JP3106754U

JP3106754U - 組み合わせ式クローゼットのドア構造

Info

Publication number: JP3106754U
Application number: JP2004004351U
Authority: JP
Inventors: 明智胡
Original assignee: 承韋家具股▼分▲有限公司
Priority date: 2004-07-23
Filing date: 2004-07-23
Publication date: 2005-01-20
Anticipated expiration: 2010-07-23

Abstract

【課題】組み合わせ式クローゼットのドア構造を提供する。
【解決手段】本考案の組み合わせ式クローゼットのドア構造において、ドア１は、左、右側板２０，２１と頂板２２からなるフレーム２前縁に設置され、フレーム内には、網棚３０と複数の吊掛棒３１が設置されている。ドア１は、頂板２２前端下縁に固定された横掛管１０と、一端が横掛管内に連接された操作紐１１で開閉度合と転動角度を制御する直立式のブラインド片１２とからなり、ドアのブラインド片は、左右両側に両開きするように形成することができる。これにより、クローゼットのドアの質感が向上するだけでなく、同時に、遮蔽閉合と通気性の効果を兼ね備え、組み立てが容易で、好ましい実用性を有する。
【選択図】図２

Description

本考案は、組み合わせ式クローゼットのドア構造に関するものであって、特に、クローゼットのドアの質感を向上させ、遮蔽密封と通気効果を兼ね備える組み合わせ式クローゼットのドア構造に関するものである。

一般に市販されている組み合わせ式クローゼット構造にあっては、相互に連接した水平及び直立棒材からなるクローゼットの支承骨組に、蓋板を組み合わせ、外部に布カバーを設置し、頂端前方の棒材に引くことの出来るカーテンを掛設し、組み合わせ式クローゼットを形成しているものである。従来公知のクローゼット構造は、このような組み合わせ式設計を採用しており、重量が軽いこともあり、消費者に愛用されている。

しかし、従来公知のクローゼット構造は、直接、外部に布カバーを設置する設計で、質感が理想的とは言えない他、組み立てと取り外しが面倒で、多数の人手により分担しないと、カバーを所定位置に設けることが出来ない。
また、通気性も、前方のカバー或いはカーテンの開きに頼るので、閉塞状態の場合、空気は円滑に流通することが出来ず、内部の衣服の保存に悪影響を与える。
また、ある業者は、折り畳み式の引き戸をクローゼットの扉（図６で示される）を用いており、このようにすることでクローゼットの全体の価値を向上することが出来るが、折り畳み式の引き戸を閉めた後、クローゼット内部は、上述同様に空気を流通させることが出来ず、このような上述の欠点に対し、改善が必要である。

本考案は、クローゼットのドアの質感を向上させるだけでなく、遮蔽密封と通気効果を達成し、組み合わせが容易、且つ、迅速で、好ましい実用性を備えた組み合わせ式クローゼットのドア構造を提供することを目的とする。

本考案は、組み合わせ式クローゼットのドア構造であって、前記ドアは、左，右側板と頂板からなるフレーム前縁に設置され、前記フレーム内には、網棚と若干の吊掛棒が設置され、前記ドアは、頂板前端下縁に固定された横掛管と、一端が横掛管内に連接された操作紐で開閉度合と転動角度を制御する直立式のブラインド片とからなることを特徴とする。

本考案により、クローゼットのドアの質感が向上するだけでなく、同時に、遮蔽閉合と通気性の効果を兼ね備え、組み立てが容易にかつ迅速にでき、好ましい実用性を有する。

以下、本考案の目的とその特徴並びに効果を詳細に説明するために、具体的な実施例を図面を基に説明する。

図１〜図４は、本考案の組み合わせ式クローゼットのドア構造における実施例を示すものであって、ドア１は左，右側板２０，２１と頂板２２からなるフレーム２の前縁に設置され、フレーム２内には、網棚３０と複数の吊掛棒３１が設置されている。

前記ドア１は、頂板２２の前端下縁の左右方向に沿って固定された横掛管１０と、一端が横掛管１０内に連結された多数の吊り下げ部材１０ａに夫々吊り下げ保持された長方形状の直立式の複数のブラインド片１２とからなり、前記各ブラインド片１２は前記横掛管１０の軸心方向に対し９０度の範囲で回動が可能となっており、前記隣接する各ブラインド片１２の取り付け間隔は、ブラインド片１２の横幅寸法以内としてある。したがって、前記吊り下げ部材１０ａを操作紐１１によって操作することで、前記各ブラインド片１２が回動して隣接するブラインド１２間を開閉するようになっている。

また、前記各ブラインド片１２の下端は鎖紐等の連結部材に１０ｂによって連繋されている。
さらに、前記各ブラインド片１２は所定の枚数ごとに纏められて、左右両側に折り畳まれる両開き構成となっている。

以上のように構成された本考案のクローゼットのドア構造によれば、ドア１の質感が向上するだけでなく、同時に、遮蔽閉合と通気性効果を兼ね備えると共に、組み立てが容易で、好ましい実用性を有する。

特筆すべきことは、本考案のクローゼットを使用する時、フレーム２の背面部を直接壁面に当置して遮蔽するようにするか、或いはフレーム２の背面側の周縁に不織布とからなる布幕４を貼り付けした場合には、前記フレーム２の背面部を壁面により遮蔽する必要がない（図５に示される）。
また、前記布幕４は取り外すことによって洗浄が容易となる。

以上のように前記実施例によれば、以下のような効果を奏する。
１）好ましい質感：従来公知の布カバーの設計と異なり、本考案のクローゼットのドアは、ブラインド片からなる設計であり、質感を向上する。
２）遮蔽閉合と通気性の効果を兼ね備える：ドアはブラインド片により構成されるので、直接、クローゼットに遮蔽閉合効果を提供することが出来、ブラインド片の角度を回転させることにより、クローゼット内部の衣服に必要とする通気需要を提供し、空気の流通を保持し、黴の発生を防止する。
３）組み立てが容易で迅速：本考案のドアのブラインド片は、完成品であるので、組み立て時に、直接、頂板前端下縁に吊り下げて保持できる構成であるから、組み立てが容易に迅速にでき、クローゼットの組み立て効率の向上を図ることができる。
上述のように、本考案の組み合わせ式クローゼットのドア構造は、クローゼットのドアの質感を向上させるだけでなく、遮蔽閉合と通気性の効果を兼ね備え、組み立てが容易で、好ましい実用性を有する。

本考案の組み合わせ式クローゼットのドア構造の実施例を示す全体斜視図。図１の使用状態を示す斜視図。図１の使用状態におけるブラインド片を回動させて通気性をよくした状態の正面図。図１の使用状態におけるブラインド片の遮蔽閉合状態を示す正面図。本考案の組み合わせ式クローゼットのドア構造の実施例における背面部を示す斜視図。従来公知のクローゼットの全体斜視図である。

符号の説明

１… ドア
１０… 横掛管
１０ａ…吊り下げ部材
１０ｂ…連結部材
１１… 操作紐
１２… ブラインド片
２… フレーム
２０… 左側板
２１… 右側板
２２… 頂板
３０… 網棚
３１… 吊掛棒
４… 布幕

Claims

組み合わせ式クローゼットのドア構造であって、前記ドアは、左，右側板と頂板からなるフレーム前縁に設置され、前記フレーム内には、網棚と若干の吊掛棒が設置され、前記ドアは、頂板前端下縁に固定された横掛管と、一端が横掛管内に連接された操作紐で開閉度合と転動角度を制御する直立式のブラインド片とからなることを特徴とする組み合わせ式クローゼットのドア構造。