JP3106519U6 - 電気誘導加熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿孔体であって,容器の底面部に,外側の周縁部に沿って突起部が形成され,容器本体材料との成形の厚さが一定に維持されるので,両材料の間で優れた結合力を有する,電気誘導加熱容器を提供する。
【解決手段】容器の底面に磁性板20を位置固定した加熱容器10において,磁性板20は多孔網体22で構成され,その外周面に,金型の位置決め溝に位置される突起部21を形成し,金型内で設置位置を一定にするための位置決め部材30を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は,電気誘導加熱容器に関し,より詳細には,容器の底面に磁性板が固着された電気誘導加熱容器に関する。
電気誘導加熱容器は,インダクションレンジ内の誘導加熱コイルに交流電流を流すことで磁力線が発生し,磁力線の中心部に磁力を通す容器(鉄成分を含有)を乗せれば,容器の底面自体の渦電流(Eddy Current)の效果によって熱を発生させる,直接加熱方式の加熱容器である。
すなわち,上記の方法により,電源を入れることで調理器自体が電流を誘導し,高周波数で電気を作り出して磁力が発生するようにする。
したがって,高周波数によって発生された磁力が,鉄成分の金属容器内で電磁分裂を起こすことによって電流の渦が生じて多量の電流が流れるようになる。このとき,容器自体がニクロム線のような役目をし,発熱する原理を応用している。
そして,フライパンや鍋などのような調理容器は,アルミニウム材にて成形製造して使用していたが,近来広く普及されている電磁波誘導加熱器としても利用できるように,アルミニウム材でなる本体の底面に,円盤形の磁性体をブレージング(ロー付加工)で接合構成している。
従来,電磁波誘導加熱器を容器の底面と同じ直径にして,適正な厚さの金属磁性板材を付着する方法によって,平面の形態で高周波接着を行っていた。しかし,電磁波誘導加熱器を用いた調理の際,高熱が加えられて平面を成していた底面が熱膨脹し,加熱面の方に中央部が湾曲して突出する。
したがって,調理容器の中央部の底面が,電磁波誘導加熱器の中央部にある非発熱部と接触して磁力が調理容器に伝達されなくなるので,熱効率が低下したり,調理時間が長くなったりするという問題があった。
また,調理容器が電磁波誘導加熱器上で発熱されることで,高周波で熱接着された磁性板と容器本体との間の熱膨脹率および収縮率の差によって,磁性板の接着力が落ち,磁性板が容器本体から容易に分離されるなどの問題があった。
一方,最近は磁性板と容器本体との結合力を向上させるための手段として,磁性板を穿孔して穿孔部の周りが突出する穿孔部材を用い,金型の内部から容器本体の内部に埋め困れる状態で成形する。
この場合,磁性板は穿孔状態であって凹凸形状がとなっているので,金型の内部に位置させた後,容器本体を成す材質,主にアルミニウムを加熱した溶融液を注入するときに,打孔板の周りの進入方向で抵抗が発生する。
したがって,一定の厚さが維持された状態で溶湯が成形されないので,完成品の厚さが平らでなく,凹凸状態になるなどの問題点があった。
また,内部に穿孔磁性板が埋め込まれた状態において容器本体の厚さが一定に成形されないので,繰り返して使用されることによって厚さの差による温度膨脹の程度が相異となり,使用中,製品にクラックが発生するなどの不都合があった。
そこで,本考案は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,穿孔体であって,容器の底面部に,外側の周縁部に沿って突起部が形成され,容器本体材料との成形の厚さが一定に維持されるので,両材料の間で優れた結合力を有する,電気誘導加熱容器を提供することにある。
本考案の他の目的は,容器本体と磁性板との間の厚さを一定に維持し,熱膨脹の差によるクラック発生の恐れを低減できる電気誘導加熱容器を提供することにある。
本考案の更に他の目的は,成形過程で溶融された容器本体材料の進入における抵抗を減らして完成品の厚さを一定にするだけでなく,平面性を持たせて製品の信頼性および商品性を向上できるようにした電気誘導加熱容器を提供することにある。
上記課題を解決するために,本考案の観点によれば,上記目的を達成するために,容器の底面に磁性板を位置固定した加熱容器において,磁性板は多孔網体で構成され,その外周面に,金型の位置決め溝に位置される突起部を形成し,金型内で設置位置を一定にするための位置決め部材を備えることを特徴とする。
よって,容器を成形する過程で,多孔網体で凹凸部が繰り返して成形された磁性板が,所定の深さで埋設された状態で堅固に溶融結合されることにより,容器と磁性板とがより長く固定付着される。
また,容器本体と磁性板との間の厚さを一定に維持し,熱膨脹の差によるクラック発生の恐れを低減できる。また,完成品の厚さを一定にするだけでなく,平面性をも持たせて製品の信頼性および商品性を向上させることができる。
以上説明したように,本考案によれば,磁性板と調理容器とがより確実に結合されることで,使用中,熱膨脹係数の差や衝撃などで弛緩して分離されることを予め防止することができる。
また,容器本体と磁性板との間の厚さを一定に維持することで,熱膨脹の差によるクラック発生の恐れを低減できる。なお,完成品の厚さを一定にするだけでなく,平面性を持たせて製品の信頼性および商品性を向上することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は,本考案によって完成された電気誘導加熱容器を示す半断面図である。図2は,本考案の実施形態に係る電気誘導加熱容器を金型を用いて成形する様子を示す断面図であり,図3は,図2の一部拡大断面図である。
図4は,穿孔性の磁性板20に位置決め部材30が組み立てられる様子を示す拡大した斜視図であり,図5は,本考案の実施形態に係る磁性板20に,穿孔突出部の配置状態を示す正面図である。
すなわち,図1に示すように,電気誘導加熱容器10は,インダクションレンジ上に設置されて加熱容器10の底面11に接合された金属材と,インダクションレンジ内の誘導加熱コイルから発生した磁力線が電磁分裂を引き起こすことで,容器内の飲食物などが加熱されるようにする調理容器である。
そして,加熱容器10の底面11には,鉄成分の含まれた金属板材であって錆がほとんど生成しなく,耐熱性と熱反射性,高温耐食性,加工性の優れた磁性板20が付着される。
本考案の磁性板20は,図2および図5に示すように,中央部が穿孔された円盤形であり,その外周面には所定高さの突起部21が形成されている。
通常,この突起部21の深さは,加熱容器10の成形の厚さに類似した高さで折り曲げるが,一般には,約4.5mmに成形することが好ましい。
前記磁性板20の本体は,一定の間隔に穿孔された形状の多孔網体22として形成されるが,このとき,穿孔過程において穴の周りに略くの字形状の複数の連結片23が連結される構造で形成される。また,図4に示したように,略くの字形状の複数の連結片23を連結した連結体は,略平行に並べられ,磁性板20が形成される。図5に示すように,金型1内に磁性板20を固着させるとき,加熱容器10を構成する溶湯材料の注入される注入口に,その三角の角部が位置されるように配置することが好ましい。
これは,溶融材料を金型1の入り口を介して内部に進入させるとき,複数の連結片23によって発生する抵抗を低減し,溶湯の注入をより円滑にするためである。
そして,磁性板20を金型1内に固着するときは,溶湯との温度差によって材料の境界部において完全に結合されない不都合を防止するために,所定の温度で予熱した後,金型1に装着する。
この磁性板20の予熱温度は,加熱容器10を成すアルミニウムの溶融温度が,600〜700℃を若干下回る温度であって,400〜500℃を維持することが好ましい。
そして,磁性板20の周縁部に沿って折曲成形した突起部21は,金型1に掘られた位置決め溝2に位置されることで,別途の位置セッティングの道具がなくても,磁性板20は加熱容器10内の正確な位置にセッティングされる。一方,磁性板20には,数個の位置決め部材30が嵌められて固定される。
この位置決め部材30は,磁性板20が金型1内に位置した状態で,金型1と磁性板20との間の間隔を一定に維持する。これにより,溶融材料を金型1内に注入し,冷却された後完成されるまで,磁性板20と金型1との間隔が一定に維持される。
したがって,磁性板20とその周りに充填される加熱容器10との厚さが一定に維持されるので,完成品の平面性が維持される。
また,互いに異なる熱膨脹係数を有する両材料間の間隙が一定に維持される。そのため,完成品が繰り返して加熱・冷却しても,厚さを一定に維持することで,熱膨脹の変化の程度を低減できる。これにより,クラック発生の恐れを低減し,繰り返して使用することで製品の表面が凹凸になることを予め防止することができる。
この位置決め部材30は,金型1と磁性板20との間に位置される。また,成形の過程においては,金型1と磁性版20との間隔を維持させるという役目が最も重要となるので,加熱容器10と同様のアルミニウム材で成形することが好ましい。
すなわち,この位置決め部材30を加熱容器10のようなアルミニウム材で成形して設置することで,溶融の直前の金型1内の設置状態では,その間隔を一定に維持する役目を正常的に果たした。溶融材料を投入した後は,溶融温度によって位置決め部材30も溶融され,加熱容器10と一体化される。
そして,この位置決め部材30は,図5に示すように,複数の磁性板20に付着固定されるが,矢印で表示されたような溶融材料投入口の位置には,進入抵抗が生じる恐れがある。
位置決め部材30は,頭部31付の棒状であって,穿孔された磁性板20の穴に強制的に嵌め込んで固定設置する。
本考案は,電磁誘導加熱容器に適用可能である。
本考案に係る電気誘導加熱容器の半断面図である。 本考案に係る電気誘導加熱容器を金型を用いて成形する様子を示す断面図である。 図2の一部拡大断面図である。 本考案の磁性板に位置決め部材が組み立てられる様子を示す拡大した斜視図である。 本考案の磁性板を示した正面図である。
符号の説明
1 加熱容器
11 底面
20 磁性板
21 突起部
22 多孔網体
23 連結片
30 位置決め部材

Claims (3)

  1. 容器の底面に磁性板が固着された電磁誘導加熱容器であって,
    前記磁性板は,多孔網体で構成され,その外周面に,金型の位置決め溝に位置する突起部を形成し,金型内で設置位置を一定にするための位置決め部材を備えることを特徴とする,電気誘導加熱容器。
  2. 前記磁性板の穿孔部分の周りに,略くの字形状の複数の連結片で連結された前記多孔網体は,前記金型内に磁性板を固着させるとき,溶湯材料が注入される注入口に向けて,前記連結片の三角の角部が位置するように配置されることを特徴とする,請求項1に記載の電気誘導加熱容器。
  3. 前記位置決め部材は,アルミニウム材であることを特徴とする,請求項1または2のいずれかに記載の電気誘導加熱容器。

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