JP3102288U - 製茶用火入れ機 - Google Patents

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正憲 福井
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株式会社福寿園
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Abstract

【課題】簡単な構成でありながら短時間に不均一に火入れでき、また茶葉の香気成分を残した状態で処理できる製茶用火入れ機を提供することにある。
【解決手段】一端側に茶葉供給部18、他端側に茶葉排出部19を有し、茶葉供給部18から供給された茶葉20を茶葉排出部19に向かって滑走させるように下り勾配に傾斜させた茶葉滑走板13と、茶葉滑走板13の下部に設けられ、該茶葉滑走板13を加熱する加熱器22と、茶葉滑走板13を振動させ、該茶葉滑走板13上を滑走する茶葉20をジャンピングさせる振動発生源23とを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この考案は、製茶の最終工程で使用される製茶用火入れ機に関する。
一般に、製茶の途中工程で荒茶と呼んでいる茶葉は、乾燥されているものの、多少水分を含んでおり、茎と葉とが混在した状態である。この荒茶を製茶の最終工程で火入れ処理する乾燥及び火入れ機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の製茶用乾燥及び火入れ機は、加熱室を構成する機枠の下部にガスバーナ等の加熱器が設けられている。加熱器の上部には回転自在な外胴と、この外胴の内部に回転自在に設けられた内胴とから構成されている。そして、内胴の内周面には螺旋羽根が設けられているとともに、一端側には茶葉供給シュートが設けられている。この茶葉供給シュートから内胴の内部に茶葉を投入すると、茶葉は螺旋羽根によって移送されながら加熱されて乾燥処理され、他端側から排出されるようになっている。
実公平6−29039号公報
しかしながら、特許文献1に示す製茶用乾燥及び火入れ機は、装置が大掛かりであるとともに、乾燥・火入れ時間が長くかかり、コストアップの原因となっている。また、内胴の回転に伴って茶葉が螺旋羽根によって移送されながら加熱処理されるが、高温加熱によって茶葉の香気成分が散逸してしまうという問題がある。
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成でありながら短時間に不均一に火入れでき、また茶葉の香気成分を残した状態で処理できる製茶用火入れ機を提供することにある。
この考案は、前記目的を解決するために、請求項1は、一端側に茶葉供給部、他端側に茶葉排出部を有し、前記茶葉供給部から供給された茶葉を前記茶葉排出部に向かって滑走させるように下り勾配に傾斜させた茶葉滑走板と、前記茶葉滑走板の下部に設けられ、該茶葉滑走板を加熱する加熱源と、前記茶葉滑走板を振動させ、該茶葉滑走板上を滑走する茶葉をジャンピングさせる振動発生源とを具備したことを特徴とする製茶用火入れ機にある。
請求項2は、請求項1の前記茶葉滑走板は、傾斜角度によって茶葉の滑走速度を変化できるように傾斜角調整機構を有する支持台に支持されていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の前記振動発生源は、前記茶葉滑走板を上下方向に振動させ茶葉をジャンピングさせることを特徴とする。
この考案によれば、茶葉が茶葉供給部から茶葉排出部に向かって滑走する間に振動によって茶葉滑走板上でジャンピングしながら加熱される。茶葉は茶葉滑走板と接触したときのみ火入れされ、火入れ側の香気が火入れされない側に移行して香気が逃げずに火入れされる。従って、装置全体が簡素化し、短時間に不均一に火入れでき、生産コストの低減を図ることができる。
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は製茶用火入れ機を示し、図1は斜視図、図2は側面図、図3は茶葉滑走板上を滑走する茶葉の状態を示す説明図である。床面10に設置される支持台11には前後及び左右に離間して4本の支持脚12が設けられ、これら支持脚12には茶葉滑走板13が傾斜した状態に支持されている。
4本の支持脚12には固定ロッド14と、この固定ロッド14に対して上下方向に伸縮可能な可動ロッド15が設けられ、可動ロッド15は上下方向に伸縮調整した後、ロックレバー16によって固定ロッド14に対してロックする傾斜角調整機構17を構成している。従って、可動ロッド15を上下させることにより、茶葉滑走板13を、その一端側13aから他端側13bに向かって下り勾配に傾斜する傾斜角を任意に設定できるようになっている。
茶葉滑走板13は、例えば、ステンレス等の金属板、セラミック板、鉱石板等の耐熱性を有する材料によって形成され、一端側13aには茶葉供給部18が、他端側13bには茶葉排出部19が設けられている。そして、茶葉供給部18から供給された茶葉20を茶葉滑走板13の傾斜によって茶葉排出部19に向かって滑走させるようになっており、両側部には茶葉20がこぼれ落ちないように縁部21が設けられている。
茶葉滑走板13の下部には、該茶葉滑走板13を加熱する加熱源としてのガスバーナ、電気ヒータ、木炭等の加熱器22が設けられている。そして、加熱器22によってその上部の茶葉滑走板13を略均一に加熱するようになっている。この加熱器22は茶葉滑走板13の温度をコントロールできるように調節可能であり、一般に火入れ温度は、煎茶の場合は120℃、ほうじ茶の場合は160℃に設定しており、茶葉の種類に応じて適宜調節できる。
さらに、茶葉滑走板13の下面における四隅には茶葉滑走板13を上下または横方向に振動させ、該茶葉滑走板13上を滑走する茶葉20をジャンピングさせる振動発生源23が設けられている。すなわち、茶葉滑走板13が振動しない状態においては、茶葉20は茶葉滑走板13の傾斜によって茶葉供給部18から茶葉排出部19に向かって滑走するが、茶葉滑走板13が振動発生源23から振動が伝達されて振動すると、茶葉20は茶葉滑走板13上でジャンピングしながら徐々に茶葉排出部19に向かって移動する。茶葉20は茶葉滑走板13と接触したときのみ加熱された茶葉滑走板13によって火入れされ、火入れ側の香気が火入れされない側に移行して香気が逃げずに火入れされる。従って、茶葉20は茶葉滑走板13を移動中に火入れ乾燥されることになる。茶葉20の火入れ時間は10〜30秒程度であり、短時間に火入れされるため、香気成分の散逸が少ないため、香り高い品質の高い茶葉20を製造できる。
火入れされた茶葉20は茶葉排出部19で冷却されるが、この茶葉排出部19も振動発生源23からの振動を伝達させて振動させることにより、茶葉20がジャンピングして空気と接触するため、短時間に冷却される。
なお、この考案は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の考案を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
この考案の第1の実施形態を示し、製茶用火入れ機の斜視図。 同じく側面図。 同じく茶葉滑走板上を滑走する茶葉の状態を示す説明図。
符号の説明
11…支持台、13…茶葉滑走板、18…茶葉供給部、19…茶葉排出部、22…加熱器、23…振動発生源

Claims (3)

  1. 一端側に茶葉供給部、他端側に茶葉排出部を有し、前記茶葉供給部から供給された茶葉を前記茶葉排出部に向かって滑走させるように下り勾配に傾斜させた茶葉滑走板と、
    前記茶葉滑走板の下部に設けられ、該茶葉滑走板を加熱する加熱源と、
    前記茶葉滑走板を振動させ、該茶葉滑走板上を滑走する茶葉をジャンピングさせる振動発生源と、
    を具備したことを特徴とする製茶用火入れ機。
  2. 前記茶葉滑走板は、傾斜角度によって茶葉の滑走速度を変化できるように傾斜角調整機構を有する支持台に支持されていることを特徴とする請求項1記載の製茶用火入れ機。
  3. 前記振動発生源は、前記茶葉滑走板を上下方向に振動させ、茶葉をジャンピングさせることを特徴とする請求項1記載の製茶用火入れ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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