JP3103838B2 - 電動ドライバのグリップ機構 - Google Patents
電動ドライバのグリップ機構Info
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- JP3103838B2 JP3103838B2 JP07108039A JP10803995A JP3103838B2 JP 3103838 B2 JP3103838 B2 JP 3103838B2 JP 07108039 A JP07108039 A JP 07108039A JP 10803995 A JP10803995 A JP 10803995A JP 3103838 B2 JP3103838 B2 JP 3103838B2
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- Expired - Lifetime
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- Portable Power Tools In General (AREA)
Description
ってビットを回転させ、ねじの締め付けを行う電動ドラ
イバに係り、特に使用者の手にぴったりと馴染むことが
できる電動ドライバのグリップ機構に関するものであ
る。
として、各種タイプのものが開発され・使用されている
が、このような電動ドライバのなかには、操作者が直接
手で把持しながらスイッチを操作し、ねじの締め付けを
行うものが広く使用されている。
として、図10に示すように、本体ハウジング100
が、大小2種の径寸法を有するもの100A、100B
から構成され、略中央側の小径部(以下、グリップ部と
よぶ)100Bを直接手で把持するようになっているも
のが知られている。なお、このような電動ドライバに
は、本体ハウジング100の先端部分にトルク調整用の
リング101を備え、ねじを締め付けていく被締め付け
部材(図略)の強度やねじの大きさや材料・強度等の種
類によってねじの締め付け強度を最適値に変更させるよ
うに構成したものも知られている。
ては、手で把持して下方にねじを押込みながらしめつけ
ていく際に、グリップ部から先端側がストレート状に形
成されているから、把持する手が腕による下方への押込
み力によってカップリング102から抜け落ちるおそれ
が有る。
100Bよりも一段おおきな径寸法を有するカップリン
グ103を設けたものも知られている。
っても、手で把持するグリップ部は断面形状が真円形に
なっているから、しっかりと手に馴染むことができず、
操作性の点で、不都合を生じている。
に、少なくともグリップ部100Cを断面略楕円形状等
に形成したものも開発されている。
断面略楕円形状に形成したタイプの電動ドライバであっ
ても、カップリング104の形状が単純に外側に鍔を突
出した単純な形状になっているだけであるから、握って
いる手の方を下方に押し込みカップリング104に接触
させたときに、その手の一部のみがカップリング104
に接触し、やはり操作性の点で問題となっている。
は、グリップ部100Cの寸法Lが一義的に決定されて
おり変更させることができないから、使用者の手の大き
さに合わせて操作スイッチ105を上手く操作すること
ができない場合も考えられる。
み、使用する際の操作する手の形状に馴染んだ最適な形
状に形成されているとともに、押込み動作の際に把持す
る手に出来るだけ負担を少なくした、換言すれば人間工
学的にグリップ部で手の把持状態を考慮した最適形状の
電動ドライバのグリップ機構を提供することを目的とす
るものである。
明は、電動機の駆動力によってビットを回転させ、ねじ
の締め付けを行う電動ドライバにおいて、この電動ドラ
イバの本体ハウジングに設けた手で把持するグリップ部
の断面を真円形状を避けた非円形形状に形成するととも
に、前記グリップ部よりも先端寄りの前記本体ハウジン
グに、左右非対称のフランジを、周方向に対し位置決め
手段により特定方向に姿勢を規制・案内した状態で挿入
し、かつ、前記フランジ内に少なくとも一部を挿通させ
た状態で、前記本体ハウジングに螺合させてフランジの
抜け止め固定を行うカップリングを備えたものである。
形状に形成しており、手で把持したときにしっかりと馴
染むことができる。また、この発明では、斜めに傾いた
テーパ鍔を設けており、フランジ部が手で把持したとき
にぴったり無理無く手に当たるようにできる。さらにこ
の発明では、フランジ部が本体ハウジングに螺合したカ
ップリングを外すことによって、簡単に寸法や大きさの
異なるフランジ部と交換することができるから、使用す
るのものの手の大きさに合った最適なグリップ部を提供
できる。
照して詳細に説明する。図1は、この発明に係る電動ド
ライバのグリップ機構は、本体ハウジング1の中間部か
ら先端側にかけて設けたグリップ部2と、フランジ部3
と、カップリング部4とを備えている。
硬質のポリカーボネイトを使用しており、手で把持した
ときにその把持した方の手でそのまま把持したまま、親
指で操作できる正逆切替えスイッチ11が設けられてい
る。また、この本体ハウジング1は、少なくとも手で把
持するグリップ部2に接する外表面部分10Aの断面形
状が、図2に示すように卵形、即ち2種の異なる曲率半
径R1、R2のものを焦点O1 、O2 とする非円形の図
形からなるように構成されているが、この他、例えば図
3に示す略5角形のもの10Bや、図4に示す方形のも
の10C等、各種非円形のものが可能である。即ち、こ
の実施例の本体ハウジング1は、図1において左端縁部
側1A側が大径部分であって、右端縁部1B側が小径部
分であり、丁度図5に示すように、手で把持し易い形状
となっている。
常の右ねじの締め付けの際には操作する必要がないが、
ねじの緩めの際に、或いは左ねじの締め付けのためのも
のであり、通常の始動は、本体ハウジング1の先端側に
設けた図示外のビットホルダを押し込むことによって行
うことができるようになっている。
部分1Bについて、中間部から先端部にかけた5本の指
が当たる領域、また大径部分1Aについて、把持する手
の掌の小指側及び薬指側付け根近傍領域に設けられてお
り、この実施例では、手で把持したときに滑りにくく、
かつ、握った時の手の当たりがある程度柔らかい材料、
例えばエラストマー等の弾性材料から形成されている。
そして、この実施例のグリップ部2は、人間工学的な配
慮から本体ハウジング1の断面形状と同様の断面卵形に
形成されており、手で把持したときに更に握り易くなっ
ている。
の掌下部が当たる部分)がこれと正反対の他側面(小指
の下部側等が当たる部分)に比べ、本体ハウジング1の
先端側に向かって斜めに傾いた形状に形成されるテーパ
鍔31を設けている。このフランジ部3のテーパ鍔31
の手の接触する面側には、滑り止めとして機能する複数
本(この実施例では5本)の突条32を設けており、摩
擦力を増大させて確実なグリップ動作を得られるように
なっている。なお、このフランジ部3には、本体ハウジ
ング1の小径部分1Bや大径部分1Aとの相対位置関係
(姿勢)を常時一定に確保するため、図6に示すよう
に、位置合わせ用の溝33が形成されており、本体ハウ
ジング1側のスリーブ体5に設けた突起51に嵌合する
ようになっている。
フランジ部3内に挿入させながら、本体ハウジング1側
のスリーブ体5に形成した雄ねじ52に螺合させるた
め、雌ねじ41が内周面に形成されている。また、この
カップリング部4は、スリーブ体5と螺合したときに、
拡開した下端面42が丁度フランジ部3の段部34に突
き当たって、フランジ部3の本体1からの抜け止め及び
固定を行うことができるようになっている。また、この
カップリング部4には、スリーブ体5に螺合していくと
きの最終螺合位置を確認させるため、下端面42に山型
の突起42A(特にこの突起に限らず溝であってもよ
い)を180度の中心角を保持して一対設けており、フ
ランジ部3の段部34に設けた、先の突起42Aと係合
する溝34A(先のカップリング部4を設けてある場合
には、このフランジ部3には突起を一対設けてもよい)
を対応する位置に設けている。
び回り止め手段としては、例えばフランジ部の段部の周
囲の内周面及びカップリング部の外周面に溝や突起をも
うけてもよい。また、この溝や突起は、フランジ部やカ
ップリング部の各部材には夫々同種のもの、つまり溝と
溝、或いは突起と突起を設けることが好ましく、各部材
に溝と突起とを設けることは避けた方がよい。また、さ
らに、この突起(或いは溝)については、例えば1個で
も可能であるが2個対称的に設ける場合には、その高さ
(深さ)を雌ねじ41(雄ねじ)の半ピッチ以下にする
ことが必要であり、同様に3個を等角的に設ける場合に
は、雌ねじ41(雄ねじ)の1/3以下の高さに設ける
ことが必要である。
ように、操作者がグリップ部2を把持し、締め付けよう
とするねじ6をねじ孔7に押し込むため、把持したその
手や腕でその本体ハウジング1を下方に向け押下する場
合、グリップ部2の断面形状が略卵形を有しており、し
っかりとグリップ部2を把持することができるととも
に、把持した手の下側をフランジ部3にぴったりと押し
当てることができるのである。
部の長さ寸法,形状を各種変更させたのもを複数用意し
ておき、使用する者の手の大きさ,ねじ締め方向(図9
に示す横方向,図8に示す上方向等)に合わせて自由の
交換するように構成することも、勿論可能である。
ば、手で把持するグリップ部を非円形状に形成してお
り、手で把持したときにしっかりと馴染むことができ
る、また、斜めに傾いたテーパ鍔を設けており、フラン
ジ部が手で把持したときにぴったり無理無く手に当たる
ようにできるから、長時間にわたる使用に際しても、疲
労感の減少が図れるとともに、使用初心者であっても、
作業効率の向上が図れるものである。
ウジングに螺合したカップリングを外すことによって、
簡単に寸法や大きさの異なるフランジ部と交換すること
ができるから、使用するのものの手の大きさに合った最
適なグリップ部を提供できる。
を示す平面図。
ドライバの概略断面形状を示す説明図。
設けた電動ドライバの概略断面形状を示す説明図。
説明図。
材の分解斜視断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 電動機の駆動力によってビットを回転さ
せ、ねじの締め付けを行う電動ドライバにおいて、 この電動ドライバの本体ハウジングに設けた手で把持す
るグリップ部の断面を真円形状を避けた非円形形状に形
成するとともに、 前記グリップ部よりも先端寄りの前記本体ハウジング
に、一方がこれと正反対の他方に比べてドライバの軸に
対して斜めにずれたテーパ鍔形状のフランジ部を、周方
向に対し位置決め及び回り止め手段により特定方向に姿
勢を規制・案内した状態で配置し、かつ、 前記フランジ部内に少なくとも一部を挿通させた状態
で、前記本体ハウジングに螺合させてフランジ部の抜け
止め固定を行うカップリング部を備えたことを特徴とす
る電動ドライバのグリップ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07108039A JP3103838B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 電動ドライバのグリップ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07108039A JP3103838B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 電動ドライバのグリップ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08276369A JPH08276369A (ja) | 1996-10-22 |
JP3103838B2 true JP3103838B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=14474404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07108039A Expired - Lifetime JP3103838B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 電動ドライバのグリップ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103838B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4959202B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2012-06-20 | 瓜生製作株式会社 | 回転駆動工具の反力吸収用グリップ |
JP5431744B2 (ja) | 2009-02-10 | 2014-03-05 | 株式会社やまびこ | トップハンドル式携帯動力作業機 |
EP2671512A4 (en) * | 2011-02-01 | 2015-07-29 | Konica Minolta Inc | ULTRASONIC PROBE OF BODY CAVITY |
-
1995
- 1995-04-07 JP JP07108039A patent/JP3103838B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08276369A (ja) | 1996-10-22 |
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