JP3104325U - 内面バンド拡径固定用鋼帯装置 - Google Patents

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皓一 北村
征義 伊藤
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Abstract

【課題】 内面バンド拡径固定用鋼帯装置に関して、搬入の利便や、拡径固定性能を損なうことなく作業性の向上を図り、拡径時に発生する曲げモーメントにより鋼帯の断面力を増加させない。
【解決手段】 弾力性材料によって円環状に形成された、内面バンド11を管内壁面に拡径固定するための、鋼帯21を使用する装置として、鋼帯21を周方向へ少なくとも2分割するとともに、分割部を管内にて結合する蝶番部24を設け、蝶番結合しない鋼帯21の両端部を重なり部30とし、その内、管内側に位置する端部28を加圧する第1加圧部41と、他方の端部に設けた反力部35を加圧する第2加圧部42と、第1、第2加圧部41、42の加圧源である液圧ジャッキ43とから成る拡径固定手段40を具備し、第1、第2加圧部41、42に、管内側の端部と他方の端部の反力部35に掛け止める掛止凹部44、45を夫々設け、また重なり部30に管内径の公差に対応する調整の為の周方向の長孔31、37と、複数個のねじ孔32を設け、長孔側からボルト33をねじ孔32にねじ入れ、所望の拡径状態にて固定する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、弾力性材料により円形環状に形成された、内面バンドを管内壁面に拡径固定するための、鋼帯を使用する装置に関するものである。
管の継ぎ目における封水であるとか、或いは管内壁面のひび割れ補修等の目的で、管内壁面に内面バンドを設置することがあり、それについて本件考案者も技術提案を行い、実用新案登録第1798256号(実開昭58−24594号)等を得ている。同号の考案は、弾力性材料より成る環状バンド体の径を拡げて、管内壁に固定するために、止帯と呼ぶ鋼製帯状部材即ち鋼帯を使用する。上記考案の場合、鋼帯を2分割しており、それによりマンホールを通じた搬入の便を得るように構成されている。しかし、分割した鋼帯を両端共同じように、ジャッキを用いて拡径しながらボルト止めする方法を取っており、この方法は鋼帯が1種類で済むという利点を有するものの、2箇所同時に作業しなければならず改善の余地があった。
実開昭58−24594号
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、内面バンド拡径固定用鋼帯装置に関して、搬入の利便や、拡径固定性能を損なうことなく作業性の向上を図るとともに、拡径時に発生する曲げモーメントにより鋼帯の断面力を増加させないようにすることである。
前記の課題を解決するため本考案は、弾力性材料により円形環状に形成された、内面バンドを管内壁面に拡径固定するための、鋼帯を使用する装置について、鋼帯は周方向に少なくとも2分割するとともに、分割部を管内にて結合する蝶番部を設け、蝶番結合しない鋼帯の両端部を重なり部とし、その内、管内側に位置する端部を加圧する第1加圧部と、他方の端部に設けた反力部を加圧する第2加圧部と、第1、第2両加圧部の加圧源である液圧ジャッキとから成る拡径固定手段を具備し、第1加圧部及び第2加圧部に、管内側の端部と他方の端部の反力部に掛け止める掛止凹部を夫々設け、また重なり部に管内径公差に対応する調整のための周方向の長孔と、複数個のねじ孔を設け、長孔側からボルトをねじ孔にねじ入れ、所望の拡径状態に固定した構成を有するものである。
内面バンドは管内壁面にほぼ等しい外径と、隣接管に固定し得るために必要な長さ、或いは漏水箇所を塞ぐために必要となる長さを有する円形環状の部材であり、ゴム等弾力性材料により形成される。内面バンドは管内壁面に配置され、鋼帯を内側に当てがって拡径し、管内壁面に固定される。鋼帯で管内壁面に押し付けられることにより拡径状態となり固定されるので、拡径固定と称している。
鋼帯は周方向に少なくとも2分割し、最小600φの口径のマンホールから管内への、搬入の便を引き続き得るとともに、分割部については管内にて結合し、蝶番部を組み立てる構成を有している。蝶番部は、各分割鋼帯の端部に軸穴を設け、両軸穴を1軸線上に配置し連結ピンを打ち込む構造とし、連結ピンは、後施工でピンが抜けないようにテーパーピンを使用することが望ましい。
蝶番結合しない鋼帯の両端部は、重なり部、即ち、管内壁面の内面バンドに鋼帯を当てがったときに両端部が重なり合う部分となる。そしてその重なり部にて鋼帯を押し広げて拡径するために、拡径固定部が組み合わされる。重なり部には、管内径の公差に対応する調整機能として周方向の長孔と、複数個のねじ孔が設けられ、長孔側からねじ孔に螺じ入れるボルトにより、所望の拡径状態に固定することができる。
拡径固定手段は、重なり部の内、管内側に位置する端部を第1加圧部により、また他方の端部に設けた反力部を第2加圧部により夫々加圧するもので、加圧源となるのは直押し型の油圧ジャッキのような液圧ジャッキである。第1加圧部及び第2加圧部には、管内側の端部と他方の端部の反力部に掛け止める掛止凹部を設け、拡径時に鋼帯の両端部に加わる作用応力を接線方向に近付けることにより、鋼帯端部に発生する曲げモーメントを極小とすることができる。このため鋼帯の断面力を増加させる必要がなく、むしろ減少させることができる。
液圧ジャッキは特別のものである必要はなく、汎用品で十分であるが、汎用品には第1加圧部や第2加圧部への取り付け手段がないため、滑り止めの溝などから成る掛止凹部を脱着可能な押し金具に設けて、液圧ジャッキと重ね合わせ部の端部及び反力部への取り付け手段としている。なお、鋼帯の反力部には、管公差を考慮して仮押し反力部を設け、最終拡径ジャッキのストロークを短くし、拡径力をより接線方向に近付けるように図っている。
さらに、鋼帯端部の重なり部は、2枚の鋼帯の重ね合わせであっても水密ゴムに均等な圧縮力が作用するように、外側の鋼帯の端部にテーパー加工端部を形成する。鋼帯は耐触性と高弾性に富むステンレス鋼を用いるのが良く、特に、通常の河川水などが対象となる箇所ではSUS340を用い、下水や海水の影響を受ける所はSUS316を用いるようにする。
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、内面バンドを管内壁面に拡径固定するための装置として、搬入の利便性を損うことがなく、拡径固定については従来よりも工数を削減し、管内径の公差に対応する調整等、作業性の著しい向上が図られ、また鋼帯端部を接続方向に近付けることにより鋼帯の断面力を減少できる等顕著な効果を奏する。
以下図示の実施形態を参照して本考案をより詳細に説明する。図1の分解図に示すように、本案装置は、弾力性材料により円形環状に形成された内面バンド11を管内壁面に拡径固定するもので、内面バンド11の内周面には、鋼帯21を取り付けるための取り付け部12、13が入口側と出口側の両端部の2箇所に設けられている。また、内面バンド11の外周面には、円周方向のリブ突条14、15の対が複数箇所設けられている。
鋼帯21は中央で2個の分割鋼帯22、23に分割され、分割部には蝶番部24が設けられている。例示の蝶番部24は、各分割鋼帯22、23の端部に設けた軸受部25、26と、両軸受部25、26を1軸線上に配置して打ち込む連結ピン27とから成る。蝶番部24は、分割鋼帯22、23を管10の内部にマンホールから搬入後に組み立てることができるもので、後施工により抜け出さないように、連結ピン27は軸受部25にテーパー嵌合するテーパーピン構造のものである。
蝶番結合しない鋼帯21の両端部28、29は、内面バンド11への取り付け状態において重なり合う重なり部30を形成する(図2参照)。重なり部30の内側に配置する一方の端部28には、管内径の公差に対応する調整のための周方向の長孔31が2列平行に設けてあり、テーパー加工端部として外側に配置する他方の端部29には、ねじ孔32が周方向に複数個、長孔列と同幅で2列平行に設けてある。33は固定ボルトを示す。また他方の端部29から離れて、反力部35を取り付けるために反力板固定ねじ孔34が設けてある。反力部35はL字形に立ち上がった仮押し反力部36を有し、周方向の長孔37にて位置調整可能とされ、掛止端部39を有している。38は反力板固定ボルトを示す。
拡径固定手段40は、前記重なり部30を形成している一方の端部28を加圧する第1加圧部41と、他方の端部側に設けた反力部35を加圧する第2加圧部42と、第1、第2両加圧部41、42に対する加圧源であるシリンダー直押し型の液圧ジャッキ43と、を具備している。第1加圧部41は、汎用油圧ジャッキを使用可能とするために、ジャッキ伸縮端に着脱可能に取り付けられている。
さらに第1加圧部41及び第2加圧部42には、重なり部30の一方の端部28に掛け止める掛止凹部44を設け、他方の端部29には、反力部35の掛止端部39に掛け止める掛止凹部45を設けている。両掛止凹部44、45は液圧ジャッキ43の伸縮軸から離れた位置に溝状に設けられており、それによって鋼帯両端部28、29に加わる作用応力を接線方向に近付けることができる。その結果、鋼帯21の端部28、29に発生する曲げモーメントが極小となり、鋼帯21の断面力を減少させることができる。
本発明の内面バンド拡径固定用鋼帯装置により、内面バンド11を管内目的位置に取り付ける場合、管10の中に全ての部材、部品を搬入しなければならないが、一番大きな部材である内面バンド11は容易に変形可能であり、鋼帯21は2個の分割鋼帯22、23に分割されているので、どちらも600φのマンホールから容易に管内に搬入することができる。管内では、2個の分割鋼帯22、23を蝶番結合することにより組み立てて一体物とし、その後で、重なり部30の端部28と反力部35に夫々第1加圧部41と第2加圧部42を掛止凹部44、45にて掛け止め、液圧ジャッキ43の直押しにより、鋼帯端部への作用応力が接線方向となるように内面バンド11を加圧し、拡径させて管内壁面に固定する。
よって拡径作業は従来の2箇所から半減し、2箇所の作業を同時並行的に進めるという制約もなくすことができる。なお鋼帯21は、重なり部30において両端部28、29を直接、計4本のボルト33で固定し、最終接合面を形成しており、他方の端部29をテーパー加工していることにより、内面バンド11と称する水密ゴムに、全周にわたって均等な圧縮力を加えることができるものである。拡径固定作業を終了したのち反力部35を取り外すと、管内には固定ボルト33の頭が残るだけで流水抵抗の増加は極く僅かで済む。
内面バンドの円形の内面を押し拡げて管内壁面に固定可能であり、管水路における管継手部の接続装置としても利用し得る。
本考案に係る内面バンド拡径固定用鋼帯装置の1例を示す斜視図。 本案装置を用いて内面バンドを管内壁面に拡径固定する作業中の状態を示す横断面図。 の要部拡大図。
符号の説明
10 管
11 内面バンド
21 鋼帯
22、23 分割鋼帯
24 蝶番部
25、26 軸受部
27 連結ピン
28、29 鋼帯の蝶番結合しない端部
30 重なり部
31、37 長孔
32 ねじ孔
33、38 固定ボルト
35 反力部
36 仮押し反力部
40 拡径固定手段
41 第1加圧部
42 第2加圧部
43 液圧ジャッキ
44、45 掛止凹部

Claims (2)

  1. 弾力性材料により円形環状に形成された、内面バンドを管内壁面に拡径固定するための、鋼帯を使用する装置であって、鋼帯は周方向に少なくとも2分割するとともに、分割部を管内にて結合する蝶番部を設け、蝶番結合しない鋼帯の両端部を重なり部とし、その内、管内側に位置する端部を加圧する第1加圧部と、他方の端部に設けた反力部を加圧する第2加圧部と、第1、第2両加圧部の加圧源である液圧ジャッキとから成る拡径固定手段を具備し、第1加圧部及び第2加圧部に、管内側の端部と他方の端部の反力部に掛け止める掛止凹部を夫々設け、また重なり部に管内径の公差に対応する調整のための周方向の長孔と、複数個のねじ孔を設け、長孔側からボルトをねじ孔にねじ入れ、所望の拡径状態に固定した構成を有する内面バンド拡径固定用鋼帯装置。
  2. 蝶番部として、各分割鋼帯の端部に軸穴を設け、両軸穴を1軸線上に配置し、連結ピンを打ち込む構造とし、連結ピンとしてテーパーピンを使用するようにした請求項1記載の内面バンド拡径固定用鋼帯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010071364A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 継手部の離脱防止構造と継手部の離脱防止工法及び継手部の離脱防止用内面継ぎ輪

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