JP3103313U - 磁力開閉式収納ラック - Google Patents
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Abstract
【課題】 側板を選択的に開閉することができ、磁力を利用して全ての側板を迅速に開くことができ、部品数が少なく、構造上も安定した収納ラックを提供すること。
【解決手段】 本体部3内へスライド部2を挿入し、本体部3の各側面に側板4を接離可能に連結し、スライド部2及び本体部3に吸引し合う位置決め磁石21,31を設け、スライド部2の上端に設けた上蓋1が本体部の上縁に当たって、位置決め磁石21,31どうしが互いの磁場範囲から離脱するのを規制し、側板4に磁石41を装着し、スライド部2の各側面に磁石41と吸引しあう吸引磁石22を設け、そのやや上方に磁石41と反発しあう反発磁石23を設け、スライド部2を押し下げると、反発磁石23と磁石41の斥力により、側板4が本体部3の側面から離れ、本体部3の両側部に形成した係止孔33と、側板4の両側部に形成した係止切欠42が同じ高さになって、物品aを収納できる。
【選択図】 図7
【解決手段】 本体部3内へスライド部2を挿入し、本体部3の各側面に側板4を接離可能に連結し、スライド部2及び本体部3に吸引し合う位置決め磁石21,31を設け、スライド部2の上端に設けた上蓋1が本体部の上縁に当たって、位置決め磁石21,31どうしが互いの磁場範囲から離脱するのを規制し、側板4に磁石41を装着し、スライド部2の各側面に磁石41と吸引しあう吸引磁石22を設け、そのやや上方に磁石41と反発しあう反発磁石23を設け、スライド部2を押し下げると、反発磁石23と磁石41の斥力により、側板4が本体部3の側面から離れ、本体部3の両側部に形成した係止孔33と、側板4の両側部に形成した係止切欠42が同じ高さになって、物品aを収納できる。
【選択図】 図7
Description
本考案は、磁力により開閉を行う磁力開閉式収納ラックに関する。
収納ラックは、その種類や形状は多岐に渡るが、内部空間を有効に利用するために、複数の収納空間を重ねた分層構造としてあるものが多い。このような収納ラックは、部品数が多くてコストが高く付き、様々な使用形態に変化させることができなかった。
また、必要な収納容量や設置スペースの広さに応じて、ラックを組み合わせることがあるが、これはあくまでも複数のラックによるものであって、収納量やスペースに応じて1個のラックの容積を調整することはできなかった。
また、必要な収納容量や設置スペースの広さに応じて、ラックを組み合わせることがあるが、これはあくまでも複数のラックによるものであって、収納量やスペースに応じて1個のラックの容積を調整することはできなかった。
本考案が解決しようとする課題は、必要な収納容量や設置スペースの広さに応じて、側板を選択的に開閉することができ、磁力を利用して全ての側板を迅速に開くことができ、部品数が少なく、構造上も安定した収納ラックを提供することにある。
本考案の磁力開閉式収納ラックは、上端面が開口した角筒状の本体部と、該本体部の上端面から内部へ摺動可能に挿入された角筒状のスライド部と、該スライド部の上端に取り付けられた上蓋と、前記本体部の各側面外面にそれぞれアームを介して接離可能に連結された側板とを備え、前記スライド部及び本体部に、互いに吸引し合って前記スライド部を位置決めする位置決め磁石をそれぞれ設け、前記上蓋は、前記スライド部が下降した時、前記本体部の上縁に当たることにより、前記スライド部の位置決め磁石が前記本体部の位置決め磁石の磁場範囲から離脱するのを規制し、前記側板にそれぞれ磁石を装着し、前記スライド部の各側面において、前記スライド部が位置決めされた高さにある時、前記側板の磁石と一致する高さに、該磁石と吸引しあう吸引磁石を設けると共に、該吸引磁石のやや上方に、前記側板の磁石と反発しあう反発磁石を設け、前記本体部の両側部に多数の係止孔を形成すると共に、前記側板の両側部に多数の係止切欠を形成し、これら係止孔と係止切欠とは、前記スライド部がその反発磁石と側板の磁石とが一致する高さまで下降して、前記側板が本体部の側面から離れた時に、同じ高さになるよう設定されている。
本考案によれば、次のような効果を発揮することができる。
1.構造が簡単で部品数が少ないので、コストが低廉で済む。
2.スライド部を押し下げるだけで、磁石の斥力を利用して各側板を同時に開くことができると共に、磁石の吸引力を利用して側板を閉じた状態に保持できる。
3.収納時には側板が開くので安定性が高まり、収納する物品の量や設置スペースの形状・広さに応じて、開く側板の数や位置を適宜選択し、全体の形状や容積を調節することが可能である。
4.組立や側板の展開に、工具による作業が不要であり、素人でも容易に使用可能な形態に変形できる。
5.非常に革新的で独創的な外観が得られる。
1.構造が簡単で部品数が少ないので、コストが低廉で済む。
2.スライド部を押し下げるだけで、磁石の斥力を利用して各側板を同時に開くことができると共に、磁石の吸引力を利用して側板を閉じた状態に保持できる。
3.収納時には側板が開くので安定性が高まり、収納する物品の量や設置スペースの形状・広さに応じて、開く側板の数や位置を適宜選択し、全体の形状や容積を調節することが可能である。
4.組立や側板の展開に、工具による作業が不要であり、素人でも容易に使用可能な形態に変形できる。
5.非常に革新的で独創的な外観が得られる。
本考案の磁力開閉式収納ラックは、図1に示すように、全体として四角柱状の外観を有し、図2に示すように、上蓋1、上端面が開口した四角筒状のスライド部2、上端が開口した四角筒状の本体部3、及び、本体部3の各側面外面に配置された合計4枚の側板4を備える。
上蓋1は、本体部3の断面より一回り広い支持部11を有し、支持部11よりも下方の部分がスライド部2の上端から内部に挿入され、上蓋1とスライド部2とが連動するようになっている。
なお、上蓋1に照明装置を設置して、収納ラックに装飾用或いは照明用のテーブルランプ又はスタンドランプとしての機能を付加することもできる。
上蓋1は、本体部3の断面より一回り広い支持部11を有し、支持部11よりも下方の部分がスライド部2の上端から内部に挿入され、上蓋1とスライド部2とが連動するようになっている。
なお、上蓋1に照明装置を設置して、収納ラックに装飾用或いは照明用のテーブルランプ又はスタンドランプとしての機能を付加することもできる。
スライド部2は、本体部3よりも短く、且つ、本体部3の内周よりもやや細く形成され、図3に示すように、本体部3の上端面から内部に摺動可能に挿入される。そして、本体部3が下降する際に、上蓋1の支持部11が本体部3の上縁に当たると、スライド部2がその位置よりも下がるのを規制するようになっている。
また、スライド部2の外面上部寄りに位置決め磁石21が装着され、この位置決め磁石21が本体部3の上部に装着された位置決め磁石と吸引し合って、スライド部2の高さを位置決めする。
また、スライド部2の外面上部寄りに位置決め磁石21が装着され、この位置決め磁石21が本体部3の上部に装着された位置決め磁石と吸引し合って、スライド部2の高さを位置決めする。
さらに、スライド部2の各側面の下端部には、それぞれ吸引磁石22が装着され、吸引磁石22のやや上方にこれとは極性が逆な反発磁石23がそれぞれ装着される。
なお、位置決め磁石21,31によって位置決めされるスライド部2の高さは、その位置から下方へ移動可能な高さとする。
また、図4に示すように、上蓋1を押し込むことによってスライド部2が下限位置まで下降しても、スライド部2の位置決め磁石21は本体部3の位置決め磁石31の磁場範囲から離脱せず、押圧する力が消えたときは、スライド部2が元の位置に復帰するようになっている。
なお、位置決め磁石21,31によって位置決めされるスライド部2の高さは、その位置から下方へ移動可能な高さとする。
また、図4に示すように、上蓋1を押し込むことによってスライド部2が下限位置まで下降しても、スライド部2の位置決め磁石21は本体部3の位置決め磁石31の磁場範囲から離脱せず、押圧する力が消えたときは、スライド部2が元の位置に復帰するようになっている。
図2に示すように、本体部3の底には回転台座30が取り付けられて、本体部3を中心軸回りに回動させることができるようになっている。
また、本体部3の各側面の中央部は内側へ陥没して、側面外面に上下方向に沿う溝32が形成される。
本体部3の各側面の両側部には、多数の係止孔33が適宜間隔毎に形成される。これら係止孔33は、上下方向に並んで配置され、且つ、隣り合う側面の同じ位置に形成されて、本体部3の角部を跨いで連続している。
また、本体部3の各側面の中央部は内側へ陥没して、側面外面に上下方向に沿う溝32が形成される。
本体部3の各側面の両側部には、多数の係止孔33が適宜間隔毎に形成される。これら係止孔33は、上下方向に並んで配置され、且つ、隣り合う側面の同じ位置に形成されて、本体部3の角部を跨いで連続している。
側板4は、本体部3の側面とほぼ同形であり、その内面の下端部及び中間部には、それぞれアーム43の一端が軸着されている。
アーム43の他端は、それぞれ本体部3の溝32内の下端部及び中間部に軸着され、アーム43を回動することにより、側板4が本体部3の側面に接近・離間するようになっている。
そして、図1及び図3に示すように、アーム43をまっすぐに立てて溝32内に収納すると、側板4が本体部3の側面外面に重なるようになっている。
アーム43の他端は、それぞれ本体部3の溝32内の下端部及び中間部に軸着され、アーム43を回動することにより、側板4が本体部3の側面に接近・離間するようになっている。
そして、図1及び図3に示すように、アーム43をまっすぐに立てて溝32内に収納すると、側板4が本体部3の側面外面に重なるようになっている。
側板4の上下方向中間部には、スライド部2の吸引磁石22と吸引しあい、反発磁石23と反発しあう磁石41が装着される。
また、側板4の両側部には、本体部3の係止孔33と対応する多数の係止切欠42が、上下方向に適宜間隔をおいて形成されている。
常態では(スライド部2が位置決め磁石21,31によって位置決めされた高さにある時は)、本体部3の側面に密着した側板4の磁石41と、本体部3の吸引磁石22とが一致して、側板4がその位置に保持される。
また、側板4の両側部には、本体部3の係止孔33と対応する多数の係止切欠42が、上下方向に適宜間隔をおいて形成されている。
常態では(スライド部2が位置決め磁石21,31によって位置決めされた高さにある時は)、本体部3の側面に密着した側板4の磁石41と、本体部3の吸引磁石22とが一致して、側板4がその位置に保持される。
ところが、上蓋1を押圧してスライド部2を押し下げると、図5に示すように、吸引磁石22が磁石41から外れた高さまで下降し、反発磁石23が磁石41と一致して互いに反発しあう。この結果、図7及び図6の破線で示すように、側板4が本体部3の側面から遠ざかる。
このように側板4を広げると、本体部3の角部に形成した係止孔33と、側板4の係止切欠42とが同じ高さになるよう設定されているので、係止切欠42及び係止孔33にCD等の物品aを差し込んで収納することができる。
このように側板4を広げると、本体部3の角部に形成した係止孔33と、側板4の係止切欠42とが同じ高さになるよう設定されているので、係止切欠42及び係止孔33にCD等の物品aを差し込んで収納することができる。
収納量が少なくて、全ての側板を広げる必要がない場合は、スライド部2が元の高さに戻ってから、不要な側板4を押し戻して本体部3の側面に重ねれば、その位置で保持される。
なお、本体部3及びスライド部2の形状並びに側板4の数は、上記実施例に限定されない。例えば、図8に示すように、本体部3及びスライド部2を三角筒状として、側板4を3枚配置しても良いし、図9に示すように、本体部3及びスライド部2を六角筒状として、側板4を6枚配置することもできる。
なお、本体部3及びスライド部2の形状並びに側板4の数は、上記実施例に限定されない。例えば、図8に示すように、本体部3及びスライド部2を三角筒状として、側板4を3枚配置しても良いし、図9に示すように、本体部3及びスライド部2を六角筒状として、側板4を6枚配置することもできる。
1 上蓋
11 支持部
2 スライド部
21 位置決め磁石
22 吸引磁石
23 反発磁石
3 本体部
31 位置決め磁石
30 回転台座
32 溝
33 係止孔
4 側板
41 磁石
42 係止切欠
43 アーム
a 物品
11 支持部
2 スライド部
21 位置決め磁石
22 吸引磁石
23 反発磁石
3 本体部
31 位置決め磁石
30 回転台座
32 溝
33 係止孔
4 側板
41 磁石
42 係止切欠
43 アーム
a 物品
Claims (1)
- 上端面が開口した角筒状の本体部と、該本体部の上端面から内部へ摺動可能に挿入された角筒状のスライド部と、該スライド部の上端に取り付けられた上蓋と、前記本体部の各側面外面にそれぞれアームを介して接離可能に連結された側板とを備え、前記スライド部及び本体部に、互いに吸引し合って前記スライド部を位置決めする位置決め磁石をそれぞれ設け、前記上蓋は、前記スライド部が下降した時、前記本体部の上縁に当たることにより、前記スライド部の位置決め磁石が前記本体部の位置決め磁石の磁場範囲から離脱するのを規制し、前記側板にそれぞれ磁石を装着し、前記スライド部の各側面において、前記スライド部が位置決めされた高さにある時、前記側板の磁石と一致する高さに、該磁石と吸引しあう吸引磁石を設けると共に、該吸引磁石のやや上方に、前記側板の磁石と反発しあう反発磁石を設け、前記本体部の両側部に多数の係止孔を形成すると共に、前記側板の両側部に多数の係止切欠を形成し、これら係止孔と係止切欠とは、前記スライド部がその反発磁石と側板の磁石とが一致する高さまで下降して、前記側板が本体部の側面から離れた時に、同じ高さになるよう設定されていることを特徴とした収納ラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000525U JP3103313U (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 磁力開閉式収納ラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000525U JP3103313U (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 磁力開閉式収納ラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3103313U true JP3103313U (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=43256790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004000525U Expired - Fee Related JP3103313U (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 磁力開閉式収納ラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103313U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110051171A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-26 | 安徽理工大学 | 一种电气器件以及电气控制设备 |
-
2004
- 2004-02-12 JP JP2004000525U patent/JP3103313U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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