JP3101878U - 香りを徐放するアクセサリー - Google Patents
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Abstract
【課題】 本考案は、多孔質素材により液体香料を保持し香りの持続性を考慮した徐放効果を持つアクセサリーを提供するものである。
【解決手段】 多孔質セラミックスの気孔サイズを調節し、1カ所〜複数カ所の通気孔を持つアクセサリー本体に内蔵固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 多孔質セラミックスの気孔サイズを調節し、1カ所〜複数カ所の通気孔を持つアクセサリー本体に内蔵固定する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、香水やオーデコロンなどの液体香料を含ませて、その使用時に香りを放出する芳香性装身具に関する。
装身具本体に液体香料を保持するための穿孔を施したり、本体に設けた空間に綿や多孔質の樹脂、金属を装着し、あるいは固形香料を直接装着することにより、その本体に設けた通気孔から香りを放出する方式の装身具が既に知られている(例えば、平4−27807号及び実開平6−33512号参照)。
しかしながら、従来の方式では本体に設けた穿孔や液体香料を含浸させる綿、多孔性樹脂、多孔性金属等はいずれもその気孔径が大きく、そのために香り成分の保持能力が弱く、従って香り徐放の持続力は数時間から数日程度に止まっており、実際の使用に当たっては、使用の都度液体香料を補給する必要があった。
本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、アクセサリー本体に中空部分を設け、その中空部に液体香料の保持体となる多孔質セラミックスを収納している。ここでアクセサリー本体に収納される多孔質セラミックスは、開気孔率30%〜60%、気孔径0.1μm〜10μmの微構造を有しており、従って液体香料を数日から数ヶ月に亘って長期間徐放する機能を有する。すなわち香り徐放用多孔質セラミックスの気孔径を大小に調整することに対応し、香りの持続時間を短長に、また香りの強さを強弱に変化させることができる。
以上、本考案による多孔質セラミックスを収納した香りを徐放するアクセサリーは、その内部に収納する多孔質セラミックスの気孔径を調節することにより香りの持続時間と強さを調整できる。さらに、多孔質セラミックスを本体内部に収納し、多孔質セラミックスが液体香料を含浸・保持することで液体香料の液漏れがなく肌や衣服に付着することもないため、敏感肌の使用者にとって安全であり、衣服の色彩に影響することもない。さらに、アクセサリー本体の材質が陶磁器やガラス、琺瑯、金属、水晶や剛玉などの宝石類のいずれを用いても香りの徐放効果は同様に得られる。また、多孔質セラッミクスの形状については、本体中空部分の形状により適宜加工することができる。
本考案による香を徐放するアクセサリー実施態様の一例を図1に示す。アクセサリー本体1はその中空部2と、この中空部から外部へと通じる通気孔3を有する。中空部に多孔質セラミックス4を挿入し中空部内壁との隙間にシリコン樹脂5を充填し多孔質セラミックスを固定した。さらに中空部を覆うように座金6をエポキシ樹脂で接着した。前記通気孔は、アクセサリー本体内部の多孔質セラミックスへ液体香料を注入し、かつ、香りを放出するのために設けている。
液体香料の注入は、図2に示すとおりスポイト6により通気孔3から数滴注入する。多孔質セラミックスの気孔径は前記のように極めて小さなものであるために、注入された液体香料は直ちにその内部に吸い込まれる。このとき、液体香料が本体中空部の気泡と置換できずに逆流するのを防ぐためさらにもう1つの通気孔7を設けることができる。ここで、通気孔3及び7の位置は液体香料の注入と、その後の香り徐放に差し支えない範囲において、アクセサリーの形状や外観に応じて適宜変えることができる。
本体中空部に収納する多孔質セラミックスによる香りの徐放期間は、平均気孔径10μmのときに約1週間、1μmのときに約1ヶ月間、0.1μmのものでは約3ヶ月間におよび、気孔径を変化させることにより香りの徐放持続時間を調整することができる。一方、香りの強さは上記の序列と逆に気孔径が大きいほど強くなる。
図3、4、5、6は本考案によるカフス、ネクタイピン、ペンダント、バックルなどへの実施態様を示している。図4、5、6の様にアクセサリー本体に厚味が無い場合は、多孔質セラミックスを薄い板状に加工し収納することができる。
図7は、請求項4の鈴様の音を発することを特徴とする香りを徐放するアクセサリーの実施態様を示している。アクセサリー本体1は、多孔質セラミックス4が転動可能な中空部2を有し、この中空部に多孔質セラミックスを挿入して座金6にアクセサリー本体を接着固定する。使用に当たっては、液体香料を通気孔3から注入し多孔質セラミックスに吸収・保持させることで香りを徐放するとともに、本体の振動による多孔質セラミックスの転動で鈴様の音を発する。
1・・・・アクセサリー本体
2・・・・中空部
3、7・・通気孔
4・・・・多孔質セラミックス
5・・・・シリコン樹脂
6・・・・アクセサリー座金
8・・・・スポイト
2・・・・中空部
3、7・・通気孔
4・・・・多孔質セラミックス
5・・・・シリコン樹脂
6・・・・アクセサリー座金
8・・・・スポイト
Claims (5)
- 多孔質セラミックスを収納したアクセサリーであって、その本体に収納した多孔質セラミックスに液体香料を含浸させ、本体に設けた通気孔を通して香りを徐放することを特徴とするアクセサリー。
- 収納する多孔質セラミックスの気孔径分布を0.1μm〜10μmの範囲で調整し、その香りの徐放効果を長短に調節することを特徴とする香りを徐放するアクセサリー。
- 液体香料を含浸し香りを徐放する多孔質セラミックスの収納にはアクセサリー本体の空洞部分に多孔質セラミックスを挿入し、その空洞部分との隙間にシリコンゴム、エポキシ樹脂、ウレタンゴム、フェノール樹脂、またはイソシアネート樹脂のいずれかを充填し、多孔質セラミックスを固定したことを特徴とする香りを徐放するアクセサリー。
- 液体香料を含浸した多孔質セラミックスが入るアクセサリー本体との空洞部分を、多孔質セラミックスが転動可能な容積を残して封じ込め、本体の振動によって多孔質セラミックスの転動による鈴様の音を発することを特徴とする香りを徐放するアクセサリー。
- 本体は、陶磁器をはじめガラス、琺瑯、金属、宝石等で構成される香りを徐放するアクセサリー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003272675U JP3101878U (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 香りを徐放するアクセサリー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003272675U JP3101878U (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 香りを徐放するアクセサリー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3101878U true JP3101878U (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=43255436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003272675U Expired - Fee Related JP3101878U (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 香りを徐放するアクセサリー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101878U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100882919B1 (ko) * | 2007-05-23 | 2009-02-10 | 진재호 | 발향반지 |
-
2003
- 2003-11-25 JP JP2003272675U patent/JP3101878U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100882919B1 (ko) * | 2007-05-23 | 2009-02-10 | 진재호 | 발향반지 |
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