JP3102482U - 着磁用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業上困難な形態の面状物であっても、これを容易かつ安全にに着磁させられるようなコンパクトな着磁用具を提供する。
【解決手段】 下底部に永久磁石1を配置し、上部に把手2を形成して、全体形状が略アイロン鏝状になるようにし、使用しないときには必要に応じ底面に緩衝板3を付着させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 下底部に永久磁石1を配置し、上部に把手2を形成して、全体形状が略アイロン鏝状になるようにし、使用しないときには必要に応じ底面に緩衝板3を付着させる。
【選択図】 図2
Description
この考案は、シート状の磁性体を着磁させる用具に関する。
過激な運動や疾患などによって生じる体の痛みや炎症などを緩和させるために磁気がある程度の作用効果を発揮することは既に様々な方面で実証されており、そのための磁気絆や磁気バンド等の商品も既によく知られている。ただこれらの在来商品は点又は線状に人体に当てるものであるために、その作用効果も限定的であった。
そこで必要とされる人体の患部に磁気を面状に作用させるために、本考案者は予め磁性体粉末を配合したシート状物を作成してこれを患部に貼付し、しかる後にこれを着磁する手段を既に提案し出願している。
その磁性体粉末は例えばフェライト粉末であり、これを大量に混合した軟膏状ジェル剤をガーゼ等に塗布してこれを人体にテープ止めして後、その上から強力な磁石を当てがって着磁すれば、以後、長時間にわたって面状に磁気が患部に作用することになる。
そのような場合において、実際に着磁するには磁石のもつ磁気を最も扱い易いかたちで安全かつ効率的に生身の人体に対して作用させられるようなものである必要がある。本考案はかかる要請に応じられるような着磁用具を提供することを課題とする。
下底部に永久磁石1を配置し、上部に把手2を形成して、全体形状が略アイロン鏝状になるようにする。
従ってその底面は自ずから平坦状となり、把手2はその上方にアーチないし架橋状に設けられることになる。或いは必ずしも架橋していなくても、片側から立ち上げて横に延ばし把握部が永久磁石1の上に形成されるようにした形態の把手2でもよい。
使われる永久磁石1はなるべく強力かつ耐久性があり、かつ小形軽量化できるものが好ましい。その点、コストは上がるものの、鉄系のものよりネオジウム系のものの方が適している。
但し、永久磁石1の磁力が強力であると、磁気カードその他の磁気媒体製品の機能を損なったり、或いは鉄などを強力に付着させ剥離が困難になるなどの憂いがあるから、必要に応じ例えば鉄板3Aを埋め込んだスポンジ板からなるような緩衝板3を、使わないときの底面に付着させておくことが好ましい。
本考案の着磁用具はアイロン鏝のような形状をなしているので、必然的にアイロンがけのような作業には甚だ適したものとなる。従ってその底面に磁石が配置されている場合、磁性体のシート状物を磁化させるにあたって丁度アイロンがけの要領で作業すればよいから、甚だ操作が楽で安全であり、これによってそのシート状物が人体などに貼付されているようなやや困難な場所にあっても、何ら支障なくその作業を進めることができる。
従って、例えば最近開発された磁性体の消炎鎮痛用貼付材を人体に貼付した後であっても、これを着磁して所期の目的を容易に達成できるなどの効果がある。
本考案の最良の形態は、アイロン鏝に類似した形状(但し先端は特に尖らせる必要はない)である限り、できるだけ軽量かつ小形であって、しかも強力かつ耐久的な磁力を有しているものである。具体的には、ネオジウム系磁石を使えば、約4000ガウスの磁力を有する手の平サイズのものを容易に制作することが可能である。
縦約8cm、横約12cm、厚さ約2cmの直方体ステンレス製中空体の内部に約4000ガウスのネオジウム磁石を収納し、その上面に図面のような幅約2cmの装飾板金からなる把手を斜めに架橋形成する。
上記のような着磁用具を、予め身体に貼付されたフェライト粉末入りジェル剤付きガーゼの上からゆっくり滑らせるようにして当てたところ、その全体が直ちに面状に着磁し、痛み緩和などの所期目的を甚だ楽な操作で安全に達成できることが明らかになった。
本考案の着磁用具は既に営業仕様のものが試作完了して量産も可能であり、特に消炎鎮痛方面のニーズが高く使用感も良好なことから、産業上の利用可能性は十分である。
1……永久磁石
2……把手
3……緩衝板
3A……鉄板
2……把手
3……緩衝板
3A……鉄板
Claims (1)
- 下底部に永久磁石が配置され、上部に把手が形成された、略アイロン鏝状体から成ることを特徴とする着磁用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003273704U JP3102482U (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | 着磁用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003273704U JP3102482U (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | 着磁用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3102482U true JP3102482U (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=43256017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003273704U Expired - Fee Related JP3102482U (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | 着磁用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102482U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016093229A (ja) * | 2014-11-12 | 2016-05-26 | 株式会社ユニカ | 磁気治療器 |
-
2003
- 2003-12-24 JP JP2003273704U patent/JP3102482U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2016093229A (ja) * | 2014-11-12 | 2016-05-26 | 株式会社ユニカ | 磁気治療器 |
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