JP3103955U - 環境保護紙製スリッパ - Google Patents

Abstract

【課題】環境保護紙製スリッパの提供。
【解決手段】ホテルや旅館、レジャー施設等で使用される環境保護紙製スリッパであり、ソール１とバンド２で組成され、ソール及びバンドがダンボールとクラフト紙で形成され、該バンドの両端がソールの上面或いは底面に接合され、バンドの前後端に切り傷防止構造２０が設けられ、ソールの上面或いは底面に摩擦凸紋１１が設けられ、回収に便利で環境保護に符合し、着用して快適な機能を具え、並びに製造コスト節約を達成するものとされる。
【選択図】図１

Description

本考案は一種の環境保護紙製スリッパに係り、特に、回収に便利で環境保護に符合し、着用して快適な機能を具え、並びに製造コスト節約を達成する環境保護紙製スリッパに関する。

経済が発達し、個人の衛生保健に対する要求も高まり、多くの製品が衛生のために従来の回収して消毒し再使用する形式を破棄し、使い捨て不回収の路線に改められた。このような要求のため、メーカーは多くの関係商品を開発し、例えば外出旅行用の紙製下着や、紙製スリッパを提供している。伝統的なスリッパにおいて、ソールには紋路が形成され、摩擦力を増して滑り止め機能を提供するが、紙製スリッパにおいてはこの機能は失われている。それは、ソール１ａとバンド２ａで組成されている（図７参照）。紙製スリッパは手軽で衛生的で、使い捨てされるが、止滑紋の設計がないため危険性を孕んでいる。

我々が旅館に泊まる時、異なる部屋間で行き来する時に紙製スリッパを着用すると、数歩歩くだけで脱げてしまうことがよくある。また、洗面所等で濡れた床の上を紙製スリッパで歩くと、止滑紋がないため、滑って転ぶ場合があり、危険である。

図８にはもう一種類の周知の紙製スリッパが示され、それはバンド２ａ、インソール３ａ、ミッドソール４ａ、ソール１ａを具えている。これらは圧着により結合されてなり、製造過程中で、まずインソール３ａ、ミッドソール４ａ、ソール１ａにそれぞれ接着剤が塗布されて貼り合わされる。また、着用時にバンド２ａの前後縁が足の甲を傷つけるのを防止するため、バンド２ａの前後縁に巻辺２１ａが設けられる。ただし巻辺２１ａの形成には複雑な加工工程が必要である。以上の構造により、周知の紙製スリッパは部品が多くなり、製造が煩瑣となり、生産コストが大幅に増し、このため安く販売することができず、紙製スリッパの使用後に回収できる特性に違反することになった。

本考案の主要な目的は、回収に便利で環境保護に符合し、着用して快適であり、製造コストを節約できる環境保護紙製スリッパを提供することにある。

請求項１の考案は、ソールとバンドで組成された環境保護紙製スリッパにおいて、ソール及びバンドがダンボールとクラフト紙で形成され、該バンドの両端がソールの底面に接合されたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパとしている。
請求項２の考案は、請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、バンドの両端がソールの上面に接合されたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパとしている。
請求項３の考案は、請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、バンドの前縁に波状の切り傷防止構造が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパとしている。
請求項４の考案は、請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、バンドの後縁に波状の切り傷防止構造が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパとしている。
請求項５の考案は、請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、ソールの上面に摩擦凸紋が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパとしている。
請求項６の考案は、請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、ソールの底面に摩擦凸紋が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパとしている。

本考案は回収に便利で環境保護に符合し、着用して快適な機能を具え、並びに製造コスト節約を達成する。

本考案はホテルや旅館、レジャー施設等で使用される環境保護紙製スリッパであり、ソールとバンドで組成され、ソール及びバンドがダンボールとクラフト紙で形成され、該バンドの両端がソールの上面或いは底面に接合され、バンドの前後端に切り傷防止構造が設けられ、ソールの上面或いは底面に摩擦凸紋が設けられている。

図１、２、３、４、５、６に示されるように、本考案の環境保護紙製スリッパは、ソール１及び足の甲を跨ぐように装着されるバンド２で組成されている。

該ソール１及びバンド２はダンボール及びクラフト紙で形成され、バンド２の両端はソール１の上面或いは底面に接合され、該バンド２の前縁と後縁には波状の切り傷防止構造２０が形成され、並びにソール１の上面或いは底面に摩擦凸紋１１が設置される。

以上の構造により、該切り傷防止構造２０が全自動裁断機で一次成形され、摩擦凸紋１１も加圧成形機で一次成形され、ゆえに製造コストを節約できる。且つ切り傷防止構造２０は走行時の足の甲の曲線変化に順応して湾曲し、これにより足の甲がダンボール或いはクラフト紙の鋭利なエッジで傷を受けることがなく、優れた保護機能を具備し、並びに着用感が更に快適なものとされている。

このほか、本考案中、バンド２は両端が直接ソール１の上面或いは底面に接合され、且つ組成部品はただソール１とバンド２だけであり、有効に生産コストと販売価格を下げることができ、本考案の環境保護紙製スリッパは真に使用後の回収可能な特性を達成することができる。

さらに、本考案の環境保護紙製スリッパは、ソール１の上面に摩擦凸紋１１が設けられてスリッパと足の摩擦力を増し、これにより着用して歩き回っても脱落しにくい。さらに重要なことは、ソール１の底面に摩擦凸紋１１が設けられることで、紙製スリッパと地面との摩擦力が増され、これにより湿った地面上を歩いても使用者が滑りにくく、使用者の生命の安全を保障する。且つソール１の上面或いは底面の摩擦凸紋１１は型で一次加圧成形され、ゆえに有効に生産コストを下げることができる。

総合すると、本考案は確実に止滑機能を提供し、且つ着用時の快適性を具え、並びに生産コストと販売価格を下げることができ、ゆえに本考案は実用性と進歩性を具えた考案である。

本考案の立体分解図である。 本考案の立体組合せ図である。 本考案の底面図である。 本考案の別の実施例の立体図である。 本考案の別の実施例の底面図である。 本考案の局部断面図である。 周知の紙製スリッパの立体図である。 周知の別の紙製スリッパの立体分解図である。

符号の説明

１、１ａ ソール
２、２ａ バンド
３ａ インソール
４ａ ミッドソール
１１ 摩擦凸紋
２０ 切り傷防止構造
２１ａ 巻辺

Claims (6)

1. ソールとバンドで組成された環境保護紙製スリッパにおいて、ソール及びバンドがダンボールとクラフト紙で形成され、該バンドの両端がソールの底面に接合されたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパ。
2. 請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、バンドの両端がソールの上面に接合されたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパ。
3. 請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、バンドの前縁に波状の切り傷防止構造が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパ。
4. 請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、バンドの後縁に波状の切り傷防止構造が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパ。
5. 請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、ソールの上面に摩擦凸紋が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパ。
6. 請求項１記載の環境保護紙製スリッパにおいて、ソールの底面に摩擦凸紋が設けられたことを特徴とする、環境保護紙製スリッパ。
   

Images