JP3100829U - 掛軸用の生軸 - Google Patents

掛軸用の生軸 Download PDF

Info

Publication number
JP3100829U
JP3100829U JP2003271570U JP2003271570U JP3100829U JP 3100829 U JP3100829 U JP 3100829U JP 2003271570 U JP2003271570 U JP 2003271570U JP 2003271570 U JP2003271570 U JP 2003271570U JP 3100829 U JP3100829 U JP 3100829U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
writing
column
calligraphy
temple
book
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003271570U
Other languages
English (en)
Inventor
高橋  清
Original Assignee
有限会社東洋美商
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社東洋美商 filed Critical 有限会社東洋美商
Priority to JP2003271570U priority Critical patent/JP3100829U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3100829U publication Critical patent/JP3100829U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)

Abstract

【目的】掛軸を作成するために必要な大本山や菩提寺からの揮毫を正確且つ簡便に得ることのできる掛軸用の生軸を提供する。
【構成】台紙1の表面に本紙5を取り外し可能に仮止めしてなる掛軸用の生軸であって、本紙は、特定の宗派に関連する任意の図柄が表示された図柄表示部6と、当該特定の宗派の大本山に揮毫して貰う大本山揮毫欄と檀家の菩提寺に揮毫して貰う菩提寺揮毫欄とを含む揮毫部7とを有する。少なくとも揮毫部は透明な材料で形成されている。本紙の各揮毫欄に対応する位置において、台紙には、各揮毫欄に揮毫して貰う内容および/または揮毫場所を表示した揮毫表示部9があらかじめ設けられており、台紙の揮毫表示部の表示内容が透明な本紙揮毫部を介して表面から肉眼視可能である。
【選択図】図1

Description

この考案は、特定の宗派の檀家において盆、彼岸、法要などの法事の際に掲示して霊代の菩提供養に利用される掛軸に関し、より詳しくは、このような掛軸を作成するために必要な大本山や菩提寺からの揮毫を正確且つ簡便に得ることのできる掛軸用の生軸に関する。
ほとんどの日本人は曹洞宗、臨済宗などの特定の仏教宗派の檀家となっているが、現在では信仰心が薄れてきており、自分がどの宗派であるのかを知らない者も多いのが実状である。しかしながら、法要などの仏事は宗派によって異なるので、常に自分の宗派および本尊、開山、開基を確認し、これを代々語り継げるようにしておくことが肝要である。
掛軸の表装に特定の宗派の大本山や菩提寺からの揮毫を得ておけば、これを盆、彼岸、法要などの仏事の際に掲示して霊代の菩提供養に利用することによって上記目的を達成することが可能であるが、これを正確且つ簡便に得ることは一般には困難である。
上記の事情に鑑みて、この考案が解決しようとする課題は、掛軸を作成するために必要な大本山や菩提寺からの揮毫を正確且つ簡便に得ることのできる掛軸用の生軸を提供することにある。
この課題を解決するための手段として、この考案は、台紙と、この台紙の表面に取り外し可能に仮止めされた本紙とからなり、本紙は、特定の宗派に関連する任意の図柄が表示された図柄表示部と、当該特定の宗派の大本山に揮毫して貰う大本山揮毫欄と檀家の菩提寺に揮毫して貰う菩提寺揮毫欄とを含む揮毫部とを有しており、本紙の少なくとも揮毫部は実質的に透明な材料で形成されており、且つ、本紙の揮毫部の各揮毫欄に対応する位置において、台紙には、各揮毫欄に揮毫して貰う内容および/または揮毫場所を表示した揮毫表示部があらかじめ設けられており、台紙の揮毫表示部の表示内容が透明な本紙の揮毫部を介して表面から肉眼視可能であることを特徴とする掛軸用の生軸を提供する。
好適な一実施形態において、台紙の上端には発装および吊り具が設けられるとともに、下端には錘および巻芯として機能する軸木が設けられる。
この考案によれば、台紙の揮毫表示部に表示した内容が透明な本紙を介して表面から肉眼視可能であり、本紙の揮毫部の各揮毫欄に揮毫して貰う内容や記号場所(大本山や菩提寺)を瞬時に且つ正確に知ることができる。
大本山揮毫欄に所定の揮毫をいただいた後、これを菩提寺に持参して菩提寺揮毫欄に所定の揮毫をいただくことにより本紙が完成するので、これを台紙から外し、別途用意した表装体に加工して、掛軸として使用することができる。
図1には本考案の実施例としての掛軸用の生軸が概略的に示されている。この生軸は、上端に発装(表木とも言う)2および吊り具3を備えるとともに下端には錘および巻芯として機能する軸木4が設けられた台紙1と、この台紙1の表面に接着テープ(助け紙とも言う)8,8...で取り外し可能に仮止めされた透明な本紙5とから構成されている。台紙1は比較的厚手の布や和紙などからなり、その上端および下端を筒状にして、それらの中に発装2および軸木4を挿入して接着剤などで固着している。発装2、軸木4はいずれも硬質の樹脂や木製、金属製などからなる棒材であり、その寸法は台紙1の幅と略同一またはそれよりも若干大きく設定されている。軸木4は、この生軸を吊り具3により床の間の壁などに吊り下げたときに台紙1によれが生じないようにするための錘として、また、この生軸を保管収納するために台紙1を本紙5とともに巻くときの芯として機能するものであり、一般に断面円形の丸棒である。発装2は任意断面の棒材であり、その中央に錨その他任意の固着具(図示せず)を介して紐状の吊り具3が固着されている。
本紙5は、特定の宗派に関連する任意の図柄が表示された図柄表示部6と、当該特定の宗派の大本山に揮毫して貰う大本山揮毫欄と檀家の菩提寺に揮毫して貰う菩提寺揮毫欄とを含む揮毫部7とを有している。この実施例は曹洞宗の檀家が使用することを想定しているので、図柄表示部6には、曹洞宗の御本尊釈迦如来、大本山永平寺を開山した道元禅師および大本山総持寺を開山した蛍山禅師の三尊佛御尊影図が印刷または手書きで表示されている。本紙5のうち、少なくとも揮毫部7は実質的に透明な材料で形成されている。本紙5の全体を実質的に透明である比較的薄手の布(正絹、化繊など)や紙、和紙などの単一の材料で形成してもよいが、図柄表示部6における印刷適性や高級感、コストなどを勘案した上で各部を異なる材料で形成してもよい。いずれの場合であっても、少なくとも揮毫部7は実質的に透明であって、後述のように、台紙1の揮毫表示部9にあらかじめ表示された内容を揮毫部7を通して表面から用意に肉眼視できるようになっている。
なお、図1では揮毫部7を点線で示しているが、揮毫部7の領域を特定するための枠などの表示は必須ではなく、単なる空白部として揮毫部7が設けられていてもよい。同様に、大本山揮毫欄と菩提寺揮毫欄も、これらの領域を特定するための枠などの表示がなされていてもよいし、単なる空欄であってもよい。
本紙5の揮毫部7(およびその中の大本山揮毫欄と菩提寺揮毫欄)に対応する位置において、台紙1には、揮毫部7の各揮毫欄に揮毫して貰う内容および/または揮毫場所を表示した揮毫表示部9があらかじめ設けられている。図2はその一例を示し、欄9aには曹洞宗の大本山である永平寺に揮毫して貰うべき内容(山名、寺名、大師名、本山印、三宝印など)が表示され、欄9bには曹洞宗のもう一つの大本山である総持寺に揮毫して貰うべき内容(山名、寺名、大師名など)が表示され、欄9cには永平寺・総持寺のどちらかで揮毫して貰うべき内容(写経文)が表示され、欄9dには檀家先祖の菩提供養および安泰を祈念する文とともに菩提寺で揮毫して貰うべき内容(檀家名など)が表示されている。左側の欄9eに対応する本紙5の菩提寺揮毫欄には菩提寺の山號、寺名、寺印、施主名などとともに菩提寺による揮毫日を揮毫して貰うが、欄9e自体は空欄となっている。また、これら揮毫欄9a〜9eの下方には、各欄をどこで揮毫して貰うかを案内する文章9fが表示されている。各欄9a〜9fにはさらに必要に応じて印影や紋章などがあらかじめ表示されていてもよい。本紙5の少なくとも揮毫部5は実質的に透明な材料で形成されているので、台紙1の揮毫表示部9の各欄9a〜9fの表示内容を生軸の表面から肉眼で容易に視認することができる。台紙1における揮毫表示部9およびその中の各揮毫内容表示欄9a〜9eの大きさは、本紙5における揮毫部7およびその中の各揮毫欄(大本山揮毫欄および菩提寺揮毫欄)の大きさと略同一であり、且つ、台紙1上に本紙5を仮止めした状態において、欄9a,9b,9cは本紙5の揮毫部7における大本山揮毫欄に対応した位置に設けられるとともに欄9d,9eは同揮毫部7における菩提寺揮毫欄に対応した位置に設けられているので、生軸の表面から肉眼で視認可能な各欄9a〜9fの表示内容を参照して、どこにどのような内容で揮毫して貰えばよいかが一目瞭然である。
なお、この実施例では、本紙5の揮毫部7における各揮毫欄はあらかじめ何も表示のない空白欄としているが、大本山または菩提寺における揮毫内容に支障を来さない限りにおいて、揮毫欄にあらかじめ一部の表示を設けておいてもよい。たとえば、欄9dに対応する本紙5の菩提寺揮毫欄には、あらかじめ欄9dと同一の表示を設けておくことができ、このようにすれば、菩提寺においては本紙5の当該菩提寺揮毫欄に「為」と「家」の間に檀家の姓を記入するだけでよいことになる。
このような生軸を入手した檀家は、必要であれば菩提寺に言って自分の宗派およびその大本山を確認した上で、この生軸を大本山(曹洞宗であれば永平寺と総持寺)に持参して、本紙5の揮毫部7における大本山揮毫欄に所定事項を揮毫(および押印)して貰った後、菩提寺に持参して本紙5の揮毫部7における菩提寺揮毫欄に所定事項を揮毫して貰う。本紙5が台紙1に仮止めされた状態で揮毫を貰うので、台紙1の揮毫表示部9における各欄9a〜9fの表示内容を透明な本紙5を介して確認した上で、本紙5には揮毫部7(およびその中の大本山揮毫欄、菩提寺揮毫欄)の領域が表示されていない場合であっても、適所に所定事項を確実に揮毫して貰うことができる。
このようにして本紙5の揮毫部7における各揮毫欄に所定事項を揮毫して貰った後、本紙5を台紙1から取り外し、別途用意した表装体に加工して、掛軸として使用することができる。
図1および図2を参照して説明した上記実施形態は、曹洞宗に属する檀家が使用することを前提としたものであり、宗派が異なれば、台紙1の揮毫表示部9の各欄9a〜9eに表示すべき事項(揮毫内容)や欄の数・位置など、また、本紙5の図柄表示部6に表示すべき図柄や揮毫部7の位置や大きさなども異なる。たとえば、臨済宗に属する檀家が使用することを前提とする場合は、本紙5の図柄表示部6には臨済宗の大本山である妙心寺の御本尊釈迦如来、御開基花園法皇および御開山無相大師の三尊沸御尊影の図柄が印刷または手書きで表示され、揮毫部7には大本山妙心寺で揮毫して貰う大本山揮毫欄と菩提寺で揮毫して貰う菩提寺揮毫欄とが設けられることになり、これに対応する位置および大きさで設けられる台紙1の揮毫表示部9の各欄に大本山揮毫欄および菩提寺揮毫欄に揮毫して貰うべき内容が表示される。
本考案の実施例としての掛軸用の生軸を概略的に示す正面図である。 図1の生軸の台紙に表示される揮毫表示部の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 台紙
2 発装
3 吊り具
4 軸木
5 本紙
6 本紙の図柄表示部
7 本紙の揮毫部
8 両面テープ(仮止め手段)
9 台紙の揮毫表示部
9a,9b,9c 大本山での揮毫内容を表示する欄
9d,9e 菩提寺での揮毫内容を表示する欄
9f 揮毫場所を表示する欄

Claims (2)

  1. 台紙と、この台紙の表面に取り外し可能に仮止めされた本紙とからなり、本紙は、特定の宗派に関連する任意の図柄が表示された図柄表示部と、当該特定の宗派の大本山に揮毫して貰う大本山揮毫欄と檀家の菩提寺に揮毫して貰う菩提寺揮毫欄とを含む揮毫部とを有しており、本紙の少なくとも揮毫部は実質的に透明な材料で形成されており、且つ、本紙の揮毫部の各揮毫欄に対応する位置において、台紙には、各揮毫欄に揮毫して貰う内容および/または揮毫場所を表示した揮毫表示部があらかじめ設けられており、台紙の揮毫表示部の表示内容が透明な本紙の揮毫部を介して表面から肉眼視可能であることを特徴とする掛軸用の生軸。
  2. 台紙の上端には発装および吊り具が設けられるとともに、下端には錘および巻芯として機能する軸木が設けられることを特徴とする、請求項1記載の掛軸用の生軸。
JP2003271570U 2003-10-02 2003-10-02 掛軸用の生軸 Expired - Lifetime JP3100829U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003271570U JP3100829U (ja) 2003-10-02 2003-10-02 掛軸用の生軸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003271570U JP3100829U (ja) 2003-10-02 2003-10-02 掛軸用の生軸

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3100829U true JP3100829U (ja) 2004-05-27

Family

ID=43254433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003271570U Expired - Lifetime JP3100829U (ja) 2003-10-02 2003-10-02 掛軸用の生軸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3100829U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8943724B2 (en) Hang tag assembly for holding a gift card backer panel
US10388189B2 (en) Pop-up card with a removable notecard
US20050055858A1 (en) Adornment for photograph or picture display and method of manufacturing the same
JP3100829U (ja) 掛軸用の生軸
JP2006235361A (ja) 多年表示カレンダー
JP6259149B1 (ja) 装飾機能付きシート状案内表示物及びその製造方法
Gupta Interpreting the Eye (‘ain) Poetry and Painting in the Shrine of Aḥmad Shāh al-Walī al-Bahmanī (r. 1422–1436)
JP3125162U (ja) 応援旗
KR100644324B1 (ko) 도감형 곤충 표본지 및 이를 포함하는 액자
KR100921854B1 (ko) 카렌다 보드
JP3151346U (ja) カレンダー
US20030070332A1 (en) Multipurpose display device and method of use
JP3209491U (ja) カレンダー
US20090211136A1 (en) Apparatus and method for locating people
JPS58132781A (ja) 商品印刷見本貼着シ−トの作成方法
JP2006198989A (ja) カレンダー付き掛け時計
JP3193901U (ja) 表示体を装飾する写真立て
KR200325341Y1 (ko) 장식구조를 구비한 벽걸이 카렌다
KR200395854Y1 (ko) 군용 보급품 명찰에서의 계급장 절취구조
US20060090382A1 (en) Decorative memory scrolls
JP3115852U (ja) 葬儀用具セット
CA2260677A1 (en) Wall calendar
JP3145868U (ja) アルバムカレンダー
KR200400340Y1 (ko) 투시창을 갖는 책
Connor The poster session; a guide for preparation

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 6