JP3104983B2 - ポッティング方法 - Google Patents

ポッティング方法

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JP3104983B2
JP3104983B2 JP02254865A JP25486590A JP3104983B2 JP 3104983 B2 JP3104983 B2 JP 3104983B2 JP 02254865 A JP02254865 A JP 02254865A JP 25486590 A JP25486590 A JP 25486590A JP 3104983 B2 JP3104983 B2 JP 3104983B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はたとえば浄水器や工業用フィルター,医療用
濾過器の中空糸膜モジュールの中空糸の固定等に用いら
れるポッティング方法に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のポッティング方法としては、たとえば
第7図乃至第9図に示すように使い捨てのキャップ状の
アダプタ100を用いて行なわれる。すなわち、アダプタ1
00は開口部101を有する内部中空の部材で、このアダプ
タ100の開口部101内周をポッティング対象となる中空糸
膜束102を収納したケース103の開口端部外周に液密に嵌
合してアダプタ100とケース103開口部の中空糸束102間
に密閉空間104を形成する。その後、密閉空間104にポッ
ティング液を注入充填し、ポッティング液が固化した後
にアダプタ100を取外し、後処理を行なうようになって
いる。
上記アダプタ開口部101先端部内周には、ケース103外
周に突設される段凸部106端面に係合する抜け止め用の
突起105が設けられていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、アダプタ
100とケース103との嵌合面間のシール性が悪く、ポッテ
ィング液の注入圧力によってポッティング液が漏れると
いう問題があった。
特に、アダプタ100の開口部101が図示例のような四角
形等の非円形断面形状の場合には、第10図に示すように
ポッティング液の注入圧力によって各辺部が膨らんでケ
ース103との隙間が生じやすい。
また、突起105は単にアダプタ100の抜け止めを図って
いるだけであった。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、ポッティング
液注入時のポッティング液の漏洩を防止し得るポッティ
ング方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、開口
部を有する内部中空のアダプタを用い、該アダプタの開
口部内周にポッティング対象物を収納したケースの外周
を液密に嵌合して、アダプタとケース間の前記ポッティ
ング対象物を含む領域に密閉空間を形成し、前記ケース
の開口部端面を前記アダプタの内周に設けられたストッ
パに当接させた状態で、前記アダプタの開口部内周に設
けた環状の突起を前記ケース外周に設けた環状の段凸部
端面に係合させて抜け止めを図りつつ前記密閉空間内に
ポッティング液を注入充填するポッティング方法におい
て、 前記アダプタ嵌合状態ではアダプタ内周の突起を前記段
凸部外周に乗り上げた状態とし、その後アダプタ外周を
締付け枠にて締め付けることによって、前記突起を段凸
部外周面から段凸部端面側に押え込んで固定することを
特徴とする。
(作用) 而して、ポッティング液注入時にアダプタに内圧が作
用しても、内圧は締付け枠によって受け持たれ、アダプ
タの変形が防止される。また、アダプタとケース間の嵌
合面間は、締付け枠によって突起が段凸部端面に押え込
まれ、完全に密着される。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第
1図乃至第6図は本発明のポティング方法を浄水器等の
中空糸膜モジュールの中空糸端末の固定に用いる例を示
している。
中空糸膜モジュール1は、濾過膜として機能する中空
糸2を多数本束ねたポッティング対象物としての中空糸
膜束をケース3内に収納し、濾過面積を飛躍的に高めた
もので、各中空糸2の端末をケース3の開口部4に揃
え、ケース開口部4において各中空糸2と中空糸2間の
隙間、および中空糸2とケース3内周間の隙間にポッテ
ィング液を充填して中空糸2を固定すると共に、ケース
3内を密閉している。そして、濾過すべき原液をケース
3内に流入させ、中空糸2の膜壁を通して濾過し、濾過
液を中空糸2の内孔部を通し端末開口部から流出させる
ようになっている。
この実施例のケース3は偏平な四角形状の内部中空の
箱体で、その一端面が開口している。この開口部4は全
体として長方形状となっていて、その外周に全周的に段
凸部5が突設されている。
そして、ポッティング作業は開口部6を有するアダプ
タ7が用いられる。このアダプタ7は全体として直方体
形状で、直方体の長手方向に沿う一端面が開口する内部
中空の部材である。すなわち開口部6を取囲む四角形状
の周壁8と、この周壁8の開口部6と反対側の端部を閉
塞する底壁9とから構成されている。
周壁8は、その開口端側が一段拡径した段付き形状
で、拡径部10の内周が上記ケース開口部4外周の段凸部
5外周に嵌合するようになっている。そして周壁8内周
の拡径部10の付け根部には、上記ケース開口部4への差
込み量を規制するストッパ部11が設けられている。
さらに、周壁8の拡径部10内周には、全周的に突起12
が設けられている。この突起12の位置は、アダプタ7の
開口部6にケース開口部4を差込んで、上記ケース開口
部4の端面がアダプタ7内周のストッパ部11に当接した
位置にて、第3図に示すようにケース3の段凸部5外周
に重なるように、設けられている。
したがって、アダプタ7の開口部6にケース3を差込
んだ時点では、アダプタ7内部の突起12が段凸部5外周
面に乗り上げて第1図および第2図に示すようにアダプ
タ7の開口部6がふくらむ。
そして、アダプタ7の外周から、第4図および第5図
に示すように締付け枠14をはめ込む。この締付け枠14は
アダプタ7の形状に倣った四角形状で、そのたて方向の
内側面間の寸法aおよびよこ方向の内側面間の寸法b
は、対応するアダプタ7のたて方向の外周面間の寸法A
およびよこ方向外周面間の寸法Bよりも小さくしてお
く。この寸法差分だけアダプタ7は締り嵌めの状態とな
り、外から締付られる。
この締付け力によって上記アダプタ7の突起6が段凸
部5の端面側に押え込まれてアダプタ7の開口部6とケ
ース開口部4内周間の嵌合面が液密に密着する。すなわ
ち、この実施例では突起6をケース3外周の段凸部5に
アダプタ7の差込み方向に部分的に重なるようにしてい
るので、締付け枠14によって締付けた際に、段凸部5の
エッジによって突起12が容易に段凸部5の反ケース開口
側の端面に係合することになる。
このようにアダプタ7を嵌合することにより、アダプ
タ7とケース開口部4および中空糸2端末との間に密閉
された空間15が形成され、この密閉空間15内にポッティ
ング液を注入充填する。注入されたポッティング液は、
注入圧力によって中空糸2と中空糸2間の隙間および中
空糸2とケース3間の隙間内に開口端から所定巾だけ充
填される。
このとき、アダプタ7の周壁8に内圧が加わるが、そ
の外側が締付け枠14によって補強されているので、周壁
8が膨らむことはない。また、段凸部5端面に押込まれ
た突起12によってケース3とアダプタ7との嵌合面13間
が完全にシールされ、ポッティング液の漏洩が防止され
る。
尚、この実施例では端面四角形の非円形断面のアダプ
タを用いる場合について説明したが、円形断面のアダプ
タについても同様に適用できる。
また、中空糸膜モジュールのポッティングを例にとっ
て説明したが、中空糸膜モジュールに限らず、アダプタ
を用いてポッティング液を注入するような種々のポッテ
ィング部位に適用することができる。
(発明の効果) 本発明は以上の構成および作用からなるもので、段凸
部外周に乗り上げた状態のアダプタ内周の突起を、締付
け枠の締付け力によって段凸部端面側に押え込んだの
で、段凸部と突起間が完全に密着し、ポッティング液の
漏洩も防止することができる。
また、締付け枠によってアダプタを締付けているの
で、ポッティグ液の注入圧力を締付け枠によって受け持
つことができ、アダプタが非円形断面形状の場合でも形
状が保持され、ポッティング液が漏れることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のポッティング方法が適用される中空糸
膜モジュールの締付け前のアダプタを嵌合した状態を示
す一部破断正面図、第2図は第1図のアダプタの突起部
の拡大断面図、第3図は第1図のアダプタの突起部の嵌
合前の状態の拡大断面図、第4図および第5図は第1図
のアダプタに締付け枠を嵌合した状態の一部破断正面図
および側面図、第6図は第4図のアダプタの突起部の拡
大断面図、第7図および第8図は従来のポッティング方
法が適用される中空糸膜モジュールの一部破断正面図お
よび側面図、第9図は第7図のアダプタの部分拡大断面
図、第10図は第7図のアダプタに内圧が加わった状態を
説明するための平面図である。 符号の説明 1……中空糸膜モジュール 2……中空糸、3……ケース 4……ケース開口部、5……段凸部 6……開口部、7……アダプタ 8……周壁、9……底部 10……拡径部、11……ストッパ部 12……突起、13……嵌合面 14……締付け枠、15……密閉空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する内部中空のアダプタを用
    い、該アダプタの開口部内周にポッティング対象物を収
    納したケースの外周を液密に嵌合して、アダプタとケー
    ス間の前記ポッティング対象物を含む領域に密閉空間を
    形成し、前記ケースの開口部端面を前記アダプタの内周
    に設けられたストッパに当接させた状態で、前記アダプ
    タの開口部内周に設けた環状の突起を前記ケース外周に
    設けた環状の段凸部端面に係合させて抜け止めを図りつ
    つ前記密閉空間内にポッティング液を注入充填するポッ
    ティング方法において、 前記アダプタ嵌合状態ではアダプタ内周の突起を前記段
    凸部外周に乗り上げた状態とし、その後アダプタ外周を
    締付け枠にて締め付けることによって、前記突起を段凸
    部外周面から段凸部端面側に押え込んで固定することを
    特徴とするポッティング方法。
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