JP3102091B2 - 高周波機器の電気特性測定方法 - Google Patents

高周波機器の電気特性測定方法

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JP3102091B2
JP3102091B2 JP03270166A JP27016691A JP3102091B2 JP 3102091 B2 JP3102091 B2 JP 3102091B2 JP 03270166 A JP03270166 A JP 03270166A JP 27016691 A JP27016691 A JP 27016691A JP 3102091 B2 JP3102091 B2 JP 3102091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波機器、特にマイ
クロ波帯の高周波発振器の電気特性の測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波発振器の周波数および出力
等の電気特性は、以下に説明するような方法で測定され
ていた。まず、図3に高周波機器の電気特性を測定する
ための結線図を示す。この図において、21は高周波機
器、たとえば高周波発振器の電気特性を測定するための
高周波発振器を固定する測定治具、22a、22bは負
荷インピーダンスを切り替えるための第1および第2の
スタブチューナ、23はアッテネータ、24はアイソレ
ータであり、このアッテネータ23およびアイソレータ
24で入力波が反射することを防いでいる。25は複数
の測定器へ接続するための方向性結合器であり、26お
よび27は方向性結合器25に接続された測定器であ
り、26は周波数カウンター、27はパワーメータであ
る。
【0003】高周波発振器の電気特性を測定する際は、
上記のように結線していたが、マイクロ波、特にGHz
帯を扱う場合においては、負荷インピーダンスは所定値
(通常は50Ω)の外に虚数分が現れるため、この虚数
分を含めた負荷インピーダンスも考慮する必要があり、
この50Ωの負荷インピーダンスおよび虚数分も含めた
50Ω以外の負荷インピーダンスにおける特性をそれぞ
れ測定する必要がある。したがって、この負荷インピー
ダンスの切り替えを行うため、図3に示すような2つの
スタブチューナ22a、22bが設けられているのであ
る。
【0004】図4は、スタブチューナ22a、22bを
拡大したものであり、この図を用いて負荷インピーダン
スの切り替えについて簡単に説明する。この負荷インピ
ーダンスの切り替えは、まず、プローブ28a、28b
のどちらか一方を回転させて上下に移動させることによ
って行われる。その結果、導波管29aおよび29b内
を通る信号がこのプローブ28a又は28bによって干
渉され、結果的に負荷インピーダンス(後述する、リタ
ーンロス)が切り替わるのである。しかしながら、高周
波においては、反射特性(リターンロス、位相)等を考
慮する必要があり、プローブ28の位置を単に移動させ
るだけでは、厳密には負荷インピーダンスを切り替えた
ことにならない。なお、図4に示すように、スタブチュ
ーナが22aと22bの2つ設けられているのは、負荷
インピーダンスの校正時に誤差補正を行うためである。
【0005】測定の作業手順としては、まず、図4に示
すような導波管29a、29b内にプローブ28a、2
8bが無い状態、つまり、負荷インピーダンスを50Ω
にセットして、高周波機器の電気特性を測定する。次
に、負荷インピーダンスを50Ω以外に切り替えるので
あるが、まず、スタブチューナ22aのプローブ28a
を上へ移動させることにより、入力波のリターンロスを
変化させる。さらに、スタブ30aを左右に移動させる
ことにより位相を変化させる。このようにして、負荷イ
ンピーダンスが50Ω以外に切り替えられた状態で、高
周波機器の電気特性を測定する。この図の31a、31
bはプローブ28a、28bの位置を表示するためのマ
イクロメータである。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】しかしながら、従来の測定方法では、上記
のように負荷インピーダンスの切り替え時、とくにリタ
ーンロスを変化させる場合は、マイクロメータ31aの
目盛りを読みながら、プローブ28aの位置を変える必
要があり、そのため、この負荷インピーダンスの切り替
え作業に多大な時間を要していた。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、負荷インピーダンスの切り替え作業時間を
大幅に短縮できる高周波機器の電気特性測定方法を提供
することを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波機器の電
気特性測定方法は、上記目的を達成するために、あらか
じめ負荷インピーダンスを所定値に設定したスタブチュ
ーナと、負荷インピーダンスを所定値以外の値に設定し
たスタブチューナとを2箇所に設けておき、測定治具と
2箇所のスタブチューナとの切り替えおよび2箇所のス
タブチューナと測定器との切り替えをそれぞれ連動する
同軸リレーによって行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記のように、所定値の負荷インピーダンスと
所定値以外の負荷インピーダンスとの切り替えを同軸リ
レーによって行うことにより、従来のようなマイクロメ
ータの目盛りを読みながらプローブの位置を変える必要
がない。そのため、負荷インピーダンスの切り替え作業
時間を大幅に短縮できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
述する。図1に、本発明の高周波機器の電気特性を測定
するための結線図を示す。この図において、1は高周波
機器、たとえば高周波発振器の電気特性を測定するため
の高周波発振器を固定する測定治具、2は負荷インピー
ダンスを切り替えるための同軸リレー、3a、3b、3
cはスタブチューナで、このうち3aは負荷インピーダ
ンスが所定値である、たとえば50Ωに設定されてお
り、3b、3cは負荷インピーダンスが50Ω以外に設
定されている。4は入力波の反射を防ぐためのアッテネ
ータ、5は線路を分配するための方向性結合器、6は入
力波の位相を変えるためのスライディングショート、7
は発振器の周波数特性を測定するための周波数カウンタ
ー、8は発振器の出力特性を測定するためのパワーメー
タである。この図に示すように、スタブチューナは、負
荷インピーダンスが50Ωに設定されている3aと、5
0Ω以外の値に設定されている3b、3cとに2箇所設
けられている。
【0011】この図に示すように、高周波発振器の上記
特性を測定する際には、それぞれ連動する同軸リレー2
によって、負荷インピーダンスが切り替えられるが、こ
の同軸リレー2が上側に切り替えられた場合、測定線路
は点線Aの経路をたどり、負荷インピーダンスが50Ω
における発振器の特性が測定される。また、同軸リレー
2が下側に切り替えられた場合、測定線路は点線Bの経
路をたどり、負荷インピーダンスが50Ω以外における
発振器の特性が測定される。なお、測定線路が点線Aの
場合は、パワーメータには接続されないが、これは負荷
インピーダンスが50Ωの場合は発振出力を測定する必
要がないためである。なお、負荷インピーダンスの切り
替えに関し、リターンロスついては、スタブチューナ3
b、3cのいずれかに設けられているプローブが所定位
置に設定されていれば同軸リレー2の切り替えによっ
て、容易に変化させることができるが、位相について
は、所定の位相における入力波の最大値および最小値を
測定する必要があるため、図2に示すように、スライデ
ィングショート6を左右に移動させることにより、変化
させる必要がある。このスライディングショート6は従
来のスタブチューナに付属したスタブに相当するもので
ある。
【0012】このように、2つの経路A、Bにおいて、
それぞれ個別にスタブチューナを所定の負荷インピーダ
ンス設定して設けているので、同軸リレー2の切り替え
によって負荷インピーダンスを容易に切り替えることが
できる。なお、スライディングショートの移動を自動化
すれば、負荷インピーダンスの切り替え作業をすべて自
動化することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の高周波機器の電気特性測定方法
は、上述したように同軸リレー2によって負荷インピー
ダンスの切り替えを行っているので、測定の自動化を可
能とし、負荷インピーダンスの切り替え作業時間を大幅
に短縮できる。例えば、従来では、負荷インピーダンス
の切り替え作業時間は標準時間で170Ruであったの
に対し、本発明の方法を用いれば、負荷インピーダンス
の切り替え作業時間は8Ruに削減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の高周波機器の電気特性測定方法
を説明するための測定結線図。
【図2】図2は本発明の高周波機器の電気特性測定方法
を実施するために用いるスライディングショートを示す
図。
【図3】図3は従来の高周波機器の電気特性測定方法を
説明するための測定結線図。
【図4】図4は従来の高周波機器の電気特性測定方法を
実施するために用いるスタブチューナを示す図。
【符号の説明】
1 測定治具 2 同軸リレー 3 スタブチューナ 4 アッテネータ 5 方向性結合器 6 スライディングショート 7 周波数カウンター 8 パワーメータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波機器を固定するための測定治具と、
    負荷インピーダンスを設定するためのスタブチューナ
    と、高周波機器の電気特性を測定するための測定器とを
    結線して、 所定値の負荷インピーダンスにおける電気特性の測定
    と、その所定値以外の負荷インピーダンスにおける電気
    特性の測定とを切り替えて順次行う高周波機器の電気特
    性測定方法であって、 あらかじめ負荷インピーダンスを所定値に設定したスタ
    ブチューナと、負荷インピーダンスを所定値以外の値に
    設定したスタブチューナとを2箇所に設けておき、測定
    治具と2箇所のスタブチューナとの切り替えおよび2箇
    所のスタブチューナと測定器との切り替えをそれぞれ連
    動する同軸リレーによって行うことを特徴とする高周波
    機器の測定方法。
JP03270166A 1991-09-20 1991-09-20 高周波機器の電気特性測定方法 Expired - Fee Related JP3102091B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650970B2 (en) 2004-09-27 2010-01-26 Otis Elevator Company Elevator door lock sensor device including proximity sensor elements in a selected geometric pattern

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7650970B2 (en) 2004-09-27 2010-01-26 Otis Elevator Company Elevator door lock sensor device including proximity sensor elements in a selected geometric pattern

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