JP3105185U - 仏器膳 - Google Patents

Abstract

【課題】仏器膳（或いは天目台）本来のデザインを崩すことなく水入の蓋を保持することで、蓋の落下や傷の発生を防止し、安定し、容易に脱着自在に保持できること。
【解決手段】本考案は仏器膳３に蓋２が差込める溝４を設け、蓋２が溝３の両壁面に架かることで安定した状態で保持され、且つ、蓋より溝幅が大きいことにより、容易に脱着させることで解決している。
【選択図】図３

Description

本考案は、仏前に供する水入の蓋を開けた際、安全、且つ容易に保持させ、落下を防止するものである。

従来、お水を仏前に供する際、水入（或いは仏茶器）と称される仏器を用い、その蓋を開けて水入の上下に分れた間に差込んだり、仏器膳（或いは天目台）にそのまま置かれていが、仏器膳を傷つけたり、落下して仏壇を傷つけたりしていた。

考案が解決しようする課題

背景技術に示したように、従来、水入の蓋は決まった置き場所が無く、不安定な場所に保持されていたり、高価な仏具や仏壇の上に置かれ、落下や当て傷の原因になっていた。

課題を解決するための手段

水入が置かれる仏器膳において、当該水入れ蓋を保持できる溝を設け、或いは溝を形成する部材を取付けることにより、そこに差込むことで蓋を安定させ、問題点を解決している。

考案の効果

前述のように水入の蓋を安定した状態で定位置に、ほぼ立った状態で差込み保持させることにより、持ちやすく、且つ蓋の落下や当て傷の防止となる。

指で水入の蓋のツマミを摘まみ。仏器膳上部に設けられた、蓋の端面より大きい幅の溝に蓋の下端を差込み、溝の両壁面に蓋下端が架かり、やや寝かせた状態で蓋が保持されるようにすることで、容易に係脱することができる。

以下、本考案の実施例を図１から図３を参照して説明する。図１は、夕にお水を下げてから、明朝、お水を供するまでの間、水入の蓋が閉じられて仏器膳に置かれた状態を示している。

図２は、朝、お水を供するために蓋を開け、仏器膳に設けられた溝に蓋が差込まれた状態を示している。

更に、図３では蓋が溝に差込まれた状態を断面図で示し、蓋が安定して保持され、且つ、容易に取り外せることを示している。

水入が仏器膳に置かれた状態示した正面図。 蓋が溝に保持された状態を示した正面図。 蓋が当該溝に差込まれた状態の断面図。

１ 水入
２ 蓋
３ 仏器膳
４ 溝

Claims (1)

1. 水入（或いは仏茶器）が置かれる仏器膳（或いは天目台）において、当該水入に配される蓋の端面が差込める幅を持った溝を設け、当該蓋が溝の両壁面に架かることにより、自立した状態で蓋を保持できるようにした仏器膳。

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