JP3106544U - 焼菓子カップ生地成型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程を簡素化し、焼菓子カップ生地を柔らかくかつ均一に薄く食感や風味に優れたものにするとともに、均一品質のカップ状に効率よく短時間で衛生的に成型する好適な焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法を提供する。
【解決手段】天板11上で焼成されて適宜な柔軟性を有する所要輪郭のシート状焼菓子カップ生地10aを受取って載置する焼菓子カップ生地受取部1と、載置された焼菓子カップ生地10aを焼菓子カップ生地受取部1にセンター合せする焼菓子カップ生地センター合せ部2と、内面が無底のすり鉢型などの凹状に形成され、焼菓子カップ生地受取部1に上面略同一に揃えて同心状に外挿され、焼菓子カップ生地受取部1を底部3aまで引下げることにより、載置された焼菓子カップ生地10aを自重により中央部から落し込み内面に沿ってカップ状に自然成型するカップ型3と、成型されたカップ状の焼菓子カップ生地10bをカップ型3内で所定時間保形のため冷却する焼菓子カップ生地保形冷却手段とを具備する。
【選択図】図1

Description

本考案は、シート状のクッキー生地あるいはラング・ド・シャ生地などの焼き菓子生地をカップ状に成型するのに好適な焼菓子カップ生地成型装置に関する。
焼成したシート状のクッキー生地あるいはラング・ド・シャ生地などの焼き菓子生地をカップ状に成型することは、従来から知られている。このような焼き菓子カップ生地は、卵、砂糖等の糖類、バター等の油脂、小麦粉等の材料からなる生地をカップ状に成型し、成型の前後又は同時に焼成したもので、次のような例がある。
第1の例として、カップ状の凹所を有する雌型の上面に小麦粉、イモ類澱粉などの主として澱粉質からなる原料に少量の水及び適量の砂糖を混入混練し円板状に形成した硬種生地加熱乾燥軟化済板状体を載置し、上記凹所にマッチした形状の雄型を下動させることにより、カップ状に成型する可食容器の製造方法がある(例えば、特許文献1参照)。
第2の例として、オーブン用鉄板に油紙シートを敷き、卵白、粉砂糖、薄力粉、バニラエッセンス及び焦がしバターからなる生地を円形に伸ばしオボロ昆布を振り掛けて焼き上げた菓子用素材を、倒立したグラスの底部外面に上から被せてカップ状に手で形を整え、容器を兼ねる菓子を得る製造方法がある。(例えば、特許文献2参照)。
第3の例として、成型用治具の円筒部内に植木鉢状の第1成型カップ型を倒立状態で挿入し、その第1成型カップ型の上に所定量の粒状に刻まれた鶏肉などの食肉、繋ぎ粉末(上新粉、小麦粉、でんぷんなど)及び玉子が混練された生地を載置して、その上から植木鉢状の第2成型カップ型を倒立状態で押込んで、第1成型カップ型と第2成型カップ型との隙間に前記生地を充填させてカップ状に成型し、その後取出されたカップ状の生地を加熱して焼菓子カップを得る可食容器の製造方法がある(例えば、特許文献3参照)。
第4の例として、主原料となる摩砕した肉類と、副原料としてパン粉、澱粉、小麦粉、卵、食塩、胡椒、その他の調味料及び水からなる肉類生地をポリプロピレン製のカップ型の凹部枠内に詰め加熱処理後室温等に放置して冷却し、カップ型枠から取出すことによりカップ型可食性容器を得る製造方法がある(例えば、特許文献4参照)。
第5の例として、薄力粉、砂糖、マーガリン、脱脂粉乳、全卵、液糖、食塩、重曹、炭安、バニラ香料からなる原料を混合・攪拌して発泡調整した生地塊からなる所要輪郭のシート状焼菓子カップ生地を、半球などの立体焼型の頂部に水平状態で載置して、オーブンに入れ加熱焼成することにより、焼菓子カップ生地が内部の固形油脂の溶解に伴い軟化してその外周が自重により垂れ下がり立体焼型の外周面に当接するとともに、水分の揮散と膨化が起こり立体焼型外周面の形状に沿った内壁面を有する焼菓子カップが焼き上がるという製造方法がある(例えば、特許文献5参照)。
特公平7−4151号公報(明細書段落0016、0026、0027、図9及び10等) 特開2002−95420号公報(明細書段落0007〜0010、図9及び10等) 特開2003−9780号公報(明細書段落0016〜0018、0024〜0026、図9及び10等) 特開2003−246390号公報(明細書段落0013、図1〜3等) 特開2003−339322号公報(明細書段落0013〜0015、0020、図2〜4等)
しかし、このような従来の焼菓子カップ生地成型方法では、食感や風味の点、あるいは機械化や自動化されていないか又は機械化・自動化の手法が不明で成型生産効率などの点でも問題があった。
第1の例では、円板状の焼菓子カップ生地を凹型の雌型と凸型の雄型の間で圧縮して加熱焼成するので火抜けが悪く、また、生地の膨張が妨げられてその組織が密になるので硬い食感になり、本来の柔らかい食感や風味を失うなどの欠点がある。さらに、型離れが悪いという問題もあった。
第2の例では、グラスの底部外面に被せた焼菓子カップ生地をカップ状に手で形を整えるため成型に手間が掛かるとともに均一な厚さにならないなどの欠点がある。
第3の例では、先に焼菓子カップ生地の塊を植木鉢状の第1及び第2成型カップ型と植木鉢状の成型カップ型の間で圧縮してカップ状に成型し、その後取出されたカップ状の生地を加熱して焼菓子カップを得るため、加熱焼成している間にカップ状の生地が軟化しダレることにより、カップの中央部と周壁の縁部の厚さに違いができ焼菓子カップが均一の厚さのものとならないなどの欠点がある。このため、特にラング・ド・シャ生地などの焼成することにより軟化する焼き菓子生地を用いた焼菓子カップ生地成型方法には適用できない。
第4の例では、肉類生地をカップ型の凹部枠内に詰め加熱処理後放冷し、カップ型枠から取出すため、第1の例と同様に、火抜けが悪いとともに生地の膨張が妨げられてその組織が密になるので硬い食感になり、本来の柔らかい食感や風味を失うなどの欠点がある。さらに、型離れが悪いという問題もある。
第5の例では、所要輪郭シート状の焼菓子カップ生地を立体焼型の頂部に水平状態で載置して、オーブン内で加熱焼成することにより焼菓子カップ生地が軟化して立体焼型外周面に沿ってカップ状に成型されることにより焼菓子カップを得るため、第1及び第4の例における組織が密になり硬い食感となる欠点は改善されるとのことである。しかし、立体焼型に載置した状態で、しかもその過程でカップ状に変形する生地に対して均一に加熱温度が行き亘らず、本来の食感や風味を損なうなどの欠点がある。また、作業工程がシンプルなので、機械化、自動化により焼菓子カップの大量生産も可能であるとのことであるが、シート状の焼菓子カップ生地と立体焼型とのセンター合せも難しい形態であり、立体焼型からカップ状に成型焼成された焼菓子カップを整然と破損することなく取出すなども含めそれらの機械化・自動化における困難な手法については開示されておらず、少なくともこれら機械化・自動化に適合するための改善及び具体化が課題として残されている。
このように、簡単な工程で焼菓子カップ生地を柔らかくかつ均一に薄くカップ状に効率よく成型し、食感や風味に優れる焼菓子カップを得る好適な焼菓子カップ生地成型装置あるいは成型方法は見当たらないのが現状である。
これらの問題点を解決すべく、本考案の目的は、製造工程を簡素化し、焼菓子カップ生地を柔らかくかつ均一に薄く食感や風味に優れたものにするとともに、均一品質のカップ状に効率よく短時間で衛生的に成型する好適な新規の焼菓子カップ生地成型装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る考案の焼菓子カップ生地成型装置は、上下移動自在に構成され、天板上で焼成されて適宜な柔軟性を有する所要輪郭のシート状焼菓子カップ生地を天板から受取って載置する焼菓子カップ生地受取部と、前記焼菓子カップ生地受取部の上方に配置され、焼菓子カップ生地受取部に載置された焼菓子カップ生地を焼菓子カップ生地受取部に対してセンター合せする焼菓子カップ生地センター合せ部と、底部が開放し内面がすり鉢型の凹状に形成され、前記焼菓子カップ生地受取部に上面略同一に揃えて同心状に外挿され、前記焼菓子カップ生地が載置された状態で焼菓子カップ生地受取部を底部まで引下げることにより、前記焼菓子カップ生地を自重により中央部から落し込み内面に沿ってカップ状に自然成型するカップ型と、前記成型されたカップ状の焼菓子カップ生地をカップ型内で所定時間保形のため冷却する焼菓子カップ生地保形冷却手段と、を具備することを特徴とする。
また、請求項2に係る考案は、請求項1記載の焼菓子カップ生地成型装置であって、前記焼菓子カップ生地受取部は、焼成された焼菓子カップ生地を天板から受け渡されて載置する上面平坦なロワーヘッドを備えた上下移動自在なロワープレスからなり、前記焼菓子カップ生地センター合せ部は、前記ロワーヘッドの上方に対向配置されて上下及び水平移動自在に構成され、上方から降下してロワーヘッドに載置された焼菓子カップ生地をソフトタッチで挟持し、ロワーヘッドに対しセンター合せする下面平坦なアッパーヘッドを備えたアッパープレスからなることを特徴とする。
また、請求項3に係る考案は、請求項1又は請求項2記載の焼菓子カップ生地成型装置であって、前記焼菓子カップ生地受取部及びカップ型上面に載置される焼菓子カップ生地を前記カップ型に対して予備的にセンター合せするためのガイド面が形成された案内部を前記カップ型の上部に備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る考案は、請求項1又は請求項2記載の焼菓子カップ生地成型装置であって、少なくとも前記焼菓子カップ生地受取部、焼菓子カップ生地センター合せ部は、焼成され適宜な柔軟性を有するシート状の焼菓子カップ生地が固まる前に素早く前記天板から焼菓子カップ生地を受取ってカップ状に自然成型が所定時間内に完了するよう自動制御化されていることを特徴とする。
さらに、請求項5に係る考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の焼菓子カップ生地成型装置であって、前記焼菓子カップ生地は、少なくともバター、糖類、小麦粉、卵白及び生クリームの混合物からなり、前記バターが無塩バター、糖類がコンスタンチ入り粉糖、小麦粉が薄力粉であることを特徴とする。
請求項1の考案によれば、焼菓子カップ生地成型装置が、天板から焼成された適宜な柔軟性を有する所要輪郭シート状の焼菓子カップ生地を受取り焼菓子カップ生地受取部及びカップ型の上面に載置された状態で焼菓子カップ生地受取部を底部まで引下げることにより、焼菓子カップ生地を自重によりカップ型内面に沿ってカップ状に自然成型し、その後保形冷却することにより焼菓子カップが完成することから、製造工程が簡素化され機械化、自動化も容易に可能で、衛生的に効率よく短時間で型離れのよい焼菓子カップを製造することができる。したがって、薄く延ばしたシート生地からチューリップ形、その他好みに応じて任意の輪郭形状に打抜き、あるいは所要深さのすり込み天板に前記焼菓子カップ生地の素材を流し込み所要輪郭形状に成型して焼成した焼菓子カップ生地をカップ状に自然成型した焼菓子カップは割れることなくカップ型から容易に剥がすことができる。これにより、薄くて小さな焼菓子カップであっても容易にかつ自動的に製造することができる。
しかも、シート状生地の厚さを調整することにより焼菓子カップ生地の厚さを容易にコントロールできる。また、2枚の焼板又は型枠で挟んで加熱焼成する従来の場合のように圧縮されて焼菓子カップ生地の膨化が妨げられることがないので、焼き菓子カップ生地へのダメージが少なく、柔らかく軽い食感や風味に優れる焼菓子カップを製造することができる。また、従来の製法に比べ、予め焼成されたシート状の焼菓子カップ生地を後から成型するため焼成中の軟化による型崩れを起こさず厚さが均一な焼菓子カップを得ることができる。
以上のように、この考案によれば、製造工程を簡素化し、効率よく短時間で衛生的に焼菓子カップ生地を品質及び厚さとも均一に薄くカップ状に成型し、柔らかく食感や風味に優れる焼き菓子カップを製造するための好適な新規の焼菓子カップ生地成型装置を提供することができる。
請求項2の考案によれば、請求項1の考案と同様な効果に加え、前記焼菓子カップ生地受取部がロワーヘッドを備えた上下移動自在なロワープレス、前記焼菓子カップ生地センター合せ部が焼菓子カップ生地をソフトタッチでロワーヘッドに対しセンター合せするアッパーヘッドを備えたアッパープレスから構成され、これらの機構は信頼性が高くかつ自動化も容易であるので、焼菓子カップ生地成型装置の信頼性及び操作性を確保することができる。
請求項3の考案によれば、請求項1又は請求項2の考案と同様な効果を有するのに加えて、前記カップ型の上部に備えた案内部のガイド面により前記焼菓子カップ生地受取部及びカップ型上面に載置される焼菓子カップ生地を前記カップ型に対して予備的にセンター合せすることから、前記焼菓子カップ生地センター合せ部による焼菓子カップ生地の最終的センター合せを容易化及び確実化するという補完ができる。これにより、焼菓子カップ生地成型装置の一層の信頼性及び操作性を確保することができる。
請求項4の考案によれば、請求項1又は請求項2の考案と同様な効果を有するのに加えて、少なくとも前記焼菓子カップ生地受取部、焼菓子カップ生地センター合せ部が、適宜な柔軟性を有するシート状の焼菓子カップ生地が固まる前に素早く前記天板から焼菓子カップ生地を受取ってカップ状に自然成型が所定時間内に完了するよう自動制御化されていることから、確実に焼菓子カップ生地成型が行われるようになるという信頼性の向上とともに、人手を介さないため衛生的で、効率よくかつ均一な品質の焼菓子カップ生地成型の生産性を上げることができる。
請求項5の考案によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の考案と同様な効果を有するのに加えて、前記焼菓子カップ生地が少なくとも無塩バター、コンスタンチ入り粉糖、薄力粉、卵白及び生クリームの混合物からなることから焼成することにより適宜な流動性を有する柔らかな焼菓子カップ生地が得られる。このため、先に焼成された焼菓子カップ生地が焼菓子カップ生地受取部及びカップ型上面に載置された状態で焼菓子カップ生地受取部を引下げることにより、焼菓子カップ生地を自重によりカップ型内面に沿ってカップ状に自然成型する成型性が確保される。また、離型油なしで天板に焼付くこともなく焼成することを可能にするので、製造工程を短縮することにも繋がるとともに、離型油含浸による本来の食感が損なわれることもない。
以下、本考案の焼菓子カップ生地成型装置とその製造方法を図示する実施の形態により具体的に説明する。
図1は本考案に係る一実施の形態の焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法の概念を示す一部縦断面図で、(a)は焼菓子カップ生地受取り工程、(b)は焼菓子カップ生地成型工程を示す。図2はこの実施の形態における焼菓子カップ取出し工程の概念を示す一部縦断面図、図3は本考案の装置及び成型方法により製造された焼菓子カップの側面図、図4は本考案の焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法により製造された焼菓子カップの実物外観図である。
この実施の形態の焼菓子カップ生地成型装置は、図1(a)に示すように、天板11上で焼成されて適宜な柔軟性を有する所要輪郭のシート状焼菓子カップ生地10aを天板11から受取って載置する焼菓子カップ生地受取部1と、焼菓子カップ生地受取部1に載置された焼菓子カップ生地10aを焼菓子カップ生地受取部1に対してセンター合せする焼菓子カップ生地センター合せ部2と、焼菓子カップ生地10aを中央部から落し込んで自重により内面に沿ってカップ状に自然成型する凹状のカップ型3と、成型された焼菓子カップ生地10aをカップ型3内で所定時間保形のため冷却する焼菓子カップ生地保形冷却手段(図示しない)と、を具備している。
焼菓子カップ生地10aは、一般に知られているクッキー生地あるいはラング・ド・シャ生地を用いることができ、詳しくは後述するが、少なくともバター、糖類、小麦粉、卵白及び生クリームなどの混合物からなる薄く延ばしたシート状の生地からチューリップ形、その他好みに応じて任意の輪郭形状に打抜き、あるいは前記生地を所要深さの輪郭形状のすり込み天板に流し込みすり込み板で所要厚さに均一に伸ばして所要輪郭形状に成型した後、適宜な流動性を有するように予め天板11上で焼成したものである。
焼菓子カップ生地受取部1は、焼成された焼菓子カップ生地10aを天板11から受け渡されて載置する上面平坦なロワーヘッド1aを備えた上下移動自在なロワープレス1から構成することができる。
焼菓子カップ生地センター合せ部2は、ロワーヘッド1aの上方に対向配置されて上下及び水平移動自在に構成され、上方から降下してロワーヘッド1aに載置された焼菓子カップ生地10aをソフトタッチで触接(挟持)し、ロワーヘッド1aに対しセンター合せする下面平坦なアッパーヘッド2aを備えたアッパープレス2から構成することができる。
ロワープレス1及びアッパープレス2は、いずれも図示しない公知の流体圧式又は電動式駆動機構及び各種位置検出センサーなどを適用して自動的に駆動制御することが容易にできる。また、上記アッパープレス2による焼菓子カップ生地10aのセンター合せにおいては、いずれも図示しない公知の画像認識センサー及び画像処理システムなどを適用して自動制御化することもできる。
カップ型3は、図1(a)に示すように、上部にフランジ部3bを有し、底部3aが開放した無底の内面がすり鉢型などの凹状に形成され、焼菓子カップ生地受取部1にフランジ部3bとロワーヘッド1aとの上面を略同一に揃え同心状に外挿されている。カップ型3の大きさは、所要の焼菓子カップの大きさに合せて決定され、例えば底部3aの内径Aが約60mm、フランジ部3bの内外径B、Cがそれぞれ約90mm、120mm、深さHが約25mm程度であるが、必要に応じて種々の寸法に変更することが可能である。特に、フランジ部3bの外径Cは、シート状の焼菓子カップ生地10aの外径とほぼ同等である。なお、シート状の焼菓子カップ生地10aの外径は、これを後述するカップ状に成型して得られる焼菓子カップの外形寸法に合せて決定される。
また、カップ型3上部のフランジ部3bには、ロワーヘッド1a及びフランジ部3b上面に載置される焼菓子カップ生地10aをカップ型3に対して予備的にセンター合せするためのすり鉢状のガイド面4aが内面に同心状に形成された案内部4が設けられている。この案内部4は、前記アッパープレス2による焼菓子カップ生地10aの最終的センター合せを容易化及び確実化するための補完的な機能を果たすものである。ガイド面4aの大きさは、底部内径が前記フランジ部3bの外径Cが嵌入する程度の例えば約120mm近似寸法で、上端内径Dがこれより若干大きめの例えば約122mm、フランジ部3b上面までの深さEがシート状の焼菓子カップ生地10aの厚さ例えば2mmに10mm前後加算した程度である。
そして、焼菓子カップ生地10aがロワーヘッド1a及びフランジ部3b上面に載置された図1(a)の状態で、ロワーヘッド1aをカップ型3の底部3aまで引下げることにより、図2に示すように、焼菓子カップ生地10aが自重によりカップ型3内に中央部から垂れ下るように落ち込み、内面に沿ってカップ状に自然成型される。この成型は、天板11上で焼成されて適宜な柔軟性を有する焼菓子カップ生地10aが固まる前の所定時間内に天板11からロワーヘッド1a及びフランジ部3b上面に受取り載置して素早く行う必要がある。
このため、少なくとも焼菓子カップ生地受取部(ロワープレス)1、焼菓子カップ生地センター合せ部(アッパープレス)2は、焼成され適宜な柔軟性を有するシート状の焼菓子カップ生地10aが固まる前に素早く天板11から焼菓子カップ生地10aを受取ってカップ状に自然成型が所定時間内に完了するよう自動制御化することが望ましい。この所定時間については後述する。
このように成型されたカップ状の焼菓子カップ生地10bをカップ型3内でそのまま所定時間保形のため冷却する図示しない焼菓子カップ生地保形冷却手段が設けられている。
そして、保形冷却された焼菓子カップ生地10cは、図2に示すように、ロワーヘッド1aをカップ型3の底部3aから上方に突き上げることにより取出され、図3あるいは図4に示すような焼菓子カップ10が完成する。なお、この焼菓子カップ生地10cを取出すロワーヘッド1aを備えたロワープレス1は、取出し部における別体の取出し手段(ロワープレス1と類似)とすることができることは言うまでもない。この焼菓子カップ10の出来上り大きさは、前記カップ型3の内面の大きさに対応した外形寸法、例えば、図3に示すように、下部外径A1が約60mm、上部外径B1が約90mm、高さH1が約25mm程度で、厚さは前記焼成時膨張したままの約3mm程度となる。
以上説明した本考案の焼菓子カップ生地成型装置において、図1(a)に示すように、焼菓子カップ生地受取部1、焼菓子カップ生地センター合せ部2、カップ型3、及び案内部4等からなる成型部は複数列例えば5列に連続的に並列されており、これに対応して天板11上の焼菓子カップ生地10aもコンベア上に複数列に並列されて順次送り出されるようになっている。また、前記焼菓子カップ取出し部(図2)も成型部に対応して同様に複数列に並列されている。
そして、これらの焼菓子カップ生地10a形成及び供給部(コンベア12等)、成型部及び焼菓子カップ取出し部などの一連の装置は、自動制御化されている。
以下に、この実施の形態の焼菓子カップ生地成型装置を用いてシート状の焼菓子カップ生地10aをチューリップ型などのカップ状に成型する焼菓子カップ生地成型方法について、具体的に説明する。
先ず、コンスタンチ入り粉糖などの糖類と無塩バターなどのバターを図示しない縦型ミキサーでミキシングしながら卵白を少量ずつ加える。そして、薄力粉などの小麦粉と生クリームを合せて焼菓子カップ生地の素材を得る。コンスタンチ入り粉糖、無塩バター、卵白、薄力粉、生クリームの割合は、例えば4:4:3:4:2程度の重量割合である。
次いで、いずれも図示しない所要深さ例えば2mm程度の輪郭形状のすり込み天板11に前記焼菓子カップ生地の素材を流し込み、すり込み板で均一なシート状に伸ばす。焼菓子カップ生地の厚さは、例えばすり込み天板11の深さを調整することによりを容易にコントロールできる。
次に、前記焼菓子カップ生地をすり込み天板11ごと図示しないバンドオーブン内に入れて、所定時間例えば約8分間焼成する。この焼成により、適宜なすなわち支持部が外された自由状態で容易に垂れ下り変形する程度の柔軟性を有する所要輪郭形状の例えば2mm程度厚さのシート状の焼菓子カップ生地10aが得られる。
従来一般的に天板の型で焼き菓子を焼成するとき離型を良くするために型内面に油を塗る必要があったが、この実施の形態の菓子カップ生地10aでは無塩バターが多量に混入されているため、離型油を塗らなくとも焼成時に天板11内面に焼付くことがない。これにより、製造工程において離型油を塗る手間が省かれるとともに、離型油含浸による本来の食感を損なわれることもない。
バンドオーブンから菓子カップ生地10aを天板11ごと取出し後、素早く例えば約10秒以内に、図1(a)に示すように、焼菓子カップ生地10aを焼菓子カップ生地受取部(ロワープレス)1のロワーヘッド1a及びカップ型3のフランジ部3b上面に受取って載置する(焼菓子カップ生地受取り工程)。
この際、ロワーヘッド1a及びフランジ部3b上面に載置される焼菓子カップ生地10aは、フランジ部3bに設けられた案内部4のガイド面4aによりカップ型3に対して予備的にセンター合せされる。そして最終的に、焼菓子カップ生地センター合せ部(アッパープレス)2のアッパーヘッド2aにより上方から降下してロワーヘッド1a及びフランジ部3b上面に載置された焼菓子カップ生地10aをソフトタッチで触接し(ロワーヘッド1a上を挟持するように摺接させ)、カップ型3に対して正確なセンター合せを行う(焼菓子カップ生地センター合せ工程)。
次いで、ロワーヘッド1a及びフランジ部3bの上面に焼菓子カップ生地10aが載置された状態でロワーヘッド1aをカップ型3の底部3aまで引下げることにより、図1(b)に示すように、すり鉢型凹状のカップ型内に焼菓子カップ生地10aを自重により中央部から落し込み、カップ型3内面に沿ってカップ状に自然成型する(焼菓子カップ生地成型工程)。この所定の成型時間は、例えば約5秒間である。
このように、焼菓子カップ生地受取り工程及び焼菓子カップ生地センター合せ工程まで素早く所定時間(例えば前記約10秒と5秒とを合せて約15秒間)内に焼菓子カップ生地10aをカップ状に自然成型し終わることになる。これは、天板11上で焼成されて適宜な柔軟性を有する焼菓子カップ生地10aが固まる前、すなわち例えば約15秒以内に天板11からロワーヘッド1a及びフランジ部3b上面に受取り載置して素早くカップ型3内で自然成型するためである。
このため、少なくとも焼菓子カップ生地受取り工程、焼菓子カップ生地センター合せ工程及び焼菓子カップ生地成型工程が、天板11上で焼成され適宜な柔軟性を有するシート状の焼菓子カップ生地10aが固まる前に素早く所定時間内例えば約15秒以内に前記工程を完了するよう自動制御されることが望ましい。
このように自動化されることにより、確実に焼菓子カップ生地成型が行われるようになるという信頼性の向上とともに、人手を介さないため衛生的で、効率よくかつ均一な品質の焼菓子カップ生地成型の生産性を上げることができる。
引続き、図示しない焼菓子カップ生地保形冷却手段により、前記成型されたカップ状の焼菓子カップ生地10bをカップ型3内で所定時間例えば約60秒間保形のため冷却する(焼菓子カップ生地保形冷却工程)。
保形冷却された焼菓子カップ生地10cは、図2に示すように、ロワーヘッド1a又はこれに類似の別体の取出し手段をカップ型3の底部3aから上方に突き上げることにより取出され、図3あるいは図4に示すような焼菓子カップ10が完成する。
以上のようなこの実施の形態の焼菓子カップ生地成型装置により焼菓子カップを試作した結果、焼菓子カップ生地10aがシート状の状態で一様な温度で焼成された後に、カップ状に成型され保形冷却されて出来上がった焼菓子カップ10は、薄く均一な厚さで、「さくさく感」のある本来の風味豊かな良好な味を有していることが分かった。これは、本考案の焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法が前記従来例と基本的に異なり、型内に生地を圧入してから、又はカップ型上に生地を載せてからその後型と共に焼成するなどのため、いずれも型による火抜けや均一加熱性の悪さとともに、特に前者の方法では生地が圧縮され膨張が妨げられてその組織が密になるので硬い食感になるなど、本来の食感や風味を損なう等の従来の焼き菓子カップ生地成型方法の欠点を全て改善したためである。
なお、凹状のカップ型3内面の形状は、すり鉢型の他、角部が適宜丸く形成された緩やかな凹凸形状を有する多面体型など任意に形成することができる。この場合、角部を丸く形成するのは、成型及び保形冷却後の焼菓子カップ10cのカップ型3からの離型性を確保するためである。
以上の考案によれば、先に従来のような離型油を用いることなく柔らかく適宜な流動性を有するように焼成されたシート状の焼菓子カップ生地10aを、素早く焼菓子カップ生地受取部1及びカップ型3上面にセンター合せして載せ、焼菓子カップ生地受取部1を引下げることにより焼菓子カップ生地10aを中央部から落し込むだけで他に一切処理を加えることなく、その重力により自然的にカップ型3内面に沿ってカップ状に成型され、それを保形冷却するという従来にない焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法により焼菓子カップが製造される。これにより、製造工程を簡素化して焼菓子カップ生地を短時間で均一に焼成及び成型し、柔らかく、従来にない食感や風味に優れた焼菓子カップが得られる。したがって、新しい焼菓子カップ生地成型分野が確立でき、「さくさく感」を備えた本来の柔らかい食感や風味を保持した焼菓子カップを提供することができる。しかも、新規な焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法として、その工程が容易に自動制御化できることから、均一品質性、衛生性、効率性及び採算性とも一層良好に適用することができる。
本考案に係る一実施の形態の焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法の概念を説明するための一部縦断面図で、(a)は焼菓子カップ生地受取り工程、(b)は焼菓子カップ生地成型工程を示す。 本考案に係る一実施の形態における焼菓子カップ取出し工程の概念を示す一部縦断面図である。 本考案の装置及び成型方法により製造された焼菓子カップの側面図の一例である。 本考案の焼菓子カップ生地成型装置及び成型方法により製造された焼菓子カップの実物外観写真の一例である。
符号の説明
1 焼菓子カップ生地受取部(ロワープレス)
1a ロワーヘッド
2 焼菓子カップ生地センター合せ部(アッパープレス)
2a アッパーヘッド
3 カップ型
3a、4b 底部
3b フランジ部
4 案内部
4a ガイド面
10 焼菓子カップ(完成品)
10a シート状焼菓子カップ生地
10b 焼菓子カップ生地(カップ型内成型状態)
10c 焼菓子カップ生地(保形冷却後カップ型から取出される状態)
11 (すり込み)天板
12 コンベア

Claims (5)

  1. 上下移動自在に構成され、天板上で焼成されて適宜な柔軟性を有する所要輪郭のシート状焼菓子カップ生地を天板から受取って載置する焼菓子カップ生地受取部と、
    前記焼菓子カップ生地受取部の上方に配置され、焼菓子カップ生地受取部に載置された焼菓子カップ生地を焼菓子カップ生地受取部に対してセンター合せする焼菓子カップ生地センター合せ部と、
    底部が開放し内面がすり鉢型の凹状に形成され、前記焼菓子カップ生地受取部に上面略同一に揃えて同心状に外挿され、前記焼菓子カップ生地が載置された状態で焼菓子カップ生地受取部を底部まで引下げることにより、前記焼菓子カップ生地を自重により中央部から落し込み内面に沿ってカップ状に自然成型するカップ型と、
    前記成型されたカップ状の焼菓子カップ生地をカップ型内で所定時間保形のため冷却する焼菓子カップ生地保形冷却手段と、を具備することを特徴とする焼菓子カップ生地成型装置。
  2. 前記焼菓子カップ生地受取部は、焼成された焼菓子カップ生地を天板から受け渡されて載置する上面平坦なロワーヘッドを備えた上下移動自在なロワープレスからなり、
    前記焼菓子カップ生地センター合せ部は、前記ロワーヘッドの上方に対向配置されて上下及び水平移動自在に構成され、上方から降下してロワーヘッドに載置された焼菓子カップ生地をソフトタッチで挟持し、ロワーヘッドに対しセンター合せする下面平坦なアッパーヘッドを備えたアッパープレスからなることを特徴とする請求項1記載の焼菓子カップ生地成型装置。
  3. 前記焼菓子カップ生地受取部及びカップ型上面に載置される焼菓子カップ生地を前記カップ型に対して予備的にセンター合せするためのガイド面が形成された案内部を前記カップ型の上部に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の焼菓子カップ生地成型装置。
  4. 少なくとも前記焼菓子カップ生地受取部、焼菓子カップ生地センター合せ部は、焼成され適宜な柔軟性を有するシート状の焼菓子カップ生地が固まる前に素早く前記天板から焼菓子カップ生地を受取ってカップ状に自然成型が所定時間内に完了するよう自動制御化されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の焼菓子カップ生地成型装置。
  5. 前記焼菓子カップ生地は、少なくともバター、糖類、小麦粉、卵白及び生クリームの混合物からなり、
    前記バターが無塩バター、糖類がコンスタンチ入り粉糖、小麦粉が薄力粉であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の焼菓子カップ生地成型装置。
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