JP3106255U - 健康用下衣 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
ショーツ1の後身側にベルト通し3を形成する。そして、このベルト通し3の左右開口部のいずれか一方から所定幅のベルト2を差し込んで他方の開口部から露出させる。このベルト2のうち少なくとも前記ベルト通し3から露出している部分の外面全体を面ファスナーの雌部材4とする。一方、この雌部材4と対面するベルト2の内面のうちその一部を、面ファスナーの雄部材5とする。
【効果】
ショーツ1の後身側においてショーツ1とベルト2とが一体になっているので、着用者の体型にフィットする。背中側の腰骨を所定幅のベルト2で締め付けることができ、少なくとも腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つ。着脱が簡単であるのみならず、着用者の体に合わせて締め付け強度を自由に調整できる。
【選択図】 図3
ショーツ1の後身側にベルト通し3を形成する。そして、このベルト通し3の左右開口部のいずれか一方から所定幅のベルト2を差し込んで他方の開口部から露出させる。このベルト2のうち少なくとも前記ベルト通し3から露出している部分の外面全体を面ファスナーの雌部材4とする。一方、この雌部材4と対面するベルト2の内面のうちその一部を、面ファスナーの雄部材5とする。
【効果】
ショーツ1の後身側においてショーツ1とベルト2とが一体になっているので、着用者の体型にフィットする。背中側の腰骨を所定幅のベルト2で締め付けることができ、少なくとも腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つ。着脱が簡単であるのみならず、着用者の体に合わせて締め付け強度を自由に調整できる。
【選択図】 図3
Description
本考案は、例えば、パンツ、ショーツ、ブリーフ、タイツ、ズボン、スラックスなど、いわゆる下半身用の衣類において、所定幅のベルトを備えたものであって、腰痛防止、骨盤の矯正などに効果のある健康用下衣に関する。
伸縮ゴム部分に面ファスナーを設け、腹回りの長さを調整し得るようにした下穿が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3042935号公報
また、パンツの上部に面ファスナーと切れ目を設け、特許文献1の場合と同じようにウエストサイズを調整し得るようにすることにより、パンツのゴムがウエストを締め付けて腹部の血行が悪くなるのを、また、腰痛になるのを防止し得るよう、健康面を考慮したパンツも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−325804号公報
しかしながら、これらの場合には単にウエストサイズを最適な大きさに調整できるようにしたに過ぎず、腰痛の防止、骨盤の矯正のために、ウエストを強固に締め付けることができるように工夫されたものではない。
本考案は、単にウエストサイズを最適な大きさに調整できるようにしたというよりも、正しく、腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つように、下衣とベルトのそれぞれに工夫を凝らしたものである。
上記目的を達成するために、本考案では、下衣の後身側に所定長さのベルト通しを形成し、このベルト通しに所定幅のベルトを挿通するとともに、このベルトのうち少なくとも前記ベルト通しから露出している部分の外面全体を面ファスナーの雌部材とし、この雌部材と対面するベルトの内面の少なくとも一部を、前記雌部材と全ての位置で係合させ得る面ファスナーの雄部材としてある。
この場合には、下衣の後身側において下衣とベルトとが一体になっているので、着用者の体型にフィットするのみならず、背中側の腰骨をベルトで締め付けることができ、少なくとも腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つ。また、ベルトのうち少なくともベルト通しから露出している部分の外面全体が面ファスナーの雌部材となっているので、着脱が簡単であるのみならず、着用者の体に合わせて締め付け強度を自由に調整できる。
本考案において、最も顕著な効果は正しく腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つということであるが、着用した場合の付加的な効果としては、運転時の姿勢が良くなるのみならず、歩行時、階段の昇り降りの際も楽になることである。
ベルト通しの長さ方向における中央線上の少なくとも一箇所において、下衣の後身側の生地とベルト通しとベルトとが縫い付けられていることが望ましい。この場合には、下衣の後身側において下衣とベルト通しとベルトとが一体になっているので、それだけ下衣がずれないのみならず、着用者の体型によりフィットする。
ベルト通しの長さ方向における中央線上において、下衣の後身側の生地とベルト通しに挿通されているベルトとの間にクッション材が介装されていることが望ましい。この場合には、クッション材が着用時において着用者の背中側における腰骨の窪んでいる部分に当り、着用者の体型によりフィットするのみならず、体にも良いし、下衣がさらにずれにくい。
請求項1記載の考案によれば、下衣の後身側において下衣とベルトとが一体になっているので、着用者の体型にフィットするのみならず、背中側の腰骨をベルトで締め付けることができ、少なくとも腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つという効果がある。また、着脱が簡単であるのみならず、着用者の体に合わせて締め付け強度を自由に調整できるという効果がある。さらに、着用した場合の付加的な効果としては、運転時の姿勢が良くなるのみならず、歩行時、階段の昇り降りの際も楽になることである。
請求項2記載の考案によれば、下衣の後身側において下衣とベルト通しとベルトとが一体になっているので、それだけ下衣がずれないのみならず、着用者の体型によりフィットするという効果がある。
請求項3記載の考案によれば、下衣の後身側の生地とベルト通しに挿通されているベルトとの間に位置するクッション材が、着用時において着用者の背中側における腰骨の窪んでいる部分に当り、着用者の体型によりフィットするのみならず、体にも良いし、下衣がさらにずれにくいという効果がある。
本考案による健康用下衣について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)は、本考案による健康用下衣をショーツに適用した場合の一例を示す正面図で、ショーツ1の前身側の生地1aの一部と後身側の生地1bの一部を切り欠いてある。また、図1(b)は、図1(a)の背面図で、いずれもベルト2を広げた状態で示す。
図2に示すように、ショーツ1の後身側の生地1bに所定長さのベルト通し用の生地1cを重ね合わせ、その上縁部と下縁部とを前記生地1bに縫着してベルト通し3を形成する。そして、このベルト通し3の左右開口部のいずれか一方から所定幅のベルト2を差し込んで他方の開口部から露出させる。なお、左右両側の開口部からのベルト2の突出量を均等ならしめておくことが望ましい。
このベルト2のうち少なくとも前記ベルト通し3から露出している部分の外面(図1(b)に現れる面)全体を面ファスナーの雌部材4とする。一方、この雌部材4と対面するベルト2の内面(図1(a)に現れる面)のうち図1(a)の左側に現れる部分の一部を、面ファスナーの雄部材5とする。この雄部材5は前記雌部材4と全ての位置で係合させることができる。なお、ベルトの内面のうち図1(a)の右側に現れる部分の一部を、雄部材5としてもよい。また、雌部材4と対面するベルト2の内面全体を、面ファスナーの雄部材5としてもよい。
このようになっていると、ショーツ1の後身側においてショーツ1とベルト2とが一体になっているので、着用者の体型にフィットするのみならず、背中側の腰骨を所定幅のベルト2で締め付けることができ、少なくとも腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つ。また、着脱が簡単であるのみならず、着用者の体に合わせて締め付け強度を自由に調整できる。さらに、着用した場合の付加的な効果としては、運転時の姿勢が良くなるのみならず、歩行時、階段の昇り降りの際も楽になる場合を挙げることができる。
そして、ここでは、ベルト通し3の長さ方向における中央線上の少なくとも一箇所において、図1(b)、図2及び図3(b)において図面符号6で示すように、このショーツ1の後身側における生地1bとベルト通し3(より正確には、ベルト通し用の生地1c)とベルト2とが縫い付けられて一体としてある。このようになっていると、それだけショーツ1がずれないのみならず、着用者の体型によりフィットすることになる。なお、ベルト通し3の長さ方向における中央線上の二箇所以上を縫い付けてもよい。
また、ここでは、ベルト通し3の長さ方向における中央線上において、ショーツ1の後身側の生地1bとベルト通し3に挿通されているベルト2との間にクッション材7が介装され、このクッション材7は図1(a)において図面符号7aで示すように、ベルト2に縫い付けられている。この場合には、図3(b)に示すように、クッション材7が着用時において着用者の背中側における腰骨の窪んでいる部分に当り、着用者の体型によりフィットするのみならず、体にも良いし、ショーツ1がさらにずれにくい。
なお、ここに示すショーツ1の履き口8及び左右の脚履き口9にはいずれも縁飾り10が縫い付けられており、ファッション性にも優れたものとなるようにしてある。
ここでは、本考案による健康用下衣をショーツに適用した場合を例に挙げて詳細に説明したが、本考案は、このショーツ以外に、パンツ、ブリーフ、タイツ、ズボン、スラックスなど、いわゆる下半身用の衣類全般に適用することができる。また、失禁用のパンツなど介護用の下半身用衣類にも適用することができる。
そして、本考案をこれらの下半身用の衣類に適用することにより、着用者の体型にフィットさせることができるのみならず、背中側の腰骨をベルトで締め付けることができるので、少なくとも腰痛の防止、骨盤の矯正に役立つ。また、着脱が簡単であるのみならず、着用者の体に合わせて締め付け強度を自由に調整できる。さらに、着用した場合の付加的な効果としては、運転時の姿勢が良くなるのみならず、歩行時、階段の昇り降りの際も楽になる場合を挙げることができる。
1…ショーツ、1a…前身側の生地、1b…後身側の生地、1c…ベルト通し用の生地、2…ベルト、3…ベルト通し、4…雌部材、5…雄部材、7…クッション材。
Claims (3)
- 下衣の後身側に所定長さのベルト通しを形成し、このベルト通しに所定幅のベルトを挿通するとともに、このベルトのうち少なくとも前記ベルト通しから露出している部分の外面全体を面ファスナーの雌部材とし、この雌部材と対面するベルトの内面の少なくとも一部を、前記雌部材と全ての位置で係合させ得る面ファスナーの雄部材としたことを特徴とする健康用下衣。
- ベルト通しの長さ方向における中央線上の少なくとも一箇所において、下衣の後身側の生地とベルト通しとベルトとが縫い付けられていることを特徴とする請求項1記載の健康用下衣。
- ベルト通しの長さ方向における中央線上において、下衣の後身側の生地とベルト通しに挿通されているベルトとの間にクッション材が介装されていることを特徴とする請求項1又は2記載の健康用下衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004003806U JP3106255U (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 健康用下衣 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004003806U JP3106255U (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 健康用下衣 |
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JP3106255U true JP3106255U (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=43259580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004003806U Expired - Fee Related JP3106255U (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 健康用下衣 |
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JP (1) | JP3106255U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011089244A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-05-06 | Fuji Keiki:Kk | 尿失禁改善パンツ |
-
2004
- 2004-06-29 JP JP2004003806U patent/JP3106255U/ja not_active Expired - Fee Related
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