JP3103099B2 - Crt防振支持装置 - Google Patents

Crt防振支持装置

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JP3103099B2 JP02273260A JP27326090A JP3103099B2 JP 3103099 B2 JP3103099 B2 JP 3103099B2 JP 02273260 A JP02273260 A JP 02273260A JP 27326090 A JP27326090 A JP 27326090A JP 3103099 B2 JP3103099 B2 JP 3103099B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば船舶、航空機等に配設されるCRT
ディスプレイに用いられるCRT防振支持装置に関する。
(従来の技術) 一般に、この種のCRT防振支持装置としては第2図に
示すように、複数の取付フランジ1(図中では、1箇所
のみを図示)がCRTアッセンブリ2の重心に対応したケ
ース3の周囲に所定の間隔に設けられ、この取付フラン
ジが弾性体4、例えば防振ゴムを介して筐体5に取付け
られる。このようなCRTアッセンブリ2は電子銃6及び
シャドウマスク12の封入されたCRT本体7に対して偏向
ヨーク8及び偏向コイル9が組合わせられてCRT10が形
成され、このCRT10が、そのCRT本体6の表示面を除く周
囲部がシリコンゴム等の弾性体11で覆われる如く介在さ
れてシールドケース3に収容されている。
上記構成により、CRT10は弾性体4及びシールドケー
ス3内の弾性体11の弾性力により外部から付与される衝
撃等による振動が防振される。
ところが、上記CRT防振支持装置では、その支持構造
上、耐振動、耐衝撃性能は弾性体4の硬軟に大きく左右
される。軟らかにした場合には、筐体5に大きな外力
(振動、衝撃)が加えられると、CRTアッセンブリ2が
大きく振動し、筐体5に衝撃的に接触して筐体5あるい
はCRT本体7の表示面あるいはシャドウマスク12を破損
させることがある。また、このような状態が繰り返され
ると、電子銃取付部13が破損するという問題を有してい
た。
弾性体4を硬くした場合には、筐体5にCRTアッセン
ブリ2が衝撃的に接触することは避けることが出来る
が、高い周波数の振動及び衝撃が減衰されることなく、
直接的にシャドウマスク12及び電子銃6に加えられる。
このような状態では、シャドウマスク12がCRTの軸方向
に振動して表示画面を劣化させると同時に破損させるこ
とがある。ただし、シャドウマスク12のCRT水平面内の
振動に対しては、この方向の支持構造物の固有振動数が
CRT軸方向の固有振動数に比較して数倍高いことからこ
の方向では画質の劣化及び破損を生じることがない。
また、電子銃6は、電子銃取付部13と電子銃保持ばね
14により両端支持的に取付けられているが、電子銃保持
ばね14のばね定数に対応したある一定以上の周波数の振
動条件下では電子銃保持ばね14が十分に保持の機能を果
たさないため、電子銃取付部13で片持的に保持されるの
で、CRT水平面の方向の振動に対しては、電子銃取付部1
3が破損するという問題を有していた。ただし、CRT軸方
向の振動に対しては、電子銃保持部13は、その構造上、
曲げモーメントが発生しない他、十分に高い剛性(高い
固有振動数)を持ち、この方向では破損することは少な
い。
また、これによれば、その支持構造上、取付フランジ
1が正確に重心位置Gに取付けられている場合には、筐
体5に外力が付与されると、CRTアッセンブリ2に対し
てモーメントが作用されず、回転運動でなく並進運動の
みが働くものであるが、その取付位置が重心位置Gより
ずれると、電子銃6に回転運動が付与されることによ
り、電子銃6に対する防振が十分でなくなり、電子銃取
付部13を破損するという問題も有する。これは、電子銃
6が重心位置Gから大きく離れると、並進運動に比して
回転運動による動きが大きくなることにより、最近、開
発されつつある大形、特にカラー用大形CRTディスプレ
ーに適用した場合に、大きな問題となる。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように、従来のCRT防振支持装置では、電
子銃及びシヤドウマスクに対する十分な防振効果が得ら
れないという問題を有していた。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成
簡易にして、CRTアッセンブリの効果的な防振を実現し
得るようにしたCRT防振支持装置を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は電子銃及びシャドウマスクの封入されたCR
T本体に対して偏向ヨーク及び偏向コイルを組合わせたC
RTの前記CRT本体の表示面を除く周囲部が第1の弾性体
を介在してケースに収容されてなるCRTアッセンブリ
と、このCRTアッセンブリのケースの周囲部の前記電子
銃に対しての打撃中心に相当する位置に配設される取付
台と、この取付台と前記ケースの周囲部との間に介在さ
れ、前記シャドウマスクの固有振動数より小さな固有振
動数を有するようにばね定数が設定された第2の弾性体
とを備えてCRT防振支持装置を構成したものである。
(作用) 上記構成によれば、CRTアッセンブリに付与される外
力は、シャドウマスクの各方向に対して、取付台の第2
の弾性体により減衰される。同時に、電子銃に対して
は、第2の弾性体をケースの周囲部の電子銃に対しての
打撃中心に相当する位置に配設していることにより、電
子銃のCRT水平方向の振動打撃はほとんど発生しない。
従って、CRTアッセンブリに付与される外力に対する電
子銃の確実な防振がなされると共に、CRT本体の確実な
支持がなされてCRTアッセンブリと筐体が衝撃的に接触
することは確実に防止される。
(実施例) 以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳
細に説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係るCRT防振支持装置
を示すもので、電子銃20及びシャドウマスク33の封入さ
れたCRT本体21は偏向ヨーク22及び偏向コイル23が組合
わされてCRT24が形成される。CRT24は、その表示面を除
く周囲部がシリコンゴム等の弾性体25を介してケース26
に収容されるCRTアッセンブリ27が形成される。CRTアッ
センブリ27のケース26には筐体取付用の取付台28が電子
銃20に対しての打撃中心に相当する位置に配設される。
取付台28にはケース26との間に弾性体29、例えば防振ゴ
ムが介在される。この弾性体29のばね定数は、シャドウ
マスク33の固有振動数に対応して設定されるもので、こ
の弾性体29のCRT軸方向における固有振動数をfRN、CRT
水平方向における固有振動数をfRH、同様にシャドウマ
スク33のCRT軸方向の固有振動数をfSN、CRT水平面方向
における固有振動数をfSHとすると、次のような関係に
設定する。
fRN≦(0.3〜0.5)fSN fRH≦(0.3〜0.5)fSH また、シャドウマスク33の構造から実測等により、f
SN≦(0.2〜0.5)fSHの関係にあることが知られている
ので、弾性体29、例えばfRN≦(0.2〜0.5)fRHのような
関係を満足するように設計する必要があり、この関係は
ゴム等の弾性体の形状を工夫することにより実現可能で
ある。この各部の固有振動数の設定例としては、下記に
表1として示す。
なお、電子銃20の打撃中心位置はCRTアッセンブリ27
の質量をM、重心位置G回りのCRTアッセンブリ27の慣
性モーメントをI、重心位置から電子銃20の位置までの
距離をb、重心位置Gから電子銃20の打撃中心位置まで
の距離をaとすると、 a・b=I/M の式で求められる。
また、カラー用大形CRTディスプレー等の重量物の場
合、ケース26の周囲部には補助的に取付台30が取付台28
に対応して取付台28と電子銃20の位置との中心位置Xに
配設される。この中間位置Xは、例えばCRT表示面に対
してCRT水平面内方向に外力を付与した状態において、
電子銃20の近傍の振動が最小となるように計算あるいは
実験的に設定される。そして、取付台30にはシールドケ
ース26との間に弾性体31、例えば防振ゴムが介在され
る。この弾性体31は、取付台28の弾性体29のばね定数に
対応して設定されるもので、電子銃20及びシャドウマス
ク33に対する外力の作用を考慮して、取付台28の弾性体
29のばね定数に比して小さな値となるように設定され
る。これは、取付台28の弾性体29による電子銃20及びシ
ャドウマスク33の防振作用に影響を及ぼさないためであ
る。
なお、図中32、34は電子銃取付部及び電子銃保持ばね
で、前記第2図と略同様に電子銃の両端を支持するのに
供される。
上記構成において、CRTアッセンブリ27に外力(振
動、衝撃等)が付与されると、付与された外力は、外力
の周波数成分にも関係して、取付台28の弾性体29、シャ
ドウマスク33の各方向の固有振動数が、例えば上記表1
のように配分された場合には、下記の表2のように各部
に対して作用する。
また、取付台30の弾性体31は補助的に設けられるもの
で、弾性体29に比較して小さなばね定数とし、弾性体29
が破断するような非常に大きな外力が加わった場合の安
全機構として動作する。これにより、シャドウマスク33
に加えられる外力を制限することができると共に、電子
銃23に対してすぐれた防振を行うことができる。そし
て、弾性体29のばね定数が比較的硬く、例えば固有振動
数を上記表1のように50〜100Hz以上とすることができ
るため、CRT本体21の表示面が筐体と接触することを防
止することができる。
このように、上記CRT防振支持装置はCRTアッセンブリ
27のケース26の周囲部の電子銃20に対する打撃中心位置
にCRT本体の固有振動数に応じたばね定数を有した弾性
体29が設けられた取付台28を配設し、さらに、ケース26
の周囲部の取付部28と電子銃20との中間部に第1の取付
台28に対応して比較的小さなばね定数を有した弾性体31
が補助的に設けられた取付台30を配設して構成した。こ
れによれば、CRTアッセンブリ27に付与される外力はCRT
水平面内方向に付与される外力が第1の取付台28の弾性
体29により減衰され、CRTアッセンブリ27において、振
動、衝撃等の外力に対して、構造上、最も懸念されるシ
ャドウマスク33のCRT軸方向の耐振性、電子銃23のCRT水
平面内の耐振性及びCRT本体21の筐体との直接接触に対
して次のように機能される。
(1)CRTアッセンブリ27に対してCRT軸方向に加えられ
る外力は、取付台28の弾性体29により減衰され、シャド
ウマスク33を保護する。
(2)CRTアッセンブリ27に対してCRT水平面内に加えら
れる外力は、取付台28の弾性体29を電子銃20に対する打
撃の中心に配置することで、電子銃20には外力のほぼ全
周波数領域にわたり減衰し、電子銃20を保護する。
(3)極めて大きい外力がCRTアッセンブリ27に加わ
り、取付台28の弾性体29が破断するようなことがあって
も、取付台30の弾性体31は破断することなく、安全機構
として動作させることができると同時に、通常の大きな
外力に対してもCRT本体21が筐体に直接接触して破損す
ることを確実に防止する。
この結果、CRTアッセンブリ27に付与される外力に対
する電子銃20の確実な防振がなされると共に、CRT本体2
1の確実な支持がなされてCRT表示面と図示しない筐体と
の接触が確実に防止され、安定した表示画面が実現され
る。
なお、通常、カラーCRTディスプレイに適用した場
合、そのシャドウマスクが大形になればなるほど、CRT
軸方向の固有振動数が下がり、防振効果が低下されるも
のであるが、その第1の取付台の弾性体の固有振動数の
設定値を調整することにより、効果的な防振が可能とな
る。
なお、この発明は上記実施例に限ることなく、その
他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実
施し得ることは勿論のことである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、構成簡易に
して、CRTアッセンブリの効果的な防振を実現し得るよ
うにしたCRT防振支持装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るCRT防振支持装置の
要部を取出して示す図、第2図は従来のCRT防振支持装
置を示す図である。 20……電子銃、21……CRT本体、22……偏向ヨーク、23
……偏向コイル、24……CRT、25,29,31……弾性体、26
……ケース、27……CRTアッセンブリ、28……取付台、3
0……取付台、32……電子銃取付部、33……シャドウマ
スク、33……電子銃保持ばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子銃及びシャドウマスクの封入されたCR
    T本体に対して偏向ヨーク及び偏向コイルを組合わせたC
    RTの前記CRT本体の表示面を除く周囲部が第1の弾性体
    を介在してケースに収容されてなるCRTアッセンブリ
    と、 このCRTアッセンブリのケースの周囲部の前記電子銃に
    対しての打撃中心に相当する位置に配設される取付台
    と、 この取付台と前記ケースの周囲部との間に介在され、前
    記シャドウマスクの固有振動数より小さな固有振動数を
    有するようにばね定数が設定された第2の弾性体と を具備したことを特徴とするCRT防振支持装置。
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