JP3102247U - 磁気テープ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャプスタンモータの軸受部分の部品点数を削減して、コスト及び工程数の
削減を実現する磁気テープ装置を提供することである。
【解決手段】 キャプスタンモータ10は、キャプスタン軸となるシャフト11と、シ
ャフト11に固定されたプーリー12及び回転子ヨーク13と、回転子ヨーク13に固定
された円環状の永久磁石14と、磁性薄板で形成された固定子ヨーク15と、永久磁石1
4に対向するように固定子ヨーク15に固定された複数個の固定子捲線16と、固定子ヨ
ーク15に固定された軸受ハウジング17と、軸受ハウジング17の両端に設けられシャ
フト11を支承する軸受17a、18とを備え、プーリー12側の軸受17aは軸受ハウ
ジング17と一体に成形された突起であり、該突起のシャフト11に接していない側面に
溝17b、17cを有し、他方の軸受18は焼結メタルである構成とする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、磁気テープ装置に関し、詳しくは磁気テープ装置のキャプスタンモータの構
造に関するものである。
磁気テープ装置にはテープを巻き取るキャプスタンモータが備えられている。図2は、
従来のVTR用キャプスタンモータの断面図である。11はシャフト、12はプーリー、
13は回転子ヨーク、14は円環状の永久磁石、15は磁性薄板で形成された固定子ヨー
ク、16は偏平形に形成された固定子捲線、17は軸受ハウジング18、18’は焼結メ
タルからなる含油軸受、19はスラスト受け、20は油切りである。
固定子ヨーク15の上に複数個の偏平形に形成された固定子捲線16がシャフト11を
中心に円環状に配置して固着され、固定子ヨーク15が固定された軸受ハウジング17に
含油軸受18、18’とスラスト受け19が装着されている。そして、含油軸受18、1
8’により支承されたシャフト11に回転子ヨーク13が固着され、回転子ヨーク13に
は永久磁石14が当接固着され、永久磁石14は空隙を介して固定子捲線16と対向配設
されている。
シャフト11と軸受ハウジング17の構造は、含油軸受18、18’により長いシャフ
ト11が支承され、含油軸受18の上に現れたシャフト11をVTRのキャプスタン軸と
して使用するようになっている。
また、含油軸受18、18’に替えて固体潤滑軸受を用いたキャプスタンモータの構造
が特許文献1に開示されている。固体潤滑軸受は含油軸受のように流動性のある潤滑剤を
使用していないので潤滑油が流れ出すことがない。
実開平5−19648号公報
上記従来のキャプスタンモータは、キャプスタン軸となる長いシャフトがピンチローラ
(不図示)の押圧力で撓むのを防止するため、軸受ハウジングの両端に含油軸受を設けて
支持する構造としている。しかしながら、含油軸受や固体潤滑軸受は軸受ハウジングと別
部品であるため、コストが掛かると共に組み立て工程数の増加の原因にもなっていた。
本考案は、キャプスタンモータの軸受部分の部品点数を削減して、コスト及び工程数の
削減を実現する磁気テープ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案は、キャプスタン軸となるシャフトと、該シャフトに
固定されたプーリー及び回転子ヨークと、該回転子ヨークに固定された円環状の永久磁石
と、磁性薄板で形成された固定子ヨークと、前記永久磁石に対向するように該固定子ヨー
クに固定された複数個の固定子捲線と、前記固定子ヨークに固定された軸受ハウジングと
、該軸受ハウジングに設けられ前記シャフトを支承する複数の軸受とを備えるキャプスタ
ンモータを搭載した磁気テープ装置において、少なくとも1つの軸受は、軸受ハウジング
と一体に成形された突起であることを特徴とする。
この構成により、キャプスタンモータの軸受部分の部品点数を削減して、コスト及び工
程数の削減を実現することができる。
なお、前記突起は負荷の小さい軸受に用い、負荷の大きい軸受には焼結メタルを用いる
ことが好ましい。
シャフトの中心部の負荷が大きいため、耐久性の点から焼結メタルへの負荷が大きく突
起への負荷が小さい上記のような構成が望ましい。
また、前記突起からなる軸受の前記シャフトに接していない側面に溝を形成することが
好ましい。
この構成により、含浸油を溜めることができ、軸受の摩耗による耐久性の低下も防止で
きる。
また本考案は、キャプスタン軸となるシャフトと、該シャフトに固定され、溝にゴムを
掛けてテープ駆動用のリール台に回転を伝達させるためのプーリーと、前記シャフトに固
定された回転子ヨークと、該回転子ヨークに固定された円環状の永久磁石と、磁性薄板で
形成された固定子ヨークと、前記永久磁石に対向するように該固定子ヨークに固定された
複数個の固定子捲線と、前記固定子ヨークに固定された軸受ハウジングと、該軸受ハウジ
ングの両端に設けられ前記シャフトを支承する軸受とを備えるキャプスタンモータを搭載
した磁気テープ装置において、前記プーリー側の軸受は前記軸受ハウジングと一体に成形
され、シャフト方向に延設された円環状の突起であり、該突起の前記シャフトに接してい
ない側面に溝を有し、該溝に含浸油を蓄え、前記シャフトが突出してピンチローラに押圧
される側近傍の軸受は焼結メタルであることを特徴とする。
本考案によると、軸受ハウジングに一体成型された軸受(突起)を設けることにより、
軸受部分の同軸度や寸法精度は従来の焼結メタルと遜色のないまま、部品点数が削減でき
、コスト及び工程数の削減を実現している。また、軸受の側面に溝を形成することにより
、含浸油を溜めることができ、軸受の摩耗による耐久性の低下も防止できる。
図1は、VTR用キャプスタンモータ10の断面図である。図2に示した従来のキャプ
スタンモータと同じ構成部材には同符号を付している。キャプスタンモータ10は、キャ
プスタン軸となるシャフト11と、シャフト11に固定され、溝にゴムを掛けてテープ駆
動用のリール台(不図示)に回転を伝達させるためのプーリー12及び回転子ヨーク13
と、回転子ヨーク13に固定された円環状の永久磁石14と、磁性薄板で形成された固定
子ヨーク15と、永久磁石14に対向するように固定子ヨーク15に固定された複数個の
固定子捲線16と、固定子ヨーク15に固定された軸受ハウジング17と、軸受ハウジン
グ17の両端に設けられシャフト11を支承する軸受17a、18と、軸受18上に設け
られたスラスト受け19と、スラスト受け19上に設けられ油の飛散を防止する油切り2
0とを備える。そしてこのキャプスタンモータ10は磁気テープ装置(不図示)に搭載さ
れる。
ここで、プーリー12側の軸受17aは軸受ハウジング17と一体に成型され、シャフ
ト方向に延設された円環状の突起であり、この突起のシャフト11に接していない側面に
溝17b、17cを有し、溝17b、17cに含浸油を蓄えている。他方の軸受(シャフ
ト11が突出してピンチローラに押圧される側近傍の軸受)18は銅と鉄の合金からなる
焼結メタルを用いている。
従来の軸受ハウジングはポリカーボネートに繊維状ガラスを混合した材料を用いていた
が、この軸受ハウジング17及び軸受17aは、ポリカーボネートに板状ガラスを混合し
た材料を用いることが好ましい。これにより、成型時に金型にスムーズに流れ込み軸受1
7aの寸法精度を向上させることができる。
また、溝17b、17cには軸受18と同じ含浸油を用いることにより、油溜まりや飛
散防止の機能とともに、軸受17aの摩耗を防止することができる。この含浸油としては
粘度200cst以上であることが、飛散防止の点から好ましい。
なお、溝17b、17cは、軸受ハウジング17の一周に沿って繋がった溝としたり、
軸受ハウジング17の一周に沿って不連続な溝(区切られた溝)とすることができる。ま
た、溝17bと溝17cのどちらか一方を設けるだけでもよい。このように、溝17b、
17cを設けることにより歪み等を抑えられ、溝を設けない場合と比較して寸法精度を向
上させることができる。なお、溝17b、17cはなくても軸受としての機能は果たすこ
とができる。
軸受ハウジング17の成型時には、軸受18を圧入するための内径部を成型する金型ピ
ンと軸受17aを成型するための金型ピンを同じ1本のピンで成型する。これにより、成
型品の同軸度を向上させることができる。
本実施形態では軸受18に従来と同様に焼結メタルを用いているが、これは軸受17a
と同様に突起にしてしまうと両軸受17a、18に掛かる負荷に耐えられないためである
。なお、図1の軸受17aと軸受18の位置を入れ替えることもできるが、シャフト11
の中心部の負荷が大きいため、耐久性の点から焼結メタルへの負荷が大きく突起(軸受1
7a)への負荷が小さい図1の構成が望ましい。
なお、軸受18としては固体潤滑軸受を用いてもよい。その場合、油切り20は省略す
ることができる。
上記のように軸受ハウジング17に一体成型された軸受17aを設けることにより、軸
受17a部分の同軸度や寸法精度は従来の焼結メタルと遜色のないまま、部品点数が削減
でき、コスト及び工程数の削減を実現している。また、軸受17aの側面に溝17b、1
7cを形成することにより、含浸油を溜めることができ、軸受17aの摩耗による耐久性
の低下も防止できる。
本発明の磁気テープ装置は、ビデオテープやカセットテープ等の再生装置のように、キ
ャプスタンモータを搭載する装置に利用することができる。
本考案のVTR用キャプスタンモータの断面図である。 従来のVTR用キャプスタンモータの断面図である。
符号の説明
10、21 キャプスタンモータ
11 シャフト
12 プーリー
13 回転子ヨーク
14 永久磁石
15 固定子ヨーク
16 固定子捲線
17 軸受ハウジング
17a、18、18’ 軸受
19 スラスト受け
20 油切り

Claims (4)

  1. キャプスタン軸となるシャフトと、該シャフトに固定され、溝にゴムを掛けてテープ駆
    動用のリール台に回転を伝達させるためのプーリーと、前記シャフトに固定された回転子
    ヨークと、該回転子ヨークに固定された円環状の永久磁石と、磁性薄板で形成された固定
    子ヨークと、前記永久磁石に対向するように該固定子ヨークに固定された複数個の固定子
    捲線と、前記固定子ヨークに固定された軸受ハウジングと、該軸受ハウジングの両端に設
    けられ前記シャフトを支承する軸受とを備えるキャプスタンモータを搭載した磁気テープ
    装置において、
    前記プーリー側の軸受は前記軸受ハウジングと一体に成形され、シャフト方向に延設さ
    れた円環状の突起であり、該突起の前記シャフトに接していない側面に溝を有し、該溝に
    含浸油を蓄え、
    前記シャフトが突出してピンチローラに押圧される側近傍の軸受は焼結メタルであるこ
    とを特徴とする磁気テープ装置。
  2. キャプスタン軸となるシャフトと、該シャフトに固定されたプーリー及び回転子ヨーク
    と、該回転子ヨークに固定された円環状の永久磁石と、磁性薄板で形成された固定子ヨー
    クと、前記永久磁石に対向するように該固定子ヨークに固定された複数個の固定子捲線と
    、前記固定子ヨークに固定された軸受ハウジングと、該軸受ハウジングに設けられ前記シ
    ャフトを支承する複数の軸受とを備えるキャプスタンモータを搭載した磁気テープ装置に
    おいて、
    少なくとも1つの軸受は、軸受ハウジングと一体に成形された突起であることを特徴と
    する磁気テープ装置。
  3. 前記突起は負荷の小さい軸受に用い、負荷の大きい軸受には焼結メタルを用いることを
    特徴とする請求項2記載の磁気テープ装置。
  4. 前記突起からなる軸受の前記シャフトに接していない側面に溝を形成することを特徴と
    する請求項2又は3記載の磁気テープ装置。
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