JP3104170B2 - 弁 体 - Google Patents

弁 体

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JP3104170B2
JP3104170B2 JP31790696A JP31790696A JP3104170B2 JP 3104170 B2 JP3104170 B2 JP 3104170B2 JP 31790696 A JP31790696 A JP 31790696A JP 31790696 A JP31790696 A JP 31790696A JP 3104170 B2 JP3104170 B2 JP 3104170B2
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満洲雄 甲田
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サンデン商事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水、空気、温
水、蒸気及び油など各種流体を扱う弁の弁体に関する。
【0002】
【従来の技術】金属または金属同等の素材とシール材と
を組み合わせて造られる弁体等で、直線的に滑動して開
閉する弁の弁体において、シール材と弁座との間に流路
が生じ、流体が流れだすと流れの周囲側面は負圧とな
り、シール材表面も負圧状態となり、しかも流速が大で
あればあるほど負圧は大となり、益々弁体側から流体側
に吸引されるように、剥離しようとする現象が発生す
る。
【0003】特に高圧流体を扱う場合程、弁体のシール
材と弁座が接する面を境にして圧力差は大となり、特に
シール材表面付近の流速は速く、負圧の程度も大きくな
り、従って吸引作用は更に激しくなって、シール材は剥
離し易くなり、弁体の耐久性を著しく低下させる。
【0004】このシール材が剥離するのを防ぐために、
例えば弁体をサンドイ チ構造とし、弁軸に備えられた
鍔部の両面にシール材を設け、このシール材を一体化す
るために、鍔部にドリル等で穴明け加工をし、複数の穴
を穿設し、この穴にシール材を流し込み両面のシール材
を繋いだ弁体がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では、金属または金属同等の鍔部に穴明け加工の
途中でドリルが破損する等、加工作業が容易でなく加工
費用が高価となり、更に弁体を一体成形する工程で、例
えばゴムシール材が用いられる場合では、鍔部に設けら
れた穴にゴムシール材の原料を注入し、加硫及び加熱工
程の際に、この上下のゴムシール材を繋ぐ穴が比較的細
いこともあって、前記原料が流れにくく注入が不十分と
なり、更に加熱工程での脱気が十分に行われず、気泡を
包含した状態で成形されるため、強度的に弱く寿命が短
いなどの不都合がある。
【0006】この発明は、叙上の点に着目してなされた
もので、弁座と接して密封性を保つシール材を歯車形状
とすることによりシール材の繋ぎとなる部分の太さも十
分に確保され、加工作業が容易で且つ加硫、加熱工程で
の脱気も確実に行われ、一体成形性が良く、強固な構造
となり、従って剥離を防ぎ耐久性を向上させ、且つ製作
費が安価な弁体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0008】(1)鍔部を備えた弁軸が軸方向に往復滑
動し弁座と接離して弁の開閉を行う前記鍔部の上下両面
にシール材を設け且つ鍔部の外周に形成される複数の溝
内にシール材を充填して上下のシール材を一体に連結成
形したことを特徴とする弁体。
【0009】(2)鍔部上下両面に設けられたシール材
と前記鍔部の外周に形成される複数の溝内に設けられた
シール材とが連結成形されて、歯車形状を呈することを
特徴とする前項(1)記載の弁体。
【0010】
【作用】弁体が上下または左右に滑動して、弁座と密着
して密封状態を形成していた前記弁体が前記弁座から離
れ、遮断状態が解放され流体が流れ始めると、流れの周
囲側面は負圧状態となるが、シール部が鍔部を両面から
歯車形状に一体成形しているので、負圧による吸引、剥
離現象に強く、この発明による弁体は従来の弁体に比較
して寿命を向上させることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を説
明する。
【0012】図1は、この発明に係る弁主要部の組立
図、図2は弁体の平面図、図3、図4は弁体の側断面
図、図5は弁体の斜視図である。
【0013】図面について説明すれば、1は弁軸を示
し、スライドして流体Uを流通または遮断するために、
断面円形の弁軸1の両側部に滑動可能且つシール性のあ
るO−リング4を配し、弁軸1の中心付近に弁体2を備
え、前記弁体2はシール材2a、2aと鍔部2bとで構
成され、3はシール材2a、2aと密着して流体Uを遮
断する弁座であり、5は流体の入口である。
【0014】シール材2a、2aは弁軸1に備えられた
鍔部2bをサンドイ チ状に両面から挟むように設けら
れ、且つシール材2a、2aは弁軸1と鍔部2bとに接
する内側形状を弁軸1の中心に向かって剥離しにくい方
向に楔形状Cとし、更に前記鍔部2bの外周に形成され
る複数の溝6内にシール材7が充填され上下両面のシー
ル材2a,2aが一体となるように連結成形され、従っ
てシール材2a、2aとシール材7は歯車形状を呈し、
弁体2は全体として円盤状となっている。
【0015】上述の構成に基づいて作用を説明する。
【0016】弁座3と接して密封性を保つシール材2a
は弁軸1がスライドして、開く方向に作用し、弁座3か
ら離れ、シール材2aと弁座3の間に流路が生じ流体U
が入口5から流入し始め、流れの発生と共に流れの周囲
側面は負圧状態となり、シール材2aの表面は負圧状態
となって弁体2側から流体U側への吸引作用が生ずる。
【0017】弁座3と密着して密封性を保つためのシー
ル材2a、2aが鍔部2bの外周に形成される溝6内に
充填されたシール材7によりシール材2a,2aを両面
から連結成形し歯車形状を呈し一体化されているために
弁体2全体が強固な構造となり、前記負圧、吸引作用に
強く、従って剥離することなく、繰り返し操作に耐える
ことができ、長寿命とすることが出来る(図2、図3、
図4、図5参照)。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、弁座と密着するシー
ル材を歯車形状とし弁軸に備えられた鍔部と一体成形し
た為に、弁体は強固な構造となり、流れの周囲側面に発
生する負圧、吸引現象に強く、剥離することがなく、且
つ加工が容易で安価に製作出来、更に長寿命とすること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態を示す弁主要部の組
立図
【図2】 弁体の平面図
【図3】 弁体の側断面図
【図4】 弁体の側断面図
【図5】 弁体の斜視図
【符号の説明】
1 弁軸 2 弁体 2a シール材 2b 鍔部 3 弁座 4 O−リング 5 流体入口 6 溝 7 シール材 C 楔形状 U 流体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−280109(JP,A) 特開 昭61−157880(JP,A) 特開 平3−66986(JP,A) 特開 昭56−120863(JP,A) 実開 平3−23261(JP,U) 実開 昭49−149319(JP,U) 実開 平6−51649(JP,U) 実開 平2−81980(JP,U) 実開 昭63−106966(JP,U) 実開 昭55−105666(JP,U) 実開 平1−145561(JP,U) 特公 昭50−39248(JP,B1) 実公 昭31−8854(JP,Y1) 実公 平4−53493(JP,Y2) 実公 昭63−48847(JP,Y2) 国際公開82/3672(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 1/00 - 1/54 F16K 11/044 F16K 31/00 - 31/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、空気、温水、蒸気、及び油など各種
    流体を扱う弁の弁体であって、鍔部を備えた弁軸が軸方
    向に往復滑動し弁座と接離して弁の開閉を行う前記鍔部
    の上下両面にシール材を設け且つ鍔部の外周に形成され
    る複数の溝内にシール材を充填して上下のシール材を一
    体に連結成形したことを特徴とする弁体。
  2. 【請求項2】 鍔部上下両面に設けられたシール材と前
    記鍔部の外周に形成される複数の溝内に設けられたシー
    ル材とが連結成形されて、歯車形状を呈することを特徴
    とする請求項1記載の弁体。
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