JP3103714U - エッチング模様が形成された電球及びこれを用いた照明装置 - Google Patents

エッチング模様が形成された電球及びこれを用いた照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高級感があり、模様の剥離、変色及び褪色の問題も生じない電球及びこれを用いた照明装置を提供する。
【解決手段】透明ガラス球11の表面にレジストパターンの模様(文字、図形もしくは絵等又はこれらの組み合わせ)がエッチングにより転写された電球10と、電球10を覆う半透明カバー35とを備えている。ガラス球11の表面と半透明カバー35との距離の最小値が1〜8mmであり、この最小距離付近のガラス球表面に、少なくとも模様12の一部が形成されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、エッチング模様がガラス球に形成された電球及びこれを用いた照明装置に関する。
下記特許文献1には、電球に模様を設けた照明装置が開示されている。
しかし、ガラス球表面に模様を印刷し、又は、模様を施した透明フィルムをガラス球表面に貼着していたので、高級感がなかった。また、ガラス球の熱膨張率と模様層の熱膨張率との差により、点灯消灯に伴うガラス球表面の温度変動で模様層に面内方向の応力が加わり、点灯消灯を繰り返すと模様層が電球表面から剥離するという問題があった。さらに、高温(例えば100V38Wで112°)になったガラス球により模様層の模様が変色したり褪色したりするという問題があった。
また、下記特許文献2には、電球に模様を設け、磨ガラス製の白色球状スクリーンカバーで当該電球を覆った照明装置が開示されている。
しかし、ガラス球表面に塗装膜を形成し、あるいは薄い着色フィルムを熱でガラス球表面に密着させることにより模様層を形成していたので、上記と同一の問題が生ずる。また、電球のフィラメントが点光源でないため、当該公報に示されているように電球とスクリーンカバーとの間隔を充分(10mm以上)とると、影模様が識別できないほどぼやけてしまい、高級感がでないということを実験で確かめた。
実開昭63−35096号公報 実開平05−43406号公報
本考案の目的は、本考案者によるこのような問題点考察に基づき、高級感があり、模様の剥離、変色及び褪色の問題も生じない電球及びこれを用いた照明装置を提供することにある。
本考案の電球では、透明ガラス球の表面にレジストパターンの模様(文字、図形もしくは絵等又はこれらの組み合わせ)がエッチングにより転写されている。
本考案の照明装置(電球でオイルを加熱する装置を含む)では、上記電球と、該電球を覆う半透明カバーとを有し、該電球のガラス球表面と該半透明カバーとの距離の最小値が1〜8mmであり、該最小距離付近の該ガラス球表面に少なくとも上記模様の一部が形成されている。この半透明カバーは、入射光を拡散透過させる磨ガラス、半透明アクリル、トレーシングペーパー又は和紙等で形成されている。
本考案の電球では、透明ガラス球の表面にレジストパターンの模様がエッチングにより転写されているので、電球自体については特に消灯時に高級感があり、模様の剥離、変色及び褪色の問題も生じない。このエッチングがサンドブラストによる磨り加工である場合には、目視して確認しながら加工することができる。
本考案の照明装置では、該電球のガラス球表面と該半透明カバーとの距離の最小値が1〜8mm、好ましくは1〜5mmであり、該最小距離付近の該ガラス球表面に少なくとも上記模様の一部が形成されているので、電球を点灯させると、半透明カバーの該最小距離付近の領域に、該模様を投影したものが綺麗に現れ、清楚で穏やかな高級感が得られる。電球消灯時には半透明カバーに該模様が現れないので、ひっそりとした感じが得られる。
本考案の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図1は、本考案の一実施例の、電球にエッチング模様を施す工程の説明図である。
図1(C)に示すように、電球10は透明ガラス球11の表面にポジの模様12がサンドブラストエッチングで形成されている。
図1(C)では簡単化のため、模様12がその輪郭で表されているが、透明ガラス球11の模様12以外の部分は透明のままで、模様11は磨り加工されて磨ガラス状になっている(この点は図2も同様)。また、図1(C)では簡単化のため、透過して見える内部のフィラメント等及び透過して見える、透明ガラス球11の反対側面に形成された模様が図示省略されている(この点は図2も同様)。
模様12は、以下のようにして形成される。
(1)模様12に対応した白黒模様が印刷され又は描かれたトレーシングペーパー21が、図1(A)に示すように、露光装置のガラス基板20上に搭載され、この上にレジストフィルム22が搭載され、レジストフィルム22がフレキシブル樹脂シート23でカバーされ、ガラス基板20と樹脂シート23の間の空気が不図示の装置で吸引されて、レジストフィルム22がトレーシングペーパー21に密着される。この状態で、ガラス基板20の下方から紫外線24が照射されてレジストフィルム22が露光される。
(2)レジストフィルム22が現像液中に浸漬されて、トレーシングペーパー21のパターンを転写したものが現像される。図1(B)は、現像されたレジストフィルム22の拡大縦断面図であり、レジストフィルム22は、PET等で形成されたベースフィルム221上に、オブラート状の支持フィルム222を介してマスキングフィルム223が被着されている。現像されたレジストフィルム22は水で洗浄され、ドライヤーで乾燥された後、空気中で自然乾燥される。
(3)エタノールを染み込ませた布で透明ガラス球11上の塵埃が拭き取られ、透明ガラス球11上に接着剤が塗布される。
(4)レジストフィルム22のマスキングフィルム223を透明ガラス球11側にして、この接着層の上に、レジストフィルム22が貼着される。ベースフィルム221が剥ぎ取られて、現像されたマスキングフィルム223が透明ガラス球11上に残る。模様形成部以外の、透明ガラス球11の露出部分には、マスキングテープが貼着される。
(5)透明ガラス球11の、切除部224に対応した領域に、コンプレッサーにより圧縮された圧搾空気で砂(アルミナ研削剤)が吹き付けられて、磨り加工(サンドブラスト加工)される。コンプレッサーの圧力設定値は、実験の結果、0.05MPa程度が好ましいことが分かった。この圧力は、鏡のガラスにエッチングする場合のコンプレッサー圧力設定値の1/3程度であり、サンドブラスト加工時間は鏡のガラスにエッチングする場合とほぼ同じであった。サンドブラスト加工時間は、切除部224の面積により異なる。
(6)透明ガラス球11に貼着されているマスキングテープ及びマスキングフィルム223を剥離させることにより、例えば図1(C)に示すような、エッチング模様が形成された電球10が得られる。
このようにエッチングで形成された模様は、印刷と異なり、剥離、変色及び褪色の問題が生ぜず、また、電球10自体に対し、特に消灯時に清楚な高級感を与える。
図2は、この電球10を用いた、オイル加熱器としても用いられる照明装置30を示す、一部を切り欠いた正面図である。
このオイル加熱・照明装置30では、ベース31上に立設された中空ポール32の上端にソケット33が接続され、ソケット33に電球10の口金が螺着されている。ベース31上にはポール32と同心に支持リング34が立設され、支持リング34の外周面に形成された雄ねじに、半透明円筒カバー35の下端部内周面に形成された雌ねじが螺合されている。
半透明円筒カバー35は、電球10からの光を拡散透過させる乳白色のアクリル樹脂で形成されている。半透明円筒カバー35の内径と電球10の最大外径との差dは、1〜8mm、好ましくは1〜5mm程度であり、このようにすることで、電球10を点灯させると、該最大径付近の半透明円筒カバー35の表面に、電球10の模様12を投影した影模様12Aが図3に示すように綺麗に現れ、清楚で穏やかな高級感が得られる。図3では簡単化のため、影模様12Aがその輪郭で表されている。電球消灯時には半透明円筒カバー35にこの模様が現れないので、ひっそりとした感じが得られる。
半透明円筒カバー35の上端開口は、オイル皿としても用いられる蓋36で閉じられている。
蓋36にエッセンシャルオイルを入れて電球10を点灯させると、オイルが加熱されて香りの分子が蒸発し、一方では嗅覚を通じて脳へ刺激が伝わり、ホルモンや免疫系の分泌が促され、他方では鼻から肺へと流れ、血管を通して全身へ運ばれて、リラックス感等が得られる。このような作用は、半透明円筒カバー35の表面に現れた清楚で穏やかな影模様12Aの心理的効果により高められる。
サンドブラストは1品加工が可能であり、需要者の注文に応じて模様12を決定することができる。また、同一の半透明円筒カバー35に対し異なる模様が形成された電球10を用いることにより、照明装置30のデザインを容易に多様化することができる。
なお、本考案には外にも種々の変形例が含まれる。
例えば、エッチングは、エッチングクリームを用いたケミカルエッチングであってもよい。また、透明ガラス球11上に形成する模様はポジ模様に限定されず、ネガ模様であってもよい。照明装置は、オイル加熱装置30に限定されず、スタンド、ペンダント、ブラケット型の照明装置やシャンデリア等の照明装置であってもよい。入射光を拡散透過させる半透明カバーは、電球のガラス球表面との距離の最小値が1〜8mmであればよく、磨ガラス、トレーシングペーパー又は和紙等で形成されたもの、円錐台形、ラッパ形等であってもよい。模様は、着色されていてもよい。
本考案の一実施例の、電球にエッチング模様を施す工程の説明図である。 エッチング模様付電球を用いた、オイル加熱器としても用いられる照明装置を示す、一部を切り欠いた正面図である。 図2の照明装置の点灯状態を示す正面図である。
符号の説明
10 電球
11 透明ガラス球
12 模様
12A 影模様
20 ガラス基板
21 トレーシングペーパー
22 レジストフィルム
23 樹脂シート
221 ベースフィルム
222 支持フィルム
223 マスキングフィルム
224 切除部
30 オイル加熱・照明装置
31 ベース
32 ポール
33 ソケット
34 支持リング
35 半透明円筒カバー
36 蓋

Claims (3)

  1. 透明ガラス球の表面にレジストパターンの模様がエッチングにより転写されていることを特徴とする電球。
  2. 上記エッチングはサンドブラストによる磨り加工であることを特徴とする請求項1記載の電球。
  3. 請求項1又は2記載の電球と、該電球を覆う半透明カバーとを有し、該電球のガラス球表面と該半透明カバーとの距離の最小値が1〜8mmであり、該最小距離付近の該ガラス球表面に少なくとも上記模様の一部が形成されていることを特徴とする照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0560826U (ja) * 1992-01-31 1993-08-10 株式会社新潟鉄工所 複合型締め装置におけるタイバーの締結装置
JPH07186225A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Kobe Steel Ltd 成形機の型締装置

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