JP3099697U - タバコケース - Google Patents
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Abstract
【課題】この考案の目的は、喫煙者が自然に喫煙本数を減らし、徐々に禁煙できるタバコケースを提供することにある。
【解決手段】タバコ1箱を収納できるタバコ室と10円硬貨を20枚以上収納できるコイン室とを備えたケース本体と、前記両室の上部を同時に開閉する上蓋とからなり、前記上蓋に、タバコを取り出すためのタバコ取出口と、コインを投入するための10円硬貨投入口及び100円硬貨投入口を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】タバコ1箱を収納できるタバコ室と10円硬貨を20枚以上収納できるコイン室とを備えたケース本体と、前記両室の上部を同時に開閉する上蓋とからなり、前記上蓋に、タバコを取り出すためのタバコ取出口と、コインを投入するための10円硬貨投入口及び100円硬貨投入口を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はタバコケースに関し、特に健康管理および金銭問題のために、禁煙又は節煙を努力している人々に役立つタバコケースに関する。
【0002】
【従来技術】
タバコが人体に害を与えることは周知のことで、喫煙者のみならず、非喫煙者にも煙による害を与え、そのため禁煙運動も盛んで、公共の場所、職場等でも徐々に禁煙とする所が増えている。
しかし、喫煙者は身体に害があることは分かっていても、即禁煙することは至難で、殆ど不可能である。そこで、喫煙本数を減らすことにより、次第に全面的に禁煙しようとしているが、タバコを所持しているとつい手が届き、吸ってしまうのである。
【0003】
このように節煙を努力している人々に役立つ喫煙用品として、例えばタイマー付きタバコケースが提案されている。
すなわち、設定された時間が経過しないと蓋が開かず、従ってタバコが取り出せないようなタバコケースであり、喫煙者がこのタバコケースを所持することにより、節煙が促されるというものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、タバコを予め決めた時間にのみ一本ずつ吸うことは、あまりにも機械的であり、喫煙者の意思とは無関係に禁煙を強制するものである。
本来タバコは嗜好品であり、喫煙によってストレスを解消したり、発想の転換を図るものであるから、喫煙のタイミングは喫煙者の意思によるべきである。
そこで、本考案は、喫煙そのものは喫煙者が随意にできるようにするとともに、タバコを吸うたびにコインの投入を強要することにより、自然に喫煙本数を減らし、徐々に禁煙できるようなタバコケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案のタバコケースは、タバコ1箱を収納できるタバコ室と10円硬貨を20枚以上収納できるコイン室とを備えたケース本体と、前記両室の上部を同時に開閉する上蓋とからなり、前記上蓋に、タバコを取り出すためのタバコ取出口と、コインを投入するための10円硬貨投入口及び100円硬貨投入口を備えている手段を採用したものである。
【0006】
また、この考案のタバコケースは、前記10円硬貨投入口から10円硬貨を投入することにより前記タバコ取出口が開口する手段を採用したものである。
さらに、前記100円硬貨投入口から100円硬貨を投入することにより前記上蓋が開口する手段を採用したものである。
また、前記ケース本体の外部に、コイン収納部を備えた手段を採用したものであり、さらに、前記ケース本体の外表面に、禁煙などの目標達成を示す達成表を備えた手段を採用したものである。
【0007】
【作用】
上記の手段を採用したことにより、この考案のタバコケースを用いる喫煙者は、喫煙そのものは随意にできるものの、タバコを吸うたびにコインを投入することを強要、又は半強要されることにより、自然に喫煙本数を減らし、徐々に禁煙できるようにすることができる。
また、この考案のタバコケースは、コインを投入するので貯金箱の役割も果たすことになり、これによって次のタバコを買うための資金投入に役立つことになる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に示すこの考案の実施の形態について説明する。
図1〜3は、この考案のタバコケースの一例を示し、図1及び図2はその外観図であり、図3はその断面図である。
【0009】
タバコケース1は、ケース本体10と、その上部に開閉自在に取り付けられた上蓋20とからなっている。
ケース本体10の内部は、仕切13によって二室に区画され、タバコ1箱分を収納できるタバコ室11、及び10円硬貨を20枚以上収納できるコイン室12からなっている。タバコ室11は、1箱分のタバコ(例えば20本)をばらばらの状態で収納しても良いが、箱ごと収納できる方が便利であり好ましい。
【0010】
上蓋20は、ヒンジ24によって開閉自在となっており、ケース本体10のタバコ室11及びコイン室12の上部を同時に開閉することができる。上蓋20には、その上面に10円硬貨投入口21、100円硬貨投入口22、及びタバコ取出口23が設けられている。
【0011】
10円硬貨投入口21は、コイン室12の上部に形成されており、投入された10円硬貨は落下して、コイン室12に収納されるようになっている。この考案は、タバコを1本取り出す度に10円硬貨を入れるようにしているので、コイン室12は、10円硬貨を20枚以上収納できることが必要である。
一方、100円硬貨は1枚だけ投入できれば良く、落下する場所は特に限定されない。
【0012】
タバコ取出口23は、タバコ室11の上部に形成されるとともに、ヒンジ25によって開閉自在になっており、これを開口することにより、タバコ室11からタバコ41を取り出すことができるようになっている。したがって、タバコ取出口23は、タバコ室11の左右どちらかの一端に設けることが好ましい。
【0013】
10円硬貨の投入とタバコ取出口23の開口とが連動するようにして、10円硬貨を入れることにより、タバコ取出口23が開口するようにすることもできる。
また、100円硬貨の投入と上蓋20の開口とが連動するようにして、100円硬貨を入れることにより、上蓋20が開くようにすることもできる。
このような仕掛けは、多少複雑な機構を必要とするが、公知の方法で行うことができる。
【0014】
タバコ取出口23及び上蓋20の開口をコインの投入と関連付けることにより、20本入りのタバコを喫煙する場合には、タバコの取り出しに10円硬貨を20枚必要とし、さらに、上蓋20を開くために100円硬貨を1枚必要とするので、タバコを1箱喫煙する度に300円の貯金をすることができる。
したがって、次のタバコを購入するための資金投入に役立たせることができる。
【0015】
この考案のタバコケース1は、ケース本体10の外部に、コイン収納部30を備えることができる。したがって、買い物のつり銭などをここに入れておくことにより、喫煙に必要な硬貨を自然に用意しておくことができる。
さらに、ケース本体10の外表面には、禁煙などの目標達成を示す達成表31を備えることができる。したがって、喫煙者が自分の意思で目標を定め、計画的に無理なく節煙を行うことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案のタバコケースを使用すると、タバコを1本取り出す度に、コインを投入しなければならないので、1本1本を大事に喫煙する習慣を身につけることになり、自然に喫煙本数を減らすことができる。
また、喫煙者が自分の意思で目標を定め、計画的に無理なく節煙を行うことができるので、徐々に禁煙することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるタバコケースの概略斜視図である。
【図2】上蓋を開口したときの概略斜視図である。
【図3】内部を示す断面図である。
【符号の説明】
1……タバコケース
10……ケース本体
11……タバコ室
12……コイン室
13……仕切
20……上蓋
21……10円硬貨投入口
22……100円硬貨投入口
23……タバコ取出口
24、25……ヒンジ
30……コイン収納部
31……達成表
41……タバコ
42、43……硬貨
【考案の属する技術分野】
この考案はタバコケースに関し、特に健康管理および金銭問題のために、禁煙又は節煙を努力している人々に役立つタバコケースに関する。
【0002】
【従来技術】
タバコが人体に害を与えることは周知のことで、喫煙者のみならず、非喫煙者にも煙による害を与え、そのため禁煙運動も盛んで、公共の場所、職場等でも徐々に禁煙とする所が増えている。
しかし、喫煙者は身体に害があることは分かっていても、即禁煙することは至難で、殆ど不可能である。そこで、喫煙本数を減らすことにより、次第に全面的に禁煙しようとしているが、タバコを所持しているとつい手が届き、吸ってしまうのである。
【0003】
このように節煙を努力している人々に役立つ喫煙用品として、例えばタイマー付きタバコケースが提案されている。
すなわち、設定された時間が経過しないと蓋が開かず、従ってタバコが取り出せないようなタバコケースであり、喫煙者がこのタバコケースを所持することにより、節煙が促されるというものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、タバコを予め決めた時間にのみ一本ずつ吸うことは、あまりにも機械的であり、喫煙者の意思とは無関係に禁煙を強制するものである。
本来タバコは嗜好品であり、喫煙によってストレスを解消したり、発想の転換を図るものであるから、喫煙のタイミングは喫煙者の意思によるべきである。
そこで、本考案は、喫煙そのものは喫煙者が随意にできるようにするとともに、タバコを吸うたびにコインの投入を強要することにより、自然に喫煙本数を減らし、徐々に禁煙できるようなタバコケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案のタバコケースは、タバコ1箱を収納できるタバコ室と10円硬貨を20枚以上収納できるコイン室とを備えたケース本体と、前記両室の上部を同時に開閉する上蓋とからなり、前記上蓋に、タバコを取り出すためのタバコ取出口と、コインを投入するための10円硬貨投入口及び100円硬貨投入口を備えている手段を採用したものである。
【0006】
また、この考案のタバコケースは、前記10円硬貨投入口から10円硬貨を投入することにより前記タバコ取出口が開口する手段を採用したものである。
さらに、前記100円硬貨投入口から100円硬貨を投入することにより前記上蓋が開口する手段を採用したものである。
また、前記ケース本体の外部に、コイン収納部を備えた手段を採用したものであり、さらに、前記ケース本体の外表面に、禁煙などの目標達成を示す達成表を備えた手段を採用したものである。
【0007】
【作用】
上記の手段を採用したことにより、この考案のタバコケースを用いる喫煙者は、喫煙そのものは随意にできるものの、タバコを吸うたびにコインを投入することを強要、又は半強要されることにより、自然に喫煙本数を減らし、徐々に禁煙できるようにすることができる。
また、この考案のタバコケースは、コインを投入するので貯金箱の役割も果たすことになり、これによって次のタバコを買うための資金投入に役立つことになる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に示すこの考案の実施の形態について説明する。
図1〜3は、この考案のタバコケースの一例を示し、図1及び図2はその外観図であり、図3はその断面図である。
【0009】
タバコケース1は、ケース本体10と、その上部に開閉自在に取り付けられた上蓋20とからなっている。
ケース本体10の内部は、仕切13によって二室に区画され、タバコ1箱分を収納できるタバコ室11、及び10円硬貨を20枚以上収納できるコイン室12からなっている。タバコ室11は、1箱分のタバコ(例えば20本)をばらばらの状態で収納しても良いが、箱ごと収納できる方が便利であり好ましい。
【0010】
上蓋20は、ヒンジ24によって開閉自在となっており、ケース本体10のタバコ室11及びコイン室12の上部を同時に開閉することができる。上蓋20には、その上面に10円硬貨投入口21、100円硬貨投入口22、及びタバコ取出口23が設けられている。
【0011】
10円硬貨投入口21は、コイン室12の上部に形成されており、投入された10円硬貨は落下して、コイン室12に収納されるようになっている。この考案は、タバコを1本取り出す度に10円硬貨を入れるようにしているので、コイン室12は、10円硬貨を20枚以上収納できることが必要である。
一方、100円硬貨は1枚だけ投入できれば良く、落下する場所は特に限定されない。
【0012】
タバコ取出口23は、タバコ室11の上部に形成されるとともに、ヒンジ25によって開閉自在になっており、これを開口することにより、タバコ室11からタバコ41を取り出すことができるようになっている。したがって、タバコ取出口23は、タバコ室11の左右どちらかの一端に設けることが好ましい。
【0013】
10円硬貨の投入とタバコ取出口23の開口とが連動するようにして、10円硬貨を入れることにより、タバコ取出口23が開口するようにすることもできる。
また、100円硬貨の投入と上蓋20の開口とが連動するようにして、100円硬貨を入れることにより、上蓋20が開くようにすることもできる。
このような仕掛けは、多少複雑な機構を必要とするが、公知の方法で行うことができる。
【0014】
タバコ取出口23及び上蓋20の開口をコインの投入と関連付けることにより、20本入りのタバコを喫煙する場合には、タバコの取り出しに10円硬貨を20枚必要とし、さらに、上蓋20を開くために100円硬貨を1枚必要とするので、タバコを1箱喫煙する度に300円の貯金をすることができる。
したがって、次のタバコを購入するための資金投入に役立たせることができる。
【0015】
この考案のタバコケース1は、ケース本体10の外部に、コイン収納部30を備えることができる。したがって、買い物のつり銭などをここに入れておくことにより、喫煙に必要な硬貨を自然に用意しておくことができる。
さらに、ケース本体10の外表面には、禁煙などの目標達成を示す達成表31を備えることができる。したがって、喫煙者が自分の意思で目標を定め、計画的に無理なく節煙を行うことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案のタバコケースを使用すると、タバコを1本取り出す度に、コインを投入しなければならないので、1本1本を大事に喫煙する習慣を身につけることになり、自然に喫煙本数を減らすことができる。
また、喫煙者が自分の意思で目標を定め、計画的に無理なく節煙を行うことができるので、徐々に禁煙することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるタバコケースの概略斜視図である。
【図2】上蓋を開口したときの概略斜視図である。
【図3】内部を示す断面図である。
【符号の説明】
1……タバコケース
10……ケース本体
11……タバコ室
12……コイン室
13……仕切
20……上蓋
21……10円硬貨投入口
22……100円硬貨投入口
23……タバコ取出口
24、25……ヒンジ
30……コイン収納部
31……達成表
41……タバコ
42、43……硬貨
Claims (5)
- タバコ1箱を収納できるタバコ室と10円硬貨を20枚以上収納できるコイン室とを備えたケース本体と、前記両室の上部を同時に開閉する上蓋とからなり、前記上蓋に、タバコを取り出すためのタバコ取出口と、コインを投入するための10円硬貨投入口及び100円硬貨投入口を備えていることを特徴とするタバコケース。
- 前記10円硬貨投入口から10円硬貨を投入することにより前記タバコ取出口が開口する請求項1に記載のタバコケース。
- 前記100円硬貨投入口から100円硬貨を投入することにより前記上蓋が開口する請求項1又は2に記載のタバコケース。
- 前記ケース本体の外部に、コイン収納部を備えた請求項1乃至3の何れか1項に記載のタバコケース。
- 前記ケース本体の外表面に、禁煙などの目標達成を示す達成表を備えた請求項1乃至4の何れか1項に記載のタバコケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004358U JP3099697U (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | タバコケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004358U JP3099697U (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | タバコケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3099697U true JP3099697U (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=43253383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003004358U Expired - Fee Related JP3099697U (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | タバコケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099697U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018112965A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 株式会社お金のデザイン | 金融資産形成システム |
-
2003
- 2003-08-06 JP JP2003004358U patent/JP3099697U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018112965A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 株式会社お金のデザイン | 金融資産形成システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |