JP3103835U - 分級ロータ - Google Patents

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石岡 昌瑞
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Abstract

【課題】遠心式気流分級機に使用される分級ロータのブレード及びスリットを容易に取り外し、交換できる構成とすること。
【解決手段】遠心式気流分級機に用いる分級ロータであって、該分級ロータは複数の平板状のブレード1を有し、該ブレードの両端は放射状のスリットを有する2枚のスリット板に挟み込まれ、該スリット板は分級ロータ本体の上板4および下板5に交換が容易に設置され、分級ロータの上板および下板は分級ロータの内部に設けられた支柱により支えられていることを特徴とする分級ロータ。
【選択図】図1

Description

本考案は、粉体を分級するための遠心式気流分級機に組み込まれる分級ロータに関する。
遠心式気流分級機は、内蔵された分級ロータを高速回転させ、高速回転する分級ロータの側部から上板中央の開口部に粉体を含む気流を流し、気流中に含まれる粗粉は、ブレードの回転により生じた遠心力により分級ロータ外部にはじき飛ばし、細粉は遠心力に勝る気流により分級ロータ上板中央の開口部から取り出し、気流中に含まれる粉体を粗粉と細粉とに分級する機構を有する(図3)。
遠心式気流分級機の分級ロータは、通常、ステンレス鋼等の鋼材で作られ、ブレードはセラミック材料等で構成され、ロータの上板及び下板に溶接等により接合され、一体物として使用される。また、ブレードをスリットに取り外し可能に取り付け、このスリットをロータの上板及び下板に固定した分級ロータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、より簡易に、ローターの調整・交換が可能になることが望まれていた。
特開2002−126650号公報
遠心式気流分級機の、粗粉と細粉との分級点を変化させるためには、分級ロータの回転数や気流の流速を変化させるのが一般的であるが、その制御範囲には限界があった。また分級点を変更するのにブレードの枚数を変更する方法もあるが、分級ロータは一体物であると、ブレードの枚数を変えた多数の分級ロータを用意する必要がある。さらに、特許文献1のようにブレードを取り外し可能な分級ロータも用いられているが、ブレードを挿入したスリットはビス等で固定されているため、スリットの取り外しが面倒であった。
本考案はブレードをスリットごと容易に取り外し、交換が可能にすることを目的とする。
本考案者は上記課題を解決すべく鋭意努力検討した結果、ブレードを挟み込んだスリットを上板と下板間に置き、上板を支柱に固定する際、スリットを締め付け保持することにより、容易に取り外し可能に取り付けできることを見出し、本考案に到達した。即ち本考案は以下の各項からなる。
(1) 複数の平板状のブレードを有し、該ブレードの両端は放射状のスリットを有する2枚のスリット板に挟み込まれ、該スリット板は分級ロータ本体の上板および下板に交換が容易に設置され、分級ロータの上板および下板は分級ロータの内部に設けられた支柱により支えられていることを特徴とする分級ロータ。
(2) スリット板が、樹脂材料で形成されていることを特徴とする上記(1)に記載の分級ロータ。
(3) ブレードが、超硬合金またはセラミックス材料で形成されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の分級ロータ。
(4) スリット板を取り替えることによりブレードの枚数を変更できる機構を有し、該機構により分級ロータの分級条件を容易に変更できることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか1項に記載の分級ロータ。
(5) スリット板が、ウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の分級ロータ。
(6) 上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の分級ロータを用いた遠心式気流分級機。
本考案の分級ロータによれば、スリットが溶接等によって固定されていないために、スリットの取り外しが非常に容易である。したがって、スリット形状、ブレードの枚数、ブレードの断面形状、ブレードの取付け方法を容易に変更できるため、気流に含まれる粉体の粒径や量、気流の流量等が変化しても、分級点を自由に制御することが可能となる。また、ブレードの枚数の異なる複数の分級ロータを用意する必要がなくなり、遠心式気流分級機のコストパフォーマンスを高めることが可能となる。
本考案の、遠心式気流分級機に使用される分級ロータは、複数の平板状のブレードを有し、該ブレードの両端は放射状のスリットを有する2枚のスリット板に挟み込まれ、該スリット板は分級ロータ本体の上板および下板に固定されずに取り外し、交換が容易に設置されている。分級ロータの上板および下板は分級ロータの内部に設けられた支柱により支えられた構造を有する。
本考案の分級ロータを、図を用いて説明する。図1は組み立てられた状態の分級ロータの斜視図であり、図2は分級ロータの各構成部材を示す斜視図である。本考案で用いられる複数の平板状のブレード1は、その上部を上部スリット板2により、下部を下部スリット板3により挟み込まれ、上部スリット板2は上板4に密着しているがネジ止め等はされていない状態であり、下部スリット板3は下板5に密着しているがネジ止め等はされていない。スリット板は、鉄、ステンレス、アルミニウム合金、Cr合金、Ni合金等で形成することが可能であるが、より加工性の高い樹脂材料で形成するのが好ましい。場合によってはスリット板のブレード隙間部における摩耗が著しくなってしまう物質もあり、この場合はスリットに耐摩耗性を考慮した材質を採用することにより上部・下部スリット自身の延命はもちろん、上板4及び上板5を保護することができる。例えば、耐摩耗性にすぐれるウレタン樹脂で形成することが好ましい。なお、上板及び下板には図示していないが、その外周部に顎部を設け、顎部で囲まれた中にスリット板を設置しても良い。またブレードは、耐摩耗性の高い材料で形成するのが好ましく、例えば、鋼材、ステンレス材料等を用いることができるが、より好ましくは、超硬合金、セラミックス材料を用いる。
本考案の分級ロータでのブレードの枚数は、本考案の機構により自由に変更が可能となり、その枚数は2枚から140枚程度であっても変更が可能となる。
本考案の分級ロータは、分級ロータの上板4および下板5は分級ロータの内部に設けられた支柱6により支えられた構造を有する。支柱6は回転軸受け7に固定あるいは取り外し可能に取り付けられ、下板5は支柱6に固定あるいは取り外し可能に取り付けられる。上板は支柱6にネジ止め等で取り外し可能固定される。回転軸は軸受け7の穴71に挿入固定される。
本考案の構造の分級ロータは、複数のブレードが、スリット板により挟み込まれているだけであり、かつスリット板は上板、下板の間に挿入するだけなので、ブレードをスリットごと容易に交換することができる。支柱6は分級ロータの内部ではなく、外部に取り付けることも可能ではあるが、支柱を外部に取り付けると、支柱が粉体により摩耗したり、また支柱自体が粉体を分級ロータ外部にはじき飛ばして、分級性能に影響を及ぼすので、ロータの内部に取り付けるのが好ましい。
(使用例1)
分級ロータ本体の上板および下板として直径315mm、厚さ15mmのステンレス板を用いた。スリット板には厚さ5mmのウレタンゴムシートを用いて、該スリット板には46カ所の放射状のスリットを設けた。両スリット板の間に長さ160mm、幅34mm、厚さ4mmのアルミナセラミックス製ブレード46枚を挟み込んだ状態で、上板と下板をステンレス製の支柱で固定した。この際スリットを両板で締め付け、両板に密着固定した。
本考案の分級ロータを1250回転/分で回転させ、1μm〜20μmのアルミナ粉体を含む気体を40m/分で流したところ、分級ポイントは4μmであり、粉体の処理量は800kg/時間であった。
(使用例2)
実施例1の構造の分級ロータにおいて、スリット板の放射状スリットのスリット数を120とし、そのスリット部に超硬合金製ブレード120枚を挟み込んで分級ロータを構成した。
本構造の分級ロータを2500回転/分で回転させ、1μm〜20μmのアルミナ粉体を含む気体を55m/分で流したところ、分級ポイントは6μmであり、粉体の処理量は1100kg/時間であった。
本考案の分級ロータはアルミナ等の粗粉と細粉を分離する遠心式気流分級機に利用され、分級ロータのブレード及びスリットの交換が容易である。
本考案の分級ロータの構造を示す、組立前の斜視図である。 本考案の分級ロータを示す斜視図である。 遠心式気流分級機の概略断面図である。
符号の説明
1 ブレード
2 上部スリット板
3 下部スリット板
4 上板
5 下板
6 支柱1
7 回転軸受け
71 回転軸受け取付け穴

Claims (6)

  1. 複数の平板状のブレードを有し、該ブレードの両端は放射状のスリットを有する2枚のスリット板に挟み込まれ、該スリット板は分級ロータ本体の上板および下板に交換が容易に設置され、分級ロータの上板および下板は分級ロータの内部に設けられた支柱により支えられていることを特徴とする分級ロータ。
  2. スリット板が、樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分級ロータ。
  3. ブレードが、超硬合金またはセラミックス材料で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の分級ロータ。
  4. スリット板を取り替えることによりブレードの枚数を変更できる機構を有し、該機構により分級ロータの分級条件を容易に変更できることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の分級ロータ。
  5. スリット板が、ウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の分級ロータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の分級ロータを用いた遠心式気流分級機。
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