JP3103597U - 電磁波シールド用金属被覆繊維布帛 - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁波シールド性の減衰率が低く、使用寿命が長い電磁波シールド用金属被覆繊維布帛を提供する。
【解決手段】上下2面を有する繊維布帛3の少なくとも一面に、前記繊維布帛へ付着性の好い第1の金属からなる第1の金属層4を積層してから、前記第1の金属層上に複数のシールド層5を順次に積層してなっており、前記複数のシールド層は、いずれも、導電性の好い第2の金属からなる第2の金属層51と、前記第2の金属と異なる第3の金属からなって前記第2の金属層上に積層されていて前記第2の金属層を保護する第3の金属層52とからなっていることを特徴とする電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
【選択図】図2
【解決手段】上下2面を有する繊維布帛3の少なくとも一面に、前記繊維布帛へ付着性の好い第1の金属からなる第1の金属層4を積層してから、前記第1の金属層上に複数のシールド層5を順次に積層してなっており、前記複数のシールド層は、いずれも、導電性の好い第2の金属からなる第2の金属層51と、前記第2の金属と異なる第3の金属からなって前記第2の金属層上に積層されていて前記第2の金属層を保護する第3の金属層52とからなっていることを特徴とする電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
【選択図】図2
Description
本考案は、電磁波シールド用金属被覆繊維布帛に関し、特に電磁波における例えば紫外線、赤外線、マイクロ波、放送用電波などの非電離放射線や静電気をシールドする金属被覆繊維布帛に関する。
従来の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛は、図1に示すように、例えば不織布などの繊維布帛21の上下2面にそれぞれ順序に、前記繊維布帛21へ付着性の好い第1の金属からなる第1の金属層22と、導電性の好い第2の金属からなる第2の金属層23と、前記第2の金属と異なる第3の金属からなる第3の金属層24とを積層してなる。該第3の金属層24は、前記第2の金属層23を保護してその第2の金属層23が酸化したり破損したりすることを避けるためのものである。
前記第2の金属層23は前記第1の金属層22と前記第3の金属層24より遥かに厚く、前記第3の金属層24は前記第1の金属層22よりやや厚い。
このような金属被覆繊維布帛は、前記第2の金属層23の優良な導電性により、電磁波、特に電磁波における非電離放射線[周波数が1016Hz以下、例えば光(紫外線、赤外線、可視光線)、放送用電波、交流電源/電線/電化製品(コンピュータ、テレビ)から発生する電磁波、マイクロ波(携帯電話や電子レンジ)]乃至静電気などをシールドすることができるので、多種多様の形式で各分野上に応用され、例えば電子部材や機器の包装材、ハウジング、壁材、床板、カーテン、衣服の裏地または電磁波シールド服などが挙げられる。
上記金属被覆繊維布帛は優れた電磁波シールド性を有するが、実験によりその電磁波シールド性の減衰率がかなり高いことを発見し、すなわちその電磁波遮蔽効果の時間の経つにつれて悪くなっていく速度が速く、使用寿命がかなり制限される。その主な原因はまだ分からないが、屈曲や折り曲げによりその前記第2の金属層23を保護するための前記第3の金属層24が一旦破損して前記第2の金属層23全体を酸化させて導電性を速く悪くならせるとの説がある。
上記に鑑みて、本考案の目的は、その電磁波シールド性の減衰率が低く、使用寿命が長い電磁波シールド用金属被覆繊維布帛を提供しようとすることにある。
前記目的を達成するために、考案者は、上下2面を有する繊維布帛の少なくとも一面に、前記繊維布帛へ付着性の好い第1の金属からなる第1の金属層を積層してから、前記第1の金属層上に複数のシールド層を順序に積層してなっており、前記複数のシールド層は、いずれも、導電性の好い第2の金属からなる第2の金属層と、前記第2の金属と異なる第3の金属からなって前記第2の金属層上に積層されていて前記第2の金属層を保護する第3の金属層とからなっていることを特徴とする電磁波シールド用金属被覆繊維布帛を提供する。
この構成による金属被覆繊維布帛は、複数のシールド層を備え、各シールド層が導電性の好い前記第2の金属層と該第2の金属層を保護する第3の金属層とからなっているため、最外側のシールド層の第3の金属層が若干破損してその下方にある第2の金属層を酸化させても、前記酸化した第2の金属層の下方にまだ何層かの第3の金属層を有するので、他のシールド層の第2の金属層を保護し続け、全体の導電性をできる限り保持することができる。
すなわち、本考案の金属被覆繊維布帛は、多重の保護を有するので、電磁波遮蔽効果の悪くなっていく速度が遅く(電磁波シールド性の減衰率が低く)、使用寿命が従来より遥かに長い。
以下、本考案の好ましい実施形態を詳しく説明する。本考案の金属被覆繊維布帛の好ましい実施形態は、図2に示すように、導電性のない繊維布帛3の上下2面にそれぞれ順序に、前記繊維布帛3へ付着性の好い第1の金属からなる第1の金属層4を積層してから、前記第1の金属層4上に複数のシールド層5を順序に積層してなっている。
前記複数のシールド層5は、いずれも、導電性の好い第2の金属からなる第2の金属層51と、前記第2の金属と異なる第3の金属からなって前記第2の金属層51上に積層されていて前記第2の金属層51を保護する第3の金属層52とからなっている。
本実施形態では、前記繊維布帛3の上方及び下方それぞれにある複数のシールド層5が三つあり、前記第1の金属と前記第3の金属とが同一の金属であり、また、前記第2の金属層が、前記第1の金属層と前記第3の金属層より厚く、前記繊維布帛3の最外側にある上下2のシールド層5,5の第3の金属層52の厚さが、他のシールド層5,5の第3の金属層52より大である。
そして、前記繊維布帛は、繊維の不織布、織物、編物からなる群より選ばれることが好ましい。該繊維布帛に使用される繊維としては、例えば綿、麻、レーヨン、合成繊維などが挙げられる。
そして、前記繊維布帛は、繊維の不織布、織物、編物からなる群より選ばれることが好ましい。該繊維布帛に使用される繊維としては、例えば綿、麻、レーヨン、合成繊維などが挙げられる。
前記第1の金属は、前記繊維布帛3へ付着性の好いものであれば特に制限されないが、ニッケル、ニッケルクロム合金、クロム、チタン、それらの合金からなる群より選ばれることが好ましい。
前記第2の金属は、導電性の好いのものであれば特に制限されないが、銅、金、銀、アルミニウム、それらの合金からなる群より選ばれることが好ましい。
前記第3の金属は、前記第2の金属を保護できる例えば抗酸化性の好いものであれば特に制限されないが、ニッケル、ニッケルクロム合金、クロム、チタン、それらの合金からなる群より選ばれることが好ましい。
前記第3の金属は、前記第2の金属を保護できる例えば抗酸化性の好いものであれば特に制限されないが、ニッケル、ニッケルクロム合金、クロム、チタン、それらの合金からなる群より選ばれることが好ましい。
前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層は、スパッタリング法、アーク蒸着法、熱蒸着法、電子ビーム蒸着法、イオンプレーティング法などの物理蒸着(PVD)法により形成されることができる。
以下、実施例により本考案をさらに詳しく説明する。
(実施例1)
ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった90g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層及び三つのシールド層を順序に(即ち第2の金属層と第3の金属層とを3回繰り返して)積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ180Å、910Å、180Åであるが、最外側の第3の金属層の厚さは360Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれクロム(Cr)、銅(Cu)、クロム(Cr)が使用された。
ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった90g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層及び三つのシールド層を順序に(即ち第2の金属層と第3の金属層とを3回繰り返して)積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ180Å、910Å、180Åであるが、最外側の第3の金属層の厚さは360Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれクロム(Cr)、銅(Cu)、クロム(Cr)が使用された。
(実施例2)
ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった30g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層及び三つのシールド層を順序に(即ち第2の金属層と第3の金属層とを3回繰り返して)積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、910Å、160Åであるが、最外側の第3の金属層の厚さは650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった30g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層及び三つのシールド層を順序に(即ち第2の金属層と第3の金属層とを3回繰り返して)積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、910Å、160Åであるが、最外側の第3の金属層の厚さは650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
(実施例3)
ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった200メッシュの織物を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層及び三つのシールド層を順序に(即ち第2の金属層と第3の金属層とを3回繰り返して)積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、910Å、160Åであるが、最外側の第3の金属層の厚さは650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった200メッシュの織物を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層及び三つのシールド層を順序に(即ち第2の金属層と第3の金属層とを3回繰り返して)積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、910Å、160Åであるが、最外側の第3の金属層の厚さは650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
(比較例1)
前記実施例1と同様な不織布、即ちポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった90g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層、第2の金属層、第3の金属層を順序に積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ180Å、4570Å、360Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれクロム(Cr)、銅(Cu)、クロム(Cr)が使用された。
前記実施例1と同様な不織布、即ちポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった90g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層、第2の金属層、第3の金属層を順序に積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ180Å、4570Å、360Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれクロム(Cr)、銅(Cu)、クロム(Cr)が使用された。
(比較例2)
前記実施例2と同様な不織布、即ちポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった30g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層を順序に積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、4570Å、650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
前記実施例2と同様な不織布、即ちポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなった30g/m3の不織布を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層を順序に積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、4570Å、650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
(比較例3)
前記実施例3と同様な織物、即ちポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなる200メッシュの織物を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層を順序に積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、4570Å、650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
前記実施例3と同様な織物、即ちポリエチレンテレフタレート(PET)繊維からなる200メッシュの織物を前記繊維布帛とし、前記繊維布帛の上下2面に、それぞれスパッタリング法により前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層を順序に積層した。前記第1の金属層、第2の金属層及び第3の金属層の厚さはそれぞれ160Å、4570Å、650Åである。前記第1の金属、第2の金属及び第3の金属として、それぞれチタン(Ti)、銅(Cu)、チタン(Ti)が使用された。
30MHz〜3000MHzの電磁波で実施例1〜3及び比較例1〜3それぞれの最初の電磁波遮蔽効果(dB)および三ヶ月後の電磁波遮蔽効果(dB)を測定すると共に、遮蔽効果の減衰率(%)を求めた。その結果は下記の表2に示す。表1は一般の電磁波遮蔽効果の評価を示す。
表2に示すように、実施例1〜3及び比較例1〜3それぞれの最初のdB値はほとんど30〜60の間にあり、すなわち一般値の遮蔽効果を有し、遮蔽率が99.9%以上である。また、実施例1〜3の三つの導電性の好い第2の金属層の総厚さ(910Å*3=2730Å)は比較例1〜3の第2の金属層の4570Åより遥かに小であるので、比較例1〜3の最初のdB値が実施例1〜3より高く、すなわち比較例1〜3の最初の電磁波遮蔽効果がより好い。しかしながら、三ヶ月を経った後、比較例1〜3のdB値の減衰率が実施例1〜3より遥かに大である。実施例1と比較例1とを比べると、比較例1の最初のdB値が実施例1より大であるが、実施例1の減衰率が比較的に小であるので、実施例1の三ヶ月後のdB値が比較例1より大である。実施例2と比較例2との比較、及び、実施例3と比較例3との比較も、それぞれ同じ結果を得る。
上記から分かるように、本考案の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛は、全体の厚さが従来より小であり、減衰率が従来よりも小であることができるので、コストを低減することができる上、使用寿命が長い。
本考案の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛は、導電性のない繊維布帛上に複数の金属製のシールド層を被覆しているため、多重の保護を有するので、全体の厚さが従来より小である上、電磁波の遮蔽効果の減衰率が小であり、使用寿命が長い。
以上説明した実施の形態は、あくまでも本考案の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本考案はそうした具体例に限定して狭義に解釈されるものではなく、本考案の精神とクレームに述べられた範囲で、いろいろと変更して実施できるものである。
以上説明した実施の形態は、あくまでも本考案の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本考案はそうした具体例に限定して狭義に解釈されるものではなく、本考案の精神とクレームに述べられた範囲で、いろいろと変更して実施できるものである。
例えば前記実施形態において前記繊維布帛の上下2面にそれぞれ前記第1の金属層及び複数のシールド層を被覆しているが、それに限らず、前記繊維布帛の上下2面中の少なくとも一面にあればよい。
3 繊維布帛
4 第1の金属層
5 シールド層
51 第2の金属層
52 第3の金属層
4 第1の金属層
5 シールド層
51 第2の金属層
52 第3の金属層
Claims (7)
- 上下2面を有する繊維布帛の少なくとも一面に、前記繊維布帛へ付着性の好い第1の金属からなる第1の金属層を積層してから、前記第1の金属層上に複数のシールド層を順序に積層してなっており、
前記複数のシールド層は、いずれも、導電性の好い第2の金属からなる第2の金属層と、前記第2の金属と異なる第3の金属からなって前記第2の金属層上に積層されていて前記第2の金属層を保護する第3の金属層とからなっていることを特徴とする電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。 - 前記第1の金属と前記第3の金属とが、同一の金属であることを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
- 前記第2の金属層が、前記第1の金属層と前記第3の金属層より厚いことを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
- 前記繊維布帛の最外側にあるシールド層の第3の金属層の厚さは、他のシールド層の第3の金属層より大であることを特徴とする請求項3に記載の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
- 前記第1の金属と前記第3の金属は、ニッケル、ニッケルクロム合金、クロム、チタン、それらの合金からなる群より選ばれたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの一項に記載の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
- 前記第2の金属は、銅、金、銀、アルミニウム、それらの合金からなる群より選ばれたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの一項に記載の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
- 前記繊維布帛は、繊維の不織布、織物、編物からなる群より選ばれたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの一項に記載の電磁波シールド用金属被覆繊維布帛。
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