JP3104221B2 - ポーリング遅延回避方式 - Google Patents

ポーリング遅延回避方式

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JP3104221B2
JP3104221B2 JP09117558A JP11755897A JP3104221B2 JP 3104221 B2 JP3104221 B2 JP 3104221B2 JP 09117558 A JP09117558 A JP 09117558A JP 11755897 A JP11755897 A JP 11755897A JP 3104221 B2 JP3104221 B2 JP 3104221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク/シス
テム管理におけるポーリング制御方式に関し、特にユー
ザがあらかじめポーリング間隔記憶領域に設定した監視
対象と監視対象毎のポーリング間隔とに基づいて監視装
置上のポーリング実行手段が複数の監視対象に対するポ
ーリングを行う監視システムにおけるポーリング遅延回
避方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ネットワーク/システム管理に
おいて、監視装置が複数の監視対象から定期的に監視デ
ータを取得するためにポーリングが行われるが、ネット
ワークを構成する多数のホストのうち、どれを監視対象
とし、どの程度の間隔でポーリングを行うかはユーザが
決定し、監視装置に設定する。
【0003】監視装置が行うポーリングの全体量は監視
対象の数やポーリング間隔によって変化するが、ユーザ
は必ずしも監視装置のポーリング処理能力で処理しきれ
るような監視対象数やポーリング間隔を設定するとは限
らない。
【0004】ポーリング関連の従来技術としては、特開
平8−51446号公報がある。この技術は、複数の端
末と制御局との間でポーリング方式で通信を行う通信シ
ステムにおいて、端末の優先度に応じて端末側から制御
局に対して行うポーリング信号の再送間隔および再送回
数を制御することにより、通信トラフィックが混雑して
いる場合でも優先度の高い端末の通信チャネルのアクセ
スを優先的に確立させる方式である。
【0005】また、特開平8−46633号公報があ
る。この技術は、通信要求時にデータの衝突があるか否
かを検出し、データの衝突が検出された場合は通信要求
の重要度に応じて通信アクセスを遅延させる方式であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ネットワーク/システ
ム管理のように1つの監視装置から複数の監視対象にポ
ーリングを行う場合、ユーザが監視装置のポーリング処
理能力を考慮せずに多数の監視対象を設定してしまう
と、監視装置が設定されたポーリング間隔では全監視対
象へのポーリングを処理しきれなくなり、全ての監視対
象のポーリング実行のタイミングに遅延が発生し続ける
という問題がある(図10参照)。
【0007】従来の技術には、監視対象の優先度に応じ
てポーリングの間隔や回数を可変とするものがあるが、
優先度の高い監視対象については、あらかじめ設定した
ポーリング間隔で確実にポーリングすることが必要な場
合には不向きである。
【0008】本発明の目的は、ポーリングの実行タイミ
ングの遅延を検出し監視対象の優先度に応じて監視対象
を削除することにより、優先度の高い監視対象について
はあらかじめ設定したポーリング間隔で確実にポーリン
グできるようにしたポーリング遅延回避方式を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のポーリング遅延
回避方式は、監視装置に複数の監視対象が接続され、前
記監視装置上のポーリング実行手段がポーリング間隔記
憶領域に各監視対象の識別子に対応して設定されたポー
リング間隔に基づいて各監視対象に対するポーリングを
実行する監視システムにおいて、各監視対象の識別子に
対応して優先度が設定された優先度記憶領域と、各監視
対象の識別子に対応して前回ポーリング時刻が格納され
る前回ポーリング時刻記憶領域と、前記ポーリング実行
手段によるポーリングの実行を監視して、ある監視対象
に対するポーリングの実行を検出した場合は、該監視対
象の前回ポーリング時刻を前記前回ポーリング時刻記憶
領域から取り出すとともに、該監視対象のポーリング間
隔を前記ポーリング間隔記憶領域から取り出し、前回ポ
ーリング時刻とポーリング間隔との和で与えられるポー
リング予定時刻を計算してポーリング予定時刻が現在時
刻を過ぎているか否かを比較判定し、過ぎている場合に
はポーリングの実行タイミングに遅延が発生していると
判断して監視対象の削除要求を行う遅延検出手段と、
の遅延検出手段から監視対象の削除要求があったときに
前記優先度記憶領域に設定された優先度に基づいて前記
ポーリング間隔記憶領域に識別子が存在する監視対象か
ら最も優先度の低い監視対象を特定し、該監視対象の識
別子を前記ポーリング間隔記憶領域から削除する監視対
象削除手段とを具備することを特徴とする。また、本発
明のポーリング遅延回避方式は、前記ポーリング実行手
段が、前記ポーリング間隔記憶領域に各監視対象の識別
子に対応して設定されたポーリング間隔に基づいてポー
リングの実行をスケジュールするスケジューラ,各監視
対象の次回ポーリング予定時刻を記憶するスケジュール
記憶部,および監視対象に監視データ取得のためのパケ
ットを送出し結果を受信するポーリング実行部から構成
され、前記スケジューラにより前記スケジュール記憶部
に記憶されたある監視対象の次回ポーリング予定時刻と
現在時刻とを比較して次回ポーリング予定時刻が現在時
刻を経過していれば、前記スケジューラにより前記ポー
リング実行部を起動して該監視対象に対するポーリング
を実行し、実行後に前記スケジューラにより次回ポーリ
ング予定時刻を計算して前記スケジュール記憶部に格納
する処理を、前記ポーリ ング間隔記憶領域に識別子が設
定された各監視対象に対して順次繰り返すことを特徴と
する。
【0010】また、本発明の機械読み取り可能な記録媒
体は、コンピュータを、ポーリング間隔記憶領域に各監
視対象の識別子に対応して設定されたポーリング間隔に
基づいて各監視対象に対するポーリングを実行するポー
リング実行手段と、このポーリング実行手段によるポー
リングの実行を監視して、ある監視対象に対するポーリ
ングの実行を検出した場合は、該監視対象の前回ポーリ
ング時刻を前記前回ポーリング時刻記憶領域から取り出
すとともに、該監視対象のポーリング間隔を前記ポーリ
ング間隔記憶領域から取り出し、前回ポーリング時刻と
ポーリング間隔との和で与えられるポーリング予定時刻
を計算してポーリング予定時刻が現在時刻を過ぎている
か否かを比較判定し、過ぎている場合にはポーリングの
実行タイミングに遅延が発生していると判断して監視対
象の削除要求を行う遅延検出手段と、この遅延検出手段
から監視対象の削除要求があったときに優先度記憶領域
に各監視対象の識別子に対応して設定された優先度に基
づいて前記ポーリング間隔記憶領域に識別子が存在する
監視対象から最も優先度の低い監視対象を特定し、該監
視対象の識別子を前記ポーリング間隔記憶領域から削除
する監視対象削除手段として機能させるためのプログラ
ムを記録する。また、本発明の機械読み取り可能な記録
媒体は、コンピュータを、ポーリング間隔記憶領域に各
監視対象の識別子に対応して設定されたポーリング間隔
に基づいてポーリングの実行をスケジュールするスケジ
ューラ,各監視対象の次回ポーリング予定時刻を記憶す
るスケジュール記憶部,および監視対象に監視データ取
得のためのパケットを送出し結果を受信するポーリング
実行部から構成され、前記スケジューラにより前記スケ
ジュール記憶部に記憶されたある監視対象の次回ポーリ
ング予定時刻と現在時刻とを比較して次回ポーリング予
定時刻が現在時刻を経過していれば、前記スケジューラ
により前記ポーリング実行部を起動して該監視対象に対
するポーリングを実行し、実行後に前記スケジューラに
より次回ポーリング予定時刻を計算して前記スケジュー
ル記憶部に格納する処理を、前記ポーリング間隔記憶領
域に識別子が設定された各監視対象に対して順次繰り返
すポーリング実行手段と、このポーリング実行手段によ
るポーリングの実行を監視して、ある監視対象に対する
ポーリングの実行を検出した場合は、該監視対象の前回
ポーリング時刻を前記前回ポー リング時刻記憶領域から
取り出すとともに、該監視対象のポーリング間隔を前記
ポーリング間隔記憶領域から取り出し、前回ポーリング
時刻とポーリング間隔との和で与えられるポーリング予
定時刻を計算してポーリング予定時刻が現在時刻を過ぎ
ているか否かを比較判定し、過ぎている場合にはポーリ
ングの実行タイミングに遅延が発生していると判断して
監視対象の削除要求を行う遅延検出手段と、この遅延検
出手段から監視対象の削除要求があったときに優先度記
憶領域に各監視対象の識別子に対応して設定された優先
度に基づいて前記ポーリング間隔記憶領域に識別子が存
在する監視対象から最も優先度の低い監視対象を特定
し、該監視対象の識別子を前記ポーリング間隔記憶領域
から削除する監視対象削除手段として機能させるための
プログラムを記録する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0012】図2は、本発明の一実施の形態に係るポー
リング遅延回避方式が適用される監視システムの構成を
示すブロック図である。この監視システムは、互いに通
信可能なネットワークにより接続された監視装置10
と、複数の監視対象20a〜20dとから構成されてい
る。監視対象20a〜20dは、監視対象自身の状態を
監視データとして内部に記憶しており、監視装置10か
らのポーリングに対して監視データを返却する機能を持
つ。ここでは、監視対象20a〜20dの識別子を、そ
れぞれA〜Dとする。なお、本実施の形態では、監視対
象を4台としているが、これはN(正整数)台でもよ
い。
【0013】図1を参照すると、監視装置10は、デー
タ処理装置1と、記憶装置2とから、その主要部が構成
されている。
【0014】データ処理装置1には、ポーリング実行手
段101と、遅延検出手段102と、監視対象削除手段
103とが搭載されている。
【0015】記憶装置2上には、ポーリング間隔記憶領
域104と、前回ポーリング時刻記憶領域105と、優
先度記憶領域106とが割り当てられている。
【0016】ポーリング間隔記憶領域104は、図4に
示すように、各監視対象20a〜20dの識別子と、各
監視対象20a〜20dに対応するポーリング間隔とを
記憶する。これらは、ユーザがあらかじめ設定するが、
本発明では、ポーリングの実行タイミングに遅延を検出
するとこれらを自動的に変更する。
【0017】前回ポーリング時刻記憶領域105は、図
5に示すように、各監視対象20a〜20dの識別子に
対応して、前回ポーリング時刻を格納する。
【0018】優先度記憶領域106は、図6に示すよう
に、各監視対象20a〜20dの識別子に対応して、優
先度を設定する。一般に、監視対象は、それぞれ業務シ
ステムの一部でもあり、業務システムヘの影響度などに
応じて、ポーリングの必要性も異なる。例えば、監視対
象が業務システム内でサーバマシンとして運用されてい
る場合は、サーバマシンの状態変化が業務システム全体
へ与える影響が大きいので、常に正確な間隔でポーリン
グすることによりきめ細やかな状態監視が必要である。
一方、クライアントマシンのように、業務システムヘの
影響が小さく必ずしもポーリングによる状態監視が必要
ではないものまで存在する。これを優先度として、あら
かじめユーザが優先度記憶領域106に定義する。
【0019】ポーリング実行手段101は、ポーリング
間隔記憶領域104に記憶されている監視対象20a〜
20dに対してそれぞれ設定されたポーリング間隔でポ
ーリングを実行する。一般的に、ポーリング実行手段1
01は、図3に示されるように、ポーリング間隔記憶領
域104の設定に基づいてポーリングの実行をスケジュ
ールするスケジューラ1011と、各監視対象20a〜
20dの次回ポーリング予定時刻を記憶するスケジュー
ル記憶部1013と、実際に監視対象20a〜20dへ
監視データ取得のためのパケットを送出し結果を受信す
るポーリング実行部1012とから構成される。
【0020】図7を参照すると、ポーリング実行手段1
01の処理は、カウンタi初期設定ステップS101
と、次回ポーリング予定時刻/現在時刻比較ステップS
102と、ポーリング実行ステップS103と、次回ポ
ーリング予定時刻計算・格納ステップS104と、カウ
ンタiインクリメントステップS105と、カウンタi
監視対象数超過判断ステップS106とからなる。
【0021】遅延検出手段102は、ポーリング実行手
段101が行うポーリングの実行を監視し、ポーリング
の実行に遅延が発生していないかどうかを判定する。
【0022】図8を参照すると、遅延検出手段102の
処理は、前回ポーリング時刻取り出しステップS201
と、ポーリング間隔取り出しステップS202と、ポー
リング予定時刻計算ステップS203と、ポーリング予
定時刻>現在時刻比較ステップS204と、監視対象削
除手段呼び出しステップS205とからなる。
【0023】監視対象削除手段103は、優先度記憶領
域106に定義された優先度に基づいて、ポーリング間
隔記憶領域104に記憶された監視対象の中から最も優
先度の低い監視対象を削除する。
【0024】図9を参照すると、監視対象削除手段10
3の処理は、最低優先度監視対象特定ステップS301
と、該当監視対象削除ステップS302とからなる。
【0025】次に、このように構成された本実施の形態
に係るポーリング遅延回避方式の動作について説明す
る。
【0026】まず、ポーリング実行手段101は、各監
視対象への1回目のポーリングでは、ポーリング間隔記
憶領域104に設定されている全ての監視対象20a〜
20dに対して順次ポーリングを実行する。ここで、各
ポーリングの実行終了時に、次回ポーリング予定時刻を
決定する。2回目以降のポーリングでは、次回ポーリン
グ予定時刻をチェックして、次回ポーリング予定時刻に
達した監視対象を探してその監視対象に対してポーリン
グを実行する。次回ポーリング予定時刻に達した監視対
象がなければ達するまで待つ。ポーリング実行手段10
1は、基本的に上記の動作を繰り返す。
【0027】詳しくは、ポーリング実行手段101は、
カウンタiを1に初期設定し(ステップS101)、ス
ケジューラ1011によりスケジュール記憶部1013
に記憶されたi番目の監視対象の次回ポーリング予定時
刻と現在時刻とを比較し(ステップS102)、次回ポ
ーリング予定時刻が現在時刻を経過していれば、スケジ
ューラ1011によりポーリング実行部1012を起動
してi番目の監視対象に対するポーリングを実行し(ス
テップS103)、次回ポーリング予定時刻を計算して
スケジューラ1011によりスケジュール記憶部101
3に格納する(ステップS104)。この後、ポーリン
グ実行手段101は、カウンタiを1つインクリメント
して(ステップS105)、カウンタiが監視対象数N
(本例では4)を超過したかどうかを判定し(ステップ
S106)、超過していなければステップS102に制
御を戻して、次の監視対象に対してステップS102〜
S106を繰り返す。カウンタiが監視対象数Nを超過
すると、ポーリング実行手段101は、ステップS10
1に制御を戻して、先頭の監視対象からステップS10
1〜S106を繰り返す。
【0028】遅延検出手段102は、ポーリング実行手
段101によるポーリングの実行を監視して、監視対象
に対するポーリングの実行を検出した場合は、その監視
対象の前回ポーリング時刻を前回ポーリング時刻記憶領
域105から取り出すとともに(ステップS201)、
その監視対象のポーリング間隔をポーリング間隔記憶領
域104から取り出す(ステップS202)。次に、遅
延検出手段102は、前回ポーリング時刻とポーリング
間隔との和で与えられるポーリング予定時刻を計算し
(ステップS204)、ポーリング予定時刻が現在時刻
を過ぎているか否かを比較判定し(ステップS20
4)、過ぎている場合には、ポーリングの実行タイミン
グに遅延が発生していると判断し、監視対象削除手段1
03に監視対象の削除要求を行う(ステップS20
5)。ポーリングの実行タイミングに遅延が発生してい
ない場合は、遅延検出手段102は、ステップS205
をスキップして、何も行わない。なお、遅延を比較判定
する際に、遅延の許容範囲を設けて許容範囲内の遅延は
無視するようにしてもよい。
【0029】監視対象削除手段103は、遅延検出手段
102から監視対象の削除要求があると、優先度記憶領
域106に定義された優先度に基づいてポーリング間隔
記憶領域104に存在する監視対象から最も優先度の低
い監視対象を特定し(ステップS301)、この監視対
象のエントリを、ポーリング間隔記憶領域104から削
除する。なお、監視対象の削除後、監視対象削除手段1
03は、ポーリング実行手段101を初期状態にリセッ
トし、初期状態からポーリングの実行を行わせる。
【0030】以下に、具体例を示す。
【0031】図10は、遅延が起きる場合の監視対象
と、各監視対象のポーリング間隔と、監視対象の優先度
と、監視装置10がポーリング実行するタイミングとを
示すタイミングチャートである。この例では、4つの監
視対象A,B,C,D(以下、監視対象に符号として識
別子を付して示す)に対して指定されたポーリング間隔
でポーリングを行うためには、単位時間あたりに4つの
ポーリングを処理するが必要がある。しかし、この監視
装置10のポーリング処理能力は単位時間あたり2つの
ポーリングしか実行できないため、図10に示すよう
に、1/2時間ずつ遅延が発生する。
【0032】一方、図11は、上記の例で優先度の低い
監視対象Dを削除した後のポーリングを示すタイミング
チャートである。このように優先度の低い監視対象Dを
削除することにより、優先度の高い監視対象A,B,C
へのポーリング間隔を変更することなく遅延を発生させ
ずにポーリングを実行することができる。
【0033】なお、本例では、簡単のため、全ての監視
対象A,B,C,Dに対するポーリング間隔を同じにし
たが、これは異なる間隔で設定されていてもよい。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0035】図12を参照すると、本発明の第2の実施
の形態に係るポーリング遅延回避方式は、データ処理装
置1を、ポーリング実行手段101,遅延検出手段10
2および監視対象削除手段103として機能させるプロ
グラム(以下、ポーリング制御プログラムという)を記
録した記録媒体3を備える。この記録媒体3は、磁気デ
ィスク,半導体メモリその他の記録媒体であってよい。
【0036】ポーリング制御プログラムは、記録媒体3
からデータ処理装置1に読み込まれ、データ処理装置1
の動作を制御する。なお、ポーリング制御プログラムに
よるデータ処理装置1の動作は、第1の実施の形態に係
るポーリング遅延回避方式の動作と全く同様であるの
で、その詳しい説明を割愛する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポーリン
グ遅延回避方式によれば、ネットワーク/システム管理
のように1つの監視装置から複数の監視対象にポーリン
グを行う監視システムにおいて、ユーザが監視装置のポ
ーリング処理能力を考慮せずに多数の監視対象を設定し
た場合でも、優先度の低い監視対象を削除することによ
り、ポーリング間隔を変更することなく優先度の高い監
視対象へのポーリングを遅延無く実行することが可能に
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポーリング遅
延回避方式の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係るポーリング遅延回避方式が
適用される監視システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1中のポーリング実行手段のより詳細な構成
を示すブロック図である。
【図4】図1中のポーリング間隔記憶領域の内容を示す
図である。
【図5】図1中の前回ポーリング時刻記憶領域の内容を
示す図である。
【図6】図1中の優先度記憶領域の内容を示す図であ
る。
【図7】図1中のポーリング実行手段の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1中の遅延検出手段の処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】図1中の遅延対象削除手段の処理を示すフロー
チャートである。
【図10】遅延が発生している場合を例示するタイミン
グチャートである。
【図11】本実施の形態に係るポーリング遅延回避方式
により遅延が回避された状態を示すタイミングチャート
である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るポーリング
遅延回避方式の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 記憶装置 3 記録媒体 10 監視装置 20a〜20d 監視対象 101 ポーリング実行手段 102 遅延検出手段 103 監視対象削除手段 104 ポーリング間隔記憶領域 105 前回ポーリング時刻記憶領域 106 優先度記憶領域 1011 スケジューラ 1012 ポーリング実行部 1013 スケジュール記憶部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視装置に複数の監視対象が接続され、
    前記監視装置上のポーリング実行手段がポーリング間隔
    記憶領域に各監視対象の識別子に対応して設定されたポ
    ーリング間隔に基づいて各監視対象に対するポーリング
    を実行する監視システムにおいて、各監視対象の識別子に対応して優先度が設定された優先
    度記憶領域と、 各監視対象の識別子に対応して前回ポーリング時刻が格
    納される前回ポーリング時刻記憶領域と、 前記ポーリング実行手段によるポーリングの実行を監視
    して、ある監視対象に対するポーリングの実行を検出し
    た場合は、該監視対象の前回ポーリング時刻を前記前回
    ポーリング時刻記憶領域から取り出すとともに、該監視
    対象のポーリング間隔を前記ポーリング間隔記憶領域か
    ら取り出し、前回ポーリング時刻とポーリング間隔との
    和で与えられるポーリング予定時刻を計算してポーリン
    グ予定時刻が現在時刻を過ぎているか否かを比較判定
    し、過ぎている場合にはポーリングの実行タイミングに
    遅延が発生していると判断して監視対象の削除要求を行
    遅延検出手段と、この遅延検出手段から監視対象の削除要求があったとき
    に前記優先度記憶領域に設定された優先度に基づいて前
    記ポーリング間隔記憶領域に識別子が存在する監視対象
    から最も優先度の低い監視対象を特定し、該監視対象の
    識別子を前記ポーリング間隔記憶領域から削除する 監視
    対象削除手段とを具備することを特徴とするポーリング
    遅延回避方式。
  2. 【請求項2】前記ポーリング実行手段が、前記ポーリン
    グ間隔記憶領域に各監視対象の識別子に対応して設定さ
    れたポーリング間隔に基づいてポーリングの実行をスケ
    ジュールするスケジューラ,各監視対象の次回ポーリン
    グ予定時刻を記憶するスケジュール記憶部,および監視
    対象に監視データ取得のためのパケットを送出し結果を
    受信するポーリング実行部から構成され、前記スケジュ
    ーラにより前記スケジュール記憶部に記憶されたある監
    視対象の次回ポーリング予定時刻と現在時刻とを比較し
    て次回ポーリング予定時刻が現在時刻を経過していれ
    ば、前記スケジューラにより前記ポーリング実行部を起
    動して該監視対象に対するポー リングを実行し、実行後
    に前記スケジューラにより次回ポーリング予定時刻を計
    算して前記スケジュール記憶部に格納する処理を、前記
    ポーリング間隔記憶領域に識別子が設定された各監視対
    象に対して順次繰り返す請求項1記載のポーリング遅延
    回避方式。
  3. 【請求項3】 コンピュータを、ポーリング間隔記憶領
    域に各監視対象の識別子に対応して設定されたポーリン
    グ間隔に基づいて各監視対象に対するポーリングを実行
    するポーリング実行手段と、このポーリング実行手段
    よるポーリングの実行を監視して、ある監視対象に対す
    るポーリングの実行を検出した場合は、該監視対象の前
    回ポーリング時刻を前記前回ポーリング時刻記憶領域か
    ら取り出すとともに、該監視対象のポーリング間隔を前
    記ポーリング間隔記憶領域から取り出し、前回ポーリン
    グ時刻とポーリング間隔との和で与えられるポーリング
    予定時刻を計算してポーリング予定時刻が現在時刻を過
    ぎているか否かを比較判定し、過ぎている場合にはポー
    リングの実行タイミングに遅延が発生していると判断し
    て監視対象の削除要求を行う遅延検出手段と、この遅延
    検出手段から監視対象の削除要求があったときに優先度
    記憶領域に各監視対象の識別子に対応して設定された優
    先度に基づいて前記ポーリング間隔記憶領域に識別子が
    存在する監視対象から最も優先度の低い監視対象を特定
    し、該監視対象の識別子を前記ポーリング間隔記憶領域
    から削除する監視対象削除手段として機能させるための
    プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 コンピュータを、ポーリング間隔記憶領
    域に各監視対象の識別子に対応して設定されたポーリン
    グ間隔に基づいてポーリングの実行をスケジュールする
    スケジューラ,各監視対象の次回ポーリング予定時刻を
    記憶するスケジュール記憶部,および監視対象に監視デ
    ータ取得のためのパケットを送出し結果を受信するポー
    リング実行部から構成され、前記スケジューラにより前
    記スケジュール記憶部に記憶されたある監視対象の次回
    ポーリング予定時刻と現在時刻とを比較して次回ポーリ
    ング予定時刻が現在時刻を経過していれば、前記スケジ
    ューラにより前記ポーリング実行部を起動して該監視対
    象に対するポーリングを実行し、実行後に前記スケジュ
    ーラにより次回ポーリング予定時刻を計算して前記スケ
    ジュール記憶部に格納する処理を、前記ポーリング間隔
    記憶領域に識別子が設 定された各監視対象に対して順次
    繰り返すポーリング実行手段と、このポーリング実行手
    段によるポーリングの実行を監視して、ある監視対象に
    対するポーリングの実行を検出した場合は、該監視対象
    の前回ポーリング時刻を前記前回ポーリング時刻記憶領
    域から取り出すとともに、該監視対象のポーリング間隔
    を前記ポーリング間隔記憶領域から取り出し、前回ポー
    リング時刻とポーリング間隔との和で与えられるポーリ
    ング予定時刻を計算してポーリング予定時刻が現在時刻
    を過ぎているか否かを比較判定し、過ぎている場合には
    ポーリングの実行タイミングに遅延が発生していると判
    断して監視対象の削除要求を行う遅延検出手段と、この
    遅延検出手段から監視対象の削除要求があったときに優
    先度記憶領域に各監視対象の識別子に対応して設定され
    た優先度に基づいて前記ポーリング間隔記憶領域に識別
    子が存在する監視対象から最も優先度の低い監視対象を
    特定し、該監視対象の識別子を前記ポーリング間隔記憶
    領域から削除する監視対象削除手段として機能させるた
    めのプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒
    体。
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