JP3203432U - 環境コントロール型集合住宅 - Google Patents

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雄生 中山
雄生 中山
崇弘 大井
崇弘 大井
瞳子 余湖
瞳子 余湖
隆行 小田島
隆行 小田島
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Abstract

【課題】電気代の削減効果や換気効果を損なうことなく、花粉やPM2.5の侵入を阻止して快適な室内環境を得ることができるとともに、防犯やプライバシーの面でも優れた環境コントロール型集合住宅を提供する。【解決手段】施錠状態における梁間方向の通気を確保し得るようにした環境コントロール型集合住宅において、玄関ドアを構成する中空のドア枠体11を、室外側開口部12と室内側開口部13との間で通気が可能な構造とし、室内側開口部13に微粒子の侵入を阻止するフィルター41を取り付ける。室外側開口部12をドア枠体11の室外側面に形成された凹溝14の側面に設ければ、室外側から開口部が見えないため、防犯や意匠的な観点から好ましい。室内側開口部13についても、ドア枠体11の見込み面に設け、フィルター41を収納した通風レジスター31を取り付けるようにすれば、室内側からも目立たず、意匠的な美感を保つことができる。【選択図】図3

Description

本考案は、エアコンなどの機械に頼らず、施錠したままで通風換気が行える環境コントロール型集合住宅の改良に関するものである。
エアコンなど電気エネルギーを必要とする機械に頼らず、できるだけ自然の力で快適な室内環境をつくりだすパッシブデザインと呼ばれる思想に基づく環境コントロール型住宅が注目されている。
従来は戸建て住宅での適用例が主であったが、集合住宅についても、例えば特許文献1には、玄関出入口に玄関扉を開放しなくても通気が可能な通気部を設け、玄関出入口からの不審者の侵入を規制しつつ建物内空間の換気が可能な構造として、玄関出入口のドア枠体の側方に通気のためのルーバー装置を設けたものが示されている。
特開2011−089317号公報
マンションタイプの集合住宅は、一般的に耐震性や気密性、断熱性が高い一方で、風通しが悪く、臭いのこもりや結露が発生しやすいなどの問題があった。
本願の出願人も、これまで、マンションタイプの集合住宅について、各住戸を構成する内壁で仕切られた複数の居住空間の隣り合う居住空間どうしの間に、居住空間に通じるドアを閉鎖した状態でも居住空間どうしの通気を確保し得る通気手段を設け、共用廊下側の壁面および共用廊下と反対側の壁面にも玄関ドアまたはサッシを施錠した状態で通気を確保し得る通気手段を設けるなど、マンションの高いセキュリティはそのままに、自然の力で快適な室内環境をつくりだす環境コントロール型集合住宅の改良を図ってきた。
このような環境コントロール型集合住宅の効果の判断要素としては、電気代、室温、換気量などがあり、パッシブデザインにより電気代をどれだけ削減できるか、主に夏場において施錠状態で室温の上昇をどれだけ抑えることができるか、施錠状態においてどの程度の換気効果が得られるかということが重要となる。
これらに加え、最近は花粉やPM2.5が大きな問題となっており、換気量を確保しつつ花粉やPM2.5の室内への侵入を効果的に抑えることが要求されている。
本考案は上述のような背景のもとになされたものであり、電気代の削減効果や換気効果を損なうことなく、花粉やPM2.5の侵入を阻止して快適な室内環境を得ることができるとともに、防犯やプライバシーの面でも優れた環境コントロール型集合住宅を提供することを目的としている。
本考案は、各住戸を構成する内壁で仕切られた複数の居住空間の隣り合う居住空間どうしの間に、居住空間に通じるドアを閉鎖した状態でも居住空間どうしの通気を確保し得る通気手段が設けられており、かつ共用廊下側の壁面および前記共用廊下と反対側の壁面についても玄関ドアまたはサッシを施錠した状態でも通気を確保し得る通気手段が設けられていることで、住戸全体としての施錠状態における梁間方向の通気を確保し得るようにした環境コントロール型集合住宅において、前記玄関ドアは中空のドア枠体と前記ドア枠体の内側に取り付けられるドア本体とからなり、前記ドア枠体は室外側に形成された室外側開口部と室内側に形成された開閉可能な室内側開口部との間で室内外の通気が可能となっており、前記室内側開口部には微粒子の侵入を遮断するフィルターが取り付けられていることを特徴とするものである。
本考案は、環境コントロール型集合住宅としての基本構成において、玄関ドア部分について、中空のドア枠体の内部を通気のための風路として利用しつつ、その室内側開口部部分に花粉やPM2.5などの人体に害を及ぼす微粒子の侵入を阻止するためのフィルターを取り付けるようにしたものである。
この場合、室外側開口部をドア枠体の室外側面に形成された凹溝の側面に縦長のスリット形状とすれば、共用廊下などの室外側から開口部が見えないあるいは目立たないため、開口面積を確保しつつ住戸内のプライバシーを守ることができ、防犯や体裁といった意匠的な観点からも好ましい。
また、室内側開口部についても、室内側開口部をドア枠体の見込み面に縦長のスリット形状となるように設け、その部分にフィルターを内蔵した開閉可能な通気レジスターを取り付けるようにすれば、室内側からも目立たず、意匠的な美感を保つことができる。
通気レジスターに装着するフィルターとしては、例えば合成繊維を波板状に成型し、微粒子の吸着性を高めるために静電気を帯電させたものなどを用いることができる。
また、この玄関のドア枠に形成される通気通路の室内側開口部には手動で開閉可能なガラリあるいはレジスターを取り付けることができるが、火災時にドア枠体の室内側開口部の枠体内部には所定以上の温度により前記室内側開口部を閉塞するダンパー機能を設けることで、万一の火災時に通気通路を自動的に閉じるようにすることができる。
本考案の環境コントロール型集合住宅は、自然の風を活用した空気循環による快適な室内環境の維持、省エネといった環境コントロール型集合住宅としての基本的な要求性能を確保した上で、さらに花粉やPM2.5などの有害な微粒子の侵入を防止し、また通気のための開口部が見えないまたは目立たないことで防犯やプライバシー、意匠的な面でも優れている。
本考案が適用される環境コントロール型集合住宅における通風効果と遮熱効果および住戸における各部の構造との関係を概念的に示した説明図である。 本考案の環境コントロール型集合住宅に適用される換気機能付き玄関ドアの一実施形態を示したもので、(a)は室外側からみた正面図、(b)は室内側からみた斜視図、(c)は室内側開口部に取り付けた通風レジスターの斜視図、(d)はレジスター内部に装着されるフィルターの正面図である。 図2の実施形態におけるドア枠体の構造を示したもので、(a)はレジスターが閉状態の水平断面図、(b)はレジスターが開状態の水平断面図である。 図2の実施形態において室内側開口部に取り付けられるレジスターの要部を示したもので、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は背面図である。
以下、本考案の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本考案は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は本考案が適用される環境コントロール型集合住宅における通風効果と遮熱効果および住戸における各部の構造との関係を概念的に示したものである。
図の上側が集合住宅における一つの住戸における風の流れを示したもので、上の図に付した1〜6の番号に対応する各部分の構造を下側に1〜6の番号で表示して示している。
(1) グリーンカーテン用フック
1はバルコニーの上部に設置したグリーンカーテン用フックであり、ツル性植物などを窓を覆うようにカーテン状に生育させるためのネットを取り付けるためのフックである。グリーンカーテンを形成させることで、室内の温度上昇を緩和することができる。
(2) 自然換気ストッパー付きサッシ
2は自然換気ストッパー付きサッシであり、サッシが10cmほど開いた状態で防犯に配慮しながら換気することができる。
(3) 大型給気口
3はリビング・ダイニングなどに設置される大型給気口であり、一般的な給気口に比べ換気量が大きい(例えば2倍以上の)大型給気口を用いることで室内の通風効果を高めることができる。
(4) エコガラス
4はエコガラスであり、高い断熱効果により、室温の変化を抑え、省エネ効果を高めることができる。
(5) 通気ルーバー付き扉
5は通気ルーバー付き扉であり、扉を閉めたままでも通気できるようにして、住戸の各部屋どうしの間の通気を行うとともに、共用廊下側とバルコニー側との間での全体としてスムーズな通風効果を図っている。
(6) 換気機能付き玄関ドア
6は換気機能付き玄関ドアであり、扉を閉めたままでも通気できるという効果に加え、防犯性能も高めたものである。なお、図1で図示した換気機能付き玄関ドアは従来タイプのものであり、本考案では図2以下で説明する換気機能付き玄関ドアを用いる。
図2〜図4は、本考案の環境コントロール型集合住宅に適用される換気機能付き玄関ドアの一実施形態を示したものである。
図2は室外側および室内側からの換気機能付き玄関ドアの外観と通風レジスター部分の外観およびレジスター内部に装着されるフィルターの外観を示している。
この換気機能付き玄関ドアの基本構成は、図3に示すように、中空のドア枠体11とその内側に取り付けられるドア本体21とからなり、ドア枠体11は室外側に形成された室外側開口部12と室内側に形成された室内側開口部13との間で室内外の通気が可能となっている。
室外側開口部12は、ドア枠体11の室外側面に形成された凹溝14の側面に設けられた縦長のスリットからなり、防犯の観点や意匠的な観点から室外側からは直接見えない構造となっている。
室内側開口部13は、ドア枠体11の見込み面に形成された縦長のスリットからなり、その部分にフィルター41を内蔵した通風レジスター31が取り付けられており、つまみ32の操作により、蓋33が開閉し、室内側開口部13における通気を操作することができる。図3(a)は室内側開口部13が閉鎖された状態、図3(b)は室内側開口部13が開いた状態を示している。
また、レジスター31は内部に、花粉およびPM2.5に対応したフィルター41を装着できるようになっており、室内側開口部13が開いた状態で室外からの花粉およびPM2.5の侵入を阻止することができる。フィルター41はレジスター31を開いて容易に交換することができ、試験結果としては花粉について95%、PM2.5について43%の捕集効率が得られている。
図4はレジスター31の具体例についてその要部を示したものであり、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は背面図である。
レジスター31は内部に図2(d)のフィルター41を収納可能な上下方向に長い角型筒状に形成されている。正面側にはスリット状の小孔34が上下方向に多数形成され、つまみ32を下に引き下ろすと図3(a)のように蓋33が閉じた状態となり、つまみ32を上に引き上げると図3(b)のように蓋33が開いた状態となる。
レジスター31の背面側には温度ヒューズ35が設けられており、火災を想定した一定温度以上になると温度ヒューズ35が溶けて破断し、連結部材37を介して接続されたつまみ32がバネ36の力で下方向に引き下ろされ、図3(a)のように蓋33が閉じた状態となり、ダンパー機能が発揮される。なお、図中、バネ36は中間を省略して示している。
1…グリーンカーテン用フック、2…自然換気ストッパー付きサッシ、3…大型給気口、4…エコガラス、5…通気ルーバー付き扉、6…換気機能付き玄関ドア、
11…ドア枠体、12…室外側開口部、13…室内側開口部、14…凹溝、
21…ドア本体、
31…レジスター、32…つまみ、33…蓋、34…小孔、35…温度ヒューズ、36…バネ、37…連結部材、
41…フィルター

Claims (5)

  1. 各住戸を構成する内壁で仕切られた複数の居住空間の隣り合う居住空間どうしの間に、該居住空間に通じるドアを閉鎖した状態でも居住空間どうしの通気を確保し得る通気手段が設けられており、かつ共用廊下側の壁面および前記共用廊下と反対側の壁面についても玄関ドアまたはサッシを施錠した状態でも通気を確保し得る通気手段が設けられていることで、住戸全体としての施錠状態における梁間方向の通気を確保し得るようにした環境コントロール型集合住宅において、前記玄関ドアは中空のドア枠体と前記ドア枠体の内側に取り付けられるドア本体とからなり、前記ドア枠体は室外側に形成された室外側開口部と室内側に形成された開閉可能な室内側開口部との間で室内外の通気が可能となっており、前記室内側開口部には微粒子の侵入を遮断するフィルターが取り付けられていることを特徴とする環境コントロール型集合住宅。
  2. 請求項1記載の環境コントロール型集合住宅において、前記室外側開口部は前記ドア枠体の室外側面に形成された凹溝の側面に設けられた縦長のスリットからなり、前記室内側開口部は前記ドア枠体の見込み面に形成された縦長のスリットからなり、前記室内側開口部の縦長のスリット位置に、前記フィルターを内蔵した開閉可能な通気レジスターが取り付けられていることを特徴とする環境コントロール型集合住宅。
  3. 請求項2記載の環境コントロール型集合住宅において、前記通気レジスターには所定以上の温度により前記室内側開口部を閉塞するダンパーが設けられていることを特徴とする環境コントロール型集合住宅。
  4. 請求項1、2または3記載の環境コントロール型集合住宅において、前記居住空間どうしの通気を確保し得る通気手段としては通気ルーバー付きの扉が用いられ、前記サッシの一部または全部について換気ストッパー付きサッシが用いられ、前記共用廊下と反対側の壁面にはグリーンカーテンフックが設けられていることを特徴とする環境コントロール型集合住宅。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の環境コントロール型集合住宅において、前記通気手段が駆動源としての電気エネルギーを必要としないものであることを特徴とする環境コントロール型集合住宅。

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