報投光装置と、前方からの光線を後
方の視認位置に透過させるとともに前記情報投光装置か
ら投光された表示情報光を前記視認位置に変向するコン
バイナとを備えている。そして、前記光学的情報表示手
段は、電気信号により画素単位で表示される電気的画像
表示面を有している。そして、前記電気的画像表示面に
表示された情報を前記光学部材により拡大表示するよう
に構成されている。
前述のようなヘッドアップディスプレイを前記展望台
の望遠鏡に組み込んで、外界の情景にその情景の説明情
報等を重ねて表示することが考えられる。
3) 発明が解決しようとする課題 前述のようなヘッドアップディスプレイを前記展望台
の望遠鏡に組み込んで構成した展望用ディスプレイ装置
において、外界の情景に表示情報を重ねて視認する場
合、外界の情景の明るさに応じた明るさで情報の表示を
行わない場合には、次のような問題点が生じる。すなわ
ち、 (a) 外界の情景が明るすぎる場合には表示情報が視
認しづらい。
(b) 外界の情景が暗すぎる場合には表示情報だけが
目について、外界の情景が視認しづらくなる。
したがって、外界の情景に重ねて表示情報を見る場
合、両方をバランス良く見るためには外界の情景の明る
さに応じた適当な明るさの表示を行う必要がある。
前記(b)については、表示器の消費電流を小さく絞
る等の方法を採用することにより容易に表示情報を暗く
することができるので、問題はない。しかし、前記
(a)については、表示を明るくするには限度があるの
で、問題となる。
前記外界の情景の明るさに応じた明るさの表示を行う
方法としては、従来の航空機用のヘッドアップディスプ
レイのように、外界の情景の明るさに応じて表示輝度を
調節する方法がある。航空機では非常に明るい空を背景
として情報を視認する場合があるので、極めて高輝度の
特殊なCRTを使用している。
前記展望用のディスプレイ装置においても、望遠鏡か
ら覗く視野が水平方向よりも上を向くことがあり、この
ような場合、表示の背景となる外界の情景の明るさは非
常に明るくなる場合がある。そのような非常に明るい外
界の情景を背景として表示を行う場合、航空機で使用さ
れるような特殊なCRTを使用しなければ、容易に視認で
きる表示をおこなうことができない。ところが、前記特
殊なCRTは非常に複雑且つ高価である。
本発明は、前述の事情に鑑み、周囲の情景に光学的情
報を重ねて表示できる展望用ディスプレイ装置におい
て、外界情景の明るさが変化しても、前記外界の情景お
よび表示情報の両方を同時に容易に視認できるようにす
ることを課題とする。
B.発明の構成 1) 課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本発明の展望用ディスプ
レイ装置は、接眼レンズとその前方に配置された対物レ
ンズとを有する望遠レンズ系およびこの望遠レンズ系の
光軸に沿って配置されたコンバイナとが収納された鏡筒
と、この鏡筒に接続されると共に前記望遠レンズ系の光
軸に交わる方向からの前記コンバイナへの入射光路を形
成する筒状の鏡筒接続部材と、情報を表示する表示面を
有する光学的情報表示手段および前記表示面から出射し
た表示情報光を前記鏡筒接続部材の前記入射光路を経て
前記コンバイナに投光する光学部材を有する情報投光装
置とを備え、前記コンバイナは前記外界の情景光および
前記表示情報光を前記接眼レンズに向かわせるように配
設された展望用ディスプレイ装置であって、前記コンバ
イナの外界情景光の入射側に固定偏光フィルタ及び回動
偏光フィルタを設け、該回動偏光フィルタを回動させる
ことにより外界からコンバイナに入射する外界の情景光
の光量を調節することを特徴とする。
前記望遠レンズ系としては、拡大レンズ系、広角レン
ズ系(すなわち縮小レンズ系)、または、遠方の情景を
明視距離に等倍の虚像として視認させる等倍レンズ系等
を使用することができる。
2) 作用 前述の特徴を備えた本発明の展望用ディスプレイ装置
は、外界の情景が明るすぎて、表示情報が相対的に暗く
て見え難いときには、光量調節手段によってコンバイナ
に入射する外部情景光の光量を調節する。そうすると、
外界の情景および表示情報は、相対的な明るさが適切に
なって、両方ともよく見えるようになる。
3) 実施例 以下、図面により本発明の展望用ディスプレイ装置の
第1実施例を説明する。
第1図は本発明の展望用ディスプレイ装置の第1実施
例の側断面図で、タワーや野外の展望台等に設置して使
用される。
第1図において、展望用ディスプレイ装置Uは、床等
に適当に設置された円柱状の固定支持台1を備えてい
る。この固定支持台1の上部にはベアリング2を介し
て、円筒状の回動筒3が鉛直軸回りに回動可能に支持さ
れている。回動筒3の下部にはポテンショメータまたは
エンコーダ等の回転量センサから構成された方位検出器
4が装着されており、この方位検出器4の軸には歯車5
が取り付けられている。この歯車5は前記固定支持台1
に取り付けられた固定歯車6と噛み合っている。したが
って、前記回動筒3が前記固定支持台1上で回動する
と、前記回転量センサから構成された方位検出器4はそ
の回動量に応じた信号すなわち回動筒3の方位信号S1を
出力するようになっている。
前記回動筒3の内部には、情報投光装置Kが配設され
ている。情報投光装置Kは、光学的情報表示手段として
のCRTディスプレイDおよび光学部材Aから構成されて
いる。前記光学部材Aは、凹レンズA1および凸レンズA2
等から構成されたコリメーションレンズ系であり、前記
CRTディスプレイDの表示面から出射した表示情報光L
をコリメート光とするパワーを有している。
前記回動筒3の上部には、筒状の鏡筒接続部材10が上
下動可能に支持されている。
この鏡筒接続部材10の上端には鏡筒11が一体的に接続
されている。そして、前記鏡筒接続部材10および光学部
材Aは、前記表示情報光Lを前記鏡筒11内部に入射させ
るように配置されている。
前記鏡筒11の前端にはカバーガラス12が配設されてお
り、前記鏡筒11内部の前記鏡筒接続部材10よりも後方部
分には望遠レンズ系13が収納されている。望遠レンズ系
13は、前記鏡筒11の後端に配置された接眼レンズ14とそ
れより前方に配置された対物レンズ15とから構成されて
いる。また、前記鏡筒11内部には、前記表示情報光Lが
入射する位置(すなわち、前記鏡筒接続部材が接続され
ている位置で、前記対物レンズ15とカバーガラス12との
間の位置)にコンバイナCが配設されている。このコン
バイナCは、前記カバーガラス12外方から入射する外部
情景光Jを望遠レンズ系13の側に透過させるとともに、
前記鏡筒接続部材10を通って入射する表示情報光Lを望
遠レンズ系13の側に反射させるハーフミラーまたはホロ
グラム素子等により構成されている。
また、前記鏡筒11には、光量調節手段B(第1,2図参
照)が支持されている。光量調節手段Bは、前記鏡筒11
内において、前記カバーガラス12とコンバイナCとの間
に配設された円板状の固定偏光フィルタ16および回動偏
光フィルタ17を有している。前記回動偏光フィルタ17に
は第1,2図に示すような手動ツマミ17aが前記鏡筒11から
突出している。前記鏡筒11には、第2図に示すように、
90度よりやや大きい中心角を見込む外周部に前記ツマミ
17aが回動できるような溝11aが形成されている。そし
て、前記手動ツマミ17aを手でつまんで、手動ツマミと
ともに前記回動偏光フィルタ17を0〜90度の範囲で回動
させると、固定偏光フィルタ16の偏光方向と回動偏光フ
ィルタ17の偏光方向とのづれ、すなわち偏光方向の位相
のづれは0〜90度の間で変化する。このとき外界からコ
ンバイナCに入射する情景光の光量が調節されるように
なっている。
第1図に示すように、前記回動筒3と前記鏡筒接続部
材10との間には、前記鏡筒接続部材10およびこれと一体
の鏡筒11を上下動させてそれらの位置の高さ調節を行う
鏡筒位置調節装置20が設けられている。
前記鏡筒位置調節装置20は、前記回動筒3に固定され
たブラケット21を備えている。ブラケット21には、上部
にネジが形成されたスクリューシャフト22が回転可能に
支持されている。前記鏡筒接続部材10には、前記スクリ
ューシャフト22のネジと螺合するナット部材23が固定さ
れている。前記スクリューシャフト22にはウォームホイ
ール24が固定されており、このウォームホイール24は前
記ブラケット21に支持されたウォーム軸25先端部のウォ
ームギヤと噛み合っている。前記ウォーム軸25の基端部
には操作ハンドル26が固定されている。したがって、操
作ハンドル26を回転させると、ウォーム軸25およびウォ
ームホイール24を介して前記スクリューシャフト22が回
転し、そのとき、前記ナット部材23が上下動するように
構成されている。そして、ナット部材23が固定された前
記鏡筒接続部材10およびこれと一体的に連結された鏡筒
11も前記ナット部材23とともに上下動するように構成さ
れている。
また、前記スクリューシャフト22の下端部にはスクリ
ューシャフト22の回転量から前記鏡筒11の高さ(上下方
向の位置)を検出する高さ検出器27が配設されている。
この高さ検出器27はポテンショメータまたはエンコーダ
等の従来公知の回転量検出器を用いて構成することがで
きる。なお、高さ検出器27は、前記回動筒3に対する鏡
筒接続部材10の相対的位置を直接検出するように構成す
ることも可能である。その場合、直線状のポテンショメ
ータまたは直線に沿って列設された多数の光センサ等を
用いることができる。
次に、本実施例の表示制御回路について説明する。
前記CRTディスプレイDでの画像表示信号を出力する
表示制御回路30(第1図参照)は、図示しない表示スタ
ートボタンによって作動を開始するように構成されてい
る。
前記表示制御回路30は、ストローク表示信号を出力す
るシンボルジェネレータ31を備えている。このシンボル
ジェネレータ31には、前記方位検出器4の出力する方位
信号S1および前記高さ検出器27の出力する高さ検出信号
S2が入力されている。このシンボルジェネレータ31は、
入力された方位信号S1に応じて、その方位に存在する著
名な山またはビル等の名称等を表示する信号を発生する
ように構成されている。また、このシンボルジェネレー
タ31は入力された高さ検出信号S2が所定の値未満の場合
はひらがなの表示信号、所定値以上の場合は漢字の表示
信号を発生するように構成されている。
また、前記表示制御回路30は、X軸方向走査信号を出
力するX偏向回路32、Y軸方向走査信号を出力するY偏
向回路33、画像データ増幅用のCRTドライバ34と、それ
らの各構成要素31,32,33,34の作動タイミングを制御す
るCRTコントローラ35とを備えている。
次に、前記第1実施例の展望用ディスプレイ装置Uの
作用を説明する。
前記展望用ディスプレイ装置Uの使用者が前記操作ハ
ンドル26を回転させて鏡筒11を自分の背の高さに調節す
ると、鏡筒11の高さ検出信号S2がシンボルジェネレータ
31に入力される。また、前記使用者が前記鏡筒11を所望
の方向に向けると鏡筒11の方位信号S1が前記ストローク
表示信号を発生するシンボルジェネレータ31に入力され
る。
シンボルジェネレータ31は、前記入力された方位信号
S1に応じてその方角に見える著名な山やビル等の名称等
の表示信号を発生する。また、シンボルジェネレータ31
は、前記高さ検出信号S2が所定値以上すなわち大人の背
の高さである場合には前記山やビル等の名称を漢字で表
示する信号を発生するが、前記検出信号S2が所定値以下
の場合すなわち子供の背の高さである場合にはひらがな
で表示する信号を発生する。
前記シンボルジネレータ31の発生する表示信号はCRT
コントローラ35のタイミング信号に応じてCRTドライバ3
4に出力され表示される。表示された画像から出射した
表示情報光Lは、前記光学系Aを通ってコンバイナCに
入射する。コンバイナCは、前記表示情報光Lを後方
(第1図中、左方)の望遠レンズ系13に向けて反射させ
るとともに、前方(第1図中、右方)から入射する外部
情景光Jを望遠レンズ13に向けて透過させる。
したがって、前記展望用ディスプレイUの使用者は、
接眼レンズ14から鏡筒11を覗けば、第3図に示すよう
に、外部情景(例えば富士山の景色)に表示情報(例え
ば「富士山」という文字)重ねて視認することができ
る。そして、その表示情報は大人の場合は漢字、子供の
場合はひらがなで表示される。
次に第4〜6図により、本発明の展望用ディスプレイ
装置の第2実施例を説明する。この第2実施例は光量調
節手段bの構成が前記第1実施例と相違しているがその
他の点では前記第1実施例と同様である。なお、この第
2実施例の説明において、前記第1実施例の構成要素と
同様の構成要素には同一の符号を付して重複する詳細な
説明は省略する。
この第2実施例の光量調節手段bの回動偏光フィルタ
17は、その外周部に前記第1実施例の手動ツマミ17aを
設ける代わりに、90度よりやや大きい中心角を見込む外
周部にギヤ17bが設けられている。そして、前記前記鏡
筒11には、180度よりやや大きい中心角を見込む外周部
に前記ギヤ17bが回動できるような溝(図示せず)が形
成されており、前記ギヤ17bは回動偏光フィルタ17とと
もに90度よりやや大きい角度の範囲内で回動可能となっ
ている。
また、この第2実施例の光量調節手段Bは、第4,5,6
図に示すように、鏡筒11の外面下部に配設されたサーボ
モータMを有している。そして、サーボモータMの出力
軸に固定されたピニオン18は前記ギヤ17bと噛み合って
いる。そして、前記サーボモータMが回転して回動偏光
フィルタ17が0〜90度の範囲で回動すると、固定偏光フ
ィルタ16の偏光方向と回動偏光フィルタ17の偏光方向と
のづれ、すなわち位相のづれは0〜90度の間で変化す
る。このとき外界からコンバイナCに入射する情景光の
光量が調節されるようになっている。
次に、前記サーボモータMの駆動回路を第6図により
説明する。
サーボモータ駆動回路は、前記サーボモータMの回転
位置、すなわち、前記回動偏光フィルタ17の回転位置を
検出するポテンシャメータまたはロータリエンコーダ等
の回転量センサEと、外界から鏡筒11内に入射する情景
光の明るさを検出するCdSから構成された光量センサF
と、鏡筒11内のコンバイナCに入射する外界情景光の光
量を設定する光量設定ツマミGを有している。前記回転
量センサEの出力する回動偏光フィルタ位置信号E1、光
量センサFの出力する検出光量信号F1、および光量設定
ツマミGから出力される光量設定信号G1は、それぞれ高
入力インピーダンスのオペアンプ19a,19bおよび19cを通
ってモータ駆動信号出力回路19dに入力される。モータ
駆動信号出力回路19dは、前記G1+F1−E1=0となるよ
うに前記サーボモータMを回転させるモータ駆動信号を
出力する。
次に前記第2実施例の光量調節装置Bの作用を説明す
る。
初期状態においては、たとえば、固定偏光フィルタ16
と回動偏光フィルタ17のそれぞれの偏光方向の位相差が
45度のときに前記回動偏光フィルタ位置信号E1が0とな
り、外界の情景の明るさがある所定値のときに前記光量
検出信号F1が0となるように設定されている。このと
き、前記光量設定信号G1が0の場合には、E1,F1,G1が全
て0であるので、G1+F1−E1=0であるので、前記モー
タ駆動信号出力回路19dはサーボモータMの駆動信号を
出力しない。
この状態においてたとえば、外界の情景が明るくなる
と前記光量検出信号F1が前記0からプラスの値に変化す
る。このとき前記G1+F1−E1の値はプラスとなるので、
前記モータ駆動信号出力回路29dは前記G1+F1−E1の値
が0となるように、すなわちE1が0からプラスの値とな
るように前記サーボモータMを駆動する。このときのサ
ーボモータMの回動方向を、前記2枚の偏光フィルタ1
6,17の偏光方向の位相差が大きくなる方向、すなわち外
界の情景光の透過光量が減少する方向に設定しておけ
ば、常に視認し易い明るさの範囲で外界の情景を観察す
ることができる。
また、前記初期状態において、展望用ディスプレイU
の使用者が外界の情景をもって明るい状態で観察したい
場合には、前記光量設定ツマミGを操作して光量設定信
号G1を0からマイナスの値に変化させる。そうすると、
前記G1+F1−E1の値はマイナスとなるので、前記モータ
駆動信号出力回路19dは前記G1+F1−E1の値が0となる
ように、すなわちE1が0からマイナスの値となるように
前記サーボモータMを駆動する。このときのサーボモー
タMは、前記2枚の偏光フィルタ16,17の偏光方向の位
相差が小さくなる方向、すなわち外界の情景光の透過光
量が増加する方向に回動する。したがって、前記展望用
ディスプレイUの使用者は前よりも明るく外界の情報を
観察することができる。
次に第7,8図により本発明の展望用ディスプレイの第
3実施例を説明する。
この第3実施例の説明において、前記第1実施例に対
応する構成要素には同一の符号を付して重複する詳細な
説明は省略する。
この展望用ディスプレイの第3実施例は、鏡筒接続筒
10に対して鏡筒11を上下に回動できるようにした点で前
記第1実施例と相違している。このように鏡筒11を上下
に回動するように構成した場合、仮にコンバイナCが鏡
筒11に固定されているとすると、鏡筒11が角度θだけ回
転したとき、コンバイナCもθ回転する。この場合、前
記鏡筒接続筒10から入射する前記表示情報光Lはコンバ
イナCによって光路が2θ偏向される。そうすると、表
示情報光Lは鏡筒11の光軸から外れるので、接眼レンズ
14から視認することができなくなる。したがって、この
第2実施例では、後で詳述するように、鏡筒11がθ回動
したとき、コンバイナCはθ/2だけ回動するように構成
されている。
第7,8図において、鏡筒接続筒10の両側からは一対の
支持アーム41が上方に延びている。また、前記鏡筒11
は、前記支持アーム41を介して前記鏡筒接続筒10と接続
されており、その接続部分11bは、断面略正方形(第7
図参照)に形成されている。また、その鏡面11の接続部
分11b内部に前記コンバイナCが配設されている。前記
接続部分11bの側壁には、第8図に示すような大きな内
歯歯車42が形成されている。
前記支持アーム41の先端部には太陽歯車43が固定支持
されている。そして、第7,8図に示すように、前記内歯
歯車42と太陽歯車43との間には3個の遊星歯車44が前記
各歯車42,43に噛み合うように配設されている。前記3
個の遊星歯車44の回転軸は正三角形の3個の頂点に位置
するように配設されている。そして、前記3個の各遊星
歯車44は三角形の支持プレート45によって回転自在に支
持されている。そして、前記太陽歯車43および遊星歯車
44の歯数は、前記内歯歯車42が前記太陽歯車43の回りを
θだけ回転したときに、前記支持プレート45が前記太陽
歯車43の回りをθ/2だけ回転するように設定されてい
る。そして、前記支持プレート45によって前記コンバイ
ナCが支持されている。
次に前述の構成を備えた本発明の第3実施例の作用を
説明する。
展望用ディスプレイUの使用者が鏡筒11を上下にθ回
動させると、前記内歯歯車42は前記太陽歯車43の回りに
θ/2回動する。このとき、コンバイナCがθ/2だけ回動
して、前記情報表示光LはコンバイナCで光路をθ偏向
される。そうすると、表示情報光Lは、前記θだけ回動
した鏡筒11の光軸に沿って接眼レンズ14に向かうので、
接眼レンズ14から視認することができる。
この本発明の第2実施例では、鏡筒11が上下方向に回
動できるので、外部情景の上下方向の好きな位置を眺め
ることができる。したがって、鏡筒内の望遠レンズ系13
として高倍率で視野の狭いものを使用することができ
る。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明の要旨の範囲内で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
また、光学的情報表示手段Dは、CRTディスプレイか
ら構成する代わりに、プラズマデイスプレイ、発光ダイ
オードディスプレイ、エレクトロケミカルディスプレ
イ、エレクトロルミネッセントディスプレイ、または液
晶表示ディスプレイ等の種々のディスプレイを用いて構
成することも可能である。さらに、鏡筒の高さ調節装置
として手動の操作部材を用いる代わりに、電動式のサー
ボモータ等を用いることも可能である。さらにまた、光
学的情報表示手段Dおよび光学部材Aから構成された情
報投光装置Kを回動筒によって支持する代わりに、固定
支持台によって支持することも可能である。その場合、
表示面上の表示画像を前記鏡筒の回動に応じて回転させ
るようにすれば常に正立した表示像を視認することがで
きる。そして、CRTディスプレイでストローク表示を行
う場合には表示面上での表示画像の回転は容易に行うこ
とができる。
C.発明の効果 前述の本発明の展望用ディスプレイ装置は、外界の情
景が明るすぎて、表示情報が相対的に暗くて見え難いと
きには、光量調節手段によってコンバイナに入射する外
部情景光の光量を調節すると、外界の情景および表示情
報は、相対的な明るさが適切になって、両方ともよく見
えるようになる。したがって、本発明は、外界情景の明
るさが変化しても、前記外界の情景および表示情報の両
方を同時に容易に視認できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の展望用ディスプレイ装置の第1実施例
の側断面図、第2図は前記第1図のII−II線断面図、第
3図は同実施例を使用した場合の視野の一例を示す図、
第4図は本発明の第2実施例の側断面図、第5図は前記
第4図のV−V線断面図、第6図は同第2実施例の光量
調節装置部分の説明図、第7図は第3実施例の正面図、
第8図は前記第7図のVIII−VIII線断面図、である。 A……光学部材、C……コンバイナ、D……光学的情報
表示手段、K……情報投光装置、L……表示情報光、10
……鏡筒接続部材、11……鏡筒、13……望遠レンズ系、
14……接眼レンズ、15……対物レンズ、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接眼レンズとその前方に配置された対物レ
    ンズとを有する望遠レンズ系およびこの望遠レンズ系の
    光軸に沿って配置されたコンバイナとが収納された鏡筒
    と、この鏡筒に接続されると共に前記望遠レンズ系の光
    軸に交わる方向からの前記コンバイナへの入射光路を形
    成する筒状の鏡筒接続部材と、情報を表示する表示面を
    有する光学的情報表示手段および前記表示面から出射し
    た表示情報光を前記鏡筒接続部材の前記入射光路を経て
    前記コンバイナに投光する光学部材を有する情報投光装
    置とを備え、前記コンバイナは前記外界の情景光および
    前記表示情報光を前記接眼レンズに向かわせるように配
    設された展望用ディスプレイ装置であって、前記コンバ
    イナの外界情景光の入射側に固定偏光フィルタ及び回動
    偏光フィルタを設け、該回動偏光フィルタを回動させる
    ことにより外界からコンバイナに入射する外界の情景光
    の光量を調節することを特徴とする展望用ディスプレ
    イ。
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