JP3102503B2 - 油圧回路 - Google Patents

油圧回路

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JP3102503B2
JP3102503B2 JP03157392A JP15739291A JP3102503B2 JP 3102503 B2 JP3102503 B2 JP 3102503B2 JP 03157392 A JP03157392 A JP 03157392A JP 15739291 A JP15739291 A JP 15739291A JP 3102503 B2 JP3102503 B2 JP 3102503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ポンプの吐出圧油
を複数の操作弁によって複数のアクチュエータに供給す
る油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示す油圧回路が知られている。油
圧ポンプ1の吐出路2に複数の操作弁3を設ける。その
各操作弁3を第1回路5、第2回路6で複数のアクチュ
エータ4の第1室4A、第2室4Bにそれぞれ接続す
る。前記操作弁3を中立位置Aから左右一方の圧油供給
位置Bに操作することで油圧ポンプ1の吐出圧油を複数
のアクチュエータ4の第1室4A又第2室4Bに供給す
る油圧回路が知られている。この油圧回路においては操
作弁3が圧油供給位置Bの時及び中立位置Aの時に、ア
クチュエータ4に外力が作用すると第1回路5又は第2
回路6にピーク圧が発生する。このために、各操作弁3
と各アクチュエータ4を接続する第1回路5と第2回路
6に安全弁7をそれぞれ設け、前述のピーク圧をタンク
8に流出してアクチュエータや回路破損を防止してい
る。すなわち、前記安全弁7のセット圧は油圧ポンプ1
の吐出路2に設けた最高吐出圧力を規制する主リリーフ
弁9のリリーフセット圧(つまり、油圧ポンプ1の最高
吐出圧力)よりも高い圧力で、油圧ポンプ1の吐出圧油
をアクチュエータ4に供給する時には安全弁7が作動し
ない。ピーク圧が発生した時に安全弁7が作動するよう
にしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる油圧回路である
と、1つのアクチュエータに対して2つの安全弁が必要
であるから、アクチュエータの数の2倍の数の安全弁を
用いるので、安全弁の数が多い。この安全弁はチェック
弁や吸込弁などに比較して構造複雑でコスト高であると
共に、大きい。このために前述の油圧回路であると、全
体のコストが非常に高いと共に、取付けスペースが大き
い。
【0004】そこで、本発明は、前述の課題を解決し、
全体のコストが安く、取付けスペースの小さな油圧回路
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧ポンプ1
の吐出路2に、当該油圧ポンプ1の最高吐出圧力を規制
する手段と、複数の操作弁3を備え、前記複数の操作弁
3には各々第1アクチュエータポート25、第2アクチ
ュエータポート26を介してアクチュエータ4を接続し
た油圧回路において、前記各操作弁3は、弁本体20
に、第1アクチュエータポート25と、第2アクチュエ
ータポート26と、その第1アクチュエータポート25
と第2アクチュエータポート26に前記油圧ポンプ1の
吐出圧油を供給制御するスプール22と、前記第1アク
チュエータポート25の圧油と第2アクチュエータポー
ト26の圧油のうち高い方の圧力の圧油を検出する手段
と、この検出手段で検出した圧油が流入する圧力検出孔
33とを備え、前記各操作弁3の各弁本体20が連結さ
れることにより、互いに連通した圧力検出孔33と前記
各検出手段とを、各第1アクチュエータポート25の圧
油と各第2アクチュエータポート26の圧油のうち最大
の圧力の圧油を検出する最大負荷圧選択手段とし、前記
1つの圧力検出孔33を1つの安全弁7を経てタンク8
に接続したことを特徴とする油圧回路である。
【0006】
【作 用】本発明によれば、各第1アクチュエータポー
ト25、第2アクチュエータポート26の圧油のうち最
大の圧力の圧油が1つの安全弁7を介してタンク8へ還
流する。これによって、複数のアクチュエータ4に発生
するピーク圧が1つの安全弁7でタンク8に流出され
る。したがって、高価で大きな安全弁7を1つ設ければ
良いので、全体を安価にできると共に、取付けスペース
を小さくできる。また、各操作弁3を、その各弁本体2
0を連結することで、各第1アクチュエータポート2
5、第2アクチュエータポート26の圧油のうち最大の
圧力の圧油を検出できるから、その最大の圧力の圧油を
検出するための配管等が不要である。
【0007】
【実 施 例】本発明の第1実施例を図1に基づいて説
明する。なお、従来と同一部材は符号を同一とする。前
記各操作弁3を具体的に説明する。前記各操作弁3はポ
ンプポート3Aとタンクポート3Bと第1アクチュエー
タポート3Cと第2アクチュエータポート3Dとバイパ
ス通路3Eを有する。操作弁3は中立位置Aの時に、ポ
ンプポート3A、第1アクチュエータポート3C、第2
アクチュエータポート3Dをそれぞれ遮断し、バイパス
通路3Eが開く。操作弁3は図1で右側の第1の圧油供
給位置Bの時に、ポンプポート3Aと第1アクチュエー
タポート3Cを連通すると共に、第2アクチュエータポ
ート3Dとタンクポート3Bを連通し、バイパス通路3
Eが閉じる。操作弁3は図1で左側の第2の圧油供給位
置Bの時に、ポンプポート3Aと第2アクチュエータポ
ート3Dを連通すると共に、第1アクチュエータポート
3Cとタンクポート3Bを連通し、バイパス通路3Eが
閉じる。
【0008】前記油圧ポンプ1の吐出路2は、前記各操
作弁3のポンプポート3Aにそれぞれ接続し、かつ1つ
の操作弁3のバイパス通路3Eに連通している。前記各
操作弁3のバイパス通路3Eは連通し、他の1つの操作
弁3のバイパス通路3Eはタンク8に連通している。
【0009】このようであるから、各操作弁3が中立位
置の時には油圧ポンプ1の吐出圧油は各バイパス通路3
Eを経てタンク8に流出する。操作弁3が圧油供給位置
Bの時にはバイパス通路3Eが閉じるので、油圧ポンプ
1の吐出圧油はアクチュエータ4の第1室4A又は第2
室4Bに供給され、そのアクチュエータ4の第2室4B
又は第1室4Aの圧油はタンク8に流出する。
【0010】前記油圧ポンプ1の最高吐出圧力は、吐出
路2に設けた主リリーフ弁9で規制される。前記安全弁
7のセット圧は、主リリーフ弁9のリリーフセット圧よ
りも高圧である。前記安全弁7の高圧側ポート7aに高
圧側回路10が接続し、低圧側ポート7bに低圧側回路
11が接続している。前記高圧側回路10は逆止弁12
を介して各第1・第2回路5,6にそれぞれ接続し、前
記低圧側回路11はタンク8に接続している。
【0011】前記各逆止弁12は入口から出口への圧油
流れを許容し、その入口側が各第1回路5、第2回路6
にそれぞれ接続している。各逆止弁12の出口側が高圧
側回路10にそれぞれ接続している。これによって、前
記各逆止弁12で各第1回路5と各第2回路6の圧力の
うち最大の圧力の圧油が高圧側回路10に流入する。つ
まり、複数の逆止弁12を設けて各第1回路5と各第2
回路6の圧力のうち最大の圧力の圧油を選択する手段を
形成している。
【0012】前記各第1回路5と各第2回路6は吸込弁
13でタンク8にそれぞれ接続している。
【0013】以上の様であるから、各アクチュエータ4
に発生する油圧ポンプ1の最高吐出圧力以上のピーク圧
が安全弁7に作用し、安全弁7からタンク8に流出す
る。したがって安全弁7を1つとすることができる。
【0014】図2は具体的構造を示す。操作弁3の弁本
体20にスプール孔21を形成し、そのスプール孔21
内にスプール22を摺動自在に嵌挿してある。スプール
孔21には第1・第2入口ポート23,24と第1・第
2アクチュエータポート25,26と第1・第2タンク
ポート27,28と流入ポート29と流出ポート30が
形成してある。前記第1・第2入口ポート23,24は
ポンプポート31(図1のポンプポート3Aに相当)に
連通し、第1・第2タンクポート27,28はタンクポ
ート32(図1のタンクポート3Bに相当)に連通して
いる。第1・第2アクチュエータポート25,26は図
1の第1・第2アクチュエータポート3C,3Dに相当
し、流入ポート29と流出ポート30で図1に示すバイ
パス通路3Eを形成している。
【0015】スプール22が図示の位置の時には第1・
第2入口ポート23,24、第1・第2アクチュエータ
ポート25,26、第1・第2タンクポート27,28
がそれぞれ遮断し、かつ流入ポート29と流出ポート3
0が連通する。これによって図1に示す中立位置Aとな
る。スプール22が図示の位置から右方に摺動すると、
第1入口ポート23と第1アクチュエータポート25が
連通し、第2アクチュエータポート26と第2タンクポ
ート28が連通する。流入ポート29と流出ポート30
が遮断する。これによって、図1の右側の圧油供給位置
となる。スプール22が図示の位置から左方に摺動する
と、第2入口ポート24と第2アクチュエータポート2
6が連通し、第1アクチュエータポート25が第1タン
クポート27が連通する。流入ポート29と流出ポート
30が遮断する。これによって図1に示す左側の圧油供
給位置となる。
【0016】前記弁本体20に圧力検出孔33を形成す
る。この圧力検出孔33は図1に示す逆止弁12を経て
第1・第2アクチュエータポート25,26にそれぞれ
連通する。すなわち、この第1・第2アクチュエータポ
ート25,26が図1に示す第1・第2回路5,6に相
当する。前記逆止弁12は、弁本体20に螺合される本
体34と、ポペット35と、ばね36を備えている。ポ
ペット35は圧力検出孔33の圧油で弁座37に圧着さ
れ、圧力検出孔33から第1・第2アクチュエータポー
ト25,26に圧油が流れない。ポペット35は第1・
第2アクチュエータポート25,26の圧油で押されて
弁座37から離れ、第1・第2アクチュエータポート2
5,26から圧力検出孔33に圧油が流れる。つまり、
逆止弁12は第1・第2アクチュエータポート25,2
6から圧力検出孔33への圧油流れを許容し、圧力検出
孔33から第1・第2アクチュエータポート25,26
への圧油流れを阻止する。これにより、第1アクチュエ
ータポート25の圧油と第2アクチュエータポート26
の圧油のうち高い方の圧力の圧油が圧力検出孔33に検
出される。つまりチェック弁12が第1・第2アクチュ
エータポート25,26の圧油のうち高い方の圧力を圧
力検出孔33に検出する手段を形成する。なお、ばね3
6はポペット35が弁座37に圧着し易いようにするも
ので、このばね36はごく弱い。
【0017】前記各操作弁3の各弁本体20は連結さ
れ、各操作弁3の圧力検出孔33は互いに連通する。こ
れによって各第1・第2アクチュエータポート25,2
6の圧油のうち最大の圧力の圧油が圧力検出孔33に検
出される。つまり各チェック弁12と各圧力検出孔33
が各第1・第2アクチュエータポート25,26の圧油
のうち最大の圧力の圧油を検出する最大負荷圧選択手段
を構成する。 1つの操作弁3の圧力検出孔33は安全弁
7の高圧側回路10に連通している。前記第1アクチュ
エータポート25と第1タンクポート27及び第2アク
チュエータポート26と第2タンクポート28は吸込弁
13でそれぞれ連通している。
【0018】図3は本発明の第2実施例を示す。操作弁
3は図1に示す第1実施例と同様である。第1のアクチ
ュエータ4(図1で上方のアクチュエータ4)の第1・
第2回路5,6の圧力を第1のシャトル弁38で比較し
て高い方の圧力の圧油を取り出し、この圧力と第2のア
クチュエータ4(図1で上下中間のアクチュエータ4)
の第2回路6の圧力を第2のシャトル弁38で比較して
高い方の圧力の圧油を取り出し、この圧力と第1回路5
の圧力を第3のシャトル弁38で比較して高い方の圧力
の圧油を取り出す。この圧力と第3のアクチュエータ4
(図1で下方のアクチュエータ4)の第2回路6の圧力
を第4のシャトル弁38で比較して高い方の圧力の圧油
を取り出し、その圧力と第1回路5の圧力を第5のシャ
トル弁38で比較して高い方の圧力の圧油を取り出す。
その圧力(つまり最も高い圧力)の圧油を安全弁7の高
圧側回路10に出力するようにしてある。つまり、複数
のシャトル弁38で各第1・第2回路5,6の圧力のう
ち最大の圧力の圧油を選択する手段を形成している。
【0019】このようであるから、各アクチュエータ4
の第1回路5、第2回路6内の圧力のうち最大の圧力の
圧油が安全弁7の高圧側ポート7Aに作用し、複数のア
クチュエータに発生するピーク圧を1つの安全弁7でタ
ンク8に流出することができる。
【0020】図4は本発明の第3実施例を示す。各第1
回路5と各第2回路6の圧力のうち最大の圧力の圧油
は、図3に示す第2実施例を同様に複数のシャトル弁3
8で選択される。この選択された圧油が安全弁7の高圧
側回路10に供給される。油圧ポンプ1の吐出路2は、
複数の操作弁3のポンプポート3Aにそれぞれ接続して
いる。これにより、複数の操作弁3は油圧ポンプ1の吐
出路2にパラレルに設けてある。前記各操作弁3は、中
立位置Aでポンプポート3Aを閉塞するクローズセンタ
形式の操作弁である。
【0021】前記各操作弁3を具体的に説明する。前記
各操作弁3はポンプポート3Aとタンクポート3Bと第
1アクチュエータポート3Cと第2アクチュエータポー
ト3Dと負荷圧検出ポート3Fを有する。操作弁3は中
立位置Aの時に、ポンプポート3A、第1アクチュエー
タポート3C、第2アクチュエータポート3Dをそれぞ
れ遮断し、タンクポート3Bと負荷圧検出ポート3Fを
連通する。操作弁3は図1で右側の第1の圧油供給位置
Bの時に、ポンプポート3Aと第1アクチュエータポー
ト3Cを連通すると共に、第2アクチュエータポート3
Dとタンクポート3Bを連通し、負荷圧検出ポート3F
がポンプポート3Aに連通する。操作弁3は図1で左側
の第2の圧油供給位置Bの時に、ポンプポート3Aと第
2アクチュエータポート3Dを連通すると共に、第1ア
クチュエータポート3Cとタンクポート3Bを連通し、
負荷圧検出ポート3Fがポンプポート3Aに連通する。
【0022】前記各操作弁3の負荷圧検出ポート3Fに
は、操作弁3の出力圧、つまりアクチュエータ4の負荷
圧が出力する。前記各操作弁3の負荷圧検出ポート3F
に出力した負荷圧はシャトル弁40で比較され、最も高
い負荷圧が負荷圧検出路41に導入される。この負荷圧
検出路41に導入された最も高い負荷圧は、油圧ポンプ
1の吐出路2に設けたアンロード弁42のアンロード圧
力を可変とする。
【0023】前記アンロード弁42は、第1受圧部42
Aに作用するポンプ吐出圧で開く方向(入口と出口を連
通する方向)に向う力が作用し、第2受圧部42Bに作
用する最も高い負荷圧とばね42Cのばね力で閉じる方
向(入口と出口を遮断する方向)に向う力が作用する。
これにより、油圧ポンプ1の吐出圧力は、最も高い負荷
圧よりもばね42Cのばね力に見合う所定圧力だけ高い
圧力に設定される。前記負荷圧検出路41にはリリーフ
弁43が設けてある。前記アンロード弁42の第2受圧
部42Bに作用する最高圧力はリリーフ弁43のセット
圧力である。これによって油圧ポンプ1の最高吐出圧力
はリリーフ弁43のセット力とばね42Cのばね力で設
定される。つまり、アンロード弁42とリリーフ弁43
で油圧ポンプ1の最高吐出圧力を規制している。前記各
第1回路5と第2回路6は吸込弁13でタンク8にそれ
ぞれ接続している。
【0024】図5は本発明の第4実施例を示す。各操作
弁3は図4に示す第3実施例の操作弁3と同様である。
油圧ポンプ1の最高吐出圧力は図4に示す第3実施例と
同様に、アンロード弁42とリリーフ弁43で規制され
る。
【0025】各第1回路5と各第2回路6の圧力のうち
最大の圧力の圧油は、図1に示す第1実施例と同様に各
第1・第2回路5,6に接続した逆止弁12で選択され
る。
【0026】図6は本発明の第5実施例を示す。各操作
弁3は図1に示す第1実施例の操作弁3と同様である。
油圧ポンプ1の最高吐出圧力は主リリーフ弁9で規制さ
れる。各第1・第2回路5,6の圧力のうち最大の圧力
の圧油は、図1に示す第1実施例と同様に各第1・第2
回路5,6に接続した逆止弁12で選択される。
【0027】前記逆止弁12は各アクチュエータ4のセ
ット圧に応じた取付け荷重をもつばね50を有するもの
としてあり、最も低いセット圧の回路に設けた逆止弁1
2はばね50が不要である。このようにすれば、各アク
チュエータ4のセット圧を任意に変えることができる。
例えば、安全弁7のセット圧を250kg/cmとす
れば、ばね50のない逆止弁12に250kg/cm
の圧油が作用すると安全弁7に流れ、安全弁7からタン
ク8に流出する。5kg/cmの取付荷重をもつばね
50を設けた逆止弁12では255kg/cmの圧力
が作用した時に開いて安全弁7に流れるので、その逆止
弁12に接続したアクチュエータ4のセット圧力をばね
32のない逆止弁12に接続したアクチュエータ4のセ
ット圧力よりも5kg/cm高くできる。
【0028】図7は具体構造を示し、操作弁3と逆止弁
12は図2に示す第1実施例の操作弁3と逆止弁12と
同一形状である。逆止弁12のばね36(図6のばね5
0に相当する)をアクチュエータ4のセット圧力に応じ
た取付け荷重としてある。
【0029】図8は本発明の第6実施例を示す。操作弁
3は図4に示す第3実施例の操作弁3と同様に、中立位
置Aで油圧ポンプ1の吐出路2を閉塞するクローズドセ
ンタ形式である。油圧ポンプ1の最高吐出圧力を図4に
示す第3実施例と同様にアンロード弁42とリリーフ弁
43で規制している。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、各第1ア
クチュエータポート25、第2アクチュエータポート2
の圧油のうち最大の圧力の圧油が1つの安全弁7を介
してタンク8へ還流する。これによって、複数のアクチ
ュエータ4に発生するピーク圧が1つの安全弁7でタン
ク8に流出される。したがって、高価で大きな安全弁7
を1つ設ければ良いので、全体を安価にできると共に、
取付けスペースを小さくできる。また、各操作弁3を、
その各弁本体20を連結することで、各第1アクチュエ
ータポート25、第2アクチュエータポート26の圧油
のうち最大の圧力の圧油を検出できるから、その最大の
圧力の圧油を検出するための配管等が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の油圧回路図である。
【図2】具体構造の断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の油圧回路図である。
【図4】本発明の第3実施例の油圧回路図である。
【図5】本発明の第4実施例の油圧回路図である。
【図6】本発明の第5実施例の油圧回路図である。
【図7】具体構造の断面図である。
【図8】本発明の第6実施例の油圧回路図である。
【図9】従来の油圧回路図である。
【符号の説明】
1…油圧ポンプ、2…吐出路、3…操作弁、4…アクチ
ュエータ、5…第1回路、6…第2回路、7…安全弁、
10…高圧側回路、12…逆止弁、30…シャトル弁。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 - 11/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプ(1)の吐出路(2)に、当
    該油圧ポンプ(1)の最高吐出圧力を規制する手段と、
    複数の操作弁(3)を備え、 前記複数の操作弁(3)には各々第1アクチュエータポ
    ート(25)、第2アクチュエータポート(26)を介
    してアクチュエータ(4)を接続した油圧回路におい
    て、 前記各操作弁(3)は、弁本体(20)に、第1アクチ
    ュエータポート(25)と、第2アクチュエータポート
    (26)と、その第1アクチュエータポート(25)と
    第2アクチュエータポート(26)に前記油圧ポンプ
    (1)の吐出圧油を供給制御するスプール(22)と、
    前記第1アクチュエータポート(25)の圧油と第2ア
    クチュエータポート(26)の圧油のうち高い方の圧力
    の圧油を検出する手段と、この検出手段で検出した圧油
    が流入する圧力検出孔(33)とを備え、 前記各操作弁(3)の各弁本体20が連結されることに
    より、互いに連通した圧力検出孔(33)と前記各検出
    手段とを、各第1アクチュエータポート(25)の圧油
    と各第2アクチュエータポート(26)の圧油のうち最
    大の圧力の圧油を検出する最大負荷圧選択手段とし、 前記1つの圧力検出孔(33)を1つの安全弁(7)を
    経てタンク(8)に接続したことを特徴とする油圧回
    路。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、第1・第2アクチュエ
    ータポート(25)、(26)の圧油が圧力検出孔(3
    3)に流れることを許容するチェック弁(12)とした
    ことを特徴とする請求項1記載の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、シャトル弁(38)と
    したことを特徴とする請求項1記載の油圧回路。
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