JP3099236B2 - 映像機器 - Google Patents

映像機器

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JP3099236B2
JP3099236B2 JP02044028A JP4402890A JP3099236B2 JP 3099236 B2 JP3099236 B2 JP 3099236B2 JP 02044028 A JP02044028 A JP 02044028A JP 4402890 A JP4402890 A JP 4402890A JP 3099236 B2 JP3099236 B2 JP 3099236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、映像機器に係り、更に詳しくは、電磁部品
からブラウン管に漏洩する磁束を相殺することによって
ブラウン管映像が揺動することを防止したことに特徴を
有したものに関する。
[従来の技術] 近時、映像情報をブラウン管で映し出すようにした映
像機器が数多く開発されており、テレビを始めとしてパ
ーソナルコンピュータで使用されるモニターテレビ、テ
レビインターホンシステムに使用されるテレビユニット
やインターホン親機などがある。
一例として、テレビインターホンシステムを例にあげ
て説明すると、玄関などにテレビカメラを有したドアホ
ン子器を設置し、住戸内にモニターテレビを有したイン
ターホン親機を設置して、これらの間を信号線で接続し
て構成されており、来客が子器側の呼出スイッチを操作
すると親機側で呼出音が鳴動するとともにテレビカメラ
によって捉えた映像信号が親機側のモニターテレビに伝
送されて来客の姿が映し出される。そして、住戸人が親
機側のハンドセットを取り上げて映像を見ながら音声に
よって相互に通話を行うようになっており、来客などに
対して映像及び音声によってスムーズな応対を行うこと
ができるようにされている。
ところで、一般に、このようなモニターテレビを備え
たインターホン親機やテレビユニットでは、交流電源を
降圧し、降圧された交流電源を整流、平滑して内部回路
に供給する直流電源を得る構成とされているため、交流
電源を降圧する変圧器が内部に設けられている。
ところが、この変圧器は、鉄芯にコイルを巻装してコ
イルの磁気結合によって絶縁、降圧作用を行う電磁部品
であるため、一次コイルで生じる磁束は大部分が鉄芯内
を通じて2次コイルに伝達されて変圧作用に寄与する
が、一部の磁束が空間に漏洩して他の回路や部品に悪影
響を及ぼすことが多く、特にインターホン親機やテレビ
ユニットなどに使用されるブラウン管は、内部で加速し
た電子流を電界や磁界によって偏向させて映像を映し出
すものであるために、漏洩磁束の影響を受けて電子流が
偏向され映像が周期的に揺動するような現象が生じる。
このような電源トランスなどの電磁部品からの漏洩磁
束を低減するために、例えば、第6図(a)に示したよ
うに、電源トランス100の鉄芯100aとコイル100bの外側
に、漏洩磁束を減少させるための磁気シールドベルト10
1(冷間圧延珪素鋼板などが多く使用される)を巻き付
けたり、更に漏洩磁束を減少させる必要のあるときに
は、第6図(b)に示したように、磁気シールドベルト
101を取り付けた電源トランス100に更に磁気シールドケ
ース102(透磁率の高い素材で製された磁気シールドケ
ースや、磁気シールド塗料を塗布した磁気シールドケー
スが使用される)をかぶせるような対策を行っている。
また、電源トランス自体を漏洩磁束の少ないカットコア
ータイプとするような対策もとられている。
しかしながら、このような磁気シールドの対策を施し
たりカットコアータイプのトランスを使用しても、完全
に漏洩磁束を無くすることが難しく、しかも、磁気シー
ルド材料やカットコアートランスのコストが高いため
に、このような漏洩磁束を積極的に低減させる方法とは
別に、電磁部品から漏洩する磁束密度が距離の自乗に反
比例することを利用して、電磁部品とブラウン管などを
できるだけ離して配置するような対策がとられることが
ある。
例えば、第7図に示したように、ブラウン管201を有
したテレビユニット200に隣接させて各々に電源トラン
ス301,401を有する他のユニット300,400を設置する場合
には、ブラウン管201と電源トランス301,401ができるだ
け離れるように、ユニット300をテレビユニット200の左
側に配し、ユニット400をテレビユニット300の右側に配
するようにして、漏洩磁束によるブラウン管映像の揺動
を防止している。しかし、このような対策では、折角自
由な配置を行えるようにするためにユニット化されたも
のが、テレビユニット300への影響を配慮して特定の配
置でしか使用することができず改善が望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記事情に鑑みて提案される本発明は、ブラウン管に
加わる漏洩磁束をバランス調整することによって相殺し
て映像の揺動を防止するための、ブラウン管映像の揺動
防止方法を使用した映像機器を提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される請求項1に記載
の本発明は、ブラウン管と、電源トランスなどの磁気回
路を形成する複数の電磁部品とを備えた映像機器におい
て、上記複数の電磁部品の少なくともいずれかに、各々
の電磁部品から上記ブラウン管に漏洩する磁束を相殺さ
せるために磁気シールドを施すとともに、その磁気シー
ルド状態を機械的に可変させる機構を設け、この機構を
調整することにより、各々の電磁部品から上記ブラウン
管に漏洩する磁束を相殺させる構成とされている。
[作用] 請求項1に記載の本発明では、電磁部品のいずれか一
つまたは2以上に漏洩磁束を減少させるための磁気シー
ルドを施して、各々の電磁部品からブラウン管へ漏洩す
る磁束をバランスさせて相殺する。これによって、漏洩
磁束によるブラウン管への影響が相殺されて映像の揺動
が防止される。
[実施例] 以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は、ブラウン管映像の揺動防止方法のうち、一
つの電磁部品がある場合において、新たに磁束源(漏洩
磁束打消用コイル)を設けた場合の原理説明図を示した
もので、図において、1はブラウン管、1aはブラウン管
1の偏向部、2は電磁部品である電源トランス、3は新
たに設けた磁束源(漏洩磁束打消用コイル)であり、ブ
ラウン管1の偏向部1aと電源トランス2及び磁束源(漏
洩磁束打消用コイル)3との距離は各々11、12とする
(尚、説明を簡略化するために、ブラウン管1、電源ト
ランス2及び磁束源3は同一平面上に配置されているも
のとする)。
このような構成では、電源トランス2から漏洩してブ
ラウン管1の偏向部1aに生じる磁束密度Gは、K1を定数
とすると次式で表される。
G=K1/(11) ・・・・・・(1) また、磁束源3の磁束によってブラウン管1の偏向部
1aに生じる磁束密度G1は、K2を定数とすると次式で表さ
れる。
G1=K2/(12) ・・・・・(2) すなわち、磁束源3からの漏洩磁束G1が距離の自乗に
反比例するので、磁束源3を適所に配置させるととも
に、磁束源3に通電する交流電源の周波数を電源トラン
ス2の周波数と同一に設定し、その位相及び通電レベル
を調整してG+G1=0となるようにすれば、電源トラン
ス2からブラウン管1に漏洩した磁束Gを磁束源3の磁
束G1によって打ち消すので、ブラウン管1の電子流が漏
洩磁束によって偏向を受けることがなくなり、映像の揺
動が防止される。
第2図は、ブラウン管映像の揺動防止方法のうち、複
数の電磁部品がある場合において、少なくともいずれか
の電磁部品に磁気シールドを施す場合の原理説明図を示
したもので、図において、1はブラウン管、1aはブラウ
ン管1の偏向部、2及び4は電磁部品である電源トラン
スであり、ブラウン管1の偏向部1aと電源トランス2及
び4との距離は各々11、12とする(尚、説明を簡略化す
るために、ブラウン管1、電源トランス2及び4は同一
平面上に配置されているものとする)。
このような構成では、電源トランス2から漏洩してブ
ラウン管1の偏向部1aに生じる磁束密度Gは、K1を定数
とすると上記(1)式で表される。
また、電源トランス4から漏洩してブラウン管1の偏
向部1aに生じる磁束密度G2は、K3を定数とすると次式で
表される。
G2=K3/(12) ・・・・・(2) 従って、電源トランス2,4によってブラウン管1の偏
向部1aに生じる磁束密度G,G2が予め逆方向のベクトルと
なるように電源トランス2,4の通電方向を設定し、更
に、磁束密度が大きい方の電源トランス2(または4)
に磁気シールドを施して漏洩磁束G(またはG2)を減少
させてG+G2=0となるように調整すれば、電源トラン
ス2及び4からブラウン管1に漏洩した磁束G,G2が相殺
するので、ブラウン管1の電子流が漏洩磁束によって偏
向を受けることがなくなり、映像の揺動が防止される。
このように、この方法では、漏洩磁束を減少させるの
ではなく漏洩磁束を積極的に打ち消すことによってブラ
ウン管への影響を防止しているので、電磁部品に磁気シ
ールドを施したりカットコアートランスを使用したりす
る場合に比べて一層効果的に漏洩磁束の影響を排除する
ことができ、また省コスト化することが可能である。
第3図は、映像機器Aの内部を示したもので、同図
(a)は背面透視図、同図(b)は上面透視図を示して
いる。この場合の動作は、上述した磁束源(漏洩磁束打
消用コイル)3を設けた場合と同様であるので、同一部
分には同一の符号を付して説明を省略している。尚、同
図(a)で示したように、本実施例の映像機器Aでは、
ブラウン管1の偏向部1aに電源トランス2から漏洩する
磁束がベクトルGで示す方向に加わっているので、磁束
源である磁束打消用コイル3からブラウン管1の偏向部
1aに生じる磁束G1によってG+G1=0となるように、ブ
ラウン管1に対して電源トランス2と点対象の位置に漏
洩磁束打消用コイル3を配している。この場合も、漏洩
磁束打消用コイル3に通電する交流電源の周波数は上述
した場合と同様に電源トランス2の周波数と同一であ
り、通電する交流電源の位相、通電レベルを調整するこ
とによって磁束G1を漏洩磁束Gとバランスさせて打ち消
している。
このように、漏洩磁束打消用コイル3を設けた簡単な
構成によって、容易に漏洩磁束を打ち消すことが可能で
あり、映像機器A内部に通電レベルなどを調整するため
の半固定抵抗などを設けておけば、ブラウン管の映像を
見ながら簡単に調整を行うことが可能である。
第4図は、本発明の映像機器Bの内部を示したもの
で、同図(a)は背面透視図、同図(b)は上面透視図
を示している。この場合の動作は、上述した複数の電磁
部品(電源トランス)を有した場合の動作と同一である
ので、同一部分には同一の符号を付して説明を省略して
いる。
この実施例では、電源トランス2及び4の漏洩磁束が
同一距離において同一の大きさであるものとすれば、電
源トランス2からブラウン管1の偏向部1aに加わる漏洩
磁束Gの方が電源トランス4による漏洩磁束G2よりも大
きいので、第5図に示したように、電源トランス2に磁
気シールドベルト5や磁気シールドケース6を設けるこ
とによって漏洩磁束Gを減少させて電源トランス4側の
漏洩磁束G2とバランスさせるようにしている。
このように、電磁部品にいずれか一つまたは複数に磁
気シールドを施すことによって、簡単に漏洩磁束を打ち
消すことが可能であり、映像機器Bの内部の電磁部品に
磁気シールド状態を機械的に可変させる機構(例えば、
電源トランスを磁気シールドケースで覆う程度を機械的
に可変させる機構)を予め設けておけば、ブラウン管1
の映像を見ながら容易に調整を行うことが可能である。
尚、上記実施例では、一つの映像機器B内に複数の電
磁部品が設けられた構成で説明しているが、このような
構成に限らず、映像機器Bに隣接して電磁部品を有した
他のユニットなどが設置される場合でも同様にして漏洩
磁束を相殺することが可能であり、ユニットの設置の自
由度が向上する。
[発明の効果] 請求項1に記載した本発明によれば、複数の電磁部品
からブラウン管に漏洩する磁束を少なくともいずれかの
電磁部品の漏洩磁束を調整することによって相殺する簡
単な方法によってブラウン管映像の揺動が効果的に防止
される。また、電磁部品のいずれかに磁気シールドを施
した簡単な構成でブラウン管映像の揺動を防止すること
ができるので、信頼性を向上させ、省コスト化を実現し
た映像機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はブラウン管映像の揺動防止方法の原
理説明図、第3図(a),(b)は映像機器を各々背面
及び上面から見た説明図、第4図(a),(b)は本発
明の映像機器を各々背面及び上面から見た説明図、第5
図は、その電源トランスに施す磁気シールドの説明図、
第6図(a),(b)は従来電磁部品に施されていた磁
気シールドの説明図、第7図は漏洩磁束の影響を低減す
るための配置構成の説明図である。 [符号の説明] 1……ブラウン管 2,4……電磁部品(電源トランス) 3……磁束源(漏洩磁束打消用コイル) A,B……映像機器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/29

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラウン管と、電源トランスなどの磁気回
    路を形成する複数の電磁部品とを備えた映像機器におい
    て、上記複数の電磁部品の少なくともいずれかに、各々
    の電磁部品から上記ブラウン管に漏洩する磁束を相殺さ
    せるために磁気シールドを施すとともに、その磁気シー
    ルド状態を機械的に可変させる機構を設け、この機構を
    調整することにより、各々の電磁部品から上記ブラウン
    管に漏洩する磁束を相殺させることを特徴とする映像機
    器。
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