JP3105463U - パター・ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】パターの操作感覚と実際の打球の方向や長さ等との対応関係が可及的に一致するパター・ヘッドを提供する。
【解決手段】パター・ヘッド10において、ヘッド本体14内の、フェイス面12の中央部に予め設定されたヒッティングエリアSから後方に続く長手偏平状領域内に、その長手偏平状領域外の領域に比較して5倍以上の比重を有する長手状のコア領域(コア部材16)が設けられているので、ヒッティングエリアSの背面に荷重が集中し、打球の方向および打球の距離が極めて好適に安定する。
【選択図】 図3

Description

本考案は、ゴルフパターのシャフトの先端に固定されるパター・ヘッドの改良に関する。
一般に、ゴルフ・コースのグリーン上で用いられるパターは、そのヘッドのフェイス面すなわちゴルフボールに向かわせられる打球面が略平坦に形成されている。パッティングにおいては、芝目や傾斜等に応じた所望のライン(ゴルフボールの転動軌道)に沿ってゴルフボールが転がるように、ヘッドの振抜方向すなわちストローク方向をそのラインに対して真っ直ぐにすると共に、フェイス面をラインに対して垂直にする。これらを前提として、フェイス面との接触点においてゴルフボールに対してストローク方向に作用する力がそのゴルフボールの中心に向かうことによりその作用方向にゴルフボールが確実に転がるように、ゴルフボールに対する作用面となるフェイス面が略平坦にされている。
ところで、ラインに対してパターを真っ直ぐに振り抜いたように見えても、実際には、ゴルフボールが必ずしもそのラインに沿って転がらず、パッティングの方向安定性が悪いという問題があった。この問題の一因は、フェイス面内の最適打面領域である所謂スイートスポットが小さかったり、打撃の瞬間にパター・ヘッドに回転モーメントが発生してパター・ヘッドがぐらつくことにより、打球が安定しないことが考えられている。
これに対し、特開平07−031698号公報では、フェイス面からその後方に位置するパター・ヘッドの重心までの距離を可及的に拡大することによって上記スイートスポットを拡大しようとする技術が開示されている。また、特開2001−062013号公報では、長手状のフェイス面の両端部すなわちパター・ヘッドのトウ部およびヒール部に一対のウエイトをそれぞれ設けることにより回転慣性モーメントを大きくし、打球の方向安定性を高める技術が開示されている。特開平07−031697号公報では、ヘッド全体の受信を後ろ側に位置させ且つ重量を可及的にフェイス面の周辺部に集中するように配置することによりスイートエリアを拡大する技術が開示されている。
しかしながら、上記の技術によっても、実際には、打球の方向や長さ等が安定しないという問題が十分に解決されている訳ではなかった。本考案者の分析によれば、上記従来のパター・ヘッドは、その荷重をフェイス面の中央から周辺へ分散させたり、水平面ではパター・ヘッドの重心がゴルフボールの重心と一致するように見えるものであっても上下方向では一致させていないものであり、競技者のパターの操作感覚と実際の打球の方向や打球の距離等との対応関係が必ずしも一致するものではなかった。
本考案は、ゴルフ競技者によるパターの操作感覚と実際の打球の方向や長さ等との対応関係が可及的に一致するパター・ヘッドを提供することを目的として為されたものである。
本考案者は、上記の事情を背景として種々検討を重ねた結果、ゴルフボールの重心とパター・ヘッドの重心とが上記ストローク方向においてほぼ一致させる点が重要であるという仮説を立て、それを実証するために、先ず、実際の打球位置を一万回の打球試験から計測して打球面積を求めた。図5および図6はフェース面における打痕位置の(x)横方向およびy(縦)方向の度数分布であり、それから得られた打球面積は横寸法30cm、縦寸法10cmの偏平な略長方形状であった。次いで、このような打球面積に対応する大きさの偏平なフェイス面を有し且つそのフェイス面の後方へ延びる平坦な形状であって必要なヘッド荷重を有する金属片からなる試験用パターヘッドを図7に示すように作成した。そして、その試験用パター・ヘッドを用いて打球試験を行うと、極めて好適に打球の方向および距離が安定するという事実を見出した。本考案はかかる事実に基づいて為されたものである。すなわち、上記図7に示す基本構成を事実上備えるとともに、取り扱いを容易にするために通常の外観形状を備えたパター・ヘッドを構成したものである。
すなわち、請求項1に係る考案の要旨とするところは、ゴルフボールに当てるための横方向に長いフェイス面と、そのフェイス面からその後方へ該フェイス面の横幅寸法よりは短い長さまで連続するヘッド本体とを有するパター・ヘッドにおいて、上記ヘッド本体内の、前記フェイス面の中央部に予め設定されたヒッティングエリアから後方に続く長手偏平状領域内に、該長手偏平状領域外の領域に比較して5倍以上の比重を有する長手状のコア領域を設けたことにある。
また、請求項2に係る考案の要旨とするところは、請求項1に係る考案において、前記ヒッティングエリアは、前記フェイス面全体の20%以下であることにある。
また、請求項3に係る考案の要旨とするところは、請求項1に係る考案において、前記コア領域は、前記ヘッド本体の荷重の50%以上の荷重を備えたものであることにある。
また、請求項4に係る考案の要旨とするところは、請求項1に係る考案において、(a) 前記コア領域は、前記ヘッド本体のそのコア領域外の部分の5倍以上の比重を有する平板状のコア部材から構成され、(b) 前記ヘッド本体は、該コア部材と、該コア部材を受け入れるための収容空間が形成された基体と、該基体に対して該収容空間を覆うように着脱可能に嵌着される蓋体とから構成されたことにある。
また、請求項5に係る考案の要旨とするところは、請求項4に係る考案において、(a) 前記コア領域は、白金、タングステン、金、パラジウム、鉛等の重金属或いは重金属合金、銅或いは銅合金から成るコア部材から構成され、(b) 前記基体および/または蓋体は、ゴム、木材、合成樹脂、アルミニウム、マグネシウム、それらの合金等の軽合金、それらを含む複合材から構成されたことにある。
また、請求項6に係る考案の要旨とするところは、請求項4に係る考案において、前記ヒッティングエリアは、前記フェイス面全体の20%以下であることにある。
また、請求項7に係る考案の要旨とするところは、請求項4に係る考案において、前記コア部材は、前記ヘッド本体の荷重の50%以上の荷重を備えたことにある。
また、請求項8に係る考案の要旨とするところは、請求項4に係る考案において、前記コア領域は、前記フェイス面に対して僅かな距離を隔てて位置させられていることにある。
すなわち、請求項1に係る考案によれば、ゴルフボールに当てるための横方向に長いフェイス面と、そのフェイス面からその後方へ該フェイス面の横幅寸法よりは短い長さまで連続するヘッド本体とを有するパター・ヘッドにおいて、上記ヘッド本体内の、前記フェイス面の中央部に予め設定されたヒッティングエリアから後方に続く長手偏平状領域内に、その長手偏平状領域外の領域に比較して5倍以上の比重を有する長手状のコア領域が設けられているので、ヒッティングエリアの背面に荷重が集中し、打球の方向および打球の距離が極めて好適に安定する。したがって、パターの操作感覚と打球の方向および距離との対応関係が一層密接となり、操作性の高いパターが得られる。
また、請求項2に係る考案では、請求項1に係る考案において、前記ヒッティングエリアが前記フェイス面全体の20%以下とされているので、一層パターの操作性が向上する。
また、請求項3に係る考案では、請求項1に係る考案において、前記コア領域に前記ヘッド本体の荷重の50%以上の荷重が備えられているので、パター・ヘッドの荷重がヒッティングエリアの背面に集中し、打球の方向および打球の距離が極めて好適に安定する。
また、請求項4に係る考案では、請求項1に係る考案において、(a) 前記コア領域は、前記ヘッド本体のそのコア領域外の部分の5倍以上の比重を有する平板状のコア部材から構成され、(b) 前記ヘッド本体は、該コア部材と、該コア部材を受け入れるための収容空間が形成された基体と、該基体に対して該収容空間を覆うように着脱可能に嵌着される蓋体とから構成されているので、荷重の異なるコア部材を交換することによって、ゴルフプレーヤーの体重、身長、腕力、経験等に由来する荷重集中の程度の種々の要求に合わせることができる。
また、請求項5に係る考案では、請求項4に係る考案において、(a) 前記コア領域は白金、タングステン、金、パラジウム、鉛等の重金属或いは重金属合金、銅、銅合金のいずれかから成るコア部材から構成され、(b) 前記基体および/または蓋体はゴム、木材、合成樹脂、アルミニウム、マグネシウム等を含む軽合金、それらを含む複合材から構成されるので、一般的に入手できる材料から本考案のパター・ヘッドを容易に構成することができる。
また、請求項6に係る考案では、請求項4に係る考案において、前記ヒッティングエリアが前記フェイス面全体の20%以下とされているので、一層パターの操作性が向上する。
また、請求項7に係る考案では、請求項4に係る考案において、前記コア領域に前記ヘッド本体の荷重の50%以上の荷重が備えられているので、パター・ヘッドの荷重がヒッティングエリアの背面に集中し、打球の方向および打球の距離が極めて好適に安定する。
また、請求項8に係る考案では、請求項4に係る考案において、前記コア領域が前記フェイス面に対して僅かな距離を隔てて位置させられているので、好適な打球感が得られる。
ここで、好適には、前記パター・ヘッドの形状は、細部においては種々の変形が加えられ得るし、その材質も種々のものが採用され得る。
また、好適には、前記パター・ヘッドのフェイス面は、完全な平坦面でなくてもよく、緩やかな凸面を有する平坦面または曲面であってもよい。
また、好適には、前記パター・ヘッドのフェイス面の外形状は、横方向すなわち使用時において水平方向に長い矩形であってもよいが、長軸がその横方向となる楕円であってもよい。
また、前記コア部材の一端面がヘッド本体のフェイス面内に露出していても差し支えない。
また、前記ヘッド本体において、それを構成する基材および蓋体が相互に異なる材質から構成されてもよいし、その基材は、局部的に異なる材質から構成されてもよい。全体として、平均的に長手偏平状領域外の領域に比較して5倍以上の比重を有する長手状のコア領域が設けられているものであればよい。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図1および図2は、ゴルフパターのパター・ヘッド10を示す正面図および裏面図である。図3はそのパター・ヘッド10の構成を一部を切り欠いて説明する平面図であり、図4はそのパター・ヘッド10の構成を説明する図3のIV-IV 視断面図である。
図1乃至図4において、パター・ヘッド10は、図示しないゴルフボールに当てるための横方向に長いフェイス面12と、そのフェイス面12からその後方へそのフェイス面12の横幅寸法Wよりは短い長さLまで連続するヘッド本体14とを有する。本実施例では、上記フェイス面12の横幅寸法Wは95mm程度であり、上記長さLは90mm程度である。
上記ヘッド本体14は、高い比重たとえば12程度以上すなわち他の部分に比較しての5倍以上の比重を備えた平板状のコア部材16と、そのコア部材16を受け入れるためにそれよりも僅かに大きい体積の収容空間18が形成された基体20と、その基体20に対してその収容空間18を覆うように嵌め着けされる蓋体22とから構成されている。上記収容空間18は、ヘッド本体14のコア領域に対応するものであって、上記ヘッド本体14内の、フェイス面12の中央部に予め設定されたヒッティングエリアSから後方に続く長手偏平状領域に位置するように形成されており、その収容空間18に嵌め入れられたコア部材16はその長手偏平状領域内に位置させられている。上記コア部材16はコア領域に設けられているので、上記ヘッド本体14は、換言すれば、そのヘッド本体14内の、フェイス面12の中央部に予め設定されたヒッティングエリアSから後方に続く長手偏平状領域内に、その長手偏平状領域外の領域に比較して5倍以上の比重を有する長手状のコア領域を備えるものである。
本実施例では、上記収容空間18およびコア部材16の長手方向に直交する断面の面積は上記ヒッティングエリアSと同様の寸法を備えている。そのヒッティングエリアSは、フェイス面12内において実験的に設定された領域であり、本実施例では、一万回に及ぶ打球試験により得られた、フェイス面12の中心Oから左右の横方向にそれぞれ15mm、フェイス面12の中心Oから上下の厚み方向にそれぞれ5mmの大きさを備えている。すなわち、ヒッティングエリアS30mm(横方向)×10mm(厚み方向)の面積を備え、フェイス面12全体の20%以下となるように設定されている。したがって、コア部材16は、たとえば幅20mm程度、長さ50mm程度、厚み10mm程度の寸法を有する平板状を成している。収容空間18は、コア部材16と同様の断面形状とコア部材16よりも僅かにたとえば数ミリmm程度長い長さを備えている。
前記コア部材16は、比重が12以上の金属、たとえば白金、タングステン、金、パラジウムや、比重が12に近い鉛のような重金属或いは重金属合金、、銅、銅合金のいずれかからインゴットなどとして構成される。また、前記ヘッド本体16を構成する基体20および/または蓋体22は、比較的比重が低く好適にはコア部材16よりも1/5以下の比重の軽量の材料から構成される。たとえば比重が1前後である合成樹脂、ゴム、木材、比重が2前後であるアルミニウム、マグネシウムを含む軽合金、それら含む複合材などの比重の小さい材料から構成される。この複合材としては、炭素繊維、金属繊維、各種のフィラー等の強化目的或いは軽量化目的の添加材料と合成樹脂母材との混合材料或いは積層材料が用いられる。
コア部材16および基体20および/または蓋体22が上記のような材料により構成される結果、ヘッド本体14の全荷重の50%以上の荷重がコア部材16すなわちコア領域に集中させられている。
そして、上記ヘッド本体14では、フェイス面12とコア部材16との間の間隔が可及的に小さい寸法、本実施例ではたとえば、3〜10mm、好適には7mm程度に設定され、ヘッド本体14の全長Lに対して1/10以下、コア部材16の全長に対して1/7以下とされている。しかし、この間隔は、打球感とか、打球の走り具合等を考慮して、プレーヤの好みに応じて設定され得るものである。
上記基体20は、その幅方向の中央部において前記収容空間18を含む断面U字状の溝24を長さLの方向に備えている。この溝24は、基体20のフェイス面12とは反対側に貫通した状態で形成されており、蓋体22が溝24内に嵌め入れられた状態で止めねじ26が基体20のねじ穴28に螺着されることにより基体20に固定されている。蓋体22の裏面のうちのフェイス面12側には、断面L字状の切欠き30が幅方向に貫通して形成されて肉薄とされることにより上記収容空間18が形成されている。また、その蓋体22のフェイス面12側とは反対側の肉厚部には、一対の押ねじ32がそれぞれ螺合された一対のねじ穴34がヘッド本体14の長さL方向に貫通して形成されており、その押ねじ32によって収容空間18内のコア部材16が固定されてそのガタつきが解消されるようになっている。
以上のように構成されたヘッド本体14には、図示しないグリップを上端部に備えたシャフト36が嵌め着けられるシャフト取付穴38が形成されている。
図5および図6は、前記ヒッティングエリアSを求めるために本考案者が行った一万回の打球試験において得られたx方向(使用状態では水平方向となるフェイス面12の幅方向)の打痕位置の度数分布およびy方向(使用状態では上下方向となるフェイス面12の縦方向)の打痕位置の度数分布である。それらの度数分布からたとえばその3σの寸法を計測して打球面積を求めたものがヒッティングエリアSの寸法、すなわち縦寸法10cm、横寸法30cmの偏平な略長方形状が得られた。一般に、ゴルフプレーヤがパターを用いるときにはパターヘッドの芯で打とうとするが、実際には恒常的にゴルフボールを当てる面積が存在し、上記ヒッティングエリアSは、そのゴルフプレーヤが恒常的にゴルフボールを当てる面を表している。
図7は、上記打球面積に対応する大きさの偏平なフェイス面40を一端面に有し且つそのフェイス面の後方へ延びる平坦な形状であって必要なヘッド荷重たとえば300乃至500gを有する金属片から構成した試験用パター・ヘッド42を示している。この試験用パター・ヘッド42は、必要部分のみのいわばスケルトンであるが、その試験用パター・ヘッド42を用いて打球試験を行うと、極めて好適に打球の方向および距離が安定するという結果が得られた。前述の実施例のパター・ヘッド10は、上記図7に示す試験用パター・ヘッド42の基本構成を実質的に備えるとともに、取り扱いを容易にするために通常の外観形状を設けたものである。
上述のように、本実施例のパター・ヘッド10によれば、ヘッド本体14内の、フェイス面12の中央部に予め設定されたヒッティングエリアSから後方に続く長手偏平状領域内に、その長手偏平状領域外の領域に比較して5倍以上の比重を有する長手状のコア領域(コア部材16)が設けられているので、ヒッティングエリアSの背面に荷重が集中し、打球の方向および打球の距離が極めて好適に安定する。したがって、パターの操作感覚と打球の方向および距離との対応関係が一層密接となり、操作性の高いパターが得られる。
また、本実施例によれば、前記ヒッティングエリアSがフェイス面12全体の面積の20%以下とされているので、一層パターの操作性が向上する。
また、本実施例によれば、コア領域(コア部材16)にヘッド本体の荷重の50%以上の荷重が備えられているので、パター・ヘッド10の荷重がヒッティングエリアSの背面に集中し、打球の方向および打球の距離が極めて好適に安定する。
また、本実施例によれば、コア領域は、ヘッド本体14のそのコア領域外の部分の5倍以上の比重を有する平板状のコア部材16から構成され、ヘッド本体14は、そのコア部材16と、そのコア部材16を受け入れるための収容空間18が形成された基体20と、その基体20に対して収容空間18を覆うように着脱可能に嵌着される蓋体22とから構成されているので、荷重の異なるコア部材16を交換することによって、ゴルフプレーヤーの体重、身長、腕力、経験等に由来する荷重集中の程度の種々の要求に合わせることができる。
また、本実施例によれば、コア領域(コア部材16)は白金、タングステン、金、パラジウム、鉛等の重金属或いは重金属合金、銅、銅合金のいずれかから成るコア部材から構成され、基体20および/または蓋体22はゴム、木材、合成樹脂、アルミニウム、マグネシウム等を含む軽合金、それら含む複合材から構成されるので、一般的に入手できる材料から本考案のパター・ヘッド10を容易に構成することができる。
また、本実施例によれば、コア領域(コア部材16)がフェイス面12に対して僅かな距離を隔てて位置させられているので、好適な打球感が得られる。
その他、一々例示はしないが、本考案は、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得るものである。
本考案の一実施例のパター・ヘッドを示す正面図である。 図1の実施例のパター・ヘッドを示す裏面図である。 図1の実施例のパター・ヘッドの構成を一部を切り欠いて説明する平面図である。 図1の実施例のパター・ヘッドの構成を説明する図3のIV−IV視断面図である。 ヒッティングエリアを設定するための打球実験により得られた横方向の度数分布図である。 ヒッティングエリアを設定するための打球実験により得られた上下方向の度数分布図である。 図5および図6の実験によって得られたヒッティングエリアを一端面に有する金属板から構成し実験用パター・ヘッドを示す斜視図である。
符号の説明
10:パター・ヘッド
12:フェイス面
14:ヘッド本体
16:コア部材(コア領域)
20:基体
22:蓋体

Claims (8)

  1. ゴルフボールに当てるための横方向に長いフェイス面と、該フェイス面からその後方へ該フェイス面の横幅寸法よりは短い長さまで連続するヘッド本体とを有するパター・ヘッドにおいて、
    前記ヘッド本体内の、前記フェイス面の中央部に予め設定されたヒッティングエリアから後方に続く長手偏平状領域内に、該長手偏平状領域外の領域に比較して5倍以上の比重を有する長手状のコア領域を設けたことを特徴とするパター・ヘッド。
  2. 前記ヒッティングエリアは、前記フェイス面全体の20%以下である請求項1のパター・ヘッド。
  3. 前記コア領域は、前記本体の荷重の50%以上の荷重を備えたものである請求項1のパター・ヘッド。
  4. 前記コア領域は、前記ヘッド本体の該コア領域外の部分の5倍以上の比重を有する平板状のコア部材から構成され、
    前記ヘッド本体は、該コア部材と、該コア部材を受け入れるための収容空間が形成された基体と、該基体に対して該収容空間を覆うように着脱可能に嵌着される蓋体とから構成されるものである請求項1のパター・ヘッド。
  5. 前記コア部材は、重金属又は重金属合金のいずれかから成るコア部材から構成され、
    前記ヘッド本体を構成する基体および/または蓋体は、ゴム、木材、合成樹脂、軽合金、それらを含む複合材から構成されたものである請求項4のパター・ヘッド。
  6. 前記ヒッティングエリアは、前記フェイス面全体の20%以下である請求項4のパター・ヘッド。
  7. 前記コア領域は、前記本体の荷重の50%以上の荷重を備えたものである請求項4のパター・ヘッド。
  8. 前記コア領域は、前記フェイス面に対して僅かな距離を隔てて位置させられているものである請求項4のパター・ヘッド。
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