JP3103415U - 椅子の座りパッドの調整構造 - Google Patents

椅子の座りパッドの調整構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な操作を実行するだけで、座りパッドの前後相対的位置を容易に調整可能な機能性を有する椅子の座りパッドの調整構造を提供すること。
【解決手段】 座りパッド調整ユニット(4)には、そのトップ・エッジに座りパッドを組み立てるためのスライド枠フレーム(2)と、そのスライド枠フレーム(2)の両側のガイド・スリット同士(21)に組立てられ、前記レッグ・サポート・パート(1)のトップ・エッジと固着される位置決め部材(3)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、一種の椅子の座りパッドの調整構造に係わり、特に椅子のレッグ・サポート・パート(脚柱)のトップ・エッジ(上部)に組立てられる座りパッドが普段に使用される際に、個人の使用習慣または仕事のニーズにしたがって、その座りパッドを前に向けてまたは後に向けて好ましい方位への調整及び位置決めを実行できる、椅子の座りパッドの調整構造に関するものである。
関連する業者は、各種のそれぞれ異なる使途とそれぞれ異なる機能性を有する椅子装置を開発して出した。それらの椅子装置は、その構成形態がそれぞれ異なるほか、それらの椅子装置は、普段、使用される場合に、その操作機能の操作手数もそれぞれ異なっており、これらの特殊な機能性を有する椅子装置は、大体後記のようないくつの類型を含んでいる。
つまり、椅子装置全体の高さを昇降調整可能な構成と、背中寄せ部材の仰ぎ角度や前後方位や上下方位などを調整可能にするような構成と、両側における取っ手同士を昇降や前後方向または内外方向への変位やスイング角度などを調節可能にするような多くの機能性形態を有する構成であり、消費者は、それぞれその要する使途にしたがって好適に選択して購入している。
本考案は、前記のいくつかの機能を有する従来の椅子装置に対し、その座りパッドを前後方位調整可能にする特殊な組立形態を設計し、使用者がその椅子装置に座り込む場合にその椅子装置を自分の使用習慣または仕事のニーズに応じてその座りパッドを最も好ましい位置と方位に調整できるようにすることともに、その調整された位置または方位を安定にリミットできるような創作を提供することをその主要な解決しようとする課題とする。
前記の目的達成を図るために、本考案は、レッグ・サポート・パートのトップ・エッジにおけるキャリア・パーツには、座りパッド調整ユニットが取り付けられ、当該座りパッド調整ユニットには、そのトップ・エッジに前記座りパッドを取り付けるためのスライド枠フレームと、そのスライド枠フレームの両側のガイド・スリットに係入され、組立てる場合に前記レッグ・サポート・パートのトップ・エッジと固着される位置決め部材と、を備えており、また、前記位置決め部材の両側における対応しあう部位にはそれぞれ所定のギャップを介して複数の凹み穴が形成され、それらによって前記スライド枠フレームの対応しあういずれの外側の組立てられる弾性係止ユニットを係止し、また、前記位置決め部材の後側近傍における孔部と前記スライド枠フレームの前側近傍における孔部には弾性部材が掛けられ、それらによって前記スライド枠フレームを後向けて復位する弾性手段を有させるように設定し、他に、前記位置決め部材の両側の前後段落とその上下層面に沿って所定のギャップを介して複数個のスチール・ボールを配設することによって、前記スライド枠フレームの両側のガイド・スリット同士に係入するための手段として利用し、座りパッドが前後変位を実行する場合に、良好的な平滑さを保持させることが出来るとともに、そのスライド枠フレームの両側のガイド・スリット同士の前後方位にそれぞれ内方へ向けてストッパーを形成させることによってその間における位置決め部材を係合して前進と後退の際のリミットとすることを特徴とする、椅子の座りパッドの調整構造を提供する。
本考案は、前記の構成を有するため、前記レッグ・サポート・パートのトップ・エッジにおける調整ユニットが座りパッドに合せて前後方位の移動を実行する際に、スライド枠フレームのある側の弾性係止ユニットを上方へ引き上げることによって、その内側のロッドを位置決め部材における凹み穴より離脱させることにより、スライド枠フレームとその上に組立てられる座りパッドとを同期的に前後変位させて好適な方位まで調整してから、下向けて前記弾性係止ユニットを押し付けることによってその内側のロッドを再度に前記位置決め部材における対応する凹み穴に係入させることによって、座りパッドの前後調節と安定な方位にリミットする効果を達成させることができる。
また、本考案の具体的な構成とその効果を詳細に説明するために、以下に添付した図面を参照しながら、本考案の実施の形態を詳しく説明するが、それらの詳しい説明による具体的な構成は単に本考案の実施可能な実施例に過ぎずない。
図1と図2に示すのは、本考案の構成を示す分解斜視図と組立斜視図である。
これらの図面に開示されるように、椅子装置のレッグ・サポート・パート(1)のトップ・エッジにおけるキャリア・パーツ(11)には、座りパッド調整ユニット(4)が組立てられ、その座りパッド調整ユニット(4)には、そのトップ・エッジに座りパッドを組み立てるためのスライド枠フレーム(2)と、そのスライド枠フレーム(2)の両側のガイド・スリット同士(21)に組立てられ、前記レッグ・サポート・パート(1)のトップ・エッジと固着される位置決め部材(3)と、を備えている。
前記スライド枠フレーム(2)は、前後位置決め部材(22)によって所定のギャップに隔てられる二つの対応しあうガイド・スリット(21)同士を方位の制限を実行する。それらの開口が相互に向かい合う二つのガイド・スリット(21)は、その一側が内方へ向けられてストッパー(211)を形成し、また、その他の側がボルトやビス等の螺合手段(212)にその孔部(231)を貫通させる。前記ストッパー(211)のエッジ部を延伸形成させ(図3参照)、それとともに、金属材料からなるスライド枠フレーム(2)のいずれ一つの外側には、弾性係止ユニット(23)(ここにおける弾性係止ユニットについて、出願人が既に知的財産権を出願し、且つ許可されたので、詳しい説明を省略する)が組付けられている。
また、前記位置決め部材(3)について説明すると、その幅は前記スライド枠フレーム(2)の両側のスライド・スリット同士(21)の相互的な関係にしたがって決められたものであり、その長さについては、変位ストロークのニーズにしたがって適宜に決められるものである。前記位置決め部材(3)の両側の対応する箇所には、それぞれのギャップ(間隔)を隔てて複数の凹み穴(31)が段階的に形成されている。位置決め部材(3)の両側の前後段落とその上下層面にそって所定のギャップを隔てて複数個のスチール・ボール(32)が嵌め込まれている(ここでは、位置決め部材(3)を強固な材質のプラスチック材料によって一体成形してから直接前記のスチール・ボール(32)を2/3以上の深さの迫り嵌め込みを実行するような実施手段を採用する)。
本考案の組立プロセスについて説明する。図2と図3と図4に示すように、まず、前記位置決め部材(3)をスライド枠フレーム(2)の両側のガイド・スリット同士(21)の後方より差し込む。それから、螺合手段(212)を前記両側のガイド・スリット(21)のエンド・エッジにおける孔部(213)より内方へ延伸させるように貫通させて前記二つのガイド・スリット(21)の前端近傍の内側のストッパー(211)を合せてスライド枠フレーム(2)の変位時の位置決め部材(3)の脱落を防止するためのリミットとする。前記位置決め部材(3)の両側の対応する段階的に形成した凹み穴(31)に対し、前記スライド枠フレーム(2)に予め組立てた弾性係止ユニット(23)のロッド(231)を係入する。
その第二のプロセスは、前記位置決め部材(3)の後側近傍の孔部(34)と、前記スライド枠フレーム(2)の前側近傍の孔部(24)に、弾性部材(6)を掛け渡し、その操作によって、前記スライド枠フレーム(2)に後に向けて復位することができる弾性力を付与するようにする。
その第三のプロセスは、前記位置決め部材(3)の四つの隅の螺孔(33)を前記レッグ・サポート・パート(1)のトップ・エッジにおけるキャリア・パーツ(11)の孔部(12)に合せながら、前記螺合手段(5)によって二つの部材を貫通してリミット手段を形成する。前記スライド枠フレーム(2)の前後位置決め部材(22)を前記座りパッド(7)における対応しあう螺孔部に合せてから、螺合手段(5)によって二つの部材を貫通してリミット手段を形成する(図4参照)。そうして座りパッド(7)を前後方位調整用の組立形態を仕上げる。
前記座りパッド(7)に対し前後変位を実行してから(図5と図6参照)、手でスライド枠フレーム(2)のある側の弾性係止ユニット(23)を上に向けて引き上げ(図6に示す状態)、それによって、その内側のロッド(231)を位置決め部材(3)の凹み穴(31)より離脱させる。こうすると、人間の臀部が座りパッド(7)に座り込んだ後に、スライド枠フレーム(2)とその上に組立てられた座りパッド(7)に対し、同期に前後変位調節を実行することによって最も優れる方位に至らせる(図3に示す位置参照)。その後、前記弾性係止ユニット(23)を押し付け(図4参照)、その内側のロッド(231)を再度に位置決め部材(3)における対応しあう方位の凹み穴(31)に係入させる簡単な操作を実行するだけで椅子の座りパッド(7)の前後方位の調節と安定のリミット設定を実現できる。
本考案の椅子の座りパッドの調整構造を示す分解斜視図である。 本考案の椅子の座りパッドの調整構造を示す組立斜視図である。 本考案の椅子の座りパッドの調整ユニットの方位の設定の状態を示す平面図である。 本考案の椅子の座りパッドの調整ユニットの方位の設定の状態を示す前面図である。 本考案の椅子の座りパッドの調整ユニットが前後変位を実行する場合の状況を示す平面図である。 本考案の椅子の座りパッドの調整ユニットが前後変位を実行する場合の状況を示す前面図である。
符号の説明
1 レッグ・サポート・パート
11 キャリア・パーツ
2 スライド枠フレーム
21 ガイド・スリット
211 ストッパー
212 螺合手段
213 孔部
22 前後位置決め部材
23 弾性係止ユニット
231 ロッド
24 孔部
3 位置決め部材
31 凹み穴同士
32 スチール・ボール
4 座りパッド調整ユニット
5 螺合手段
6 弾性部材
7 座りパッド

Claims (1)

  1. レッグ・フレーム・サポート・パートのトップ・エッジにおけるキャリア・パーツに座りパッドを取り付けてなる構造において、
    前記レッグ・サポート・パートのトップ・エッジにおけるキャリア・パーツには、座りパッド調整ユニットが取り付けられ、
    当該座りパッド調整ユニットには、そのトップ・エッジに前記座りパッドを取り付けるためのスライド枠フレームと、
    そのスライド枠フレームの両側のガイド・スリットに係入されて、組立てる場合に前記レッグ・サポート・パートのトップ・エッジと固着される位置決め部材と、を備えており、
    前記位置決め部材の両側における対応しあう部位にはそれぞれ所定のギャップを介して複数の凹み穴が形成され、
    それらによって前記スライド枠フレームの対応しあういずれの外側の組立てられる弾性係止ユニットを係止し、
    前記位置決め部材の後側近傍における孔部と前記スライド枠フレームの前側近傍における孔部には弾性部材が掛けられ、それらによって前記スライド枠フレームを後向けて復位する弾性手段を具備させ、
    前記位置決め部材の両側の前後段落とその上下層面に沿って所定のギャップを介して複数個のスチール・ボールを配設することによって、前記スライド枠フレームの両側のガイド・スリット同士に係入するための手段として利用し、
    座りパッドが前後変位を実行する場合に、良好的な平滑さを保持させることが出来るとともに、そのスライド枠フレームの両側のガイド・スリット同士の前後方位にそれぞれ内方へ向けてストッパーを形成させることによってその間における位置決め部材を係合して前進と後退の際のリミットとし、レッグ・サポート・パートのトップ・エッジにおける調整ユニットが座りパッドに合せて前後方位の移動を実行する際に、スライド枠フレームのある側の弾性係止ユニットを上方へ引き上げることによってその内側のロッドを位置決め部材における凹み穴より離脱させることにより、スライド枠フレームとその上に組立てられる座りパッドとを同期的に前後変位させて好適な方位まで調整してから、下向けて前記弾性係止ユニットを押し付けることによってその内側のロッドを再度に前記位置決め部材における対応する凹み穴に係入させることによって、座りパッドの前後調節と安定な方位にリミットし得るように構成したことを特徴とする、
    椅子の座りパッドの調整構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113909748A (zh) * 2021-10-29 2022-01-11 重庆长安汽车股份有限公司 座椅钢丝骨架定位焊接工装

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